また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2043347
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

秋空のバットレス〜明神岳東稜-前穂高縦走〜

2019年09月25日(水) 〜 2019年09月26日(木)
 - 拍手
makasio その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
15:00
距離
16.2km
登り
2,376m
下り
2,393m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:20
休憩
0:02
合計
3:22
13:00
39
上高地バスターミナル
13:39
13:40
3
13:43
13:44
5
13:49
13:49
153
2日目
山行
8:44
休憩
3:13
合計
11:57
5:27
212
8:59
11:04
15
11:19
11:42
75
12:57
13:16
12
13:28
13:52
118
15:50
15:51
47
16:38
16:39
19
16:58
16:58
20
17:18
17:18
6
17:24
上高地バスターミナル
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:新宿(高速バス)-上高地
復路:上高地(路線バス)-新島々-松本(高速バス)-新宿
コース状況/
危険箇所等
コース、危険個所については写真にて説明。
*何故かスタートが明神付近となっていますが、もちろん上高地からです。歩き始めからGPSをとっていたのですが、まともにログをとれたことがほとんどありません。。自宅の時計などもいつも不可思議に狂います。
今回は所属する労山の会のs師匠と明神東稜です。s師匠も定番の写真を撮っています。
2019年09月25日 12:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 12:57
今回は所属する労山の会のs師匠と明神東稜です。s師匠も定番の写真を撮っています。
意外と写真好きな師匠です。実はものすごいクライマーです。
2019年09月25日 13:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 13:39
意外と写真好きな師匠です。実はものすごいクライマーです。
明神東稜はまず、この明神橋を渡って林道を嘉門次小屋と反対の方向に少し進みます。
2019年09月25日 13:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 13:43
明神東稜はまず、この明神橋を渡って林道を嘉門次小屋と反対の方向に少し進みます。
そうするとこの建物の入り口が見えてきます。信州大学の山岳研究所と書かれています。敷地内には養魚場の跡があります。
2019年09月25日 13:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 13:54
そうするとこの建物の入り口が見えてきます。信州大学の山岳研究所と書かれています。敷地内には養魚場の跡があります。
その庭先から左手奥に、丸太橋があり、ひょうたん池へと進む登山道入り口があります。別に何も書かれてはいませんが。
2019年09月25日 13:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 13:56
その庭先から左手奥に、丸太橋があり、ひょうたん池へと進む登山道入り口があります。別に何も書かれてはいませんが。
はじめはこんなです。ほぼ登山道と言ってもいい道が続きます。
2019年09月25日 14:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 14:05
はじめはこんなです。ほぼ登山道と言ってもいい道が続きます。
ペンキマークも。ちなみに水は途中補給できません。我々はひとり2ℓで少し余りましたが、普通は最低3ℓは担がないといけないと思います。
2019年09月25日 14:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 14:30
ペンキマークも。ちなみに水は途中補給できません。我々はひとり2ℓで少し余りましたが、普通は最低3ℓは担がないといけないと思います。
宮川のコルから右の支沢(涸れ沢)に入ると頭に入れていたのですが、分岐が分からず少々登りすぎました。
2019年09月25日 15:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 15:01
宮川のコルから右の支沢(涸れ沢)に入ると頭に入れていたのですが、分岐が分からず少々登りすぎました。
本谷から右の支沢の方角へと草付をトラバースするとひょうたん池に続く登山道にピッタシ。
2019年09月25日 15:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/25 15:34
本谷から右の支沢の方角へと草付をトラバースするとひょうたん池に続く登山道にピッタシ。
花は終盤。ミヤマトリカブトが生き生きと咲く。
2019年09月25日 15:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 15:44
花は終盤。ミヤマトリカブトが生き生きと咲く。
頭隠して尻隠さず。
2019年09月25日 15:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/25 15:45
頭隠して尻隠さず。
遭難碑のプレート。手を合わせました。
2019年09月25日 15:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/25 15:49
遭難碑のプレート。手を合わせました。
急な斜面を登りきるとありました。ひょうたん。水たまりのようですが。
2019年09月25日 16:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/25 16:27
急な斜面を登りきるとありました。ひょうたん。水たまりのようですが。
スタートが13時なので、今日はここまでです。しかしここまでの道のりも決してやさしくありませんでした。
2019年09月25日 16:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/25 16:53
スタートが13時なので、今日はここまでです。しかしここまでの道のりも決してやさしくありませんでした。
諸事情につき、今回、マカシオご飯は缶詰です。。涙。
2019年09月25日 17:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/25 17:16
諸事情につき、今回、マカシオご飯は缶詰です。。涙。
2日目。朝。
2019年09月26日 05:54撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 5:54
2日目。朝。
いつも山での来光は特別な時間。
2019年09月26日 06:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/26 6:01
いつも山での来光は特別な時間。
スタートしてすぐ。第一階段を登る。
2019年09月26日 06:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 6:16
スタートしてすぐ。第一階段を登る。
ここでロープを出すパーティもあるようです。師匠の「いらないだろ」に「はい」。
2019年09月26日 06:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 6:18
ここでロープを出すパーティもあるようです。師匠の「いらないだろ」に「はい」。
個人の感想ですが、特段、難しいところではないと感じました。しかし場合によってはロープを出すべきだと思います。
個人の感想ですが、特段、難しいところではないと感じました。しかし場合によってはロープを出すべきだと思います。
実はこの計画、昨年は天候不順につき中止。1年待ってのリトライでした。
2019年09月26日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 6:53
実はこの計画、昨年は天候不順につき中止。1年待ってのリトライでした。
今回は遠く富士の山まで見渡せます。八ヶ岳、中央、南アルプスなど一同に。
2019年09月26日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/26 6:53
今回は遠く富士の山まで見渡せます。八ヶ岳、中央、南アルプスなど一同に。
岩、ハイマツ漕ぎ、岩、ハイマツ漕ぎ。手に松脂がつきました。
2019年09月26日 07:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 7:06
岩、ハイマツ漕ぎ、岩、ハイマツ漕ぎ。手に松脂がつきました。
乗鞍岳、御嶽山が見えます。
2019年09月26日 07:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 7:20
乗鞍岳、御嶽山が見えます。
ここで休憩。朝露に濡れたテントを乾かします。濡れたテントってほんと重いですよね。
2019年09月26日 07:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 7:30
ここで休憩。朝露に濡れたテントを乾かします。濡れたテントってほんと重いですよね。
シラタマノキ。癖になる味です。
2019年09月26日 07:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/26 7:46
シラタマノキ。癖になる味です。
残っていたイワギキョウ。
2019年09月26日 07:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 7:55
残っていたイワギキョウ。
小ピーク。オンザs師匠。下にあるのがラクダのコル。
2019年09月26日 08:02撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/26 8:02
小ピーク。オンザs師匠。下にあるのがラクダのコル。
2張りほど晴れそう。
2019年09月26日 08:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/26 8:08
2張りほど晴れそう。
ここは岩峰2段目まで登って左側を巻くのが正解だが右側へルートをとってしまった。(ここから見てS字に巻くイメージ)おそらく昨年滑落されたhatsuさんと同じルートを選択したのではないかと思う。私の下調べが足りなかったと言わざるを得ない。
2019年09月26日 08:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 8:10
ここは岩峰2段目まで登って左側を巻くのが正解だが右側へルートをとってしまった。(ここから見てS字に巻くイメージ)おそらく昨年滑落されたhatsuさんと同じルートを選択したのではないかと思う。私の下調べが足りなかったと言わざるを得ない。
危険なトラバースを行うと奥に上へと登る垂壁があった。古いハーケンや残置のスリングがあったので、まだこのとき間違っているとは思っていなかった。
2019年09月26日 09:10撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 9:10
危険なトラバースを行うと奥に上へと登る垂壁があった。古いハーケンや残置のスリングがあったので、まだこのとき間違っているとは思っていなかった。
カムを2つ使い支点を作りs師匠をビレイする。「こんなとこ2度とこねえ!」と言いながら登りきる師匠。見た目は簡単だが、いやいや、難しかった。
2019年09月26日 09:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 9:15
カムを2つ使い支点を作りs師匠をビレイする。「こんなとこ2度とこねえ!」と言いながら登りきる師匠。見た目は簡単だが、いやいや、難しかった。
しかしこれくらい難しい場所なら詳細に記録されているはず。記録は4つ見て、メモを地形図に書き込んだが。と思いつつ後に続く。
2019年09月26日 09:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 9:21
しかしこれくらい難しい場所なら詳細に記録されているはず。記録は4つ見て、メモを地形図に書き込んだが。と思いつつ後に続く。
登りきると、左下に踏み跡と残置ロープが見えた。言い訳をするが、下から見た感じでは左から巻くルートは分からなかった。上から見て初めて左側を巻いて登るルートが確認できた。
2019年09月26日 09:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 9:44
登りきると、左下に踏み跡と残置ロープが見えた。言い訳をするが、下から見た感じでは左から巻くルートは分からなかった。上から見て初めて左側を巻いて登るルートが確認できた。
イメージはこんな感じです。途中、右に回り込んでしまうと難しいです。
4
イメージはこんな感じです。途中、右に回り込んでしまうと難しいです。
少し登るとバットレスに出た。このバットレスのことばかり調べて他の細かいところの下調べが足りなかった。私のせいです。猛省するしかない。
2
少し登るとバットレスに出た。このバットレスのことばかり調べて他の細かいところの下調べが足りなかった。私のせいです。猛省するしかない。
さて、バットレス!気を取り直そう。
2019年09月26日 10:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 10:01
さて、バットレス!気を取り直そう。
もちろんリードはs師匠。残置ボルトに支点を作り、ビレイする。
2019年09月26日 10:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 10:07
もちろんリードはs師匠。残置ボルトに支点を作り、ビレイする。
さっきのところに比べればなんてことないよ。と余裕で登る師匠。
2019年09月26日 10:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 10:09
さっきのところに比べればなんてことないよ。と余裕で登る師匠。
「ビレイ解除!」「はい!」「登ります!」
2019年09月26日 10:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/26 10:11
「ビレイ解除!」「はい!」「登ります!」
続く私。最後やや右側に巻くように登ると楽だった。せっかく持って来たんだからとここだけクライミングシューズを履いた。
2
続く私。最後やや右側に巻くように登ると楽だった。せっかく持って来たんだからとここだけクライミングシューズを履いた。
お疲れー。と師匠。
2019年09月26日 10:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 10:26
お疲れー。と師匠。
(非常に)短いが、楽しいクライミングだった。
2019年09月26日 10:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 10:30
(非常に)短いが、楽しいクライミングだった。
さて主稜へ。
2019年09月26日 10:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 10:47
さて主稜へ。
師匠も初めての明神主稜。西穂、ジャンダルムの稜線がキレイ。
2019年09月26日 10:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/26 10:56
師匠も初めての明神主稜。西穂、ジャンダルムの稜線がキレイ。
明神2峰を登る2人パーティ。前穂からの縦走だそう。
2019年09月26日 10:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 10:55
明神2峰を登る2人パーティ。前穂からの縦走だそう。
ジャンダルムから西穂へ続く縦走路。懐かしい。
2019年09月26日 11:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 11:08
ジャンダルムから西穂へ続く縦走路。懐かしい。
主稜を振り返る。
2019年09月26日 11:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 11:12
主稜を振り返る。
この先で高齢の男性と親子ほど離れた年の女性に出合う。高尾山にハイキングに行くような恰好だった。明神主稜に行くのが夢だったと男性は話した。
2019年09月26日 11:15撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 11:15
この先で高齢の男性と親子ほど離れた年の女性に出合う。高尾山にハイキングに行くような恰好だった。明神主稜に行くのが夢だったと男性は話した。
奥明神沢手前の岩場を降りる。残置ロープがフィックスされているが、基本、懸垂下降で降りる場所(ロープは一部ぼろぼろ)だが、師匠はすたすた降りていく。
2019年09月26日 11:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 11:26
奥明神沢手前の岩場を降りる。残置ロープがフィックスされているが、基本、懸垂下降で降りる場所(ロープは一部ぼろぼろ)だが、師匠はすたすた降りていく。
奥明神沢。雪が繋がっていれば降りるのは楽そうだが。今は急峻なガレ場。
2019年09月26日 11:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 11:38
奥明神沢。雪が繋がっていれば降りるのは楽そうだが。今は急峻なガレ場。
振り返ったところ。登るより降りるのが怖いと思う。ロープなしで降りることも可能であると思うが。。できれば使いたい。
2019年09月26日 11:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 11:39
振り返ったところ。登るより降りるのが怖いと思う。ロープなしで降りることも可能であると思うが。。できれば使いたい。
しかし、すげーところを歩いているなと思う。
2019年09月26日 11:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 11:57
しかし、すげーところを歩いているなと思う。
岩峰群は一部岳沢側を巻くようにして進む。(写真は振り返ったところ。右側を巻いた)
2019年09月26日 12:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/26 12:18
岩峰群は一部岳沢側を巻くようにして進む。(写真は振り返ったところ。右側を巻いた)
見えた。一般ルートへの合流を示す道標だ。
2019年09月26日 12:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/26 12:38
見えた。一般ルートへの合流を示す道標だ。
あと少しですね、s師匠。とたぶん言っている。
3
あと少しですね、s師匠。とたぶん言っている。
着いた!やった。東稜の記録を参考にさせてもらった方々に感謝御礼。
2019年09月26日 13:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
5
9/26 13:05
着いた!やった。東稜の記録を参考にさせてもらった方々に感謝御礼。
槍に雲がかかる直前だった。剱岳も見えた。ぐるっと360℃絶景だった。
2019年09月26日 12:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/26 12:56
槍に雲がかかる直前だった。剱岳も見えた。ぐるっと360℃絶景だった。
さてそそくさと下山。重太郎新道、下りは初めてだけど、しんどい、しんどい。こんな大変だったっけ。
2019年09月26日 13:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 13:42
さてそそくさと下山。重太郎新道、下りは初めてだけど、しんどい、しんどい。こんな大変だったっけ。
あの男性と娘さん(たぶん)の姿は最後まで確認できなかった。無事に山荘に戻ったと信じる。山荘に問い合わせようとほんとに思った。心配で下山中10回は東稜を探した。
2019年09月26日 14:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/26 14:27
あの男性と娘さん(たぶん)の姿は最後まで確認できなかった。無事に山荘に戻ったと信じる。山荘に問い合わせようとほんとに思った。心配で下山中10回は東稜を探した。
上高地に降りてきた。自分にとって明神東稜は5年越しの目標だった。いろいろあったけど、やっぱり、喜びよりバットレス基部の情報見落としの反省が大きい。今後に生かしたい。
2019年09月26日 16:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/26 16:58
上高地に降りてきた。自分にとって明神東稜は5年越しの目標だった。いろいろあったけど、やっぱり、喜びよりバットレス基部の情報見落としの反省が大きい。今後に生かしたい。
帰路、私は松本から高速バス。ターミナルで出合った奥穂高南稜を日帰りでされた男性と一緒だった。お互いほんとうにお疲れさまでした。
2019年09月26日 20:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/26 20:19
帰路、私は松本から高速バス。ターミナルで出合った奥穂高南稜を日帰りでされた男性と一緒だった。お互いほんとうにお疲れさまでした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング ロープスリング カム

感想

明神岳東稜。上高地を明神へと歩くとまず最初に現れる巨大な岩峰。初めて見たときは登山道など記載されていないのだから登れない山だと思っていた。そんな山に登る機会に恵まれたのはそれからずいぶん後になってからだが、やはり、今回、改めてバリエーション、アルパインクライミングの楽しさと難しさを感じた。
難しさというのはどれだけ登山前の準備として、ルートの情報を集め、さらにその場で安全で確実な判断ができるかということ。今回、反省しているのは、記録に記載されている情報を見落としていたこと。結果、それがルートミスにつながったと思う。一回のルートミスが重大事故に繋がることもある。バリエーションやアルパインクライミングはその登山前の情報収集が最も大事なことだと言えると思う。結果だけでみると、快晴の明神岳縦走大成功〜。だが、今もその一回のミスで、喜べない。それは自分が山に登る前の努力を明らかに欠いてしまったからだ。それは反省しなければいけないこと。
楽しいことと言えば、山はどんな人間に対しても公平に美しい景色や現象を全開で見せてくれること。それはほかに代えがたいもので、山を続けている理由かもしれない。なんて。真面目な話はここまで、今回、これだけ反省しているのにはもうひとつ理由があるんです。私、今回、間違って互換性の合わない別のガス缶を持っていってしまったため、火器が使用できなかったんです。ガス缶を手にして、大げさでなく全身が凍り付き言葉を発することができませんでした。s師匠、素麺を乾麺のまま、かじってもやはりおいしくはないです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1712人

コメント

貴重な写真
makasio さん、こんにちは。
8月に残置ザック回収しに行ったのですが天気体調不調でひょうたん池で撤退してしまい、落下現場の観察が叶わなかったのでしたが、レコのお陰様で私の事故の様子を振り返ることが出来ました、有難うございます。
昨夏の滑落は、まさに30枚目の赤矢印の辺りからだと思います。空中落下の浮遊感の後、グシャっという衝撃が余り無く直ちに下の斜面を転がり落ちていった感覚だったのですが、斜面の様子を見て納得しました。
32枚目のお師匠さんの写真は、まさに落ちる直前のムーブ&場面に近い印象です。上方の藪のステップを見上げ何とかあそこに上がろうとしたのですが上がれず、諦めて降り始めて下に伸ばした草混じりのステップに置いた右足先が滑って抜けて左手も抜けてしまったのでした。
左膝をジャミングして小休止した幅広のクラックがルート中に有ったかと思います。
ガス霧雨で濡れて滑る厳しい条件の中、ルートミスして難所を突き進んでしまい戻るタイミングも遅れた判断ミスしての事故でしたが、、こんなに厳しい垂壁だったのですね。確保もせずフル重装備で取り付いてしまったのは冷静な判断対処が出来ない心身状態だったようです。。
改めて身震いしました。

ともあれ、踏破おめでとうございます。
ビバークがラクダのコルであれば、残置ザック内のプリムス缶を活用頂けたかも。 hatsu
2019/10/1 2:54
Re: 貴重な写真
hatsuさん、コメントありがとうございます。私もお聞きしたかった。おそらく、hatsuさんが滑落されたのはあそこだ!と下山後、考えていました。左から巻くルートを知らなかったため、右奥の壁に我々は取付きました。一見、簡単そうに見えました。私、ロープ出さなくても行けますよ、と師匠に言ったほどです。しかし、登り始めると被り気味でガバも立っている。薄暗く人が入って行くところではないような気がしました。隙間に手を入れてジャミングして這い上がるところもありました。その時点でここは違うと思いました。最後が一番の難所でした。私も右に上がろうとしたところ、師匠から右はダメだ。左だとの声。そこには古いハーケンにスリングがあり、その上には木の根が手がかりになっていました。ようやく登りきったときには助かった!と思いました。上から見ると簡単に登れそうな踏み跡が反対側にあり、マジかと思いました。hatsuさんのレコも友人のmmgさんのレコを読んでいたのにも関わらず、右に回り込んでしまいました。正直。読み足りなかったんだと思いました。しかし、あの奥壁へ行く危険なトラバースは普通、行けると思う人は少ないと思います。その時点で違うと思えなかったのが今でも不思議です。それも山の怖さですね。ザック、きれいにそのままの姿で保存されていましたよ。回収出来なくてごめんなさい。いつか取りに行ってあげてください。ご主人を待っていますよ、きっと。😊ヤマケイの記事も読んでました。命が助かってほんとうに良かったです。私ももっと注意深く慎重に登山をしたいです。ガス缶は残念でした。笑
2019/10/2 11:50
いろいろあったけどお疲れ様
こんにちは。

お天気と情報収集、大事だよね。
レコを見て明日にでも行きたくなりましたよ。
30枚目の写真は参考になります。
バットレス気持ちよさそう。
奥明神沢のコル手前の岩場、私もすたすた降りましたよ。
おじいさんと女性のふたり。気になるね。
2峰を登るのは無理じゃないかな?

ガスが使えないって、そりゃ凍りつくよね。
私も一回だけありますよ。上高地〜親不知の縦走の時。
しかも初日。目が点になったね。幸い食事は小屋で済ませたので
なんとかなったけどね。
2019/10/6 13:28
Re: いろいろあったけどお疲れ様
シリウスさん、どーもー。😊
ガス缶とバットレス基部のルートミス?は正直痛かったです。ここだけ、気をつけてもらえれば、シリウスさんなら難なく東稜ソロ、行けると思います。是非、チャレンジしてみてください。🙂私は次は主稜線ルートやってみたいです。準備、大事ですね。仕事が忙しくても、やらなければならないですね。それでもその場その場の判断ここも冷静にルートを見つけられるか、どうか。これも大事なことですね。GPSに誰かが成功したルート図をコピーすることはできればしたくありません。でもルートファインディング、私はここが課題です。ほんとうに。😣男性と女性は無事、山荘に戻ったと思います。長野県の遭難情報はありませんでした。
2019/10/6 17:33
明神岳の二人組
以下のレコのお二人かと思います。
紀美子平(ザックデボ)〜主稜ピストン、の行程で無事戻ったようですよ。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2037765.html
2019/10/6 22:40
Re: 明神岳の二人組
hatsuさん、間違いありません。すれ違ったおふたりです。しかし、おふたりの登山歴を見て絶句しました。心配されるのは自分たちの方です。恥ずかしい。笑。まさかヤマレコをやっているとは。無事に到着し、下山していて良かったです。報告ありがとうございました。さっそく、おふたりにコメントさせていただきました。教えてくださってありがとうございます😊
2019/10/7 14:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら