ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1629061
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

笊ヶ岳は「落石・橋倒壊のため通行禁止!」とは知らずに老平から反時計回り周回(ランカン尾根 → 一般路)

2018年10月25日(木) 〜 2018年10月26日(金)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
34:41
距離
19.9km
登り
2,794m
下り
2,791m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:25
休憩
0:02
合計
9:27
6:13
23
6:36
6:38
298
硯の里キャンプ場
11:36
11:36
82
1828P
12:58
12:58
75
1948P
14:13
14:13
87
2125P
15:40
2261P (幕営地)
2日目
山行
9:10
休憩
0:55
合計
10:05
6:47
115
2261P (幕営地)
8:42
8:45
21
小笊ヶ岳
9:06
9:31
77
10:48
10:51
78
12:09
12:28
54
13:22
13:22
62
14:24
14:25
23
14:48
14:49
65
15:54
15:57
54
16:51
16:51
1
16:52
ゴール地点
 ランカン尾根上でログデータに乱れが見られる箇所は、2261Pでは幕営地探索のためで、それ以外は概ね倒木の迂回ルート探索のためです。
天候 1日目:晴れ(山頂付近は曇り)
2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
老平無料駐車場
コース状況/
危険箇所等
※老平から広河原経由の一般登山道は「落石・橋倒壊のため通行禁止」となっていました!
※ランカン尾根の序盤にクマも目撃しましたので「クマ出没注意」です。
詳細は写真のコメントと感想を参照願います。
その他周辺情報 ヴィラ雨畑 すず里の湯(\550)
 爽やかな秋晴れに恵まれて気持ち良くスタート。
 駐車場の利用者は自分だけ。(その理由は翌日の下山間近に知らされることに...。)
2018年10月25日 06:13撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 6:13
 爽やかな秋晴れに恵まれて気持ち良くスタート。
 駐車場の利用者は自分だけ。(その理由は翌日の下山間近に知らされることに...。)
 まずは正面の山腹に見えるつづら折れの林道を登って硯の里キャンプ場を目指します。
2018年10月25日 06:13撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 6:13
 まずは正面の山腹に見えるつづら折れの林道を登って硯の里キャンプ場を目指します。
 ちょっと戻って直ぐに左に分岐。
2018年10月25日 06:14撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 6:14
 ちょっと戻って直ぐに左に分岐。
 写真の左下に写っている屋根がキャンプ場の管理棟。
 そのまま正面の道を進んで尾根を目指して登ります。
 キャンプ場とは言ってもコテージ主体の様です。
2018年10月25日 06:38撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 6:38
 写真の左下に写っている屋根がキャンプ場の管理棟。
 そのまま正面の道を進んで尾根を目指して登ります。
 キャンプ場とは言ってもコテージ主体の様です。
 尾根筋に乗った所。
 まだまだ快適な登山路です。
2018年10月25日 06:59撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/25 6:59
 尾根筋に乗った所。
 まだまだ快適な登山路です。
 広尾根も有るので下りで利用の際は要注意。
2018年10月25日 07:16撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 7:16
 広尾根も有るので下りで利用の際は要注意。
 倒木帯に入って少し進んでから見返したところ。
 正面突破よりも左右どちらかに逃げてトラバースした方が良さそうです。
2018年10月25日 07:35撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 7:35
 倒木帯に入って少し進んでから見返したところ。
 正面突破よりも左右どちらかに逃げてトラバースした方が良さそうです。
 急登続きですが倒木帯も中々終わりません。
2018年10月25日 07:44撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 7:44
 急登続きですが倒木帯も中々終わりません。
 倒木帯が終わると今度はヤブ漕ぎが始まります。
と、いきなりここでクマと遭遇!
 熊鈴を鳴らしていたので先にクマの方が気が付いて前方のヤブでガサガサと音がしたので見やると30m程前方を写真左手に走り去るクマの後姿がハッキリ見えました!
 以降は見通しの悪いヤブを通過する際には事前にホイッスルを鳴らしてから通過する様にしました。
2018年10月25日 08:02撮影 by  iPhone 7, Apple
4
10/25 8:02
 倒木帯が終わると今度はヤブ漕ぎが始まります。
と、いきなりここでクマと遭遇!
 熊鈴を鳴らしていたので先にクマの方が気が付いて前方のヤブでガサガサと音がしたので見やると30m程前方を写真左手に走り去るクマの後姿がハッキリ見えました!
 以降は見通しの悪いヤブを通過する際には事前にホイッスルを鳴らしてから通過する様にしました。
 ヤブを抜けた稜線では台風24号の影響と思われる巨木の倒壊も散見されました。
2018年10月25日 09:22撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/25 9:22
 ヤブを抜けた稜線では台風24号の影響と思われる巨木の倒壊も散見されました。
 この辺りまで高度を上げて来ると紅葉が綺麗になって来ました。
2018年10月25日 10:17撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/25 10:17
 この辺りまで高度を上げて来ると紅葉が綺麗になって来ました。
1828Pの三角点ピーク
2018年10月25日 11:36撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/25 11:36
1828Pの三角点ピーク
山岳会のプレートが有りました。
2018年10月25日 11:37撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 11:37
山岳会のプレートが有りました。
 皆様の過去レコで良く見かける1948P直前の左に巻いて登る大岩。
 写真1枚では理解できないと思いますが、自分も現地に行ってやっと理解出来ました。
 まず写真手前から左に一旦ギャップの底まで下ってから、大岩の左手を見上げると直登気味の踏み跡が見えるので、これを忠実に登り上げることになります。
 当然、鎖やアンカー等の人工の補助具は一切有りません。
2018年10月25日 12:34撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/25 12:34
 皆様の過去レコで良く見かける1948P直前の左に巻いて登る大岩。
 写真1枚では理解できないと思いますが、自分も現地に行ってやっと理解出来ました。
 まず写真手前から左に一旦ギャップの底まで下ってから、大岩の左手を見上げると直登気味の踏み跡が見えるので、これを忠実に登り上げることになります。
 当然、鎖やアンカー等の人工の補助具は一切有りません。
 苔むした三角点。1948Pと2125Pの丁度中間のピーク。
2018年10月25日 13:44撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/25 13:44
 苔むした三角点。1948Pと2125Pの丁度中間のピーク。
 その場では良く内容が理解できませんでしたが、大黒山尾根へ向かう大金山・保方面への分岐と言うことですね。
2018年10月25日 13:52撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/25 13:52
 その場では良く内容が理解できませんでしたが、大黒山尾根へ向かう大金山・保方面への分岐と言うことですね。
 周りは晴れているのに山頂方面にはガスが掛かり始めてきました。2125Pを少し過ぎた所から行く手に見えているのは笊でも小笊でも無く2261Pの様です。
 既に当日の笊ヶ岳登頂は諦めて出来るだけ近づいておこうと次の2261Pを目指す。
2018年10月25日 14:13撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 14:13
 周りは晴れているのに山頂方面にはガスが掛かり始めてきました。2125Pを少し過ぎた所から行く手に見えているのは笊でも小笊でも無く2261Pの様です。
 既に当日の笊ヶ岳登頂は諦めて出来るだけ近づいておこうと次の2261Pを目指す。
 睡眠不足と疲労からペースもだいぶ落ちて来て、時間も時間なので、2261Pのここらで幕営地を探すことにしました。
2018年10月25日 15:40撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 15:40
 睡眠不足と疲労からペースもだいぶ落ちて来て、時間も時間なので、2261Pのここらで幕営地を探すことにしました。
 ピークから少し先に進んだ辺りに少々窪地気味ですが何とかまともに寝られそうなスペースを見つけて、ここを本日の幕営地としました。
2018年10月25日 15:51撮影 by  iPhone 7, Apple
10/25 15:51
 ピークから少し先に進んだ辺りに少々窪地気味ですが何とかまともに寝られそうなスペースを見つけて、ここを本日の幕営地としました。
 丁度上手く収まりました。
 樹林帯の中なので風も遮られてとても静かな夜を過ごせました。夜半には霧も晴れて月明かりでテントの中もほの明るくなりました。
2018年10月25日 16:22撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/25 16:22
 丁度上手く収まりました。
 樹林帯の中なので風も遮られてとても静かな夜を過ごせました。夜半には霧も晴れて月明かりでテントの中もほの明るくなりました。
 夕食と言うよりは、ほとんど酒呑みのつまみだけですなぁ。(笑)
 最近のお気に入りはベーコン入りのキノコと豆のアヒージョでバゲットと赤ワインです。
 緊張が解けて気持ち良くなって飲んでる途中で1時間程うたた寝してしまいました。
2018年10月25日 17:35撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/25 17:35
 夕食と言うよりは、ほとんど酒呑みのつまみだけですなぁ。(笑)
 最近のお気に入りはベーコン入りのキノコと豆のアヒージョでバゲットと赤ワインです。
 緊張が解けて気持ち良くなって飲んでる途中で1時間程うたた寝してしまいました。
 明けて翌朝。
 日の出とともに目指すピークが薄っすら焼けています。
 ぐっすり眠って目が覚めたら4時半過ぎ!予定より1時間半も寝坊してしまいました。
 テントの中は朝までずっと5度以上はあった様で水も凍らず夏用シュラフでぬくぬくと過ごせました。外は0度以下まで下がった様ですが、霜が降りたり霜柱が立つこともありませんでした。
2018年10月26日 06:10撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 6:10
 明けて翌朝。
 日の出とともに目指すピークが薄っすら焼けています。
 ぐっすり眠って目が覚めたら4時半過ぎ!予定より1時間半も寝坊してしまいました。
 テントの中は朝までずっと5度以上はあった様で水も凍らず夏用シュラフでぬくぬくと過ごせました。外は0度以下まで下がった様ですが、霜が降りたり霜柱が立つこともありませんでした。
 地面は落葉でフカフカしていて意外と寝心地は良かったです。窪地なので降雨時の排水に難が有るかと思いましたが、一夜明けてグランドシートにも湿気が上がって来ていなかったので、意外と水捌けも良いのかも?
 今回は降雨も夜露も無く、朝たたむテントが濡れていなかったのは今シーズいったい何か月ぶりかと感動しました⁉(笑)
2018年10月26日 06:46撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 6:46
 地面は落葉でフカフカしていて意外と寝心地は良かったです。窪地なので降雨時の排水に難が有るかと思いましたが、一夜明けてグランドシートにも湿気が上がって来ていなかったので、意外と水捌けも良いのかも?
 今回は降雨も夜露も無く、朝たたむテントが濡れていなかったのは今シーズいったい何か月ぶりかと感動しました⁉(笑)
 たとえ朽ちていて解読不能でも、この尾根では人工物を見つけるとホッとします。
2018年10月26日 07:39撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 7:39
 たとえ朽ちていて解読不能でも、この尾根では人工物を見つけるとホッとします。
 樹林越しにやっと小笊が望める様になってきて、その奥に見えるのは荒川岳辺りか?
2018年10月26日 08:09撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 8:09
 樹林越しにやっと小笊が望める様になってきて、その奥に見えるのは荒川岳辺りか?
 振り返れば雲海に浮かぶ富士が!
 頂上からの景色を想像し胸が躍る♪
2018年10月26日 08:12撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 8:12
 振り返れば雲海に浮かぶ富士が!
 頂上からの景色を想像し胸が躍る♪
小笊ヶ岳山頂
2018年10月26日 08:42撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 8:42
小笊ヶ岳山頂
 青空が気持ちイイ。
2018年10月26日 08:42撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 8:42
 青空が気持ちイイ。
 やっと目標の笊ヶ岳山頂が見えました!
 山頂標識までハッキリ望め、バックの南アルプスの盟主達もバッチリです!
2018年10月26日 08:47撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 8:47
 やっと目標の笊ヶ岳山頂が見えました!
 山頂標識までハッキリ望め、バックの南アルプスの盟主達もバッチリです!
 最後の急登を登り終えると、この朽ちた標識の有るヤブの間からポッと出た所が...
2018年10月26日 09:05撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:05
 最後の急登を登り終えると、この朽ちた標識の有るヤブの間からポッと出た所が...
噂のお一人様用幕営適地でした!
 計画では昨日の内にここまで辿り着いて一晩ゆっくりと山頂を独占するつもりでしたが...。(泣)
2018年10月26日 09:05撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:05
噂のお一人様用幕営適地でした!
 計画では昨日の内にここまで辿り着いて一晩ゆっくりと山頂を独占するつもりでしたが...。(泣)
 そして山頂。
 確かに幕営適地から目と鼻の先でした。
2018年10月26日 09:06撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:06
 そして山頂。
 確かに幕営適地から目と鼻の先でした。
 これが見たかった!
 しかもスゴイ雲海で良い感じです。
2018年10月26日 09:07撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:07
 これが見たかった!
 しかもスゴイ雲海で良い感じです。
 山頂標識3本そろい踏み。
 静岡県のごつい標柱は写真の反対側に漢字名が刻まれています。
2018年10月26日 09:07撮影 by  iPhone 7, Apple
3
10/26 9:07
 山頂標識3本そろい踏み。
 静岡県のごつい標柱は写真の反対側に漢字名が刻まれています。
 南アルプスの盟主達をパノラマで。
2018年10月26日 09:11撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:11
 南アルプスの盟主達をパノラマで。
 麓に赤石ダム湖らしきものも見えるので、右が聖岳で左が上河内岳か。
 先月格闘した聖岳東尾根をこうして正面から眺め返すことが出来るのも中々感慨深い。決してヤブ漕ぎが趣味な訳ではありません。(笑)
2018年10月26日 09:12撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:12
 麓に赤石ダム湖らしきものも見えるので、右が聖岳で左が上河内岳か。
 先月格闘した聖岳東尾根をこうして正面から眺め返すことが出来るのも中々感慨深い。決してヤブ漕ぎが趣味な訳ではありません。(笑)
 続いて明石岳から荒川岳。
2018年10月26日 09:12撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:12
 続いて明石岳から荒川岳。
 最後は塩見岳から白鳳三山に甲斐駒まで望めました。
2018年10月26日 09:12撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:12
 最後は塩見岳から白鳳三山に甲斐駒まで望めました。
 標柱入りで。
2018年10月26日 09:13撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 9:13
 標柱入りで。
 更にアップで。
2018年10月26日 09:13撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:13
 更にアップで。
 しつこくパノラマで。
 おにぎりでエネルギー補給も出来たし、日没前の下山を目指してそろそろ下山開始します。
2018年10月26日 09:22撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 9:22
 しつこくパノラマで。
 おにぎりでエネルギー補給も出来たし、日没前の下山を目指してそろそろ下山開始します。
 一般登山道の快適さを噛み締めながら笊ヶ岳山頂を少し下った辺りに広めの幕営適地が有りました。山頂の幕営適地に先客が居た場合にはここまで降りてくれば何とかなりますね。
2018年10月26日 09:45撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:45
 一般登山道の快適さを噛み締めながら笊ヶ岳山頂を少し下った辺りに広めの幕営適地が有りました。山頂の幕営適地に先客が居た場合にはここまで降りてくれば何とかなりますね。
 布引山への登り返しのコルの辺りから笊と小笊を望む。
 にわかにガスが上がってきて良いタイミングで山頂に滞在できたことを感謝!
2018年10月26日 09:54撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 9:54
 布引山への登り返しのコルの辺りから笊と小笊を望む。
 にわかにガスが上がってきて良いタイミングで山頂に滞在できたことを感謝!
 布引山山頂。
 山頂から明確な踏み跡が2方向に有ったので、西寄りの登山道は青薙山へのものだと思い込み東寄りの踏み跡に入ると単なる迷い道でした。西寄りの登山道が桧横手山への登山道で、青薙山の分岐は山頂を下り始めてすぐの所にピンクテープが3つ程縛られていました。
2018年10月26日 10:33撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/26 10:33
 布引山山頂。
 山頂から明確な踏み跡が2方向に有ったので、西寄りの登山道は青薙山へのものだと思い込み東寄りの踏み跡に入ると単なる迷い道でした。西寄りの登山道が桧横手山への登山道で、青薙山の分岐は山頂を下り始めてすぐの所にピンクテープが3つ程縛られていました。
 少し進むと布引大崩れのガレの縁を進みます。
2018年10月26日 10:57撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 10:57
 少し進むと布引大崩れのガレの縁を進みます。
 後はひたすら急登の下りの連続ですが、台風24号の影響と思われる明らかに新しい倒木が登山道を塞いでいる箇所がいくつか有り超えるのに難儀しますが、既に何名かは通過している痕跡がありました。
2018年10月26日 11:17撮影 by  iPhone 7, Apple
3
10/26 11:17
 後はひたすら急登の下りの連続ですが、台風24号の影響と思われる明らかに新しい倒木が登山道を塞いでいる箇所がいくつか有り超えるのに難儀しますが、既に何名かは通過している痕跡がありました。
 桧横手山山頂。
 前回の撤退ポイント。この標識は記憶にないので、きっと雪の下に埋もれていたのだろう。
2018年10月26日 12:11撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/26 12:11
 桧横手山山頂。
 前回の撤退ポイント。この標識は記憶にないので、きっと雪の下に埋もれていたのだろう。
 こいつは見覚えがあります。
 ランチパックで簡単にお昼ご飯休憩。
2018年10月26日 12:22撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/26 12:22
 こいつは見覚えがあります。
 ランチパックで簡単にお昼ご飯休憩。
 やはり巨木が豪快に倒されて登山道を塞いでいますね。
2018年10月26日 12:45撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 12:45
 やはり巨木が豪快に倒されて登山道を塞いでいますね。
 上の方は針葉樹ばかりだったので、この辺りまで降りて来ると紅葉が目立ち始めます。
2018年10月26日 13:41撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 13:41
 上の方は針葉樹ばかりだったので、この辺りまで降りて来ると紅葉が目立ち始めます。
 落葉の堆積がすごい所は足元が見えないのでチョット怖い。
2018年10月26日 13:58撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 13:58
 落葉の堆積がすごい所は足元が見えないのでチョット怖い。
 山の神にここまでの素晴らしい山行への感謝とこの後の下山までの無事をお祈りだけして、休まずに広河原を目指します。
2018年10月26日 14:22撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/26 14:22
 山の神にここまでの素晴らしい山行への感謝とこの後の下山までの無事をお祈りだけして、休まずに広河原を目指します。
 この後の広河原までは障害の少ない歩き易いつずら折れの登山道が続くので、残り時間を気にしつつ少し小走り気味に一気に駆け下りました。
2018年10月26日 14:22撮影 by  iPhone 7, Apple
10/26 14:22
 この後の広河原までは障害の少ない歩き易いつずら折れの登山道が続くので、残り時間を気にしつつ少し小走り気味に一気に駆け下りました。
 広河原。
 15時前にここまで来れば日没までには十分下山出来そうです。河原に降りて残りの食糧でエネルギー補給して小休止。
 対岸にピンクのテープが見える所が登山道の終点なので、それより上流で渡渉しても登山道に取付くまでが大変になります。
2018年10月26日 14:51撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/26 14:51
 広河原。
 15時前にここまで来れば日没までには十分下山出来そうです。河原に降りて残りの食糧でエネルギー補給して小休止。
 対岸にピンクのテープが見える所が登山道の終点なので、それより上流で渡渉しても登山道に取付くまでが大変になります。
 飛び石で渡り終えた後で渡渉ポイントを見返す。先程のピンクテープよりもう少し下流側になります。ちなみに冬場で岩が中途半端に凍っていると大変怖いですよ。
2018年10月26日 15:10撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/26 15:10
 飛び石で渡り終えた後で渡渉ポイントを見返す。先程のピンクテープよりもう少し下流側になります。ちなみに冬場で岩が中途半端に凍っていると大変怖いですよ。
 ここの崩壊地も以前に比べて崩落が更に進んでいる様な気がします。上下2段でロープが張られているので、下段のロープが届く範囲をトラバースして行けば安心です。
2018年10月26日 15:34撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 15:34
 ここの崩壊地も以前に比べて崩落が更に進んでいる様な気がします。上下2段でロープが張られているので、下段のロープが届く範囲をトラバースして行けば安心です。
 前回最大の核心部も凍っていなければ何と言うことも有りません。とは言え、足元は切れ落ちていて路面のゆるい所も有るので通過の際は慎重に。
2018年10月26日 15:43撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/26 15:43
 前回最大の核心部も凍っていなければ何と言うことも有りません。とは言え、足元は切れ落ちていて路面のゆるい所も有るので通過の際は慎重に。
 こうして見ると先日訪れた黒部の下ノ廊下を思い出しますね。スケール感こそ違いますが、しっかりと手入れされていない分こちらの方が怖いと思います。
2018年10月26日 15:45撮影 by  iPhone 7, Apple
3
10/26 15:45
 こうして見ると先日訪れた黒部の下ノ廊下を思い出しますね。スケール感こそ違いますが、しっかりと手入れされていない分こちらの方が怖いと思います。
 以前はハシゴの脇に残っていた崩壊寸前の橋は完全に消えていますね。
2018年10月26日 15:49撮影 by  iPhone 7, Apple
2
10/26 15:49
 以前はハシゴの脇に残っていた崩壊寸前の橋は完全に消えていますね。
 タケ沢の吊橋も手摺が以前より心もとなくなって来ている気がしますね。
2018年10月26日 15:55撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/26 15:55
 タケ沢の吊橋も手摺が以前より心もとなくなって来ている気がしますね。
 思わず「おい、おい!」と声に出してしまいました。(笑)
 ここまで来ての通行止めは完全に想定外でした!当然引き返してランカン尾根から戻ることは考えられません。
 さて、どうやって巻いてやろうかと見渡すと、岩の斜面にロープが張られておりその先を目で追うと明らかな巻き道が設定されていました。
2018年10月26日 15:59撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 15:59
 思わず「おい、おい!」と声に出してしまいました。(笑)
 ここまで来ての通行止めは完全に想定外でした!当然引き返してランカン尾根から戻ることは考えられません。
 さて、どうやって巻いてやろうかと見渡すと、岩の斜面にロープが張られておりその先を目で追うと明らかな巻き道が設定されていました。
 と言うことで、それ程難儀することも無くロープ伝いに高巻きで無事に通り抜けられました。
2018年10月26日 16:01撮影 by  iPhone 7, Apple
1
10/26 16:01
 と言うことで、それ程難儀することも無くロープ伝いに高巻きで無事に通り抜けられました。
 難路は越えて後はひたすら駐車場を目指すだけと暫く歩いていると突然登山道の真ん中にカモシカがこちらを見て固まっていました。そっと写真だけ撮らせてもらってから近づき始めると直ぐにがけ下に転がる様に駆け降りて行きました。
2018年10月26日 16:16撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 16:16
 難路は越えて後はひたすら駐車場を目指すだけと暫く歩いていると突然登山道の真ん中にカモシカがこちらを見て固まっていました。そっと写真だけ撮らせてもらってから近づき始めると直ぐにがけ下に転がる様に駆け降りて行きました。
 登山道終点。
 あとは林道歩き。
2018年10月26日 16:19撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 16:19
 登山道終点。
 あとは林道歩き。
 無事下山。
2018年10月26日 16:50撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 16:50
 無事下山。
 ここにもしっかり「通行禁止」と書かれていました!
2018年10月26日 16:51撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 16:51
 ここにもしっかり「通行禁止」と書かれていました!
 駐車場まで戻って布引山を見上げると山頂には大分雲が掛かり始めて明日に向けた天候の悪化が始まり出した様です。
 当然のごとく駐車は自分だけでした。(そりゃそうだ⁉)
2018年10月26日 16:52撮影 by  iPhone 7, Apple
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10/26 16:52
 駐車場まで戻って布引山を見上げると山頂には大分雲が掛かり始めて明日に向けた天候の悪化が始まり出した様です。
 当然のごとく駐車は自分だけでした。(そりゃそうだ⁉)
撮影機器:

感想

 昨年の積雪期にラッセルに苦しめられて敗退した懸案の笊ヶ岳へのリベンジに出掛けてきました。せっかくなので、ランカン尾根を登りに使って、布引山経由の一般道を下山路とした周回コースで計画しました。
 今回の計画段階で一番の気がかりは、今年のお盆以降にランカン尾根に関するレコが見当たらず、台風24号の影響がどれ程有るのかが判らないという点でした。細尾根やギャップのトラバースに越えようがない状態で倒木に遮られた場合は最悪敗退してそのまま来た道を下山と言うケースも頭に置いて望むこととなりました。
 結果的には通行不可能な倒木には出会わずに済みましたが、ランカン尾根だけではなく一般登山道側でも明らかに最近のものと思われる大きな倒木に行く手を塞がれる場面に何度か遭遇し、特にランカン尾根ではザックが大きくて潜ることも越えることも出来ずに巻くためのルート取りで思った以上に時間を取られました。
 ランカン尾根は尾根筋の一番高所を忠実に直登していくのが基本ルートになりますが、チョットした障害の巻きの前後で獣道や迷い道が複数交錯して正規の踏み跡自体が常にそれ程ハッキリしている訳でもないので所々で引き込まれそうになりましたが、過去レコのログデータを事前にDLさせて頂きその都度自分のGPSデータと照合することで深くはまり込むことも無く無難に踏破することが出来ました。過去の多くの踏破記録を掲載していただいた皆様に感謝するとともに、正確なログデータを使用させて頂きましたhirohisaW様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
 幸運なことに平日の好天に恵まれ念願の笊ヶ岳のリベンジとランカン尾根の踏破もかない、結果的に一般登山道が通行止めだった事もあり、前回の積雪期と同様に今回も一人の登山者とも会わない静かな山行を十二分に満喫することが出来ました。山の神様ありがとうございました!

一番参考にさせて頂いたhirohisaWの過去レコは以下になります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1448639.html
参考までに自分の前回の冬期敗退記録は以下になります。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1056455.html

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コメント

uztさん初めまして
2日差で土日でランカン尾根に行ってきました。途中途中まだ乾いていない踏み跡を見つけ1週間以内のものかな?なんて思っていました。
恐らくuztさんの物でしょうか。思わずニヤニヤしてしまいした。

私のルートは以下でした。
白石のバス停〜保川(最古の旧登山道)〜大太刀尾根〜笊ヶ岳〜ランカン尾根(下山に使用)〜戸屋

看板にあった「大金山 保」ですが、調べて見ればランカン尾根への昔登山入り口が2通りあったと言う事だと推測しています。

大金山までは両ルート同じです。大金山直下の林道が左右分岐するハッキリした踏まれた道筋を確認しました。右にいけば戸屋。左に行けばピッタリ保の集落です。

今回は老平は使用せずでしたが、橋が落ちたのは知りませんでした。あの奥沢谷の森林軌道跡の登山道も大分怖いのでもう少し整備が進めばと思うのですが、以前奥沢谷の大崩壊地だけ見に来ていた老人と出会いました。

笊ヶ岳。長年、廃道尾根の探索をしていて探究心が付きません。静かな山、特に南アルプスは大好きです。 気が向いたら山レコ書くかもです。長々と失礼しました。
2018/10/30 6:20
Re: uztさん初めまして
kaisei1027さん コメントありがとうございます。
廃道探索とは中々すごいご趣味ですね!笊ヶ岳の旧登山道とは、もしかするとたまに過去レコで見かける今にも落ちそうな吊り橋からスタートするあのコースですかね⁈是非ともレコをアップされることを期待しております。
また、「大金山 保」の解説もありがとうございます。こうやって色々な情報をつなぎ合わせてルート工作するのって楽しいですよね!私も人の少ない静かな山歩きが好きなので、自然とVRに踏み込む機会が多くなり、年に何回かは南アルプスに足を向けるとこもありますので、何処かの深山でお会いできたら嬉しいですね!
2018/10/30 17:14
Re[2]: uztさん初めまして
コメント有難うございます!南アのVRはとても山深く静かな山歩きで、北アと比べると地味ではありますが昔の人の痕跡多く、ノスタルジック感にいつも浸りながら歩くのがマイブームでもあります。おっしゃる通り、あの廃橋からスタートしました。かの有名な深田久弥や白旗史朗も歩いたルートとあり自分から見たら血沸き肉踊る、大変充実した沢歩きとなりました。そういったルートを歩いていると時たま人と出会う事もあります。趣向が合えばきっと何処かでお会い出来るかも知れませんね!ヤマレコ 気長にお待ちください。最後に長々とお話しに付き合って頂きありがとうございました!
2018/10/30 22:54
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