セメントの山「武甲山」
- GPS
- 07:12
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,250m
- 下り
- 1,461m
コースタイム
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:06
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山の際、小持山からタワ尾根分岐、城山を通り橋立に下山する予定であったが、獣道に入り込みコースアウト。崖っぷちを滑り下って危険な思いをした |
その他周辺情報 | 秩父の町には美味しい蕎麦屋が多数ある |
写真
感想
高度成長の時期から東京周辺の建築に伴うコンクリートの原料、セメントを搬出してきた武甲山。そんな武甲山に今回訪れた。
山頂への最短ルートの出発地、生川からの登山を開始する事にした。登山口から歩き始めてすぐに、乗用車がひっくり返っていた。なぜこんな所に車があるのだろうか?車道なんて無かったけど・・・そんな場所から本格的な登山道となった。不動滝を通り過ぎ、つづら折りの道を登ってしばらく進むと、樹齢数百年たつと思われる大木が乱立するようになってきた。こんな都会の近くでこんなに立派な木々があるなんて・・・と感心する。
そして御嶽神社が現れると、その裏が武甲山の山頂だ。麓から見ると切り崩された斜面の天辺になる場所だ。展望台からは削られた斜面と、その斜面を削り取った重機たちの姿が見られた。そして麓には秩父の街並みが見えるはずであったが、この日は雲海が広がり雲の上に立って居る自分が居た。雲海の景色もまた良いもんだ!遠くには雲の上に飛び出た浅間山の姿を見る事ができた。
展望を楽しんだ後は、小持山に向け一旦下山する。バイケイソウが群生する斜面を一気に下ってシラジクボから一気に登り返す。この高低差は体にかなりの負担を与えてくれた。小持山から先ほどいた武甲山を見ると、普段は見られない削り取られていない姿の武甲山を見る事ができる。逆に言うと削り取られている斜面がこの山のシンボルとなっているので、ここでしか気づかない景色なのかもしれない。
小持山からは、さくら湖の東側の稜線を歩いて浦山口方面に下山する予定であったが、途中のタワ尾根分岐手前でコースアウトしてしまった。登山道の踏み跡は細く、獣道の方がしっかりとした踏み跡になっているせいだ。後から思えばまだまだ経験不足だったと反省する。この間違えたコースは途中から信じられないほどの急斜面となり、木々を手で握りながら進まないと滑落してしまうような斜面だった。少しでも気を抜くと大事故になる状況だったが、何とか冷静にルートを探しながら沢筋に出る事ができた。その後荒れた沢を注意しながら下って行くと廃道に合流する事ができ一安心。後々で気づいた事だが反対から来ると立ち入り禁止のロープが張られている場所だった。この頃になると多くの滝が現れ、マイナスイオンが沢山ある事を感じる事ができた。林道に出ると後はのんびりと歩いていくだけ。いろいろとあったが、ゴールの橋立に到着出来て一安心だった。
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