北八ケ岳(箕冠山、天狗岳から北横岳へ)
長野県
四等三角点
makko-tokn
- GPS
- 51:32
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,955m
- 下り
- 1,562m
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【4/29】07:25黒百合ヒュッテ-08:35東天狗岳09:50-09:25西天狗岳09:47-10:06東天狗岳-10:39根石岳-10:56箕冠山-
11:55東天狗岳12:10-13:08すりばち池-13:14黒百合ヒュッテ14:40-14:20中山-15:07高見石小屋(泊)
【4/30】07:33高見石小屋-07:51丸山-08:38麦草峠08:49-10:00茶臼山10:24-11:05縞枯山-11:25雨池峠-12:09雨池山-
13:22三ツ岳-14:12北横岳(南峰)-14:17北横岳(北峰)-15:12北八ケ岳ロープウェイ
| 天候 | 4/28晴れ 4/29晴れのち曇り 4/30曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
[帰り]北八ケ岳ロープウェイ-(バス)-茅野駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・渋の湯からしばらくはアイスバーンとなっていてアイゼンが必要。 ・東天狗岳北側の急斜面は雪がしまっていて滑りやすい。通常のアイゼンが望ましい。簡易アイゼンの人の話では、登りは何とかなったが、下りはおっかないとのこと(腰が引けていた)。 ・東天狗岳から箕冠山までは雪がまったく無い(箕冠山の北斜面には少しある)。東天狗岳から北は樹林帯で南斜面も雪がついている(一部融けているところもある)。 ・東天狗岳から北横岳までは簡易アイゼンでも歩けそうだが、急斜面の下りはおそらくきつい。 ・雪道はいたるところに踏み抜きがあり、踏み抜くと股下までもぐる。丁寧に踏み跡を選んで歩く必要がある。 ・スノーシューやワカンの人もいたが、急斜面を考えるとアイゼンがベストと思う。 ・雪が湿っているので、スパッツは必要。 |
| 予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
渋の湯を出発して沢を渡ると、道はアイスバーンになる。しばらくアイゼン無しで歩くが、滑ってしまいアイゼンをつける。周りを見ると多くの人がアイゼンをつける作業をしていた。(沢を渡って5分くらいの地点)
予報より3分遅れの午前5時53分頃の日の出。
右は東天狗岳、左は西天狗岳。
左奥は赤岳、右は阿弥陀岳。
左から硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳。
南斜面は雪は無いが、北斜面には雪が残っている。
この写真をみて、「おや」と感じる方は通である。写真手前に新しい小屋が完成している。
黒百合ヒュッテから、中山峠を北に向かったところに見晴台がある。見晴台から見た硫黄岳(左)と東天狗岳(中央)、西天狗岳(右)日の出もこの見晴台まで来ると良い。
1
日の出もこの見晴台まで来ると良い。
トレースの両脇は踏み抜いた跡がある。まだ雪が深く、トレースをちょっとでもはずすと深みにはまる。
左手前は東天狗岳、その右奥は硫黄岳、西天狗岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳、編笠山
感想
【コース】
渋の湯から中山峠に行き、そこから南へ向かい。東天狗岳、西天狗岳、根石山、箕冠山まで歩いた。
そこか北へ向かい、中山峠から中山、丸山、縞枯山、雨池山、三ツ岳、北横岳まで歩いた。残雪の北八ケ岳を楽しむことができた。
無理をすれば、東京から出発したとしても1泊2日で歩くことが可能なコースと思われるが、雪があることと、のんびり歩きたかったので贅沢かもしれないが小屋泊りの2泊3日とした。
【雪の量】
2011〜2012年の冬は雪が多いとのイメージがあったので、多量の残雪をイメージしていたが、意外なことに例年並と感じた。森林限界を超えた天狗岳〜根石岳〜箕冠山の南斜面は既に雪が無い。中山峠の北側は樹林帯の中にあるので、南斜面でも雪が残っている。
天狗岳の北斜面はザラメ状、中山峠の北側の樹林帯はシャーベット状のしっとりした雪であった。
【気温】4/28〜4/30の東京、関西は暑かったとのことであった。山の中も暖かかった。特に4/28は陽差しが強く半袖で歩いていたら、日に焼けて、山小屋で肌がひりひりした。
4/28、15:00頃の黒百合ヒュッテ(標高2400m)は11℃、20:00は-1℃、翌朝4:50AMは-5℃とさすがに冷えていた。しかし日中は10℃前後で歩きやすいコンディションであった。
【根石山荘】
根石山荘の新しい小屋を始めて見た。古い小屋も残っていた。以前に新しい小屋が建つ前に古い小屋に一度は宿泊してみようと思っていたが、願いはかなわなかった。
コマクサの咲いている季節に是非、訪れたい。
【アイゼン、ピッケル等】
箕冠山から北側の北横岳までを歩いたが、ピッケルが必要なところは無かった。ストックは1本でもあったほうが歩きやすい。
通常のアイゼンは必要。特につま先の爪は急斜面を登るのに役に立つ。
但し、簡易アイゼンの方も見かけた。雪のついている急斜面の下りはきついとの話を聞いた。
既に新雪ではないので、スノーシューやワカンは不要である。
雪道のトレースをはずすと股下までもぐるが、丁寧にトレースを見つけて歩けば問題は無い。
おそらく、スノーシューなどでは雪が固いので歩きづらいと思われる。
但し、以上の話は一般の登山道の話で、人が歩いていない樹林帯を散策するのであれば、踏み抜きの心配があるので、スノーシューが必要であろう。
【スパッツ】
ピッケルやワカンを持っている人でスパッツをしていない人がいた。踏み抜くと股下までもぐり、靴の中に雪が入るので必要である。オーバーズボンを履くと暑い。
【岩の露出するコース】
�‥貪袈蕕�らスリバチ池のコースと�∋哀蝶拮婉瓩離魁璽垢和腓�な岩が露出していて、岩の上を飛び石伝いに歩くコースであった。雪があって滑りやすい部分と、雪が無く大きな岩の上を歩く道が交互に現れると、アイゼンを脱ぐか、つけたままか判断に迷う。
今回、�，魯▲ぅ璽鵑鮹Δい澄��△狼�離が短いのでアイゼンを付けたまま岩の上を歩いた。歩きにくく思いのほか時間がかかった。
【国際宇宙ステーション】
4/28、19:45には国際宇宙ステーション、きぼうが上空を通過した。西空のぎょしゃ座辺り高度30度付近から、やや赤みを帯びて出現した。金星の近くを通過して、高度を上げ、南へゆっくり移動した。マイナス二等ぐらいの光度と思われる。
南空、高度45度付近から急に光度が減少した。おそらく、地球の影に入ったものと思われる。
【星空】
西空には金星がとてつもなく明るく輝いている。ぎょしゃ座と沈みかけているオリオン座は、金星の両側にいる。ふたご座は縦に長く全体が見えている。南のしし座には火星が、おとめ座には土星が輝いている。
北には北斗七星が高く登り、柄杓の先にはうしかい座がいる。
残念なのは月がいて、星の輝きがぼけている点である。
明け方3時頃には夏の三角形が既に高く上がっている。カシオペア座は登ってきたところである。
天気がよく、良く星が見えた。
できれば高見石小屋で観察したかった。この小屋は口径の大きな望遠鏡があるので楽しみにしていたが、4/29の夜は曇りであった。
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