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Yamareco

記録ID: 1870119
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

奥秩父主脈縦走/甲武信岳〜将監峠

2019年05月24日(金) 〜 2019年05月26日(日)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
--:--
距離
50.8km
登り
3,564m
下り
3,523m

コースタイム

1日目
山行
10:56
休憩
2:23
合計
13:19
2:10
31
2:41
2:48
138
5:06
5:20
135
7:35
7:37
9
7:46
7:57
32
木賊山
8:29
8:29
22
8:51
9:21
18
9:39
9:57
18
10:15
10:20
65
11:25
11:32
53
破風山避難小屋
12:25
12:36
27
13:03
13:04
63
14:07
14:22
32
14:54
15:16
13
15:29
2日目
山行
7:19
休憩
1:49
合計
9:08
3:57
72
5:09
5:18
30
5:48
6:03
46
6:49
6:51
31
7:22
7:29
11
7:40
7:43
30
8:13
8:34
7
8:41
8:42
60
9:42
9:49
69
2020mピーク(黒槐ノ頭の東隣)
10:58
11:28
57
12:25
12:36
17
12:53
12:56
9
13:05
将監小屋
3日目
山行
7:01
休憩
0:39
合計
7:40
2:57
30
将監小屋
3:27
3:32
138
5:50
5:54
12
黒えんじゅ分岐点
6:06
6:10
36
シラベ尾根分岐点
6:46
6:49
9
水干
6:58
6:59
21
笠取山西
7:20
7:38
141
雁峠
9:59
10:01
14
亀田林業林道入口ゲート
10:15
10:17
20
新地平
10:37
道の駅みとみ
甲武信岳〜甲武信小屋以外は全て初めての区間。いつもどおり撮影しながらマイペース。今年初めてのテント泊装備ということで所要時間はだいぶ掛かっています。
天候 3日間とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
道の駅みとみに駐車しました。(3日間停めっぱなしになるので北側の未舗装駐車場を利用。)
コース状況/
危険箇所等
将監峠から西へ伸びる山腹道では部分的に滑落注意。
要衝や分岐では指導標が完備されていて、読図していれば迷うことはまずないでしょう。
その他周辺情報 直帰しました。
【 1日目・序盤の行程 】

2:10 道の駅みとみ(1,090m)出発

今年初めてのテント泊装備(24kg)。重いけど久しぶりの縦走にテンションが上がります!

2:41 徳ちゃん新道登山口(1,150m)到着
2:48 出発

初めての徳ちゃん新道。急登ながらもよく踏まれていて歩きやすいです。

4:33 徳ちゃん新道上部(1,690m)※当写真

徳ちゃん新道上部では咲き始めたシャクナゲがちらほら。
去年よりかなり開花が遅れてるように見受けられます。
【 1日目・序盤の行程 】

2:10 道の駅みとみ(1,090m)出発

今年初めてのテント泊装備(24kg)。重いけど久しぶりの縦走にテンションが上がります!

2:41 徳ちゃん新道登山口(1,150m)到着
2:48 出発

初めての徳ちゃん新道。急登ながらもよく踏まれていて歩きやすいです。

4:33 徳ちゃん新道上部(1,690m)※当写真

徳ちゃん新道上部では咲き始めたシャクナゲがちらほら。
去年よりかなり開花が遅れてるように見受けられます。
1年で最も日の長い時期。もうそろそろ日が当たりそう。
徳ちゃん新道は最後まで断続的に急登です!
1
1年で最も日の長い時期。もうそろそろ日が当たりそう。
徳ちゃん新道は最後まで断続的に急登です!
5:06 1,869m標高点(新道分岐)

近丸新道に合流する1,869m標高点ピークに到着!
所要2時間18分で徳ちゃん新道を登り切りました。

主稜線まではまだ標高差500m超残ってます。ここでやや長めの休憩をとりました。

5:20 出発
5:06 1,869m標高点(新道分岐)

近丸新道に合流する1,869m標高点ピークに到着!
所要2時間18分で徳ちゃん新道を登り切りました。

主稜線まではまだ標高差500m超残ってます。ここでやや長めの休憩をとりました。

5:20 出発
近丸新道に入るとまもなく、遥か上方に木賊山が見えてきます!
まだまだ標高差はありますが、気長に登り詰めていきましょう。
1
近丸新道に入るとまもなく、遥か上方に木賊山が見えてきます!
まだまだ標高差はありますが、気長に登り詰めていきましょう。
この辺りのシャクナゲが咲くまではまだしばらく掛かりそう。
2,111m標高点までの登りはまだ比較的緩めです。
この辺りのシャクナゲが咲くまではまだしばらく掛かりそう。
2,111m標高点までの登りはまだ比較的緩めです。
主稜線へ向けて断続的に急登が続きます…。
見上げても先の見えない樹林帯。ここは頑張りどころ。
1
主稜線へ向けて断続的に急登が続きます…。
見上げても先の見えない樹林帯。ここは頑張りどころ。
6:40 2,240m

急登が続く戸渡尾根の中で僅かに等高線が広がる区間に入りました。
この辺りで下降時にルートを外さないようにロープが張ってあります。
6:40 2,240m

急登が続く戸渡尾根の中で僅かに等高線が広がる区間に入りました。
この辺りで下降時にルートを外さないようにロープが張ってあります。
まだまだ樹林帯の急登が続きますが、なんだか空が広がってきたような…。
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まだまだ樹林帯の急登が続きますが、なんだか空が広がってきたような…。
7:14 戸渡尾根随一の展望地(2,360m)

今日初めて展望が開けました!遥か下界を見て達成感が湧きます。
この時は遠望は利かず富士山は見えてませんでした。

展望地を過ぎると数人の下りの方とすれ違いました。
もう少しですよ!と元気づけられて有難かったです。

主稜線が近付く頃になると登山道には残雪がしっかり付いてました。
雪は緩んでいたし傾斜は無いのでツボ足で進みます。
2
7:14 戸渡尾根随一の展望地(2,360m)

今日初めて展望が開けました!遥か下界を見て達成感が湧きます。
この時は遠望は利かず富士山は見えてませんでした。

展望地を過ぎると数人の下りの方とすれ違いました。
もう少しですよ!と元気づけられて有難かったです。

主稜線が近付く頃になると登山道には残雪がしっかり付いてました。
雪は緩んでいたし傾斜は無いのでツボ足で進みます。
7:35 待望の奥秩父主脈縦走路に合流(2,440m)

道の駅みとみを出発してから5時間半でようやく主稜線に乗りました!
ここから木賊山山頂はもうすぐ。雪の付いた登山道を慎重に登っていきます。
7:35 待望の奥秩父主脈縦走路に合流(2,440m)

道の駅みとみを出発してから5時間半でようやく主稜線に乗りました!
ここから木賊山山頂はもうすぐ。雪の付いた登山道を慎重に登っていきます。
7:46 木賊山山頂(2468.8m)到着

見事に眺望の無い木賊山山頂ですが、長い登りを経てきただけに感慨深い初登頂!


7:57 木賊山山頂出発

この先は下りとなるので、6本爪アイゼンを装着。
これのせいでまた重くなったけど、持ってきてやはり正解。
早朝の冷え込みもあって、木賊山からの下りでは固く締まった雪。
ツボ足で下るのは相当怖そうです。
7:46 木賊山山頂(2468.8m)到着

見事に眺望の無い木賊山山頂ですが、長い登りを経てきただけに感慨深い初登頂!


7:57 木賊山山頂出発

この先は下りとなるので、6本爪アイゼンを装着。
これのせいでまた重くなったけど、持ってきてやはり正解。
早朝の冷え込みもあって、木賊山からの下りでは固く締まった雪。
ツボ足で下るのは相当怖そうです。
8:05 半ば凍結していた樹林帯の急坂を抜けると、突如として現れる甲武信岳!
ちょうど1年前に毛木平から周回しましたが、その時には全然見られなかった甲武信岳の雄姿に感動ものでした。
1
8:05 半ば凍結していた樹林帯の急坂を抜けると、突如として現れる甲武信岳!
ちょうど1年前に毛木平から周回しましたが、その時には全然見られなかった甲武信岳の雄姿に感動ものでした。
先の長い縦走ではあるけど、甲武信岳の貴重な雄姿なので、
あおいとひなたと共に楽しみます。

この先は雪が無さそうなので、アイゼンを外します。

8:22 眺望スポット出発


甲武信岳の眺望スポットであるザレた斜面を過ぎると、
再び樹林帯に入って甲武信小屋へ。(8:29)
もちろんまずは2回目の甲武信岳山頂を踏むべく小屋は素通りします。
先の長い縦走ではあるけど、甲武信岳の貴重な雄姿なので、
あおいとひなたと共に楽しみます。

この先は雪が無さそうなので、アイゼンを外します。

8:22 眺望スポット出発


甲武信岳の眺望スポットであるザレた斜面を過ぎると、
再び樹林帯に入って甲武信小屋へ。(8:29)
もちろんまずは2回目の甲武信岳山頂を踏むべく小屋は素通りします。
道の駅みとみから始まった長い登りもあと少しで一区切り!
甲武信岳への急登が終わる頃には、昨年も見た木賊山のゆったりとした山容を振り返ることが出来ます。
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道の駅みとみから始まった長い登りもあと少しで一区切り!
甲武信岳への急登が終わる頃には、昨年も見た木賊山のゆったりとした山容を振り返ることが出来ます。
8:51 甲武信ヶ岳山頂(2,475m)到着!

1年ぶりの甲武信山頂。
前回は見られなかった美しい青空での登頂となりました。
道の駅みとみから登ってきたという達成感は何とも言えないです!
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8:51 甲武信ヶ岳山頂(2,475m)到着!

1年ぶりの甲武信山頂。
前回は見られなかった美しい青空での登頂となりました。
道の駅みとみから登ってきたという達成感は何とも言えないです!
遥か彼方に今年1月に登った金峰山。
金峰〜甲武信の主稜線が未踏なので、こちらもそのうち縦走したい。

この時、甲武信岳山頂では相当冷たい強風が吹いていて、5月下旬とは思えないくらい寒かったです!
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遥か彼方に今年1月に登った金峰山。
金峰〜甲武信の主稜線が未踏なので、こちらもそのうち縦走したい。

この時、甲武信岳山頂では相当冷たい強風が吹いていて、5月下旬とは思えないくらい寒かったです!
甲武信山頂でもあおい、ひなたと登頂の喜びを分かち合いました。
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甲武信山頂でもあおい、ひなたと登頂の喜びを分かち合いました。
山頂で出会った登山者がお連れになっていた柴犬。
遥か彼方の八ヶ岳方面をじっと眺めていました。
この後、毛木平へと下山されました。またどこかで会えるといいですね。

9:20 甲武信ヶ岳山頂出発

今回の行程で最西端となる甲武信の山頂は踏んだので、いよいよ待望の縦走を開始!
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山頂で出会った登山者がお連れになっていた柴犬。
遥か彼方の八ヶ岳方面をじっと眺めていました。
この後、毛木平へと下山されました。またどこかで会えるといいですね。

9:20 甲武信ヶ岳山頂出発

今回の行程で最西端となる甲武信の山頂は踏んだので、いよいよ待望の縦走を開始!
甲武信に居た頃から、やや霞んではいますが富士山が見えるようになりました。
甲武信に居た頃から、やや霞んではいますが富士山が見えるようになりました。
雁坂嶺の少し南側に草原の稜線がちらっと見えてますが、あの辺りが雁坂峠のよう。
一見、距離はさほどではないようですが、この後想像以上に歩き応えのある行程が待っていました。
雁坂嶺の少し南側に草原の稜線がちらっと見えてますが、あの辺りが雁坂峠のよう。
一見、距離はさほどではないようですが、この後想像以上に歩き応えのある行程が待っていました。
9:39 甲武信小屋(2,360m)到着

昨年はここでテントを張りましたが、今日は雁坂小屋まで頑張ります。
先は長いけどちょっと一休み。
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9:39 甲武信小屋(2,360m)到着

昨年はここでテントを張りましたが、今日は雁坂小屋まで頑張ります。
先は長いけどちょっと一休み。
甲武信小屋にて
甲武信小屋にて

ここのテン場も過ごしやすくて良かったです♪
甲武信小屋にて

ここのテン場も過ごしやすくて良かったです♪
9:56 甲武信小屋出発

無理せず木賊山の巻き道を進みますが、残雪たっぷりなので軽アイゼンを再び装着。
9:56 甲武信小屋出発

無理せず木賊山の巻き道を進みますが、残雪たっぷりなので軽アイゼンを再び装着。
トレースは明瞭です。まだ比較的気温は低めで踏み抜きもなく、順調に木賊のトラバースを終えました。
トレースは明瞭です。まだ比較的気温は低めで踏み抜きもなく、順調に木賊のトラバースを終えました。
10:15 再び主稜線に復帰(2,400m)

木賊の東側で奥秩父主脈縦走路に合流。
分岐点以西はまだ雪はありましたが、少し東側で地面が出ていることに気付きました。

10:20 出発

少し東進したところでこの先はもう雪が無いと悟り、軽アイゼンを外しました。
結局、残雪があったのは木賊山周辺のみ。雪が消えるまであと1〜2週間は掛かるかも。
10:15 再び主稜線に復帰(2,400m)

木賊の東側で奥秩父主脈縦走路に合流。
分岐点以西はまだ雪はありましたが、少し東側で地面が出ていることに気付きました。

10:20 出発

少し東進したところでこの先はもう雪が無いと悟り、軽アイゼンを外しました。
結局、残雪があったのは木賊山周辺のみ。雪が消えるまであと1〜2週間は掛かるかも。
10:46 大展望スポット(2,260m)

ずっと樹林帯を下ってきましたが、いきなりザレたところに出てきて大展望が広がります!
南側には富士山や道の駅みとみのそばにある広瀬湖が一望の下。
絶景ではありますが、東側に立ちはだかる破風山を見て覚悟を決めなくてはいけません。
登り返しの標高差は約200m。地形図で予め把握してましたが、実際に目の当たりにするとやはり登り応えありそう。

10:51 出発
1
10:46 大展望スポット(2,260m)

ずっと樹林帯を下ってきましたが、いきなりザレたところに出てきて大展望が広がります!
南側には富士山や道の駅みとみのそばにある広瀬湖が一望の下。
絶景ではありますが、東側に立ちはだかる破風山を見て覚悟を決めなくてはいけません。
登り返しの標高差は約200m。地形図で予め把握してましたが、実際に目の当たりにするとやはり登り応えありそう。

10:51 出発
北八ツで見られるような立ち枯れの稜線となりました。
奥秩父の稜線では初めての光景で心躍ります!
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北八ツで見られるような立ち枯れの稜線となりました。
奥秩父の稜線では初めての光景で心躍ります!
富士山を横目にひたすら破風山へ!
1
富士山を横目にひたすら破風山へ!
11:25 破風山避難小屋(2,080m)

破風山への登り返しが控えてるのに、なんだかほっとするような別天地です!
この下に水場もあるようで、ここで一夜を過ごすのも悪くないかも。
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11:25 破風山避難小屋(2,080m)

破風山への登り返しが控えてるのに、なんだかほっとするような別天地です!
この下に水場もあるようで、ここで一夜を過ごすのも悪くないかも。
開けてみるとなかなか良い部屋です♪

11:32 破風山避難小屋出発

いよいよ破風へ向けての登り返し開始!
登り返し序盤、樹林帯に入った頃の急登がきつかった…。
2
開けてみるとなかなか良い部屋です♪

11:32 破風山避難小屋出発

いよいよ破風へ向けての登り返し開始!
登り返し序盤、樹林帯に入った頃の急登がきつかった…。
12:12 破風の手前で縦走の醍醐味を味わう

長く感じる登り返しでしたが、足を動かしていればそのうち過ぎるもの。
いつしか木賊、甲武信からのアップダウンを一望出来るまで登っていました。
甲武信は著名な山の割には遠目に見ると目立たないことがよく分かります。
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12:12 破風の手前で縦走の醍醐味を味わう

長く感じる登り返しでしたが、足を動かしていればそのうち過ぎるもの。
いつしか木賊、甲武信からのアップダウンを一望出来るまで登っていました。
甲武信は著名な山の割には遠目に見ると目立たないことがよく分かります。
12:25 破風山・西破風山山頂(2317.8m)到着

山頂までダラダラした登りが続いてなかなか着かない感じでした。
破風は家の屋根のような山容ということで、今その西側の縁に居るということになります。
※西峰が最高地点ということで破風山山頂と表記。

12:35 破風山・西破風山山頂出発

破風山山頂は残念ながら展望無しですが、少し東へ進むと眺望に優れた岩稜帯となります。
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12:25 破風山・西破風山山頂(2317.8m)到着

山頂までダラダラした登りが続いてなかなか着かない感じでした。
破風は家の屋根のような山容ということで、今その西側の縁に居るということになります。
※西峰が最高地点ということで破風山山頂と表記。

12:35 破風山・西破風山山頂出発

破風山山頂は残念ながら展望無しですが、少し東へ進むと眺望に優れた岩稜帯となります。
12:46 破風山山頂稜線(2,280m)からの絶景!

雲をたなびかせている富士山。眼下には広瀬湖。
今日の行程は広瀬湖北側にある道の駅みとみから始めているということで、大いに達成感を得ました。
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12:46 破風山山頂稜線(2,280m)からの絶景!

雲をたなびかせている富士山。眼下には広瀬湖。
今日の行程は広瀬湖北側にある道の駅みとみから始めているということで、大いに達成感を得ました。
13:04 東破風山(2,280m)

地形図だけ見ると稜線漫歩といった時間を期待した破風山の稜線でしたが、人間大の岩を越えたりなど地味なアップダウンの連続で疲れました。

東破風山も一応は等高線が閉じてて、展望こそ無いもののピークらしいピークでした。
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13:04 東破風山(2,280m)

地形図だけ見ると稜線漫歩といった時間を期待した破風山の稜線でしたが、人間大の岩を越えたりなど地味なアップダウンの連続で疲れました。

東破風山も一応は等高線が閉じてて、展望こそ無いもののピークらしいピークでした。
東破風を過ぎると標高差100m余りの激下り。
だいぶ足に疲れが出てきたので、さらにペースを加減して下ります。
行く手にはゆったりと構える雁坂嶺!ようやく今日最後に越える山が見えてきました。
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東破風を過ぎると標高差100m余りの激下り。
だいぶ足に疲れが出てきたので、さらにペースを加減して下ります。
行く手にはゆったりと構える雁坂嶺!ようやく今日最後に越える山が見えてきました。
13:30 一応最低コルの2,160m

雁坂嶺に登り返す前に地味なアップダウンが連続して焦らされます。

雁坂嶺への登り返しは120mほど。
破風のように急登が無いのは助かりますが、ここに来るまでにだいぶ脚力を削られてるのでしんどい登りでした。
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13:30 一応最低コルの2,160m

雁坂嶺に登り返す前に地味なアップダウンが連続して焦らされます。

雁坂嶺への登り返しは120mほど。
破風のように急登が無いのは助かりますが、ここに来るまでにだいぶ脚力を削られてるのでしんどい登りでした。
緩やかな登りながらも長く感じた雁坂嶺への道。
振り返ると見える破風が本当に家の屋根に見えるのが納得でした。
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緩やかな登りながらも長く感じた雁坂嶺への道。
振り返ると見える破風が本当に家の屋根に見えるのが納得でした。
雁坂嶺の山頂への接近を感じられる頃になると、甲武信から始まった縦走の醍醐味を満喫する眺望に。
しんどいアップダウンでしたが、徳ちゃん新道・近丸新道の登りの後に歩いたからなおのことでしょう。
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雁坂嶺の山頂への接近を感じられる頃になると、甲武信から始まった縦走の醍醐味を満喫する眺望に。
しんどいアップダウンでしたが、徳ちゃん新道・近丸新道の登りの後に歩いたからなおのことでしょう。
14:07 雁坂嶺山頂(2289.4m)到着

ようやく今日最後のピーク、雁坂嶺に到着!
遮るものの無い大展望というほどではないですが、富士山が見えるだけでも自分には感動もの。

雁坂嶺まで来ると今日の終点、雁坂小屋まで残す所要時間は1時間未満。
ここまでのアップダウンの疲れをとるためにもやや長めの休憩をとります。
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14:07 雁坂嶺山頂(2289.4m)到着

ようやく今日最後のピーク、雁坂嶺に到着!
遮るものの無い大展望というほどではないですが、富士山が見えるだけでも自分には感動もの。

雁坂嶺まで来ると今日の終点、雁坂小屋まで残す所要時間は1時間未満。
ここまでのアップダウンの疲れをとるためにもやや長めの休憩をとります。
今歩いている主稜線は山梨・埼玉の県界ということで、あおいとひなたにとっては地元の埼玉県の指導標も立っています。

14:22 雁坂嶺山頂出発

今日はもう登りはないですが、雁坂小屋に着くまでは気を抜かず行きます。
今歩いている主稜線は山梨・埼玉の県界ということで、あおいとひなたにとっては地元の埼玉県の指導標も立っています。

14:22 雁坂嶺山頂出発

今日はもう登りはないですが、雁坂小屋に着くまでは気を抜かず行きます。
立ち枯れ帯を過ぎると、いよいよ雁坂峠が間近となりました。
正面奥に見えているのは明日の行程で越える水晶山。
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立ち枯れ帯を過ぎると、いよいよ雁坂峠が間近となりました。
正面奥に見えているのは明日の行程で越える水晶山。
14:54 雁坂峠(2,070m)到着!

前から名前だけは知っていましたが、遂にやってきました雁坂峠。
少し前に別の三大峠である針ノ木峠に登ったばかりで、奇しくも続けての三大峠到達となりました。
2年前の仙塩尾根縦走で三伏峠は通ったので、これで三大峠は全て訪れたこととなりました。

雁坂峠の周囲は草原となっていて、富士山も見える絶景。
本当に居心地良くて長居したくなるところです。
既に15時過ぎなのであまりゆっくりできないけど、出来るだけ雁坂峠に居たかった。
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14:54 雁坂峠(2,070m)到着!

前から名前だけは知っていましたが、遂にやってきました雁坂峠。
少し前に別の三大峠である針ノ木峠に登ったばかりで、奇しくも続けての三大峠到達となりました。
2年前の仙塩尾根縦走で三伏峠は通ったので、これで三大峠は全て訪れたこととなりました。

雁坂峠の周囲は草原となっていて、富士山も見える絶景。
本当に居心地良くて長居したくなるところです。
既に15時過ぎなのであまりゆっくりできないけど、出来るだけ雁坂峠に居たかった。
二人にとっては地元に近いところでも、自分にとっては遠いところまで来た感慨がひとしおでした。

15:16 雁坂峠出発

雁坂小屋まではあと僅か。テントを張って落ち着きたいので程々の滞在時間で雁坂峠を出発します。
二人にとっては地元に近いところでも、自分にとっては遠いところまで来た感慨がひとしおでした。

15:16 雁坂峠出発

雁坂小屋まではあと僅か。テントを張って落ち着きたいので程々の滞在時間で雁坂峠を出発します。
明日の歩き始めを考えるとあまり下りたくないので、雁坂小屋までの標高差120mが長く感じました。
明日の歩き始めを考えるとあまり下りたくないので、雁坂小屋までの標高差120mが長く感じました。
15:28 雁坂小屋(1,950m)到着

雁坂峠から伸びる黒岩尾根上にある雁坂小屋に遂に到着しました!
昔ながらの落ち着いた佇まいの山小屋です。
初日の長大な行程を終えて正直ほっとしました。

到着時は小屋の方が不在だったので、テント設営を先に済ませます。

山小屋前に水場もあってたいへん便利です。
15:28 雁坂小屋(1,950m)到着

雁坂峠から伸びる黒岩尾根上にある雁坂小屋に遂に到着しました!
昔ながらの落ち着いた佇まいの山小屋です。
初日の長大な行程を終えて正直ほっとしました。

到着時は小屋の方が不在だったので、テント設営を先に済ませます。

山小屋前に水場もあってたいへん便利です。
雁坂小屋のテン場は山小屋の建物を過ぎたところに点在。
尾根上にあって風通しが良いです。居心地も良くて最高です♪
この日は全部で10張りくらいでした。
久しぶりのテント泊。前夜の寝不足、そして今日の長い縦走のおかげで今夜は熟睡確実です。
雁坂小屋のテン場は山小屋の建物を過ぎたところに点在。
尾根上にあって風通しが良いです。居心地も良くて最高です♪
この日は全部で10張りくらいでした。
久しぶりのテント泊。前夜の寝不足、そして今日の長い縦走のおかげで今夜は熟睡確実です。
雁坂小屋にて

テント設営後に小屋へ向かうと小屋番の方が戻っておられたので受付を済ませます。
それから木賊の残雪状況などを伝えたり、
小屋の方にとっては地元であるヤマノススメについてなどの
山談義を交わさせて頂きました。

幕営料@1,000円です。それ以外にコーラと雁坂峠のバッジを購入。
雁坂小屋にて

テント設営後に小屋へ向かうと小屋番の方が戻っておられたので受付を済ませます。
それから木賊の残雪状況などを伝えたり、
小屋の方にとっては地元であるヤマノススメについてなどの
山談義を交わさせて頂きました。

幕営料@1,000円です。それ以外にコーラと雁坂峠のバッジを購入。
テント泊装備ではこの二人を伴うこと自体に達成感があります。
テント泊装備ではこの二人を伴うこと自体に達成感があります。
久しぶりのメスティンによる米炊き。火を止めたのが少しだけ早かったのか、ちょっとだけ硬かったかも。

ちなみにカレーはとっておきのヤマノススメカレー。(賞味期限が近付いてました)
おまけのカードはここなちゃんでした。(箱とカードは家に置いてきました)
レトルトと思えない美味しさのカレーでした!

食後2時間は起きていたかったのですが、この日は睡魔に勝てませんでした。

まだ薄明るい19時前に就寝。
久しぶりのメスティンによる米炊き。火を止めたのが少しだけ早かったのか、ちょっとだけ硬かったかも。

ちなみにカレーはとっておきのヤマノススメカレー。(賞味期限が近付いてました)
おまけのカードはここなちゃんでした。(箱とカードは家に置いてきました)
レトルトと思えない美味しさのカレーでした!

食後2時間は起きていたかったのですが、この日は睡魔に勝てませんでした。

まだ薄明るい19時前に就寝。
【 2日目 】

2時起床

朝食はいつもスキムミルクとシリアル。朝からラーメンは食べれません。
久しぶりのテント泊でしたが熟睡したおかげでだいぶ元気回復しています!


3:57 雁坂小屋(1,950m)出発

出発準備完了する頃にはもう薄明るくなっていました。歩き始めの雁坂峠まで特にゆっくり登り返し。

4:17 雁坂峠(2,070m)到着 ※当写真

まだ朝日は射していませんが、もうヘッドライト不要。
昨日よりも富士山がクリアに見えています!
【 2日目 】

2時起床

朝食はいつもスキムミルクとシリアル。朝からラーメンは食べれません。
久しぶりのテント泊でしたが熟睡したおかげでだいぶ元気回復しています!


3:57 雁坂小屋(1,950m)出発

出発準備完了する頃にはもう薄明るくなっていました。歩き始めの雁坂峠まで特にゆっくり登り返し。

4:17 雁坂峠(2,070m)到着 ※当写真

まだ朝日は射していませんが、もうヘッドライト不要。
昨日よりも富士山がクリアに見えています!
4:26 雁坂峠出発!

それでは昨日の続き。今日は将監小屋までで所要8時間予想。
昨日のような大きな登りはないのでだいぶ楽のはず。

まずは眼前の水晶山へ。これは緩やかな登りで楽勝でしょう。
4:26 雁坂峠出発!

それでは昨日の続き。今日は将監小屋までで所要8時間予想。
昨日のような大きな登りはないのでだいぶ楽のはず。

まずは眼前の水晶山へ。これは緩やかな登りで楽勝でしょう。
朝日が射してきて、草原の尾根は荘厳な光景に!
朝の光景を見るために2時に起きる価値は十分あります。

この辺りでシカが2頭居ました。
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朝日が射してきて、草原の尾根は荘厳な光景に!
朝の光景を見るために2時に起きる価値は十分あります。

この辺りでシカが2頭居ました。
振り返ると昨日最後に乗り越えた雁坂嶺。
控えめに言っても奥秩父主脈は自分にとって期待以上に素晴らしい稜線でした。
振り返ると昨日最後に乗り越えた雁坂嶺。
控えめに言っても奥秩父主脈は自分にとって期待以上に素晴らしい稜線でした。
5:10 水晶山(2,158m)山頂到着

今日最初のピークに到着。
なだらかで広く眺望皆無ですが、朝の空気が清々しい。
今日は真夏並みに気温が上がるとかで、早朝から動くのは暑さを避ける意味でも理に適っています。

5:18 水晶山山頂出発
5:10 水晶山(2,158m)山頂到着

今日最初のピークに到着。
なだらかで広く眺望皆無ですが、朝の空気が清々しい。
今日は真夏並みに気温が上がるとかで、早朝から動くのは暑さを避ける意味でも理に適っています。

5:18 水晶山山頂出発
やや急な下りを気を付けて下っていくと、樹林越しに次に向かう古礼山が見えてきました。
やや急な下りを気を付けて下っていくと、樹林越しに次に向かう古礼山が見えてきました。
5:37 (2,040m) 

水晶山、古礼山間の最低コルを過ぎました。
ここから古礼山を巻く山腹道が分岐しますが、もちろん直登します!
5:37 (2,040m) 

水晶山、古礼山間の最低コルを過ぎました。
ここから古礼山を巻く山腹道が分岐しますが、もちろん直登します!
5:48 古礼山山頂(2112.3m)到着!

山頂に到達した途端、眼前に富士山!
今日二峰目は絶景の山頂でした。巻かなくて良かった。
まだ先は長いけど、ちょっと長めに過ごしていきます。
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5:48 古礼山山頂(2112.3m)到着!

山頂に到達した途端、眼前に富士山!
今日二峰目は絶景の山頂でした。巻かなくて良かった。
まだ先は長いけど、ちょっと長めに過ごしていきます。
正面に残雪を抱く富士山。ただただ美しいとしか言えません。
去年初登頂しましたがまた行きたい。
遥か眼下に見える市街地は甲府辺りでしょうか。
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正面に残雪を抱く富士山。ただただ美しいとしか言えません。
去年初登頂しましたがまた行きたい。
遥か眼下に見える市街地は甲府辺りでしょうか。
古礼山山頂でのあおい、ひなた。

6:03 古礼山山頂出発

まだまだ先は長いので次に行きます。
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古礼山山頂でのあおい、ひなた。

6:03 古礼山山頂出発

まだまだ先は長いので次に行きます。
古礼山山頂から東側は広大な草原を緩やかに下ります。
古礼山山頂から東側は広大な草原を緩やかに下ります。
アップダウンを挟んで正面に燕山と思われるピーク。
無通過注意とのことですが、山腹道と直登する道の分岐に指導標無し。
巻かなければ普通に到達出来ます。
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アップダウンを挟んで正面に燕山と思われるピーク。
無通過注意とのことですが、山腹道と直登する道の分岐に指導標無し。
巻かなければ普通に到達出来ます。
6:49 燕山山頂(2,004m)

登り返した燕山山頂は眺望無し。南に間違い尾根が派生してますが、読図していれば間違うことはないでしょう。

6:52 燕山山頂出発

次は雁峠が目標となりますが、しばらくは地味なアップダウンを繰り返すしんどい局面が続きました。
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6:49 燕山山頂(2,004m)

登り返した燕山山頂は眺望無し。南に間違い尾根が派生してますが、読図していれば間違うことはないでしょう。

6:52 燕山山頂出発

次は雁峠が目標となりますが、しばらくは地味なアップダウンを繰り返すしんどい局面が続きました。
大きく下ってようやく雁峠が見えてきました!
雁坂峠と同じく草原の広がる素晴らしいロケーションです。

そして行く手には今日中盤の核心となる笠取山も控えています。
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大きく下ってようやく雁峠が見えてきました!
雁坂峠と同じく草原の広がる素晴らしいロケーションです。

そして行く手には今日中盤の核心となる笠取山も控えています。
7:23 雁峠(1,780m)到着

まさに主脈の中の別天地のような雁峠。
彼方に残雪を抱えた南アルプスが見えています。

ここまでで今日の行程は半分弱終了。
これまでは比較的緩やかな局面が多かったけど、この先からが頑張りどころ。
雁峠から笠取へ向けて登り返しとなるので、ベンチに腰を下ろして小休止を入れました。

なお最終日の明日はここまで戻ってきてから下る予定です。

7:29 雁峠出発

雁峠には旧雁峠山荘があり、避難小屋として使えます。
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7:23 雁峠(1,780m)到着

まさに主脈の中の別天地のような雁峠。
彼方に残雪を抱えた南アルプスが見えています。

ここまでで今日の行程は半分弱終了。
これまでは比較的緩やかな局面が多かったけど、この先からが頑張りどころ。
雁峠から笠取へ向けて登り返しとなるので、ベンチに腰を下ろして小休止を入れました。

なお最終日の明日はここまで戻ってきてから下る予定です。

7:29 雁峠出発

雁峠には旧雁峠山荘があり、避難小屋として使えます。
7:39 小さな分水嶺(1,830m)

雁峠からしばらく登っていくと、ごく小さなピークに到着。
周辺は広い草原でここも居心地が良いところです。
振り返ると早朝から越えてきた山々が見送ってくれています。

ここは富士川、荒川、多摩川の分水嶺になっているようで、石柱のモニュメントが立っていました。
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7:39 小さな分水嶺(1,830m)

雁峠からしばらく登っていくと、ごく小さなピークに到着。
周辺は広い草原でここも居心地が良いところです。
振り返ると早朝から越えてきた山々が見送ってくれています。

ここは富士川、荒川、多摩川の分水嶺になっているようで、石柱のモニュメントが立っていました。
7:43 小さな分水嶺出発

小さな分水嶺からは大きく向きを変えて笠取へ。
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7:43 小さな分水嶺出発

小さな分水嶺からは大きく向きを変えて笠取へ。
遂に眼前に笠取が迫ってきました!
ただただ直登する急坂。これは覚悟を決めて掛からなくては。
でも急坂の標高差は100m余りなので、実際にはそんなに時間は掛からないです。
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遂に眼前に笠取が迫ってきました!
ただただ直登する急坂。これは覚悟を決めて掛からなくては。
でも急坂の標高差は100m余りなので、実際にはそんなに時間は掛からないです。
7:53 いよいよ笠取の急登へ!

雁峠へ下る時から見えていましたが、スキー場の上級者向き程度の斜面です。
間違いなく今日の行程の中でも核心部の一つとなるでしょう。

実際に登り始めると、直登ではなくジグザグに登れます。
歩きやすいところを選んで登り詰めていきました。
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7:53 いよいよ笠取の急登へ!

雁峠へ下る時から見えていましたが、スキー場の上級者向き程度の斜面です。
間違いなく今日の行程の中でも核心部の一つとなるでしょう。

実際に登り始めると、直登ではなくジグザグに登れます。
歩きやすいところを選んで登り詰めていきました。
急坂なので一気に標高を稼ぎます!
大いに息が上がった頃にまもなく登頂となります。
振り返ると雁峠から小さな分水嶺辺りが眼下に!
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急坂なので一気に標高を稼ぎます!
大いに息が上がった頃にまもなく登頂となります。
振り返ると雁峠から小さな分水嶺辺りが眼下に!
8:13 笠取山・西峰(1,950m)到着!

急登を越えて笠取山・西峰に立ちました!
奥秩父主脈前衛の山々、そして富士山。正しく絶景です!
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8:13 笠取山・西峰(1,950m)到着!

急登を越えて笠取山・西峰に立ちました!
奥秩父主脈前衛の山々、そして富士山。正しく絶景です!
笠取山・西峰にて

笠取山に来ると急に登山者が増え、賑わいを感じる山頂でした。
初めての自分には奥秩父の人の流れがよく分かっていませんでしたが、
主脈の中でもここは比較的アクセスが良くて人気の山。

なお笠取山の最高点は少し東にあるため、正確にはここは山頂ではありません。
但し眺望はここのほうが圧倒的に優れているので、山梨百名山の山名標が置かれているのも自然なことでしょう。
笠取山・西峰にて

笠取山に来ると急に登山者が増え、賑わいを感じる山頂でした。
初めての自分には奥秩父の人の流れがよく分かっていませんでしたが、
主脈の中でもここは比較的アクセスが良くて人気の山。

なお笠取山の最高点は少し東にあるため、正確にはここは山頂ではありません。
但し眺望はここのほうが圧倒的に優れているので、山梨百名山の山名標が置かれているのも自然なことでしょう。
8:34 笠取山・西峰出発

ずっとここに居たくなる山頂ですが、足が動かなくなりそうなので程々で出発します。
笠取山・西峰は最高でした。
8:34 笠取山・西峰出発

ずっとここに居たくなる山頂ですが、足が動かなくなりそうなので程々で出発します。
笠取山・西峰は最高でした。
8:41 笠取山山頂(1,953m)

笠取山の本当の山頂は眺望無しで狭いです。
賑わいを見せていたのは西峰までで、東側へ進むと一気に人影は少なくなりました。
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8:41 笠取山山頂(1,953m)

笠取山の本当の山頂は眺望無しで狭いです。
賑わいを見せていたのは西峰までで、東側へ進むと一気に人影は少なくなりました。
また静かになった奥秩父主脈をひたすら東進します。
しばらくは平坦で広いコルを通りますが、次は黒槐(くろえんじゅ)への登り返しが控えてます。
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また静かになった奥秩父主脈をひたすら東進します。
しばらくは平坦で広いコルを通りますが、次は黒槐(くろえんじゅ)への登り返しが控えてます。
黒槐への登り返しは標高差150mほど。それほどの急登ではありませんが、ダラダラと長くてテント泊装備では充分脚力を消耗させられます。

なお黒槐の山頂は通らずに南側を巻いていきますが、黒槐ノ頭は気付かず通過するのを注意して進みました。
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黒槐への登り返しは標高差150mほど。それほどの急登ではありませんが、ダラダラと長くてテント泊装備では充分脚力を消耗させられます。

なお黒槐の山頂は通らずに南側を巻いていきますが、黒槐ノ頭は気付かず通過するのを注意して進みました。
9:42 2,020mピーク

残念ながら黒槐ノ頭はあまりに地味で気付かずに通過してしまったようです。
この広大な2,020mピークで通り過ぎたようだと気付きました。

雁坂小屋を出発してから早くも6時間に近くなり、
また予報どおりに相当気温が上がってきたこともあってか疲れも覚え始めました。

9:49 2,020mピーク出発
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9:42 2,020mピーク

残念ながら黒槐ノ頭はあまりに地味で気付かずに通過してしまったようです。
この広大な2,020mピークで通り過ぎたようだと気付きました。

雁坂小屋を出発してから早くも6時間に近くなり、
また予報どおりに相当気温が上がってきたこともあってか疲れも覚え始めました。

9:49 2,020mピーク出発
黒槐から東側になると更に人影は少なくなり、シャクナゲ藪も濃くなりポールを使いづらいです。

地味にアップダウンを繰り返すので、地形図でのイメージよりも疲れる区間でした。
集中力を要する岩場の下りもあるので気を抜けません。
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黒槐から東側になると更に人影は少なくなり、シャクナゲ藪も濃くなりポールを使いづらいです。

地味にアップダウンを繰り返すので、地形図でのイメージよりも疲れる区間でした。
集中力を要する岩場の下りもあるので気を抜けません。
遂に今回の縦走で最後のピークとなる唐松尾山が見えてきました!
登り返しは約100m。急坂は少なくて樹林帯なので暑さも和らげられます。
気長に越えていきましょう。
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遂に今回の縦走で最後のピークとなる唐松尾山が見えてきました!
登り返しは約100m。急坂は少なくて樹林帯なので暑さも和らげられます。
気長に越えていきましょう。
唐松尾山へは小休止を入れてから登り返しに掛かります。
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唐松尾山へは小休止を入れてから登り返しに掛かります。
見上げれば山頂らしく青空が見えてきました!
あと少し、あと少し、もう一歩前へ…。
見上げれば山頂らしく青空が見えてきました!
あと少し、あと少し、もう一歩前へ…。
10:58 唐松尾山山頂(2109.3m)到着!

約30分の登り返しで唐松尾山山頂に到着。強い日差しで暑いです!
見事なまでに展望無しの山頂ですが、ここより少し北へ進むと展望地があるのは下調べしていました。

山頂から北へは誤って進まないようにロープが張ってありますが(案内無し)、展望地までのルートは明瞭でした。
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10:58 唐松尾山山頂(2109.3m)到着!

約30分の登り返しで唐松尾山山頂に到着。強い日差しで暑いです!
見事なまでに展望無しの山頂ですが、ここより少し北へ進むと展望地があるのは下調べしていました。

山頂から北へは誤って進まないようにロープが張ってありますが(案内無し)、展望地までのルートは明瞭でした。
11:06 唐松尾山山頂北の展望地(2,100m)到着

特に西側の眺望に優れた絶景の岩場でした!
彼方に小さく甲武信と木賊。昨夜テントを張った雁坂小屋もかなり遠くに。
よく歩いたな…と縦走の醍醐味を存分に楽しみました!
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11:06 唐松尾山山頂北の展望地(2,100m)到着

特に西側の眺望に優れた絶景の岩場でした!
彼方に小さく甲武信と木賊。昨夜テントを張った雁坂小屋もかなり遠くに。
よく歩いたな…と縦走の醍醐味を存分に楽しみました!
唐松尾の展望地にて。この充実感と疲労感は縦走でなくては得られません!

11:22 唐松尾山山頂北の展望地出発

11:27 唐松尾山山頂

ここからは将監小屋へ下るのみですが、辿り着くまで集中していきます。
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唐松尾の展望地にて。この充実感と疲労感は縦走でなくては得られません!

11:22 唐松尾山山頂北の展望地出発

11:27 唐松尾山山頂

ここからは将監小屋へ下るのみですが、辿り着くまで集中していきます。
次の目標地点は山の神土(やまのかんど)。
ひたすら山腹道を下っていきます。昼近くなってもまだまだ富士山がきれい。

稜線沿いには西御殿岩という展望地があるようですが、唐松尾で充分展望を楽しんだので割愛します。
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次の目標地点は山の神土(やまのかんど)。
ひたすら山腹道を下っていきます。昼近くなってもまだまだ富士山がきれい。

稜線沿いには西御殿岩という展望地があるようですが、唐松尾で充分展望を楽しんだので割愛します。
最初の枯れ沢を通過するところはややガレていますが、気を付けて通過すれば問題無し。
それにしても日差しがもう真夏を思わせるほどきつくて暑いです…。
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最初の枯れ沢を通過するところはややガレていますが、気を付けて通過すれば問題無し。
それにしても日差しがもう真夏を思わせるほどきつくて暑いです…。
山の神土に近づくと大規模に保全工事が成された箇所を通過します。
昨年、大規模な土砂崩れがあったそうですが現在は通行可能。
但しこの下の山腹道ではやや注意が必要な個所があります。(3日目・最終日に通過)
山の神土に近づくと大規模に保全工事が成された箇所を通過します。
昨年、大規模な土砂崩れがあったそうですが現在は通行可能。
但しこの下の山腹道ではやや注意が必要な個所があります。(3日目・最終日に通過)
12:25 山の神土(1,872m)到着

暑さでバテたのか、唐松尾から1時間掛かりました。
木陰が有難い山の神土で10分程度休憩をとりました。

ここは四差路になっている要衝。
奥秩父も主脈以外にもたくさん歩きたいルートがあります。

12:36 山の神土出発
12:25 山の神土(1,872m)到着

暑さでバテたのか、唐松尾から1時間掛かりました。
木陰が有難い山の神土で10分程度休憩をとりました。

ここは四差路になっている要衝。
奥秩父も主脈以外にもたくさん歩きたいルートがあります。

12:36 山の神土出発
山の神土から将監峠にかけては高原状の牛王院平(ごおういんだいら)を緩やかに下ります。
まだ山桜がきれいでした。
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山の神土から将監峠にかけては高原状の牛王院平(ごおういんだいら)を緩やかに下ります。
まだ山桜がきれいでした。
12:53 将監峠(1,790m)到着

ようやく将監峠に到着。今回の縦走での最東端地点です。
ここから雲取山までは半日行程。またいつかの楽しみに取っておきます!

12:57 将監峠出発
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12:53 将監峠(1,790m)到着

ようやく将監峠に到着。今回の縦走での最東端地点です。
ここから雲取山までは半日行程。またいつかの楽しみに取っておきます!

12:57 将監峠出発
将監峠から少し下ると目指す将監小屋が見えてきました!
広くとられた防火帯がスキー場の斜面のようです。
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将監峠から少し下ると目指す将監小屋が見えてきました!
広くとられた防火帯がスキー場の斜面のようです。
13:05 将監小屋(1,730m)到着!

雁坂小屋から9時間掛かっての到着。初日よりは短いとはいえ初日の疲れと暑さも加わって、決して楽な道のりではありませんでした。

さっそくテント泊の受付を済ませ、小屋の方から明日通過する山腹道の情報をいただきました。
山腹道は注意して通過すれば問題無しとのことです。

将監小屋での幕営料@1,000円です。テント設営後にはお楽しみのコーラも購入しました。

ここも水場は小屋のすぐそばにあって大変便利です。
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13:05 将監小屋(1,730m)到着!

雁坂小屋から9時間掛かっての到着。初日よりは短いとはいえ初日の疲れと暑さも加わって、決して楽な道のりではありませんでした。

さっそくテント泊の受付を済ませ、小屋の方から明日通過する山腹道の情報をいただきました。
山腹道は注意して通過すれば問題無しとのことです。

将監小屋での幕営料@1,000円です。テント設営後にはお楽しみのコーラも購入しました。

ここも水場は小屋のすぐそばにあって大変便利です。
時間は昼過ぎ。土曜ながらまだまだ場所を選ぶ余地はありました。
段々畑状の良い雰囲気のテン場ですがとにかく暑い!
でも真夏と違って湿度は低くて風はあったので、日陰では過ごしやすくて身体を休めることが出来ました。

テントを張り終えた後、木陰で腰を下ろして小屋で購入したコーラを頂く。
このひと時を味わうために縦走してきたようなものです♪
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時間は昼過ぎ。土曜ながらまだまだ場所を選ぶ余地はありました。
段々畑状の良い雰囲気のテン場ですがとにかく暑い!
でも真夏と違って湿度は低くて風はあったので、日陰では過ごしやすくて身体を休めることが出来ました。

テントを張り終えた後、木陰で腰を下ろして小屋で購入したコーラを頂く。
このひと時を味わうために縦走してきたようなものです♪
将監小屋のテン場でのあおいとひなた

テント内はたいへん暑く、迷い込んだアブが死んでしまうほど。
2、3個残っていたチョコレートは見事に融けました。
もうチョコレートはダメな季節になりました。
将監小屋のテン場でのあおいとひなた

テント内はたいへん暑く、迷い込んだアブが死んでしまうほど。
2、3個残っていたチョコレートは見事に融けました。
もうチョコレートはダメな季節になりました。
将監小屋の日陰は涼しく居心地良くて、登山者の憩いの場になっていました。
あおいとひなたが山談義のきっかけにも役立ちました。
飯能にも近い場所柄、ヤマノススメはよく知られているようです。
将監小屋の日陰は涼しく居心地良くて、登山者の憩いの場になっていました。
あおいとひなたが山談義のきっかけにも役立ちました。
飯能にも近い場所柄、ヤマノススメはよく知られているようです。
土曜というだけあって、夕刻にはテン場はほぼ満杯状態。
日差しが無くなると途端に過ごしやすくなって快適でした♪
涼しくなってから夕食の支度。2日目はパスタ。
先週の白馬での滑り納めから準備日数が少なく、料理に凝る時間までは取れませんでした。

昨日と同じく19時前には就寝。周囲はまだまだ賑やかな時間帯でも耳栓で寝れます。
2日目の夜ももちろん熟睡です♪
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土曜というだけあって、夕刻にはテン場はほぼ満杯状態。
日差しが無くなると途端に過ごしやすくなって快適でした♪
涼しくなってから夕食の支度。2日目はパスタ。
先週の白馬での滑り納めから準備日数が少なく、料理に凝る時間までは取れませんでした。

昨日と同じく19時前には就寝。周囲はまだまだ賑やかな時間帯でも耳栓で寝れます。
2日目の夜ももちろん熟睡です♪
【 3日目 】

1時起床。

6時間ほど熟睡してスッキリとした目覚め。
今日もスキムミルクとシリアルで朝食を済ませます。

2:57 将監小屋(1,730m)出発

今日は道の駅みとみまで戻る山旅。昨日よりも更に暑くなりそう。
まだ暗いけど昼までに下山するのを狙って早発します。

3:27 山の神土

山の神土まではゆっくりと登り返し。
最終日は食材が無いだけ、やはりだいぶ軽く感じます。

4:02 (1,820m)※当写真

事前に調べていた要注意箇所を通過。
土砂止めの保全工事は終わっていますが、部分的に崩れかけてるところがあって慎重に通過します。
もう4時には薄明るくなってくるので有難いことです。
【 3日目 】

1時起床。

6時間ほど熟睡してスッキリとした目覚め。
今日もスキムミルクとシリアルで朝食を済ませます。

2:57 将監小屋(1,730m)出発

今日は道の駅みとみまで戻る山旅。昨日よりも更に暑くなりそう。
まだ暗いけど昼までに下山するのを狙って早発します。

3:27 山の神土

山の神土まではゆっくりと登り返し。
最終日は食材が無いだけ、やはりだいぶ軽く感じます。

4:02 (1,820m)※当写真

事前に調べていた要注意箇所を通過。
土砂止めの保全工事は終わっていますが、部分的に崩れかけてるところがあって慎重に通過します。
もう4時には薄明るくなってくるので有難いことです。
唐松尾・黒槐・笠取の南を巻いていく山腹道を延々と西進。
唐松尾直下以外は特に危険な個所はありません。西へ向かうと緩やかな下りがずっと続く感じです。
早朝の爽やかな空気に包まれて心地良い時間でした。
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唐松尾・黒槐・笠取の南を巻いていく山腹道を延々と西進。
唐松尾直下以外は特に危険な個所はありません。西へ向かうと緩やかな下りがずっと続く感じです。
早朝の爽やかな空気に包まれて心地良い時間でした。
4:47 (1,770m)

山腹道はいくつもの沢を越えていきます。通り掛かるたびに涼しくて山腹道も悪くないと感じました。
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4:47 (1,770m)

山腹道はいくつもの沢を越えていきます。通り掛かるたびに涼しくて山腹道も悪くないと感じました。
5:16 (1,690m)

次々に現れる沢はそれぞれ渓相が違っていて飽きないです。
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5:16 (1,690m)

次々に現れる沢はそれぞれ渓相が違っていて飽きないです。
5:35 (1,680m)

微妙に標高を下げてくるだけで、だいぶ地形が穏やかになってきました。
沢毎に小休止をとりながら山腹道を歩いていきました。
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5:35 (1,680m)

微妙に標高を下げてくるだけで、だいぶ地形が穏やかになってきました。
沢毎に小休止をとりながら山腹道を歩いていきました。
5:47 (1,740m)

山腹道の西進を始めて約2時間で日が射し始めました。
黒えんじゅ分岐点が近くなると、やや登り返しがあります。
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5:47 (1,740m)

山腹道の西進を始めて約2時間で日が射し始めました。
黒えんじゅ分岐点が近くなると、やや登り返しがあります。
5:50 黒えんじゅ分岐点(1,740m)

広い尾根上にある黒えんじゅ分岐点。
ここから山梨側へ下りるルートもあるようです。
しばしベンチに腰を下ろして小休止を入れました。

5:55 黒えんじゅ分岐点出発
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5:50 黒えんじゅ分岐点(1,740m)

広い尾根上にある黒えんじゅ分岐点。
ここから山梨側へ下りるルートもあるようです。
しばしベンチに腰を下ろして小休止を入れました。

5:55 黒えんじゅ分岐点出発
6:05 あえて水干(みずひ)へ(1,750m)

笠取小屋へ向けてまだ山腹道は続きますが、ここであえて水干へ向かいます。
標高差150mほどの登りがありますが、山腹道もある程度登り返しがあるうえ距離も長いのでショートカットを狙いました。
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6:05 あえて水干(みずひ)へ(1,750m)

笠取小屋へ向けてまだ山腹道は続きますが、ここであえて水干へ向かいます。
標高差150mほどの登りがありますが、山腹道もある程度登り返しがあるうえ距離も長いのでショートカットを狙いました。
前述の分岐からしばらくは山腹の緩やかな登り。
行く手には朝日を浴びた笠取辺りの稜線が見えています。
前述の分岐からしばらくは山腹の緩やかな登り。
行く手には朝日を浴びた笠取辺りの稜線が見えています。
一つ沢を通過した後、西隣の水干尾根を登り詰めていきます。
もう稜線までの標高差は50mほど。
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一つ沢を通過した後、西隣の水干尾根を登り詰めていきます。
もう稜線までの標高差は50mほど。
6:38 笠取山は巻いて水干へ(1,890m) 

ここまで来ると笠取を通りたくなりますが、下山が遅くなりそうなので予定どおりに水干へ。
登り返しはここで終わりで、ここからは緩やかな下りとなります。
6:38 笠取山は巻いて水干へ(1,890m) 

ここまで来ると笠取を通りたくなりますが、下山が遅くなりそうなので予定どおりに水干へ。
登り返しはここで終わりで、ここからは緩やかな下りとなります。
6:47 水干(1,860m)

石積みで整備された水干に着きました。

 多摩川の最初のひとしずくは見えませんでしたが、東京湾までの138Kmの始まりの地点であるとのことです。
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6:47 水干(1,860m)

石積みで整備された水干に着きました。

 多摩川の最初のひとしずくは見えませんでしたが、東京湾までの138Kmの始まりの地点であるとのことです。
6:58 笠取山西(1,820m)

水干からは林道のような幅広の道となり笠取の西へ出てきました!
昨日登った急登が見えています。

ここから雁峠までは昨日東進した区間を辿っていきます。
これまでは殆ど誰とも会いませんでしたが、この辺りから笠取を目指す登山者とすれ違い始めました。
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6:58 笠取山西(1,820m)

水干からは林道のような幅広の道となり笠取の西へ出てきました!
昨日登った急登が見えています。

ここから雁峠までは昨日東進した区間を辿っていきます。
これまでは殆ど誰とも会いませんでしたが、この辺りから笠取を目指す登山者とすれ違い始めました。
7:07 小さな分水嶺(1,830m)

昨日のような快晴ではありませんが、今日も富士山がきれいに見えています!

7:11 小さな分水嶺出発



7:19 雁峠(1,780m)到着

雁峠では地元の登山者の方としばし話し込み、このあと下る亀田林業林道の情報を教えてもらいました。
この辺りは私有地の山が多く、昔は大々的に林業を行っていたそうです。
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7:07 小さな分水嶺(1,830m)

昨日のような快晴ではありませんが、今日も富士山がきれいに見えています!

7:11 小さな分水嶺出発



7:19 雁峠(1,780m)到着

雁峠では地元の登山者の方としばし話し込み、このあと下る亀田林業林道の情報を教えてもらいました。
この辺りは私有地の山が多く、昔は大々的に林業を行っていたそうです。
7:37 雁峠出発

地元の登山者の方と別れを告げて下山開始。
しんどくも楽しかった奥秩父の主脈を離れます。
2泊3日の山旅の終わりが見えてきて、ほっとするような寂しいような。
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7:37 雁峠出発

地元の登山者の方と別れを告げて下山開始。
しんどくも楽しかった奥秩父の主脈を離れます。
2泊3日の山旅の終わりが見えてきて、ほっとするような寂しいような。
7:55 (1,640m)

雁峠からはすぐに樹林帯へ入っていきますが、広川源流部は渡渉を繰り返す涼感ある区間で楽しいです。
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7:55 (1,640m)

雁峠からはすぐに樹林帯へ入っていきますが、広川源流部は渡渉を繰り返す涼感ある区間で楽しいです。
日差しが和らげられるし、水辺を通るので涼しいです。
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日差しが和らげられるし、水辺を通るので涼しいです。
8:13 (1,560m)

楽しかった源流部ですが、この渡渉をもって終わりとなります。
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8:13 (1,560m)

楽しかった源流部ですが、この渡渉をもって終わりとなります。
8:21 林道終点付近(1,520m)到着

何となく人の手が加わったような地形となってきました。
ここから下は延々と林道歩きとなります。
林道を歩くのはしんどいので、木陰で小休止を入れておきました。

8:27 林道終点付近出発
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8:21 林道終点付近(1,520m)到着

何となく人の手が加わったような地形となってきました。
ここから下は延々と林道歩きとなります。
林道を歩くのはしんどいので、木陰で小休止を入れておきました。

8:27 林道終点付近出発
9:12 作業小屋(1,290m)

だいぶ下ってきてもう暑いです…。林道はやはり単調なので、もう頭の中は下山後のコーラでいっぱい。
9:12 作業小屋(1,290m)

だいぶ下ってきてもう暑いです…。林道はやはり単調なので、もう頭の中は下山後のコーラでいっぱい。
10:00 亀田林業林道入口(1,110m)

長い林道歩きを休み休み降りてきて、ようやくゲートを横から通過。
ここより下は舗装路歩き。少し下ったところで路肩に数台停まれるようです。
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10:00 亀田林業林道入口(1,110m)

長い林道歩きを休み休み降りてきて、ようやくゲートを横から通過。
ここより下は舗装路歩き。少し下ったところで路肩に数台停まれるようです。
10:15 新地平(1,060m)

車で通った雁坂みち(国道140号)に下り立ちました。
ここからは道の駅みとみまで最後の登り返し。もうひと頑張り。
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10:15 新地平(1,060m)

車で通った雁坂みち(国道140号)に下り立ちました。
ここからは道の駅みとみまで最後の登り返し。もうひと頑張り。
行く手に木賊と破風が見えてきました!
明るい時間帯に見るのは初めてでした。
下界からだと甲武信は全く見えず、木賊が主峰のよう。
破風はやはり家の屋根に見えます。
一昨日は本当によく歩きました…。
行く手に木賊と破風が見えてきました!
明るい時間帯に見るのは初めてでした。
下界からだと甲武信は全く見えず、木賊が主峰のよう。
破風はやはり家の屋根に見えます。
一昨日は本当によく歩きました…。
10:35 道の駅みとみ(1,090m)到着!!

将監小屋から7時間半。懐かしい道の駅みとみに遂に帰還!
縦走、並びに周回完了です。

明るい時間帯だとロケーション抜群ということがよく分かります。
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10:35 道の駅みとみ(1,090m)到着!!

将監小屋から7時間半。懐かしい道の駅みとみに遂に帰還!
縦走、並びに周回完了です。

明るい時間帯だとロケーション抜群ということがよく分かります。
3日間車を停めていた道の駅北隣の駐車場に戻ってきました。
今年初めての縦走!お疲れさまでした!

最高の充実感と疲労感に包まれて、家まで4時間ほどの帰途に就きました。
3日間車を停めていた道の駅北隣の駐車場に戻ってきました。
今年初めての縦走!お疲れさまでした!

最高の充実感と疲労感に包まれて、家まで4時間ほどの帰途に就きました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シュラフ 三脚 熊鈴 折畳みイス ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

昨年に初めて甲武信岳へ登って以来、奥秩父主脈を歩きたいと思っていました。
縦走は交通費が付いてくるのが宿命ですが何とか節約出来ないかと検討したら、主脈の中央部を周回で歩けることに「これだ!」と気付きました。

経験済みの毛木平発よりもグレードの高い西沢渓谷からの長い登り。
主脈も数多くの山々を越えていく、期待を上回る歩き応え抜群の縦走。
もはやトレーニングの次元を超え、夏のアルプス縦走よりももしかしたらしんどいかもと感じました。

奥秩父主脈は森林限界こそ越えないものの、雁坂峠や笠取山などの見どころも多く、そして眺望も充分に楽しめました。
自分にとってまた新たな世界を見た思いがした縦走でした。
いずれ雲取や奥多摩へ、そして西側へは金峰まで奥秩父主脈を完歩してみたいです!

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コメント

摩耶山さん歩
おはようございまーす。
須磨で 孫と釣りでした。スマでスマホで拝見しました。
コメントは書きにくいので PCで!

2時スタート 気合を感じます。
なかなかの急道で 始まりましたね。
5時間で やっと展望地へ。すごいなぁーー!5時間!
1090の登山口で木賊山は2468.8
標高差1300でしたかー。
伊吹200登山口から1377.3伊吹山頂
1100ですか、これが私の中で最高です。
2019/6/3 8:23
摩耶山さん歩
登り始められて 6時間。
やっと甲武信岳の勇姿をみられるんですね。
長大な山ですね。
そこからは 森林限界も超えるのか、
展望 展望と 胸のすくような、
稜線あるきでしょうか。
山頂では 景色を眺める わんちゃんに 和みますね。
(^^)
ところで 長野と埼玉県境に位置するのですね。
地域が変わると植生が変わり 山の雰囲気が変わりますね。

甲武信小屋 いい雰囲気ですね。
行程グラフをみますと 縦走には付き物の
沢山のアップダウンがあったようですね。
ほんとにすごい 初日13時間!イヤー凄いです。
ピークから次のピークを眺められると
ほんとに雄大です。
2019/6/3 8:45
摩耶山さん歩
雁坂小屋でテント泊。
小屋の方と 地元テーマのヤマノススメ談義に花が
さかれたようですね。爆睡は当然ですね。(^^)
また2時起床され 行動開始ですね。はやいーー。
孫が起きたのでちょっとあとで、はいっ
2019/6/3 8:52
Re: 摩耶山さん歩
こんばんは、mayasanpoさん。
お忙しいところをご覧いただき、コメントを寄せてくださってありがとうございます。
お時間のある時で構いませんので、ゆっくり続きを観ていただければと思います。

今回の行程を考えると、初日が長丁場で勝負でした。
雁坂小屋までの所要時間を考えると、2時には出発する必要がありました。
昨年、毛木平から甲武信へ登った際、甲武信小屋までとすると早く着きすぎたので、
もうちょっと足を伸ばしてみてもいいかなと考えました。

木賊までの標高差も大きいですが、やはりテント泊装備だと疲れも割り増しになりますね。
山梨側からだと甲武信まででも本当に長丁場でした。
それでも奥秩父主脈を縦走するには山梨側から登らないといけないので頑張りました。

山頂で出会った方に連れられたわんちゃんですが、本当に賢くてじっと景色を見てるんですよ。
富士山や八ヶ岳を見てどう感じてるのかなと、わんちゃんを見入ってしまいました。

甲武信は長野、埼玉、山梨の三県境にあり、今回縦走した稜線は山梨・埼玉の県境になります。
アップダウンを繰り返しながらも、東へ向けて徐々に標高を下げていくので、
景色や植生の変化が面白かったです。
奥秩父の稜線はアルプスや八ヶ岳とまた違う雰囲気で、自分にとってとても目新しく感じました。
今回は将監峠まででしたが、あのまま東へ進むと東京都最高峰の雲取山を経て、
東京や埼玉のほうへ下りることが出来ます。
続きを歩くことを楽しみにしています。

甲武信小屋は甲武信岳登山に好適な場所にあるのでいつも賑わっていますよ。
mayasanpoさんもぜひ一度ご検討ください。
出来ればシャクナゲの花期に合わせられれば最高ですよ!
2019/6/3 21:09
摩耶山さん歩
おはようございます。
すみません 昨日は時間足りませんでした。(汗)
甲武信岳を おすすめですか?
ルーンさんが 登山口から 山頂まで 6時間を要して
おられる山ですね、、おバーさんには無理かも(笑)
ありがとうございます。

雲取山までも歩けるのですね。
ながいー稜線ですね。
二日目は高度が下がり 木々越しの展望のようですね。
関西人には もうたまらない 富士山が良く見えて、
よかったですね。沢山のアップダウン。
将監小屋では 後半日の 雲取山への 思いをつよくされたかな。
3日目は 来た山々の南を巻いて山腹道を歩かれたのですね。尾根と違い、沢を超え涼しく歩かれたようですね。
順調にくだられて 愛車へ到着。
テント泊装備で 2泊! すごいなー。
テントは母が買ってくれたんですが、
冬に寒さ除けや 公園遊び 都賀川遊びで
活躍するのみです。(笑)
生ける間に 八雲でテント泊と考えますが、
はてさて、です。

感想を拝見すると 交通費節約で
周回にされたのですね!
アルプストレーニングを 超えた きびしさだったとか。
いや、、凄いです。お疲れ様でした。
絶景をありがとうございました。
2019/6/4 10:05
Re: 摩耶山さん歩
こんばんは、mayasanpoさん。
ご多忙の中、3日分のレポをご覧いただきまして、ありがとうございます!
こちらこそ返信が遅くなりましてすいません。

甲武信岳は長野県側の毛木平からだと標高差が少し小さく、所要4〜5時間くらいで登れます。
こちらだと昨年にご紹介した十文字小屋を経る1泊2日の周回で、より負担少なく甲武信岳を楽しむことが出来ますよ。こちらのほうをお薦めします。

5、6泊出来る時間と体力があれば、最西端の瑞牆から最東端の奥多摩へ一気に縦走出来ます。
実は今年のGWに奥秩父主脈全縦走を検討していましたが帰省を優先しました。
小分けにしてそのうち全ての稜線を踏破したいです。

今回の縦走でも富士山がずっと見えるのが嬉しいことです。
ご指摘のとおり、関西人なので富士山が見えてるのは当たり前のことではありませんからね。

最終日は山腹道、沢道を経て車へ戻るのに充てたので半ば消化試合のようでしたが、
ガソリン代以外には交通費が掛かっていないので、その意味でも満足出来る縦走でした。
本格的な夏山シーズンを前に充実したテント泊装備での縦走でした。

mayasanpoさんもテントを持っておられましたね。
ぜひぜひ八雲ヶ原でテント泊なさってください!
今の時期、週末ならそこそこの方がテントを張っているでしょうから心強いですよ。
応援しております!
2019/6/5 21:46
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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