初秋の仙人池と剱岳:ハシゴ谷乗越から入山
- GPS
- 26:43
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 3,824m
- 下り
- 2,883m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:38
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:26
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 9:33
天候 | 3日間ともほぼ快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◆扇沢市営駐車場は平日だったこともあり、十分に余裕があった(写真参照) ◆3泊4日のテント泊縦走装備のザック重量は出発時17kg、下山時14kg ◆登山届:事前に山と自然ネットワーク・コンパスでオンライン提出済み http://www.mt-compass.com/ ・登山届用紙&BOXは扇沢ターミナル駅や室堂ターミナルにあり ◆立山黒部アルペンルート ・扇沢⇔黒部ダムの往復切符購入:2570円(片道1540円) ・平日なので扇沢の始発は7:30、切符は6:50から販売開始。 ・予定変更して1日早く室堂ターミナルから下山。室堂からバス、ロープウェイ、地下ケーブルと乗り継いで黒部ダムに戻ったが空いていて待ち時間なし。 ・室堂⇒黒部湖の片道切符購入:4320円 ・小冊子の時刻表が計画変更で室堂から乗車することになったので役立った。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆黒部ダム建屋内からダム下への行き方 ・バスを下車してダム方面に折れる所に「内蔵助谷・日電歩道」方面と書かれた掲示がある。 ・関電トンネル電気バスを下車したらダムには出ずに、そのままトンネル内を前方に進む。 ・バスが扇沢へ進んで右に回る所に「登山者出口」と書かれた標識があり、左に折れると通路の先に「カレ谷出口」と書かれたドアがあり、そこをくぐると外に出る。 ・外に出ると「内蔵助谷・日電歩道⇒」と書かれたバリケードがあり、林道を右側に行き、カーブして二俣になる所を右へ行くと黒部川に下る階段道の入口がある。 ◆黒部ダム〜内蔵助谷〜ハシゴ谷乗越〜真砂沢ロッヂ ・ダム下まで降りると木橋があり、黒部川を左岸に渡る。 ・後は左岸を内蔵助谷出合まで下ノ廊下のような様相の崖道を交えて歩く。 ・内蔵助谷出合から内蔵助平まではかなりの登りで、両手を使って大岩や梯子を越えて行く。2回ほど枝沢を登って巻いて行くがあり、この道で良いのか不安になる。 ・内蔵助平からは鉄板の橋を渡ってハシゴ谷乗越への道となる。 ・ハシゴ谷乗越までは始め大岩の中のゴーロ状の道。やがて沢筋を行くようになる。 ・沢が細くなると登山道は左手の斜面を行くようになりハシゴ谷乗越に着く。 ・ハシゴ谷乗越からしばらく水平道を歩いた後は、急激な下りの連続でハシゴが何回も現れ、下り切ると剱沢に出て河岸を下流方向に歩くと対岸に渡る橋がある。 ・橋を渡って対岸に出ると左が真砂沢ロッヂ方面で約30分の登りでロッヂに着く。 ◆真砂沢ロッヂから仙人池往復 ・ハシゴ谷乗越への分岐を過ぎると、剱沢の激流をへつる所が3箇所あり、2番目が丸太を3本組んだ桟道が架けられたへつりで手摺用にボルトで固定された鎖が掛かっているが、岩が被っているので歩きづらく、一番怖い思いをした。 ・二股吊橋を過ぎると道は北股に入るが50m位歩くと右手に大岩があって赤ペンキで仙人と書かれており、ここから仙人新道に取り付く。後は仙人池まで明瞭。 ◆真砂沢ロッヂから剱沢キャンプ場 ・ロッヂのHPに剱沢小屋まで全て夏道を行くようになっていると書かれており、軽アイゼンの必要はなくなった。ロッヂから長次郎谷出合までは左岸(右側)を歩き、長次郎出合で雪渓を対岸にトラバースして、その後は右岸(左側)を歩く。 ・右岸沿いの道は平蔵谷出合付近でいやらしい一枚岩のトラバースがあるのでここの通過は慎重を期す。 ◆剱沢キャンプ場から剱岳往復 ・昔はヘルメットなど被らなかったが、驚いたことに全員メット着用だった。 ・難所が多いので核心部は剱岳頂上に向かう上りルートと頂上から降りる下りルートを別々に歩くよう分かれてルート設定されている。 ・多くの難所は鎖場となっており、頂上までは1番から9番(カニの縦ばい)まで、帰りは10番(カニの横ばい)から13番(前剱の門)まであるが、一部鎖場は上り下りで兼用している。 ◆剱沢キャンプ場から室堂ターミナル ・完全にポピュラーなコースなので指導標も歩道もしっかりと整備されている。 |
その他周辺情報 | ◆真砂沢ロッヂ・キャンプ場 幕営料:1名1泊700円(トイレ利用料含む)、水:無料。 缶ビール:ロング800円、ショート600円、コーラ500円 ◆剱沢キャンプ場 幕営料:期間外で無料、水無料、トイレ無料 缶ビール(剱沢小屋):ロング800円、ショート600円 ◆下山後は大町温泉郷「薬師の湯」に入った:JAF割引で700円が600円。 大町温泉郷アルプス温泉博物館「薬師の湯」0261−23−2834 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 剱沢は全て夏道を行くとの情報で軽アイゼンは持参せず。実際に不要だった。 |
感想
・提出した計画書は3泊4日で3日目に剱岳を往復した後はゆっくりと剱沢キャンプ場で休養して連泊し、4日目に剣御前小屋から立山連峰を越えて一ノ越からタンボ平を経て黒部ダム湖畔まで歩く予定だった。
・しかし、剱沢キャンプ場でスマホの電波が入るようになり、天気予報をみると9/28の土曜日は雨が降る予報に変わっており、9/28の予定は丸1日行程なので、雨の中を歩く気にはならず、剱岳往復後にテント撤収して一気に室堂まで下り、アルペンルートで帰ることにした。
・扇沢でPickupした時刻表を見て、室堂から扇沢へ帰る最終便が16時30分発と知り、逆算して剱沢キャンプ場を何時に出れば良いか、そのためにはテント撤収の時間も含めて剱岳往復してキャンプ場には何時までに戻れば良いかを考え、9/27は朝5時から5時半の間に出発とした。
・剱沢キャンプ場から室堂ターミナルまでコースタイムは3時間半位だが、最終便ぎりぎりはリスクが大きいし、コースタイム通り歩けるかも定かではないので余裕をもった行動計画としたが、結果的には最終便の3本前の室堂15:15発のトロリーバスに乗ることができた。平日で混んでいなかったことも幸いし、継続する乗り物も展望台見物しながら乗り継いで帰ることができた。
・始めから今回のように仙人池と剱岳を2泊3日で回るのであれば逆回りにして、1日目に室堂から剱沢キャンプ場まで、2日目に剱岳往復して真砂沢ロッヂまで、最終日の3日目に仙人池往復してからハシゴ谷乗越を越えて黒部ダムまで歩けば、立山黒部アルペンルートで高度も稼げるので効率よい計画を立てるだろうが、結果論である。
・例年の紅葉が今頃はどの程度か不明だが、かなり遅れていることは確かで、雷鳥坂あたりでナナカマドの綺麗な紅葉が見れたのは運が良かったと言える。
・3日連続の快晴と言う機会は滅多になく、その中を仙人池と剱岳に行けたのは紅葉が未だだったと言うマイナス点を考慮してもお釣りが来るほどであった。
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