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Yamareco

記録ID: 477710
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

台風一過の常念山脈縦走…餓鬼岳までは行けず…(一の沢⇒大天井岳⇒燕岳⇒北燕岳⇒東沢乗越ピストン⇒合戦尾根⇒中房温泉)

2014年07月12日(土) 〜 2014年07月13日(日)
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ちろる その他1人
GPS
18:40
距離
27.7km
登り
2,842m
下り
2,744m

コースタイム

<1日目>
5:20一の沢登山口⇒8:50常念乗越9:30⇒11:30東天井岳11:50⇒12:38大天荘(大天井岳ピストン&お昼休憩)14:12⇒16:30燕山荘(テント泊)
17:15燕山荘⇒17:40燕岳18:00⇒18:25燕山荘

<2日目>
6:15燕山荘⇒6:35燕岳6:40⇒7:00北燕岳7:10⇒8:25東沢乗越8:30⇒10:35燕山荘11:02⇒11:40合戦小屋11:55⇒13:30中房温泉登山口⇒13:45有明荘

天候 7月12日:台風一過で快晴!
7月13日:早朝は高曇⇒8:20頃から雨
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:前日22:50頃 毎日あるぺん号⇒04:30頃 一の沢林道終点
   7,200円/人

復路:15:58 有明荘⇒(乗合バス)⇒16:40頃 穂高駅 1,700円/人
   17:00穂高駅⇒18:35松本駅⇒(スーパーあずさ)⇒21:06新宿 
コース状況/
危険箇所等
■道の状況■
・特に危険な箇所はありません
・ルート上に幾つか雪渓がありますが、凍結していないのでノーアイゼンで大丈夫でした。
・燕山荘の情報によると燕岳〜東沢乗越〜中房温泉は上部に雪渓があるため通行困難とのこと
その為安全策を取って東沢乗越まで空身でピストンしましたが雪渓はノーアイゼンで通行可能
乗越から先の状況はわかりませんが、途中で出会った人の話によると迷いやすくて荒れているが通行自体は可能とのこと(あくまでも自己責任ですが…)
山荘のスタッフに道の状況をきちんと確認すればよかった…
・一の沢〜常念〜燕山荘は時期的に虫が多めでした(アブのように刺してくる虫ではない)
 しかし風通しの良い稜線以外では、休憩すると寄ってきます
     
一の沢登山口
トイレと水場・登山相談所に登山ポストがあります
一の沢登山口
トイレと水場・登山相談所に登山ポストがあります
登山口を出発
山の神を通過。ここにはベンチがあります
山の神を通過。ここにはベンチがあります
沢沿いの道を進みます。台風の影響はない模様
沢沿いの道を進みます。台風の影響はない模様
王滝でちょっと休憩。登山道は沢状態w
王滝でちょっと休憩。登山道は沢状態w
常念の稜線が見えてきた
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常念の稜線が見えてきた
対岸へ渡ります
こちら側も沢状態の登山道
こちら側も沢状態の登山道
でも澄んでいてきれいな水
でも澄んでいてきれいな水
雪渓が見えてきました
雪渓が見えてきました
ところどころ穴が開いているので落ちないように気をつけて通行
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ところどころ穴が開いているので落ちないように気をつけて通行
雪渓を登り切ると、いよいよ胸突き八丁!
雪渓を登り切ると、いよいよ胸突き八丁!
稜線が近づいてきた
稜線が近づいてきた
常念乗越到着!
常念乗越から見た常念岳
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常念乗越から見た常念岳
常念小屋のバックには槍〜北穂の稜線
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常念小屋のバックには槍〜北穂の稜線
乗越からの景色を見納め
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乗越からの景色を見納め
常念小屋に近いテン場。全体的に傾斜地。奥にトイレあり
常念小屋に近いテン場。全体的に傾斜地。奥にトイレあり
大天井岳方面へ出発。まずは横通岳へ向かいます。
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大天井岳方面へ出発。まずは横通岳へ向かいます。
大天井方面へ進むと、すぐにもう一つのテン場があります。こちらのほうが水平に整備されていて寝心地良さそう
大天井方面へ進むと、すぐにもう一つのテン場があります。こちらのほうが水平に整備されていて寝心地良さそう
常念〜横通岳間は、槍穂の展望が最高!
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常念〜横通岳間は、槍穂の展望が最高!
気持ち良い稜線歩き。横通岳を巻いていきます
気持ち良い稜線歩き。横通岳を巻いていきます
途中のゴーロ帯を過ぎると8年前に常念小屋のお弁当を食べた場所が見えてきた。この辺りから横通岳へ登る道もあるが、前回登ったので今回はこのまま巻いていきます。
途中のゴーロ帯を過ぎると8年前に常念小屋のお弁当を食べた場所が見えてきた。この辺りから横通岳へ登る道もあるが、前回登ったので今回はこのまま巻いていきます。
この辺りにもコマクサ多数
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この辺りにもコマクサ多数
巻いてきた道を振り返る
巻いてきた道を振り返る
喜作新道越しの槍穂
喜作新道越しの槍穂
トラバースから登りに転じる前にちょっと休憩
トラバースから登りに転じる前にちょっと休憩
東天井への縦走路。ハイマツの緑が美しい。
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東天井への縦走路。ハイマツの緑が美しい。
ハイマツの海を進みます
ハイマツの海を進みます
灌木地帯を潜ります
灌木地帯を潜ります
上部に見える水平道までしばし上り道
上部に見える水平道までしばし上り道
振り返ってみると常念からの縦走路が一望できた
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振り返ってみると常念からの縦走路が一望できた
ほとんどアップダウンのない縦走路。人も少なく静か…最高の稜線歩きが楽しめました!
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ほとんどアップダウンのない縦走路。人も少なく静か…最高の稜線歩きが楽しめました!
さて、巻き道後半のゴーロ地帯を過ぎると…
さて、巻き道後半のゴーロ地帯を過ぎると…
すぐに雪渓を渡ります
すぐに雪渓を渡ります
雪渓を登っていくと東大天井岳の肩に到着!
雪渓を登っていくと東大天井岳の肩に到着!
縦走路から見上げた東天井岳。このまま山頂を巻いていく人が殆どですが、折角なのでピークを踏んでいくことにしました
縦走路から見上げた東天井岳。このまま山頂を巻いていく人が殆どですが、折角なのでピークを踏んでいくことにしました
ピークには山頂プレートがひっそりと置かれてありました
ピークには山頂プレートがひっそりと置かれてありました
東天井岳から大天井岳方面の景色
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東天井岳から大天井岳方面の景色
縦走路に戻り、次は大天井岳を目指します。
縦走路に戻り、次は大天井岳を目指します。
縦走路の途中には謎の石垣…ビバークポイント?でも石碑もあるし何かを祀ってある感じの場所
縦走路の途中には謎の石垣…ビバークポイント?でも石碑もあるし何かを祀ってある感じの場所
稜線にはチングルマが咲いていた
稜線にはチングルマが咲いていた
東天井岳と大天井岳間の鞍部に到着
東天井岳と大天井岳間の鞍部に到着
これから登る大天井岳方面を見上げる。残雪越しに燕岳への稜線。その奥に立山・剣岳が見えた
これから登る大天井岳方面を見上げる。残雪越しに燕岳への稜線。その奥に立山・剣岳が見えた
歩きやすい登山道を登っていきます
歩きやすい登山道を登っていきます
大天井岳はあれかな?
大天井岳はあれかな?
と思ったらニセピーク。そのピークを巻いていくとお花畑!
と思ったらニセピーク。そのピークを巻いていくとお花畑!
その先に大天荘が見えてきた!
その先に大天荘が見えてきた!
大天荘に到着!これで8年前にやり残した縦走路が繋がった!
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大天荘に到着!これで8年前にやり残した縦走路が繋がった!
以前来た時にはイワツメクサがいい感じで咲いていたのだが、時期的にまだ早かったようだ
以前来た時にはイワツメクサがいい感じで咲いていたのだが、時期的にまだ早かったようだ
とりあえず山荘前のテーブルでお昼休憩。先ほど騙されたニセピークが目の前w
とりあえず山荘前のテーブルでお昼休憩。先ほど騙されたニセピークが目の前w
そしてかき揚げうどんを注文、800円也。かき揚げにはエビやイカも入っていてとっても美味しかった!大満足!
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そしてかき揚げうどんを注文、800円也。かき揚げにはエビやイカも入っていてとっても美味しかった!大満足!
食事の後は空身で大天井岳をピストン。基部に少しだけ雪が残っていますが無問題!
食事の後は空身で大天井岳をピストン。基部に少しだけ雪が残っていますが無問題!
そしてすぐに大天井岳山頂に到着
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そしてすぐに大天井岳山頂に到着
やはりここからの槍ヶ岳もイイ!喜作新道から東鎌尾根の稜線がきれいに見えた
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やはりここからの槍ヶ岳もイイ!喜作新道から東鎌尾根の稜線がきれいに見えた
西側の北ア主脈の山々。目の前には鷲羽岳や水晶岳・野口五郎岳。そして地獄の思いをした竹村新道w
西側の北ア主脈の山々。目の前には鷲羽岳や水晶岳・野口五郎岳。そして地獄の思いをした竹村新道w
そしてこれから進む稜線。今日の宿泊地燕山荘と燕岳も見えている。
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そしてこれから進む稜線。今日の宿泊地燕山荘と燕岳も見えている。
そして一旦大天荘に戻って…
そして一旦大天荘に戻って…
いよいよ燕岳方面へ向けて出発!
いよいよ燕岳方面へ向けて出発!
15分程で槍ヶ岳巻き道との分岐に到着。ここまで所々雪は残っていたが殆ど夏道になっていた。
15分程で槍ヶ岳巻き道との分岐に到着。ここまで所々雪は残っていたが殆ど夏道になっていた。
分岐から見た槍ヶ岳巻き道方面。こちらももう雪は無さそう…
分岐から見た槍ヶ岳巻き道方面。こちらももう雪は無さそう…
そしてすぐに切通岩を通過。
そしてすぐに切通岩を通過。
「大下り」を登る前にちょっと休憩。立ち止まると虫が凄い!
「大下り」を登る前にちょっと休憩。立ち止まると虫が凄い!
大下りやっと登ったぁ〜
大下りやっと登ったぁ〜
ここからはまた気持ちのよい稜線歩き。だんだん燕っぽくなってきた
ここからはまた気持ちのよい稜線歩き。だんだん燕っぽくなってきた
蛙岩通過
岩の隙間を通過
燕山荘もだいぶ近づいてきた。燕岳もよく見える
燕山荘もだいぶ近づいてきた。燕岳もよく見える
燕山荘到着
テントを張ったあと燕岳へピストン。明日は天気が悪くなりそうなので行ける時に行っておく!
テントを張ったあと燕岳へピストン。明日は天気が悪くなりそうなので行ける時に行っておく!
燕岳に到着
燕岳の三角点
北燕岳から餓鬼岳への稜線。明日あそこまで行けるだろうか…
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北燕岳から餓鬼岳への稜線。明日あそこまで行けるだろうか…
燕岳から燕山荘へ戻ります
燕岳から燕山荘へ戻ります
燕岳の稜線はコマクサが最盛期でした。
燕岳の稜線はコマクサが最盛期でした。
メガネ岩
燕山荘が近づいてきた
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燕山荘が近づいてきた
登山道脇には…さくら?
登山道脇には…さくら?
イルカ岩が見えてきた
イルカ岩が見えてきた
イルカ岩と槍ヶ岳
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イルカ岩と槍ヶ岳
燕山荘のテン場に戻ってきました。ほとんどが雪の上です
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燕山荘のテン場に戻ってきました。ほとんどが雪の上です
しかも満杯で遠くの残雪の上にも張ってあります。勿論到着が遅かったので私達のテントは遠い方。途中に見える建物はトイレ
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しかも満杯で遠くの残雪の上にも張ってあります。勿論到着が遅かったので私達のテントは遠い方。途中に見える建物はトイレ
燕山荘の玄関には天気予報と登山道情報。なになに?東沢方面は通行困難だって?
燕山荘の玄関には天気予報と登山道情報。なになに?東沢方面は通行困難だって?
翌朝。餓鬼岳・東沢方面の縦走は無理だと考え、空身で東沢乗越までピストン
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翌朝。餓鬼岳・東沢方面の縦走は無理だと考え、空身で東沢乗越までピストン
槍ヶ岳。北鎌尾根がよく見える
槍ヶ岳。北鎌尾根がよく見える
燕岳を過ぎ北燕岳へ向かいます。
燕岳を過ぎ北燕岳へ向かいます。
この辺りは高山植物の宝庫
この辺りは高山植物の宝庫
コマクサもBIG!
東沢方面への巻き道。やはり通行困難なのか?
東沢方面への巻き道。やはり通行困難なのか?
北燕岳から先の景色。稜線上にも踏み跡があるのでとりあえず行けるところまで行ってみる
北燕岳から先の景色。稜線上にも踏み跡があるのでとりあえず行けるところまで行ってみる
しかしすぐに崖にぶち当たり断念。岩峰の基部まで行けそうな道があるけど行けません。ここから東面の巻き道へ下りることにしました
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しかしすぐに崖にぶち当たり断念。岩峰の基部まで行けそうな道があるけど行けません。ここから東面の巻き道へ下りることにしました
東面の巻き道に合流
東面の巻き道に合流
巻き道には高山植物のお花畑が広がってました
巻き道には高山植物のお花畑が広がってました
ここで東面の巻き道から再び西側へ乗越します
ここで東面の巻き道から再び西側へ乗越します
岩峰をぐるりと回って西面へ入ると
岩峰をぐるりと回って西面へ入ると
再び花崗岩質の稜線に出ました
再び花崗岩質の稜線に出ました
燕岳稜線の延長だな〜といった感じです
燕岳稜線の延長だな〜といった感じです
行く手に東沢への分岐が見えてきた
行く手に東沢への分岐が見えてきた
分岐から再び東面に入ります
分岐から再び東面に入ります
稜線を降りる前に北アの景色を見納め。この頃には槍の穂先に雲がかかっていた。そしてこれが本当に最後の景色になってしまった
稜線を降りる前に北アの景色を見納め。この頃には槍の穂先に雲がかかっていた。そしてこれが本当に最後の景色になってしまった
東面に入るとまずはゆるい下り
東面に入るとまずはゆるい下り
雪渓を回りこむようにして夏道を下っていきます。
雪渓を回りこむようにして夏道を下っていきます。
回り込んだ雪渓の下部から対岸へ渡ります
回り込んだ雪渓の下部から対岸へ渡ります
雪渓からの景色。眼下に東沢乗越が見える…あそこまで下るのか…
雪渓からの景色。眼下に東沢乗越が見える…あそこまで下るのか…
最初の雪渓を渡った直後からガンガン高度を落としていきます
最初の雪渓を渡った直後からガンガン高度を落としていきます
次の雪渓は直進しないように注意!途中から左側の樹林帯へ入ります。木の枝にテープがあるので見逃さないように!
次の雪渓は直進しないように注意!途中から左側の樹林帯へ入ります。木の枝にテープがあるので見逃さないように!
雪渓から樹林帯へ入り、樹木のトンネルを潜ります
雪渓から樹林帯へ入り、樹木のトンネルを潜ります
途中ちょっと滑りやすい砂礫のトラバースがあります
途中ちょっと滑りやすい砂礫のトラバースがあります
再び樹林帯に入ると、倒木もあったりして野趣溢れる登山道!
再び樹林帯に入ると、倒木もあったりして野趣溢れる登山道!
標高約500m下って東沢乗越に到着。まだ日差しがあって明るいですが、この頃からとうとう雨が降ってきました。
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標高約500m下って東沢乗越に到着。まだ日差しがあって明るいですが、この頃からとうとう雨が降ってきました。
今回縦走する予定だった餓鬼岳方面
今回縦走する予定だった餓鬼岳方面
エスケープ断念した東沢方面
エスケープ断念した東沢方面
雪渓の様子があの程度なら東沢から下ればよかったと後悔しつつも、燕山荘まで戻ります。
雪渓の様子があの程度なら東沢から下ればよかったと後悔しつつも、燕山荘まで戻ります。
途中で北燕方面の登山道を見上げてみた。登り返しがキツイ。因みに先に見える雪渓は脇に夏道がでているのでそこを登ります
途中で北燕方面の登山道を見上げてみた。登り返しがキツイ。因みに先に見える雪渓は脇に夏道がでているのでそこを登ります
そして先程見えた雪渓の所でカモシカの親子に遭遇!
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そして先程見えた雪渓の所でカモシカの親子に遭遇!
でもすぐに走り去ってしまいました
でもすぐに走り去ってしまいました
その後再び北燕稜線に戻るとすっかりガスガス…雨まじりの強風に体温を奪われつつ早足で燕山荘に戻ります。
その後再び北燕稜線に戻るとすっかりガスガス…雨まじりの強風に体温を奪われつつ早足で燕山荘に戻ります。
北燕岳も燕岳も全部巻いて、燕岳山頂との分岐を通過(階段を直進すると燕岳・左の橋を渡ると北燕への巻き道)
北燕岳も燕岳も全部巻いて、燕岳山頂との分岐を通過(階段を直進すると燕岳・左の橋を渡ると北燕への巻き道)
すっかり冷えきって燕山荘に到着
すっかり冷えきって燕山荘に到着
山荘前でパッキングを済ませて、すぐに合戦尾根を下山
山荘前でパッキングを済ませて、すぐに合戦尾根を下山
合戦小屋に着く頃には本降りの雨になっていました。ここで温かい飲み物を飲んでちょっと休憩。
合戦小屋に着く頃には本降りの雨になっていました。ここで温かい飲み物を飲んでちょっと休憩。
だんだん強くなる雨足に登山道も沢のようになってきた頃…
だんだん強くなる雨足に登山道も沢のようになってきた頃…
ようやく中房温泉に到着
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ようやく中房温泉に到着
登山口にも温泉はありますが今回は有明荘まで歩きます(何故なら合戦小屋に貼ってあったポスターの山賊焼きが食べたかったからw)
登山口にも温泉はありますが今回は有明荘まで歩きます(何故なら合戦小屋に貼ってあったポスターの山賊焼きが食べたかったからw)
登山口から15分程で有明荘に到着。食事のラストオーダーは14:00まで…
登山口から15分程で有明荘に到着。食事のラストオーダーは14:00まで…
ぎりぎり間に合って念願の山賊焼き定食にありつけました。勿論その後の温泉も最高でした♪
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ぎりぎり間に合って念願の山賊焼き定食にありつけました。勿論その後の温泉も最高でした♪

感想

7月第2週の週末は台風一過で好天気の予報。
「この好天を見逃す訳にはいかない」と急遽有給を取り、8年前にやり残した『常念〜大天井岳』の稜線歩き+餓鬼岳までの縦走を、7月12日〜14日の2泊3日で計画しました。
しかし好天の12日に反して翌13日、14日の天気予報はどんどん悪くなる一方…13日早朝はまだ天気が持っていて縦走も可能かと思われましたが、結果的にはすぐに本降りの雨!
餓鬼岳&唐沢岳までの縦走は諦めて1日早めに下山することにしました。

問題だったのはどのルートで下山するか…

最初に思い浮かんだエスケープルートは東沢乗越から中房温泉のルート。
しかし燕山荘の掲示板に「ルート上部の雪渓が通行困難」と書いてあるのをみて通行不可能だと思い込み断念。
次回の餓鬼岳縦走のことも考えて東沢乗越まではどうしてもルートを繋いでおきたかったので、燕山荘にザックをデポして空身で東沢乗越までピストンした後、合戦尾根から下山することにしました。
しかし空身とはいえ東沢乗越からの標高差約500mの登り返しは本当にキツかった!しかも北燕稜線に戻ってきた頃には叩きつけるような暴風雨になっていて本気で泣きそうになりました。
結果的には燕山荘情報の「通行困難な雪渓」も通行可能だったし、普通に東沢ルートで下山すれば本降りの雨になる前に下山出来て正解だったような気がします。
でも東沢はルートが荒れていて迷いやすいと聞くので、あくまでも予想ですが……

そんな失敗談もありましたが、初日の常念〜大天井岳〜燕岳の常念山脈縦走は本当に素晴らしいものでした。
まさに台風一過の快晴で北アルプスのすべての山が見渡せました。
この景色を見たのは登山歴1年の2006年10月の3連休以来8年ぶり!
あの時も2つ玉低気圧が通りすぎた後(吹雪で大量遭難事故があった翌日)の快晴で、初めて見る北アルプスの山々に「いつかあの稜線を全部縦走したい」という憧れを抱いた記憶があります。
そして8年経ちその時の目標だった北アルプス主脈を全部歩いた今、やはりここからの景色は特別なものでした。
あの時にはまだ未知の世界だった北アの山々
今では即座に山座同定し「あの山はこうだった。あの稜線は〜」等と思い出を語る…いっぱしの山ヤになった気分でした(笑)

そんな感じで個人的に思い入れのある常念山脈。
今回も途中敗退で餓鬼岳まで行けませんでしたが、また何年後かに今回の思い出と一緒に、続きを歩いてみたいなと思います。

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コメント

東沢乗越
お疲れ様でした

初日は中々のロングコースですが、お天気良ければ問題ないですね。

東沢乗越から中房温泉の道を私は2011年7月に歩きましたが、途中沢を何度も渡渉するので、雪解けで水が多い季節は大変でうんざりでした
でもこのコースは野生味があるので、いつかもう一度歩きたいと思っています
2014/7/16 23:09
RE:東沢乗越
hachiさんこんにちは

hachiさんは東沢ルート歩かれたことあるんですね
レコ拝見しましたが、ボリショイサーカス並の渡渉、大変そうでしたね
北アは影響が少ないようでしたが、仮にも台風直後の東沢を下山しなくてよかったかも・・・

私もまたこのコースに挑戦してみるつもりです!
hachiさんのレコを見ると、水量が少ない時期を狙ったほうが良さそうですね
そして靴が濡れそうなので下山ルートに使ったほうが良さそう

とても参考になりました。ありがとうございました
2014/7/18 15:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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