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Yamareco

記録ID: 1818487
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初物づくしの槍ヶ岳

2019年04月27日(土) 〜 2019年04月30日(火)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
27:24
距離
39.6km
登り
2,078m
下り
2,077m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:33
休憩
1:39
合計
9:12
5:54
5:56
1
5:57
5:58
7
6:46
6:55
4
6:59
6:59
43
7:42
7:43
17
8:00
8:06
13
9:05
9:27
70
10:37
10:37
27
11:04
11:05
12
11:17
11:19
91
12:50
13:44
41
14:25
14:26
33
14:59
ババ平
2日目
山行
5:52
休憩
0:02
合計
5:54
5:57
29
ババ平
6:26
6:26
65
7:31
7:31
100
9:11
9:13
158
3日目
山行
6:36
休憩
1:15
合計
7:51
6:38
9
6:47
7:09
17
7:26
8:08
30
8:38
8:39
39
9:18
9:18
28
9:46
9:46
134
12:00
12:00
21
12:21
12:29
45
13:14
13:15
14
13:29
13:29
10
13:39
13:40
49
4日目
山行
3:45
休憩
0:06
合計
3:51
9:33
9:34
1
9:35
9:36
44
10:20
10:20
11
10:31
10:35
85
12:00
小梨平
天候 27日:晴れ、28日:晴れ、29日:晴れのち雨、30日:小雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
さわやか信州号で往復
コース状況/
危険箇所等
横尾山荘を過ぎたら一面の積雪
トイレを済ませ、あんパン2個、ランチパック1個を腹に入れ出発!
2019年04月27日 05:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 5:47
トイレを済ませ、あんパン2個、ランチパック1個を腹に入れ出発!
2019年04月27日 06:33撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 6:33
2019年04月27日 06:35撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 6:35
2019年04月27日 06:36撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 6:36
2019年04月27日 08:02撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 8:02
2019年04月27日 08:50撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 8:50
2019年04月27日 09:02撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 9:02
横尾山荘前で休憩・給食
2019年04月27日 09:19撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 9:19
横尾山荘前で休憩・給食
沢山の方が涸沢方面へ
2019年04月27日 09:19撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 9:19
沢山の方が涸沢方面へ
横尾を過ぎると地面は雪に覆われ、いよいよ雪山歩きらしくなる
2019年04月27日 10:12撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 10:12
横尾を過ぎると地面は雪に覆われ、いよいよ雪山歩きらしくなる
2019年04月27日 10:16撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 10:16
槍沢ロッジでテン泊申し込み後、昼食のカレーライス
2019年04月27日 13:06撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 13:06
槍沢ロッジでテン泊申し込み後、昼食のカレーライス
大広さんも一緒!(ってか、私が後から注文した)
2019年04月27日 13:06撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 13:06
大広さんも一緒!(ってか、私が後から注文した)
槍沢、大曲方面を臨む。細かな雪が降り続く
2019年04月27日 17:39撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 17:39
槍沢、大曲方面を臨む。細かな雪が降り続く
マイハウス。中に粉雪が舞い込むが融けない・・・
2019年04月27日 17:39撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 17:39
マイハウス。中に粉雪が舞い込むが融けない・・・
大広さんのテントはARAIの2テン
2019年04月27日 17:39撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/27 17:39
大広さんのテントはARAIの2テン
テンとの張り綱を点検
2019年04月28日 05:57撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 5:57
テンとの張り綱を点検
今日も快晴!
2019年04月28日 05:58撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 5:58
今日も快晴!
2019年04月28日 05:58撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 5:58
槍ヶ岳にむけ出発!
2019年04月28日 05:58撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 5:58
槍ヶ岳にむけ出発!
やっと大曲
いよいよ、これからが本番?
2019年04月28日 06:23撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 6:23
やっと大曲
いよいよ、これからが本番?
徐々に傾斜が急になってきました
2019年04月28日 06:58撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 6:58
徐々に傾斜が急になってきました
2019年04月28日 06:59撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 6:59
ちょっと、休憩してたらあんなに進んでる!
2019年04月28日 07:10撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
1
4/28 7:10
ちょっと、休憩してたらあんなに進んでる!
大曲からずいぶん登ってきた
2019年04月28日 07:10撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 7:10
大曲からずいぶん登ってきた
や!やっと槍の穂先が見えた!
2019年04月28日 08:42撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 8:42
や!やっと槍の穂先が見えた!
小屋が見えてから、とても時間がかかるそうな・・・。
2019年04月28日 08:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 8:47
小屋が見えてから、とても時間がかかるそうな・・・。
振り返ると去年歩いた常念岳から蝶が岳
富士山も!
2019年04月28日 08:48撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 8:48
振り返ると去年歩いた常念岳から蝶が岳
富士山も!
2019年04月28日 08:51撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 8:51
2019年04月28日 08:51撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 8:51
まだまだ、たくさんの方が登ってくる
2019年04月28日 08:51撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 8:51
まだまだ、たくさんの方が登ってくる
夏の日差しで、無風状態!
へろへろで、だらしなくピース!
2019年04月28日 08:52撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
1
4/28 8:52
夏の日差しで、無風状態!
へろへろで、だらしなくピース!
2019年04月28日 09:29撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 9:29
2019年04月28日 09:29撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 9:29
2019年04月28日 09:39撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 9:39
振り返るとご褒美が・・・
2019年04月28日 09:41撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 9:41
振り返るとご褒美が・・・
2019年04月28日 09:41撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 9:41
槍ヶ岳山荘に到着
なぜか、今日もお昼ご飯はカレーライス
ご飯こもりでと言い忘れ、もったいないけどご飯を残していしまった
2019年04月28日 12:17撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 12:17
槍ヶ岳山荘に到着
なぜか、今日もお昼ご飯はカレーライス
ご飯こもりでと言い忘れ、もったいないけどご飯を残していしまった
なんとか、昼ご飯をおなかに収め、槍の穂先を目指します
2019年04月28日 13:08撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:08
なんとか、昼ご飯をおなかに収め、槍の穂先を目指します
目の前の岩とはしごを見つめ、大広さんの指示にしたがって、無事登頂!
2019年04月28日 13:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:47
目の前の岩とはしごを見つめ、大広さんの指示にしたがって、無事登頂!
2019年04月28日 13:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:47
西側、笠ヶ岳方面?
2019年04月28日 13:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:47
西側、笠ヶ岳方面?
2019年04月28日 13:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:47
富士山から南アルプス、穂高方面?
2019年04月28日 13:47撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:47
富士山から南アルプス、穂高方面?
三角点と富士山
2019年04月28日 13:48撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
1
4/28 13:48
三角点と富士山
2019年04月28日 13:49撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:49
雪の槍ヶ岳山頂に登頂!
2019年04月28日 13:50撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
1
4/28 13:50
雪の槍ヶ岳山頂に登頂!
明日歩く予定の大喰岳から南岳方面
2019年04月28日 13:52撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:52
明日歩く予定の大喰岳から南岳方面
2019年04月28日 13:52撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 13:52
槍の穂先登頂に乾杯!
2019年04月28日 15:23撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 15:23
槍の穂先登頂に乾杯!
下りの緊張から解き放たれて乾杯!
でもピースサインに力がはりません。ピッケルに力入れすぎて強張ってる?
2019年04月28日 15:23撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 15:23
下りの緊張から解き放たれて乾杯!
でもピースサインに力がはりません。ピッケルに力入れすぎて強張ってる?
夕食後、外に出たら真っ赤な槍の穂先。
2019年04月28日 18:34撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 18:34
夕食後、外に出たら真っ赤な槍の穂先。
2019年04月28日 18:35撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/28 18:35
踏み跡がないけど、行けるところまで行ってみよう!
とりあえずは大喰岳を目指します
2019年04月29日 06:36撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 6:36
踏み跡がないけど、行けるところまで行ってみよう!
とりあえずは大喰岳を目指します
飛騨乗越
ここに来るだけでもアイゼンの右足、左足、ピッケルに力が入って
2019年04月29日 06:46撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 6:46
飛騨乗越
ここに来るだけでもアイゼンの右足、左足、ピッケルに力が入って
でも、雪山も楽しいかな・・・
2019年04月29日 07:00撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 7:00
でも、雪山も楽しいかな・・・
2019年04月29日 07:11撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 7:11
常念岳がめちゃかっこいい!
2019年04月29日 07:11撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 7:11
常念岳がめちゃかっこいい!
笠ヶ岳が白くどっしりと、美しい
2019年04月29日 07:11撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 7:11
笠ヶ岳が白くどっしりと、美しい
大喰岳の西側斜面が凍っていたので、初心者の私には危険との判断で飛騨乗越まで帰ってきました。後ろは雪庇なので近寄らないようにとのこと
2019年04月29日 08:04撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 8:04
大喰岳の西側斜面が凍っていたので、初心者の私には危険との判断で飛騨乗越まで帰ってきました。後ろは雪庇なので近寄らないようにとのこと
これから槍沢を下ります
2019年04月29日 08:05撮影 by  iPhone 6s, Apple
4/29 8:05
これから槍沢を下ります
2019年04月29日 08:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
4/29 8:30
2019年04月29日 08:31撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
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2019年04月29日 08:31撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 8:31
2019年04月29日 08:31撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 8:31
2019年04月29日 08:34撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 8:34
2019年04月29日 09:13撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 9:13
2019年04月29日 09:13撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 9:13
2019年04月29日 09:13撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 9:13
大曲付近。小さな雪崩の跡だそうです
2019年04月29日 09:48撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 9:48
大曲付近。小さな雪崩の跡だそうです
ババ平テン場に帰着。
時間も早いし、明日は未明から雨が降る予報のため、撤収を決断!
テント撤収の前にまずは、お疲れさん!
2019年04月29日 10:11撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 10:11
ババ平テン場に帰着。
時間も早いし、明日は未明から雨が降る予報のため、撤収を決断!
テント撤収の前にまずは、お疲れさん!
2019年04月29日 10:11撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 10:11
なんやかやありましたが、横尾山荘に泊。
2019年04月29日 17:57撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/29 17:57
なんやかやありましたが、横尾山荘に泊。
雨が小降りになったところで、上高地の向け出発。
小梨平のお風呂を目指します
2019年04月30日 08:08撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 8:08
雨が小降りになったところで、上高地の向け出発。
小梨平のお風呂を目指します
2019年04月30日 08:25撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 8:25
2019年04月30日 08:26撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 8:26
徳澤に到着
ソフトクリームを食べて休憩
2019年04月30日 09:32撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 9:32
徳澤に到着
ソフトクリームを食べて休憩
明神で小休止
2019年04月30日 10:28撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 10:28
明神で小休止
お風呂もいただきさっぱりしたので、お疲れさんの反省会スタート!
2019年04月30日 11:59撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 11:59
お風呂もいただきさっぱりしたので、お疲れさんの反省会スタート!
2019年04月30日 12:00撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 12:00
2019年04月30日 12:00撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 12:00
五一ワイン。めちゃおいしかったです
2019年04月30日 12:36撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 12:36
五一ワイン。めちゃおいしかったです
河童橋
2019年04月30日 14:36撮影 by  WAS-LX2J, HUAWEI
4/30 14:36
河童橋

装備

MYアイテム
hiro-san
重量:-kg
個人装備
長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

三月初め、masamasaさんからゴールデンウィーク前半に槍ヶ岳に行かないかと誘いがあり、恒例の大峰奥駈道縦走をどうしようかと思いながら二つ返事で参加することにした。
さわやか信州号もうまく予約が取れ、4月26日21時30分阪急3番街から乗車。スタンダードで予約したが、案外乗客は少なく最終的に乗客全員2座席を確保できた。
masamasaさんは京都駅から乗り込み、翌27日予定通り上高地に到着。
トイレと簡単な給食を済ませ5時50分スタート。梓川沿いを歩いていく。明神岳には雪がついているけど道は全く雪はなく、順調に小梨平、明神へ。
明神で小休止し給食。徳澤、横尾と歩いていく。横尾では眺めの休憩。
横尾からは涸沢に向かう人が多いらしく、見える範囲で槍沢にむけ歩く人は数組のみ。横尾から本格的な雪道となり、アイゼンを付ける。今まで軽アイゼンしかつけたことがないので、あまりの仰々しさに少しひるむ。
一ノ俣、二ノ俣と順調に超えるが、少しずつ足取りが重くなる。小休止の回数が増えきついなぁ、と思っているとやっと、槍沢ロッジに到着。水を汲み、キャンプ場の申し込みをして、少し遅めの昼ご飯。ペコペコの腹にカレーライスが満たされる。
masamasaさんが少ししんどそうだったので(バックパックの重量は25kgあまりとのこと)二人分の水約4リットルをプラス。さすがに少し重くなった。
20〜30分といわれた雪道を40分近くかかってテン場に到着。
初の雪上幕営。スコップで雪面をならし2張り分の地面を確保。
少し風が出て、粉雪も。でもスコップ作業はなかなかの重労働で汗をかく、足がつる。
テントを張り終わったら転げ込むようにテントの中へ。テント内の整理をしながらそのまま休憩。晩御飯はアルファ米とフリーズドライの中華丼。アルファ米を全部食べれるか不安だったので、中華丼の中にご飯を少しずつ入れて食べる。結果的にはアルファ米を全部食べることができた。食事終了は18時半。逆流性食道炎のため横になれるのは2時間後だが、持たない。やっと1時間たったが限界なので横になる。
少しうとうとしたが30分ほどしか経過していない。寒い!足元が特に寒く、レッグウォーマーを履いて。新聞紙もシュラフの中に入れて。果てはエマージェンシーシートをまいて。最後の手段?ホッカイロも貼って・・・。まだ寒い。しかも、外は嵐のような強風!フライとテントの隙間に粉雪がばらばら吹き込む音もすごい!結局1時間くらいしか寝れず4時になる。風は止み、雲のない南西の空に月が煌々と輝いていた。
出発は6時なので5時になり朝食をと思うが、やはり食べられない。やっとコーンスープとあんパンを1個無理に食べる。
テントを出て快晴の空と真っ白な雪を眺め、1日目日焼け止めを塗るのを忘れていたことを思い出しサングラスの部分以外に塗る。
ゆっくりと雪の上を歩いていく。わざとゆっくりではないがどんどん抜かされる。やっと大曲まで来ると目の前に壁のような斜面が見える。まずは坊主岩まで。そして最後の急登を登るらしい。目の前も十分に急登だけど・・・。坊主岩までたどり着いたときはすでにヘロヘロ。でもやっと槍の穂先が見えた!
Tシャツの若いスキーの女子や、いい加減年配のスキーおじさんや、どんどん抜いていく。でも、下を見るとまだまだたくさん登ってくる。
風が通ると涼しいが、無風の雪上はめちゃ暑い!インシュレーションを脱いで、手袋も脱いで、毛糸の帽子も脱ぐが頭皮が焼けそうなので帽子は頭に軽く載せて歩く。
ヘリコプターがやたら頭上を飛び回る。なんどか旋回していたが、そのうち飛騨乗越の上空あたりで人らしきものを釣り上げた。救急隊員が抱きかかえて上昇するのは見たことあるが(テレビで)担架?に括り付けたような状態で釣り上げていた(後日、masamasaさんからの情報で我々と同日に槍沢に入り、一気に槍ヶ岳を目指し殺生小屋付近で力尽きなくなったらしい)。
やっとの思いで槍ヶ岳山荘に到着。しばらく休んで昼ご飯はまたカレーライスを頼む。たくさん時間をかけたが結局ご飯はほとんど残してしまった・・・。
一息つく間もなく、気が付いたら槍の穂先目指して歩き始めていた。高所恐怖症だし雪は初めてなのでどうしよう、と思っていたが、アイゼンの使い方とはしごの持ち方を教えられながら、気が付けば最後のはしごを登り切り、槍ヶ岳山頂に到着!360度の大展望!しかも素晴らしい青空!普段の行いがこんな素晴らしいご褒美をくれました。山頂は我々2人の貸し切り。心行くまで景色を堪能し、いざ、下降。
靴が緩めであったため膝をついたら、masamasaさんが大声で怒鳴って注意してくれた・・・。足も手も体中が超緊張でくたくた。やっとの思いで山荘まで帰ってきた。振り返ると、山頂はちょっと近くに感じられた。
その後、登頂を祝して乾杯!食べれなったけど、飲めました。
夕食もまずまず食べれて、昨日とは比べ物にならない暖かな布団で寝た。
翌日は南岳までピストンしてベースキャンプ地のババ平まで下る予定であったが、トレースが全然なかったこと、西側からの風がきつかったこと、斜面がアイスバーン?状態だったこと、超初心者の私の歩行姿をみて大喰岳山頂手前で撤退。
しかし、今日も快晴で素晴らしい360度の展望、ただし、飛騨乗越に戻るまでは景色を楽しむ余裕はなし。
小屋まで帰って槍沢を下る。登りとは大違い、ぐんぐん下る。あっという間に坊主岩。ゆっくり休んで大曲。少し下るとテントが見えた。昨日未明の強風が頭にこびりついていたので、ひょっとしてテントが飛ばされていたら・・・・と心配したが徒労でよかった。
時間が早かったのでとりあえずテントは撤収することにして、出来れば横尾、徳澤まで下って幕営か・・・。初日に槍沢ロッジで買ったビールを二人とも飲まずに残していたので、まずは無事下山したことに乾杯!ゆっくりしていたらスノーボードの方が通りかかり、スキー(スノボ)の話をしながら、天気のことを聞くと明日は未明から雪、低いところでは雨が降る・・・横尾、徳澤で幕営としていたが、気持ちは一気に小屋迫へ傾く。槍沢ロッジでテン場代を1泊分返金してもらい横尾を目指す。
膝から太ももがパンパンに張って、体も疲れてどんどん抜かれる。
横尾山荘前で休憩。徳澤園に宿泊が可能かmasamasaさんが確認したが満室とのこと。横尾山荘が空いていたので宿泊することに。
最終日は上高地まで下るだけ。雨の小降りになるのを待って8時出発。途中どうということもなく小梨平に到着。今回の山歩きは終了。お風呂に入って、大阪行きのバスまで3時間半。お互いの?健闘をたたえてひたすら、飲む飲む飲む、そして食べる、が食事の時間が過ぎていたため、大急ぎで上高地まで下って土産もそこそこにそばを食べ、やっと満腹。気が付けばバスの発車5分前。
初の雪上幕営。初のアイゼン・ピッケル。初の槍の穂先登頂。初のカチカチの雪の斜面をアイゼンで歩行。
masamasaさんありがとう!次は冬の八ヶ岳にお願いします。



 


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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
槍ヶ岳北鎌尾根/上高地・水俣乗越ルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
新穂高〜上高地
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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