記録ID: 2043347
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アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍
秋空のバットレス〜明神岳東稜-前穂高縦走〜
2019年09月25日(水) 〜
2019年09月26日(木)
makasio
その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 15:00
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 2,376m
- 下り
- 2,393m
コースタイム
1日目
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:22
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:上高地(路線バス)-新島々-松本(高速バス)-新宿 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース、危険個所については写真にて説明。 *何故かスタートが明神付近となっていますが、もちろん上高地からです。歩き始めからGPSをとっていたのですが、まともにログをとれたことがほとんどありません。。自宅の時計などもいつも不可思議に狂います。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
カム
|
---|
感想
明神岳東稜。上高地を明神へと歩くとまず最初に現れる巨大な岩峰。初めて見たときは登山道など記載されていないのだから登れない山だと思っていた。そんな山に登る機会に恵まれたのはそれからずいぶん後になってからだが、やはり、今回、改めてバリエーション、アルパインクライミングの楽しさと難しさを感じた。
難しさというのはどれだけ登山前の準備として、ルートの情報を集め、さらにその場で安全で確実な判断ができるかということ。今回、反省しているのは、記録に記載されている情報を見落としていたこと。結果、それがルートミスにつながったと思う。一回のルートミスが重大事故に繋がることもある。バリエーションやアルパインクライミングはその登山前の情報収集が最も大事なことだと言えると思う。結果だけでみると、快晴の明神岳縦走大成功〜。だが、今もその一回のミスで、喜べない。それは自分が山に登る前の努力を明らかに欠いてしまったからだ。それは反省しなければいけないこと。
楽しいことと言えば、山はどんな人間に対しても公平に美しい景色や現象を全開で見せてくれること。それはほかに代えがたいもので、山を続けている理由かもしれない。なんて。真面目な話はここまで、今回、これだけ反省しているのにはもうひとつ理由があるんです。私、今回、間違って互換性の合わない別のガス缶を持っていってしまったため、火器が使用できなかったんです。ガス缶を手にして、大げさでなく全身が凍り付き言葉を発することができませんでした。s師匠、素麺を乾麺のまま、かじってもやはりおいしくはないです。
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コメント
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makasio さん、こんにちは。
8月に残置ザック回収しに行ったのですが天気体調不調でひょうたん池で撤退してしまい、落下現場の観察が叶わなかったのでしたが、レコのお陰様で私の事故の様子を振り返ることが出来ました、有難うございます。
昨夏の滑落は、まさに30枚目の赤矢印の辺りからだと思います。空中落下の浮遊感の後、グシャっという衝撃が余り無く直ちに下の斜面を転がり落ちていった感覚だったのですが、斜面の様子を見て納得しました。
32枚目のお師匠さんの写真は、まさに落ちる直前のムーブ&場面に近い印象です。上方の藪のステップを見上げ何とかあそこに上がろうとしたのですが上がれず、諦めて降り始めて下に伸ばした草混じりのステップに置いた右足先が滑って抜けて左手も抜けてしまったのでした。
左膝をジャミングして小休止した幅広のクラックがルート中に有ったかと思います。
ガス霧雨で濡れて滑る厳しい条件の中、ルートミスして難所を突き進んでしまい戻るタイミングも遅れた判断ミスしての事故でしたが、、こんなに厳しい垂壁だったのですね。確保もせずフル重装備で取り付いてしまったのは冷静な判断対処が出来ない心身状態だったようです。。
改めて身震いしました。
ともあれ、踏破おめでとうございます。
ビバークがラクダのコルであれば、残置ザック内のプリムス缶を活用頂けたかも。 hatsu
hatsuさん、コメントありがとうございます。私もお聞きしたかった。おそらく、hatsuさんが滑落されたのはあそこだ!と下山後、考えていました。左から巻くルートを知らなかったため、右奥の壁に我々は取付きました。一見、簡単そうに見えました。私、ロープ出さなくても行けますよ、と師匠に言ったほどです。しかし、登り始めると被り気味でガバも立っている。薄暗く人が入って行くところではないような気がしました。隙間に手を入れてジャミングして這い上がるところもありました。その時点でここは違うと思いました。最後が一番の難所でした。私も右に上がろうとしたところ、師匠から右はダメだ。左だとの声。そこには古いハーケンにスリングがあり、その上には木の根が手がかりになっていました。ようやく登りきったときには助かった!と思いました。上から見ると簡単に登れそうな踏み跡が反対側にあり、マジかと思いました。hatsuさんのレコも友人のmmgさんのレコを読んでいたのにも関わらず、右に回り込んでしまいました。正直。読み足りなかったんだと思いました。しかし、あの奥壁へ行く危険なトラバースは普通、行けると思う人は少ないと思います。その時点で違うと思えなかったのが今でも不思議です。それも山の怖さですね。ザック、きれいにそのままの姿で保存されていましたよ。回収出来なくてごめんなさい。いつか取りに行ってあげてください。ご主人を待っていますよ、きっと。😊ヤマケイの記事も読んでました。命が助かってほんとうに良かったです。私ももっと注意深く慎重に登山をしたいです。ガス缶は残念でした。笑
こんにちは。
お天気と情報収集、大事だよね。
レコを見て明日にでも行きたくなりましたよ。
30枚目の写真は参考になります。
バットレス気持ちよさそう。
奥明神沢のコル手前の岩場、私もすたすた降りましたよ。
おじいさんと女性のふたり。気になるね。
2峰を登るのは無理じゃないかな?
ガスが使えないって、そりゃ凍りつくよね。
私も一回だけありますよ。上高地〜親不知の縦走の時。
しかも初日。目が点になったね。幸い食事は小屋で済ませたので
なんとかなったけどね。
シリウスさん、どーもー。😊
ガス缶とバットレス基部のルートミス?は正直痛かったです。ここだけ、気をつけてもらえれば、シリウスさんなら難なく東稜ソロ、行けると思います。是非、チャレンジしてみてください。🙂私は次は主稜線ルートやってみたいです。準備、大事ですね。仕事が忙しくても、やらなければならないですね。それでもその場その場の判断ここも冷静にルートを見つけられるか、どうか。これも大事なことですね。GPSに誰かが成功したルート図をコピーすることはできればしたくありません。でもルートファインディング、私はここが課題です。ほんとうに。😣男性と女性は無事、山荘に戻ったと思います。長野県の遭難情報はありませんでした。
以下のレコのお二人かと思います。
紀美子平(ザックデボ)〜主稜ピストン、の行程で無事戻ったようですよ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2037765.html
hatsuさん、間違いありません。すれ違ったおふたりです。しかし、おふたりの登山歴を見て絶句しました。心配されるのは自分たちの方です。恥ずかしい。笑。まさかヤマレコをやっているとは。無事に到着し、下山していて良かったです。報告ありがとうございました。さっそく、おふたりにコメントさせていただきました。教えてくださってありがとうございます😊
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