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Yamareco

記録ID: 2070738
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

【薮山レコ】以東岳北方稜線(戸立山〜三角峰) 池塘めぐり

2019年10月21日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:51
距離
16.0km
登り
1,232m
下り
1,228m

コースタイム

日帰り
山行
10:35
休憩
1:24
合計
11:59
5:46
48
6:34
6:38
182
9:40
10:15
40
丸い大きな池塘
10:55
11:11
63
細長い大きな池塘
12:14
12:28
146
14:54
14:58
78
17:11
17:12
29
17:41
17:45
0
17:45
大鳥登山口
今回はGPSアプリでログを記録
山行詳細は写真のコメント参照
天候 うす曇り
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
戸立山〜三角峰の稜線は登山道の無い区間です
早朝の泡滝ダムを通過
早朝の泡滝ダムを通過
冷水沢の吊り橋、ここから入渓
冷水沢の吊り橋、ここから入渓
概ね明るく開けた、大小の岩が転がるゴーロ沢
右岸左岸へと渡渉しながら進む
概ね明るく開けた、大小の岩が転がるゴーロ沢
右岸左岸へと渡渉しながら進む
次第に紅葉が始まってくる
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次第に紅葉が始まってくる
やや狭い所も高巻きなしで通過できる
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やや狭い所も高巻きなしで通過できる
標高820m付近の二俣、本流は左股ですぐに20mほどの滝になっている。滝の途中でさらに二股になっており右股が本流。唯一直登は無理なポイントなので中央の尾根から高巻きをする。
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標高820m付近の二俣、本流は左股ですぐに20mほどの滝になっている。滝の途中でさらに二股になっており右股が本流。唯一直登は無理なポイントなので中央の尾根から高巻きをする。
奥の二股の右俣へ降りて落ち口を見下ろす
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奥の二股の右俣へ降りて落ち口を見下ろす
こちらが戸立山に突き上げる右俣(本流)、左股は茶畑山方面へ
こちらが戸立山に突き上げる右俣(本流)、左股は茶畑山方面へ
美味しそうなキノコを見かけるが、今後の薮こぎの負担になるのでパス
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美味しそうなキノコを見かけるが、今後の薮こぎの負担になるのでパス
しばらく遡行すると、次第に両側がガレた斜面になり水量が細くなる
しばらく遡行すると、次第に両側がガレた斜面になり水量が細くなる
途中で大きな四角い池塘へ突き上げる支沢へ進む(標高1230m?付近)、分岐が分かりにくい
途中で大きな四角い池塘へ突き上げる支沢へ進む(標高1230m?付近)、分岐が分かりにくい
支沢はスラブ滝まで細々と水流があるがやがて枯れて沢のトンネルを進む
支沢はスラブ滝まで細々と水流があるがやがて枯れて沢のトンネルを進む
次第に勾配が緩やかになり笹の密薮を少々薮コギすれば
次第に勾配が緩やかになり笹の密薮を少々薮コギすれば
大きな四角い池塘へ飛び出す。遡行した支沢は池塘の水位が上昇した際の流路になっているようだ(大き目サイズ)
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大きな四角い池塘へ飛び出す。遡行した支沢は池塘の水位が上昇した際の流路になっているようだ(大き目サイズ)
池塘の北岸から南方向、中央の山は戸立山の北部稜線(元サイズあり)
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池塘の北岸から南方向、中央の山は戸立山の北部稜線(元サイズあり)
池塘の北西の角
池塘の北東端より西方
池塘の北東端より西方
池塘の南西端より北東(元サイズあり)
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池塘の南西端より北東(元サイズあり)
池塘の南西端より北岸
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池塘の南西端より北岸
池塘の南岸、寝ころびたいようなきつね色の草原
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池塘の南岸、寝ころびたいようなきつね色の草原
池塘の北東側の台地へ登って振り返る、地形の関係で戸立山からはこの池塘は見えない(元サイズあり)
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池塘の北東側の台地へ登って振り返る、地形の関係で戸立山からはこの池塘は見えない(元サイズあり)
強烈な薮の戸立山の北方稜線に上がる(戸立山は一番高いピーク 近くに見えるがかなり時間を要した)
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強烈な薮の戸立山の北方稜線に上がる(戸立山は一番高いピーク 近くに見えるがかなり時間を要した)
振り返れば鳥海山と
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振り返れば鳥海山と
月山が望まれる
東方、大桧原山〜障子ヶ岳方面のパノラマ(元サイズあり)
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東方、大桧原山〜障子ヶ岳方面のパノラマ(元サイズあり)
エズラ峰アップ、右奥は大朝日岳方面
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エズラ峰アップ、右奥は大朝日岳方面
北方稜線を乗越して東側にあ大きなる細長い池塘を目指す、まずは手前の小さな細長い池塘に立ち寄る
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北方稜線を乗越して東側にあ大きなる細長い池塘を目指す、まずは手前の小さな細長い池塘に立ち寄る
薮こぎルート(二重尾根の中央の鞍部を進む)
鞍部は潅木の混ざらない根曲り竹の薮(背丈を越える)
尾根部は潅木混じりの薮(胸程度の丈)
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薮こぎルート(二重尾根の中央の鞍部を進む)
鞍部は潅木の混ざらない根曲り竹の薮(背丈を越える)
尾根部は潅木混じりの薮(胸程度の丈)
小さな池塘へ降りてみる(大き目サイズ)
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小さな池塘へ降りてみる(大き目サイズ)
池の周囲は紅葉の色付きが良い
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池の周囲は紅葉の色付きが良い
小さな細長い池塘を振り返る
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小さな細長い池塘を振り返る
鞍部伝いに登っていくと小さな湿原が現れる
前方には戸立山が聳える
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鞍部伝いに登っていくと小さな湿原が現れる
前方には戸立山が聳える
湿原の奥には目的の大きな細長い池塘が現れる
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湿原の奥には目的の大きな細長い池塘が現れる
池塘の南東岸は強靭なドウダンツツジに包囲されている
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池塘の南東岸は強靭なドウダンツツジに包囲されている
池塘の南東側の縁を進む
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池塘の南東側の縁を進む
振り返る
フォークのような枝ぶりの激薮が立ちはだかる
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フォークのような枝ぶりの激薮が立ちはだかる
大きな細長い池塘の南西端より北東端を望む
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大きな細長い池塘の南西端より北東端を望む
大きな細長い池塘を後にする、二重稜線の鞍部に位置するのが良く分かる(元サイズあり)
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大きな細長い池塘を後にする、二重稜線の鞍部に位置するのが良く分かる(元サイズあり)
戸立山北方稜線より北方面(茶畑山からの激薮稜線が続く)
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戸立山北方稜線より北方面(茶畑山からの激薮稜線が続く)
戸立山直下の北西斜面はガレて崩落している
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戸立山直下の北西斜面はガレて崩落している
崩落地帯は冷水沢本流の源頭部にもなっている
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崩落地帯は冷水沢本流の源頭部にもなっている
さらに北方稜線を進み戸立山のパノラマ 崩落地帯の上部は草原斜面になっている(元サイズあり)
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さらに北方稜線を進み戸立山のパノラマ 崩落地帯の上部は草原斜面になっている(元サイズあり)
戸立山に近づくにつれ薮こぎ困難な激薮になり止むを得ず草原斜面に大きく迂回トラバースする(元サイズあり)
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戸立山に近づくにつれ薮こぎ困難な激薮になり止むを得ず草原斜面に大きく迂回トラバースする(元サイズあり)
きつね色の草原斜面(元サイズあり)
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きつね色の草原斜面(元サイズあり)
草原にはチングルマが分布
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草原にはチングルマが分布
季節外れのミヤマリンドウの花とチングルマの紅葉
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季節外れのミヤマリンドウの花とチングルマの紅葉
草原を登り切るとなだらかな笹原が広がっている(戸立山の西斜面)
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草原を登り切るとなだらかな笹原が広がっている(戸立山の西斜面)
西側から笹と潅木混じりの薮をこぎ、戸立山の山頂部へ
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西側から笹と潅木混じりの薮をこぎ、戸立山の山頂部へ
潅木薮の中から落ち葉と苔に覆われた三角点をなんとか発見
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潅木薮の中から落ち葉と苔に覆われた三角点をなんとか発見
三角点の近くでプレート発見
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三角点の近くでプレート発見
大学のワンゲル部のパーティーかもしれない
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大学のワンゲル部のパーティーかもしれない
戸立山を後に三角峰方面を目指す
相変わらず胸丈の潅木混じりの笹薮が続く
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戸立山を後に三角峰方面を目指す
相変わらず胸丈の潅木混じりの笹薮が続く
以東岳方面パノラマ、1548m峰手前(北西側)に池塘群がある
画像では分からないが一部背丈を越える笹と潅木の密薮あり(元サイズあり)
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以東岳方面パノラマ、1548m峰手前(北西側)に池塘群がある
画像では分からないが一部背丈を越える笹と潅木の密薮あり(元サイズあり)
1548m峰手前の池塘群に立ち寄る(大き目サイズ)
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1548m峰手前の池塘群に立ち寄る(大き目サイズ)
薮の中ではオアシスのような存在
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薮の中ではオアシスのような存在
遠く日本海に粟島を望む
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遠く日本海に粟島を望む
1548m峰付近より戸立山を振り返る(元サイズあり)
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1548m峰付近より戸立山を振り返る(元サイズあり)
戸立山の北東肩に先ほどの大きな細長い池塘が見える
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戸立山の北東肩に先ほどの大きな細長い池塘が見える
1548m峰付近より以東岳方向、手前にやや大き目な池塘が二つ見える
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1548m峰付近より以東岳方向、手前にやや大き目な池塘が二つ見える
やや大き目の池塘の東側の脇を通過(元サイズあり)
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やや大き目の池塘の東側の脇を通過(元サイズあり)
池塘を振り返る、右奥は1548m峰
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池塘を振り返る、右奥は1548m峰
1548m峰付近より望む大鳥池と背後の化穴山
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1548m峰付近より望む大鳥池と背後の化穴山
大鳥池北岸と大鳥小屋アップ、周囲は紅葉の盛り
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大鳥池北岸と大鳥小屋アップ、周囲は紅葉の盛り
大鳥池南岸
森の中にたたずむ三角池
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森の中にたたずむ三角池
独特な山容の桝形山(双耳峰)と大佐渡
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独特な山容の桝形山(双耳峰)と大佐渡
さらに進むと薮丈は少し低くなり、潅木にハイマツが混ざってくる 以東岳手前に三角峰が見える
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さらに進むと薮丈は少し低くなり、潅木にハイマツが混ざってくる 以東岳手前に三角峰が見える
大鳥池方面の眺望がとても良い
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大鳥池方面の眺望がとても良い
1500m峰手前、北方稜線の東側にある小さな池塘
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1500m峰手前、北方稜線の東側にある小さな池塘
すぐ南側にあるもう一つの池塘
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すぐ南側にあるもう一つの池塘
薮から逃れるため稜線の東側斜面の草原に降りてトラバースした区間、右は1500m峰(元サイズあり)
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薮から逃れるため稜線の東側斜面の草原に降りてトラバースした区間、右は1500m峰(元サイズあり)
忍耐の薮こぎでようやく三角峰の山頂に到着 ここから登山道までの下りは腰程度の笹薮で楽になる
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忍耐の薮こぎでようやく三角峰の山頂に到着 ここから登山道までの下りは腰程度の笹薮で楽になる
三角峰より望む大鳥池と登山道のある丘(左下)(元サイズあり)
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三角峰より望む大鳥池と登山道のある丘(左下)(元サイズあり)
三角峰より望む雄大な以東岳(元サイズあり)
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三角峰より望む雄大な以東岳(元サイズあり)
新しくなった以東小屋をズーム
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新しくなった以東小屋をズーム
険悪な東沢上流部をズーム
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険悪な東沢上流部をズーム
のびやかな登山道に出て、大鳥池へ下る
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のびやかな登山道に出て、大鳥池へ下る
三角峰を振り返る
2
三角峰を振り返る
紅葉に彩られた斜面を大鳥池へ下っていく
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紅葉に彩られた斜面を大鳥池へ下っていく
登山道の北側にある池塘(1350m付近)
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登山道の北側にある池塘(1350m付近)
1200mより下ると紅葉が増々鮮やかに
1200mより下ると紅葉が増々鮮やかに
大鳥池と登山道脇の紅葉
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大鳥池と登山道脇の紅葉
ブナ林帯の黄葉紅葉
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ブナ林帯の黄葉紅葉
大鳥池湖畔から望む大鳥小屋
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大鳥池湖畔から望む大鳥小屋
大鳥池南西方向パノラマ(元サイズあり)
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大鳥池南西方向パノラマ(元サイズあり)
万華鏡のような紅葉。上下左右対称!
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万華鏡のような紅葉。上下左右対称!
大鳥池の水門と後方に戸立山
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大鳥池の水門と後方に戸立山
ひっそりとたたずむ大鳥小屋(タキタロウ山荘)
ひっそりとたたずむ大鳥小屋(タキタロウ山荘)
大鳥池北岸より望む以東岳(左奥)
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大鳥池北岸より望む以東岳(左奥)
七ツ滝沢の吊り橋
七ツ滝沢の吊り橋
最後はヘッドランプ点灯で登山口へ戻る
最後はヘッドランプ点灯で登山口へ戻る

感想

地形図を眺めると以東岳の北方稜線の三角峰〜戸立山〜茶畑山にかけて池塘が点在している。特に戸立山の北には四角くて大きな池塘があり今回の一番の目的。もちろん登山道の無いエリアのためアプローチは冷水沢を遡行。戸立山北斜面のガレ場に突き上げる冷水沢本流の途中で、目的の池塘に西側から突き上げる支沢に分岐すれば想定通り、少々の薮こぎで池塘に出ることが出来た。

池塘の水深は浅いが鏡のような水面には周囲の潅木や草原の紅葉が反射して息をのむ美しさ。道中の苦労と時間が経つのを忘れそう。次に戸立山北方稜線の反対側にある大小二つの細長い池塘を巡る。二重稜線の鞍部に位置し潅木薮の鮮やかな紅葉に囲まれた魅力的な池であった。

その後も迂回を強いられるほどの厳しい薮こぎでようやく戸立山の山頂に立る。そして潅木薮の根元に落ち葉に覆われて苔むした三角点を探し出す。その後さらに三角峰を目指し激薮の稜線をみ二ヶ所の池塘群を巡りながら進む。稜線は眺望が良く西には紺碧の大鳥池と背後に秘峰、化穴山を望み、東側には八久和川上流部の障子ヶ岳や大桧原山を望む。そして正面には雄大な以東岳に圧倒される。

三角峰から少し下ると以東岳からの登山道に合流し紅葉最盛期のトンネルを下れば紅葉を映す鏡のような大鳥池畔へ。静寂の大鳥小屋を通過すればいつしか日も暮れ、七ツ滝吊り橋を渡って最後はヘッドランプ点灯で登山口へ戻った。

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コメント

ゲスト
今回は・・・
疲れすぎて、大兄の記録に気の利いたことが言えません。
画像87/92に不思議と励まされました。
台風19号に翻弄され、様々な責任・責務に押しつぶされそうですが、
お山から元気を頂戴しました。感謝。
2019/10/26 19:16
Re:
kamoshiqua 様
被災されて復旧作業で大変な状況の中でのコメント、大変申し訳なくありがとうございます。台風19号による被害は阿武隈川だけでなく支流にまで及び大変な被害をもたらしていると聞きます。kamoshiqua様が一日でも早く通常の生活に戻られることをお祈りしております。
2019/10/27 15:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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