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Yamareco

記録ID: 2008498
全員に公開
ハイキング
中央アルプス

駅からロングハイキング 木曽駒ヶ岳,檜尾岳,空木岳

2019年09月09日(月) 〜 2019年09月10日(火)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
42.2km
登り
3,518m
下り
3,604m

コースタイム

1日目
山行
12:30
休憩
2:50
合計
15:20
3:00
10
3:10
4:00
130
コンビニエンスストア
7:30
7:35
10
木曽見台
7:45
7:50
40
三合目
8:30
8:30
60
四合目
9:30
9:40
0
五合目
9:25
9:30
100
六合目
12:00
12:10
60
13:10
13:10
20
13:30
13:30
10
13:40
14:00
10
14:10
14:10
10
14:20
14:20
10
14:30
14:30
15
14:45
14:50
30
15:20
15:20
10
15:30
15:30
5
15:35
15:35
25
16:00
16:00
40
16:40
16:50
65
17:55
17:55
10
2日目
山行
9:35
休憩
1:00
合計
10:35
5:30
10
5:40
5:40
85
7:05
7:05
80
8:25
8:30
20
8:50
8:50
65
9:55
10:10
5
10:15
10:30
0
10:30
10:30
40
11:10
11:10
30
11:40
11:40
10
11:50
11:50
10
12:00
12:00
35
12:35
12:35
5
12:40
12:40
20
13:00
13:00
5
13:05
13:10
5
13:15
13:15
15
13:30
13:30
60
14:45
14:50
40
15:30
15:45
20
明治亭本店
16:05
最初高速バスで北アルプス行きを企んでいたが、18きっぷが2回分余っていたのを思い出す。
有効に使える山行を考え、駅から中央アルプスを縦走するプランを思いついた。
天候 初日 晴れ(山頂部は曇り)、二日目 曇り(下界は晴れ)
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:JR中央本線 木曽福島駅
復路:JR飯田線 駒ヶ根駅
7日時点の木曽駒の予報
2019年09月08日 07:33撮影
9/8 7:33
7日時点の木曽駒の予報
台風の進路が西寄りに…
2019年09月08日 11:12撮影
9/8 11:12
台風の進路が西寄りに…
8日夜の雨予報が気になる
2019年09月10日 00:12撮影
9/10 0:12
8日夜の雨予報が気になる
木曽町はあまり降らなそう
2019年09月10日 00:14撮影
9/10 0:14
木曽町はあまり降らなそう
とりあえず出発してみる
2019年09月08日 14:51撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/8 14:51
とりあえず出発してみる
池袋で途中下車
2019年09月08日 15:16撮影 by  DSC-HX50V, SONY
7
9/8 15:16
池袋で途中下車
奈良井宿にも途中下車
2019年09月08日 22:21撮影 by  DSC-HX50V, SONY
2
9/8 22:21
奈良井宿にも途中下車
木曽福島駅に到着
2019年09月09日 00:01撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 0:01
木曽福島駅に到着
駅前の東屋で時間つぶし
2019年09月09日 00:29撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 0:29
駅前の東屋で時間つぶし
開いててよかった
2019年09月09日 03:19撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
9/9 3:19
開いててよかった
小雨降る中、出発
2019年09月09日 04:03撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 4:03
小雨降る中、出発
夜が白み始めた
2019年09月09日 04:56撮影 by  DSC-HX50V, SONY
1
9/9 4:56
夜が白み始めた
フシグロセンノウ
2019年09月09日 05:31撮影 by  DSC-HX50V, SONY
2
9/9 5:31
フシグロセンノウ
ノコンギク
2019年09月09日 05:48撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 5:48
ノコンギク
ツリフネソウ
2019年09月09日 05:59撮影 by  DSC-HX50V, SONY
2
9/9 5:59
ツリフネソウ
キツリフネ
2019年09月09日 05:48撮影 by  DSC-HX50V, SONY
3
9/9 5:48
キツリフネ
キビオ峠で休憩して
2019年09月09日 06:14撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 6:14
キビオ峠で休憩して
登山届を提出する
2019年09月09日 06:50撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 6:50
登山届を提出する
木曽見台から見る御嶽山
2019年09月09日 07:36撮影 by  DSC-HX50V, SONY
2
9/9 7:36
木曽見台から見る御嶽山
木漏れ日が射す登山道
2019年09月09日 07:41撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 7:41
木漏れ日が射す登山道
雲が上がってきて
2019年09月09日 09:33撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 9:33
雲が上がってきて
あっという間に真っ白
2019年09月09日 09:44撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 9:44
あっという間に真っ白
エゾシオガマ?
2019年09月09日 09:25撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 9:25
エゾシオガマ?
ヤマハハコ
2019年09月09日 09:46撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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ヤマハハコ
アキノキリンソウ
2019年09月09日 09:50撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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アキノキリンソウ
サルノコシカケ幼生?
2019年09月09日 09:57撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 9:57
サルノコシカケ幼生?
六合目
2019年09月09日 10:26撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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六合目
麦草岳
2019年09月09日 10:28撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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麦草岳
倒木で塞がれた登山道
2019年09月09日 11:04撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 11:04
倒木で塞がれた登山道
七合目避難小屋
2019年09月09日 11:10撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 11:10
七合目避難小屋
薪ストーブがあった
2019年09月09日 11:11撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 11:11
薪ストーブがあった
鐘があったので鳴らす
2019年09月09日 11:21撮影 by  DSC-HX50V, SONY
3
9/9 11:21
鐘があったので鳴らす
おおむね整備されてる
2019年09月09日 11:57撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 11:57
おおむね整備されてる
稜線が見えてきた
2019年09月09日 12:02撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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稜線が見えてきた
稜線まで最後の水場
2019年09月09日 12:06撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/9 12:06
稜線まで最後の水場
玉乃窪山荘(九合目)
2019年09月09日 13:07撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 13:07
玉乃窪山荘(九合目)
頂上木曽小屋
2019年09月09日 13:30撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 13:30
頂上木曽小屋
ようやく山頂
2019年09月09日 13:37撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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ようやく山頂
木曽駒ケ岳2954m
2019年09月09日 13:39撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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木曽駒ケ岳2954m
温かい食事が嬉しい
2019年09月09日 13:47撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/9 13:47
温かい食事が嬉しい
宝剣岳へ向かう
2019年09月09日 14:34撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 14:34
宝剣岳へ向かう
宝剣岳2931m
2019年09月09日 14:43撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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宝剣岳2931m
奇岩が立ち並ぶ
2019年09月09日 14:53撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/9 14:53
奇岩が立ち並ぶ
慎重に岩場を歩く
2019年09月09日 15:08撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 15:08
慎重に岩場を歩く
宝剣岳を振り返る
2019年09月09日 15:19撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 15:19
宝剣岳を振り返る
トウヤクリンドウ
2019年09月09日 15:58撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/9 15:58
トウヤクリンドウ
トリカブト
2019年09月09日 17:14撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/9 17:14
トリカブト
檜尾岳2728m
2019年09月09日 17:52撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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檜尾岳2728m
今宵の宿に到着
2019年09月09日 18:05撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 18:05
今宵の宿に到着
水場までは5分ほど
2019年09月09日 18:22撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/9 18:22
水場までは5分ほど
駒ヶ根の夜景
2019年09月09日 18:27撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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駒ヶ根の夜景
20時前には眠った
2019年09月09日 18:57撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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20時前には眠った
二日目、空木岳の予報
2019年09月10日 23:50撮影
9/10 23:50
二日目、空木岳の予報
朝陽を拝んで出発
2019年09月10日 05:29撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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朝陽を拝んで出発
ガスが濃い
2019年09月10日 05:51撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 5:51
ガスが濃い
御岳山の裾野
2019年09月10日 05:57撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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御岳山の裾野
チングルマの綿毛
2019年09月10日 06:08撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 6:08
チングルマの綿毛
シラタマノキ
2019年09月10日 06:10撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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シラタマノキ
タフな稜線歩き
2019年09月10日 06:29撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 6:29
タフな稜線歩き
熊沢岳2778m
2019年09月10日 07:06撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 7:06
熊沢岳2778m
急激に晴れゆく
2019年09月10日 07:40撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 7:40
急激に晴れゆく
空木岳と東川岳
2019年09月10日 07:58撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 7:58
空木岳と東川岳
歩いてきた稜線
2019年09月10日 08:15撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 8:15
歩いてきた稜線
東川岳2671m
2019年09月10日 08:24撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 8:24
東川岳2671m
鞍部へ急降下
2019年09月10日 08:47撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 8:47
鞍部へ急降下
対面には空木岳
2019年09月10日 08:48撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 8:48
対面には空木岳
木曽殿山荘
2019年09月10日 08:51撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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木曽殿山荘
空木岳第一ピーク
2019年09月10日 09:27撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 9:27
空木岳第一ピーク
草紅葉が始まっている
2019年09月10日 09:41撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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草紅葉が始まっている
ここは第二ピークかな
2019年09月10日 09:43撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 9:43
ここは第二ピークかな
空木岳山頂2864m
2019年09月10日 09:54撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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空木岳山頂2864m
休憩して下山を開始
2019年09月10日 10:12撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 10:12
休憩して下山を開始
駒嶺ヒュッテに寄って
2019年09月10日 10:16撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 10:16
駒嶺ヒュッテに寄って
荷物の軽量化に励む
2019年09月10日 10:19撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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荷物の軽量化に励む
ホシガラス
2019年09月10日 10:26撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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ホシガラス
天に召された小鳥
2019年09月10日 10:42撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 10:42
天に召された小鳥
駒岩に登ってみる
2019年09月10日 10:50撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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駒岩に登ってみる
駒岩の天辺から
2019年09月10日 10:52撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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駒岩の天辺から
小雨が降ってきた
2019年09月10日 12:21撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 12:21
小雨が降ってきた
マセナギという場所
2019年09月10日 12:35撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 12:35
マセナギという場所
再び晴れてきた
2019年09月10日 12:48撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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9/10 12:48
再び晴れてきた
池山避難小屋
2019年09月10日 13:02撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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池山避難小屋
林道ゲート
2019年09月10日 13:47撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 13:47
林道ゲート
駐車スペース
2019年09月10日 14:36撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 14:36
駐車スペース
駒ヶ池
2019年09月10日 14:47撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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駒ヶ池
前門の南アルプス
2019年09月10日 15:08撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 15:08
前門の南アルプス
後門の中央アルプス
2019年09月10日 15:09撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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後門の中央アルプス
駒ヶ根インター
2019年09月10日 15:20撮影 by  DSC-HX50V, SONY
9/10 15:20
駒ヶ根インター
お弁当を買っていく
2019年09月10日 15:27撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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お弁当を買っていく
駒ヶ根駅に到着
2019年09月10日 16:06撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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駒ヶ根駅に到着
車窓からの風景
2019年09月10日 17:30撮影 by  DSC-HX50V, SONY
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車窓からの風景
各駅停車で家路についた
2019年09月10日 18:58撮影 by  DSC-HX50V, SONY
4
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各駅停車で家路についた

感想

計画では、木曽福島駅から木曽駒、檜尾、空木、南駒、越百、と縦走し上片桐駅。
具体的には仕事を終えて18きっぷで木曽福島駅、夜通し歩いて朝方に木曽駒ヶ岳着、
縦走して駒峰ヒュッテ泊、翌日は南駒、越百を経て上片桐駅へ至る流れ。
直前で発生した台風15号の動きが気になり、計画を変更しようかと考え始める。
台風の動きを考えると北陸の方が影響が少なそうだが、18きっぷで行くのは辛い。
とりあえず松本まで行って、いつもの上高地へ行こうと考え電車に乗る。

池袋の居酒屋が料理半額デーだったことを思い出し、夕食がてら途中下車。
再び電車に乗り、上高地エリアのどの山に行くか考えるが一向に決まらない。
カレーが食べたい気分になってる人に、美味しいラーメンを勧めても無駄なように、
中央アルプスな脳に、素晴らしき北アルプスを提案してもやはり無駄なようだ。
ということで中央アルプスに計画を差し戻す、幸い木曽町の予報はそんな悪くない。
奈良井駅でいったん下車し宿場町を見て歩き、最終電車に乗って木曽福島駅へ。
出発しようと思ったら小雨が降りだしたので、駅前の東屋で待機することにした。
スマホで台風情報を見ていると、関東地方はかなりの被害を被っている模様。
こちらはというと、小雨を別とすればほとんど風もなく生温い空気がよどんでいる。
東屋のベンチに横たわっていたら小一時間ほど眠ってしまい、3時頃に出発。

コンビニで食糧を買って、ついでに弁当を買って食事をとって4時に再び出発。
小雨が降る中傘をさして登山口へ向かう、人はおろか走っている車もほとんどない。
2時間ほどで登山口であるキビオ峠に到着、お腹が空いたので朝食休憩をとる。
登山届を提出し登山道に入る、最初は歩きやすかったが登るにつれ道が険しくなる。
稜線に水場がないと聞いていたので3リットル水を持ったが、水場はいずれも健在で
1リットルボトルの継ぎ足しで間に合い、残り2リットルの水は重しに終わった。
台風一過の青天と思われたが、標高を上げると雲に包まれ白い世界に変わっていく。
計画より時間を押して木曽駒ヶ岳山頂に到着、肌寒いため温かい食べ物が嬉しい。
この辺りは数年前の冬に一度来たことがあるが、ずいぶんと印象が違うものだ。
中岳を通り宝剣岳へ向かう、前回宝剣岳は登ってないし今後も冬は登らないと思う。
無雪期に登る分には、鎖も整備されていてさほど危険といえるようなところはない。
宝剣岳から先にもマーキングがされているので、気をつけて歩く分には問題ない。
とはいえ、足を踏み外す=人生終わり、みたいな場所ばかりなので慎重に歩く。
途中霧が晴れて高度感あふれる眺望が広がり、景観の美しさと同時に怖さを感じた。
出発を後らせたので日暮れまで空木岳到着は不可能、檜尾避難小屋を目指す。
このあたりから足全体に疲れを感じ、登りでも下りでも歩いているのが辛くなる。
考えてみたら標高差2000mを越えているので、疲労がたまっているのは当たり前。
ペースが上がらないまま何とか暗くなる前に檜尾岳に到着、避難小屋に投宿した。
水場は徒歩5分程度と近いが、疲労困憊していたため帰りの登り斜面が辛かった。
たとえ深夜に出発できたとしても、空木岳まで行くのは体力的に無理だったと思う。
避難小屋の中はとても綺麗で、この日の宿泊者は自分ひとりだけの貸切状態。
寝袋や銀マットも用意され、持ってこなくてもよかったか、と甘い考えが巡る。
疲れていたせいもあり、持参したウィスキー小瓶の半分も飲まずに就寝した。

計画を修正し、二日目は空木岳まで縦走し池山方面へ下山することにする。
それでも長丁場なので、日の出前に出るつもりだったが目覚めたら既に明るい。
眠い目をこすりながら準備をすませ、避難小屋運営協力金を納めて出発する。
小屋の外に出ると霧越しに、昇ったばかりの朝陽が真っ赤に燃えて見えた。
檜尾岳まで登ったところで暑くなったので、衣類の調整をして朝食をとった。
空木岳の天気予報を検索してみると、午前中は曇りだが午後からは雷雨の予報。
早めに稜線歩きを終えておきたいので、そこそこ急ぎ目のペースで歩いていく。
昨日の教訓もあり、携行する水は最大1.5リットルにして荷物の重量を抑えた。
自分のイメージでは中央アルプスの稜線は、歩きやすい遊歩道だったのだが、
実際にはかなりタフな登山道、難易度の違いはあれ奥穂〜西穂などと遜色ない。
ハイマツの朝露が足を濡らし、横着せずレインパンツを穿いておくべきと思った。
それでも半ズボンのまま歩いていたら、急激に天候が回復し青空がのぞき始めた。
今まで見えなかった稜線が一望にできて、これぞ中央アルプスという景観になる。
歩いてきた稜線にこれから歩く稜線、前方には一際大きな空木岳が鎮座している。
東川岳の山頂から一気に下る、下った鞍部には木曽殿山荘という小屋があった。
そこからまた360mの標高差を、空木岳の山頂へ向かって一気に登り返す。
登っている最中に再びガスに包まれ始め、山頂に着くころには白い闇に覆われた。
山頂には一人休んでいる方がいたので、挨拶と情報交換がてら会話を交わす。
池山尾根で下山を開始、駒峰ヒュッテの前のテラスに寄って軽く休んでいく。
駒石に登って空木岳を見上げる、雲が山頂を覆い天気が悪くなってきたのがわかる。
樹林帯に入り始めたころに、上空では雷の音が響き始めやがて小雨が降りだした。
早めに下りておいて正解だったと思いながらも、まだ雷が怖いので先を急ぐ。
そのうちに雨はやみ陽が射し始め、どうやら雨雲の界域から抜け出したようだ。
池山避難小屋も立派できれいな小屋で、小屋の目の前には水場まである。
林道ゲートに到着、林道とは別につけられた登山道を通り下山を続ける。
スキー場入り口の駐車場から舗装路に入り、別荘地を通って駒ヶ池の前に出た。
ここから駒ヶ根駅まではバスがあるが、今後のこともあるので駅まで歩くことに。
温泉にも入っていきたいが、電車を一本後らせると18きっぷで帰れないので却下。
途中にレコでよく見るソースカツ丼で有名なお店があったので、弁当を購入した。
電車が出る15分ほど前に駒ヶ根駅に到着し、トイレで顔を洗って着替えをした。
岡谷行の電車は学校帰りの高校生で満員、とても弁当を食べれる雰囲気ではない。
岡谷で乗り換えた甲府行きの電車も、立ち客までいる混み様なので食事は自粛した。
小淵沢で乗り換えた大月行きの電車はガラガラで、ようやくソースカツ弁当を堪能。
甘辛いが後口があっさりとしたソースで、冷めても美味しく頂くことができた。

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