北岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 2,211m
- 下り
- 2,213m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:31
天候 | くもり時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰りは乗合タクシー利用。 乗合タクシーの運行台数はあまり管理されていないようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御池の上と小太郎分岐の下だけ雪が残るが、アイゼンは不要であった。 |
写真
感想
目的は二つ、キタダケソウと小太郎山。いち早く咲くキタダケソウは本格的な夏山シーズンでは遅すぎる。広河原バスの運行最初の週末に出かけた。
<初日>
駐車場はそれなりの混み具合。余裕をみせて身支度をしたせいで乗合タクシーは満席。始発のバスに乗って出発した。最初は林間の登山道で、よく整備されている。沢の音を聞きながら登っていく。二岐経由を計画していたが、分岐を見落とし御池方向へ、特に問題はないのでそのまま進んだ。
御池小屋に着くとソフトクリームの看板が目に入った。帰りに食べよう、と楽しみがひとつ増える。御池の上には残雪があり100mくらい雪上歩行、ここと小太郎分岐の下の20m以外の雪歩きはなかった。ここからが急坂である。一気に高度を上げ、森林限界も超える。見晴らしがよくなるはずが、上はガスの中であった。景色の代わりは花である。ハクサンイチゲが咲き出しで蕾もかわいい。オヤマノエンドウやキバナシャクナゲがたくさん咲いていた。下山者にキタダケソウ情報をたずねると、北岳を越え吊尾根方向に行かないと咲いていないとのこと。期待を膨らませて足を進める。
肩ノ小屋に到着し、受付、テント設営を済ませ、いざ北岳へ。山頂は視界がないので小休止のみで次へ進む。吊尾根分岐を八本歯方面へ進むと、キタダケソウが出現した。花はハクサンイチゲに似ているので最初は区別付かなかったが、葉の丸み、密集の具合など違いが判るようになった。大群生地である。
ひととおり目的を達成してテントに帰り、ビールで祝杯。この日は暮れるまで小雨と薄日の繰り返しで、ブロッケンも現れた。
<二日目>
夜中、目が覚めると頭痛と不快感があった。朝食を食べられる状態ではなく、ココアを飲んだだけで出発。朝は天気が良かったので、景色だけは楽しんだ。体の様子を見ながら下山しようと決め、小太郎山をいったんはあきらめた。
下山を始めるとすぐ気分が軽くなり、おなかが減り始めた。小太郎分岐でおやつを食べていると、雲が切れて明るくなったので小太郎尾根へ。気持ちの良い稜線歩きで、仙丈が近づく。振り返っての北岳もかっこいい。小太郎山は百高山74座目となり、目的をクリアできて満足する。
朝ごはん抜きだったので、御池小屋ではソフトクリームでなくカレーを注文した。ここは林間の快適そうなキャンプ地である。心配であった体調不良も改善し、無事下山して安堵した。芦安で温泉に入り帰路へ着いた。
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