北御所から木曽駒〜極楽平〜千畳敷 下山
- GPS
- 12:15
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,319m
- 下り
- 567m
コースタイム
黒川平 駐車場 4:30
5:25 檜尾橋BS 5:40
6:25 北御所林道入口BS 6:35
7:30 蛇腹沢(北御所)登山口 7:45
8:45 清水平 9:00
9:30 うどんや峠 9:45
10:30 一丁ガ池
10:45 小屋場 11:00
11:45 船窪
12:55 勅銘石 13:05
13:20 乗越浄土 13:25
14:15 頂上山荘 天場
【15日】
頂上山荘天場 10:50
11:00 木曽駒ヶ岳 11:05
11:15 頂上山荘天場
【16日】
木曽駒ヶ岳 山頂天場 5:45
6:05 中岳
6:10 中岳・巻道分岐
6:30 宝剣岳
7:10 三ノ沢分岐
7:15 極楽平 7:25
7:50 千畳敷
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒川平駐車場の入口に登山届けポスト有り。 北御所登山口バス停にはポスト無し。 蛇腹沢(北御所)登山口にはポスト無し。 清水平には水場有り。その先に一丁が池には水はあるが、煮沸しないと飲めないと思われる。 蛇腹沢(北御所からの登山道は毎年地元の学校の登山ルートとなっているらしく、とても整備され、歩きやすい登山道。危険個所もない。 宝剣岳は三点支持を基本通りできれば、ホールド・スタンツ、クサリがしっかりしているので、必要以上に恐れることはないと思うが、俄か登山者には怖いかも。 特に今回のように雨の日は、靴底に付いた砂で岩が滑り易く、またクサリもしっかりにぎってもツルッと滑るので、特に下りは要注意。 |
写真
感想
17年前にも計画したこのルート。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-45611.html
ほぼ同じ計画で臨みました。前回はメンバーの一人が足を痛め、乗越浄土より千畳敷へ下山。
梅雨もあけない3連休の天気が気になったが、
Yahooで麓の天気を
登山天気
てんきとくらす
を1週間も前から毎日、日に何度もCKしていた(まだこの時は梅雨明け前)
初日こそ曇/雨だが、2日目、3日目は曇/晴れ とマズマズの天気。これで17年前の失敗を取り戻せると一安心。
【前夜(13日・金)】
出発直前から雨がポツポツ降り出す。予報では徐々に良くなっていくハズなんだけど、気が重い。出発草々に、大事な焼き豚を忘れた事に気が付いてあわてて取に戻る。約30分のロス。
19時30分、改めて出発。急ぐ旅ではないので、本日も下道で。R153をひたすら駒ケ根方面へ走る。
23時15分 黒川平駐車場着(170.5Km)。気温18度。
あれれれ?普段なら既に数台の車が止まってて、中にはテントで酒盛りしている人達もいるのに、車が1台もいない。
おまけに駐車場の入口にはロープがしてあって入れない。
困ったな・・・。でもロープは簡単に外れるので、車を中に入れて、お金は下山後に払うことにしよう。ロープはちゃんと元に戻しておく。
雨は相変わらず強く降っている。明日の天気がチト心配。
23時50分、ビールを飲んで寝ることにする。この頃、車が1台上がってきたが、駐車場に入らずに(ロープをマナー良く外さずに)路駐した。
【初日(14日・土)】
3時30分、起床。相変わらずの雨。数台の車が上がってくるが、どれも中に入らずに路駐して、駐車場が開くのを待っているようだ。オニギリを食べて出発準備。ちょっと小やみになるのを待っていたが、あまり変わらない。
4時30分、いつまでも様子を見ていても仕方がない。雨の中、傘をさして歩き始める。
檜尾橋バス停で休憩。W大学ワンゲル部員と遭遇。前夜にココまで入って幕営したとか。今日は檜尾尾根を登り、越百方面へ縦走とか。
2時間の車道歩きの末、北御所林道入口バス停で2回目の休憩。さてここからも林道歩き。
しばらく歩くと、N大学探検部の数名を追い抜く。ややマイナー中アに学生が来るんだなとちょっと驚く。ここからしばらくはN大探検部と抜きつ抜かれつしながら登ることに。
雨はほぼ止んだようだ。後は天気の回復を待つだけ。
登山口からら丁度1時間で清水平に到着。清水平は広場になっており、良いテントサイトだ(でも幕営禁止)。冬ならOKかも?広場の奥に水場もある。この先に水場はない。
清水平から30分程度でうどんや峠に。雲がかかっていて檜尾尾根程度しか見えない。
うどんや峠から約45分で一丁ガ池。まずは池が現れ、その後に小広場がある。ここの水はよどんでいるので飲料には適さないだろう。煮沸すれば飲めるか?
一丁ガ池からわずか15分で小屋場。ここらまで来るとかなりバテてしまった。たかだか23Kgのボッカ量にも拘らず、この疲れ様はなんだ!減量のし過ぎでスタミナまで落ちてしまったようだ。
舟窪をスルーし、伊那前岳の手前では、この時期には想像もしなかった雪渓が登山道に現れる。今年は雪が多かったから。周りの谷にも多くの雪渓が残っている。
しかし、かなり腐っているので、軽アイゼンすら着けずに気を付けて通り過ぎる。
さすがに森林限界を超えると風が冷たい。一瞬下界の街並みが見えるが、山のガスは晴れない。
前回は気が付かなかった伊那前岳のピークを探そうと思った。ここだと思った地点より登山道右へ外れ、ガレ場を登ればピークなんだろうが、植生保護の為のロープが張ってあるので、探しに行くのを諦める。
登って行った形跡があるが、高山植物保護の為、マナーは守ろう。
勅銘石で休憩とするが、風が強く、また天気が悪くて景色なんか全然見えない。千畳敷すら見えない。聞こえるのは風の音と案内のアナウンスだけ。
乗越浄土に近づくとチラホラ登山者とすれ違う。もう近くだ。
駐車場をでて約9時間、13時20分に 乗越浄土に到着。RWで朝上がってきたと思われる登山者も急ぎ足で下りていく。
そのまま中岳を通り過ぎ、頂上山荘の天場へ急ぐ。中岳のトラバースルートは風が強くてキケンだということなので、中岳を登るルートにした。
天場にはすでに多くのテントが設営されていた。天場代は 800円/人(水、トイレは小屋利用(料金込み))。夕方には約45張のテントに増えた。
18:00 寝ることにする。
夜半から雨が降ったり止んだり。風は終始強く、雨が降ると横殴りの雨となる。
・本日の夕食は卵スープを用いた他人丼(焼き豚を使用)。水分を飛ばすと、タマゴが固まり、かなり良い感じだ。しかし、かなり量が減るので、タマゴスープは2個/人あると良いかな。
・具は、ふ、乾燥椎茸ともに2個/人としたが、具沢山で良いが、半分でも充分だろう。
・完全に汁を飛ばさず、少し残してツユにした方が良い。
・米250g/2人で丁度良い。
【2日目(15日・日)】
4時30 に目覚めるが、風雨強く周りは真っ白。しばらくシュラフの中で様子を見ることにする。
5時、シュラフから抜け出す。三ノ沢岳まで往復約6〜7時間(休憩込)と見込んで、遅くとも7時には出発せねば。それまで様子を見てて回復の兆しが無ければチンデンとする。
7時まで待つが、相変わらず風強くて真っ白なんでチンデンとする。天気を見て、木曽駒だけは行くことにしよう。周りのテントも動きが遅い。様子を見ているのだろう。
10時50分、相変わらず風は強いものの雨が止んだようなので、空身で木曽駒ヶ岳に向かう。
さすがに空身だと早く、10分で 木曽駒ヶ岳 についてしまう。風&霧雨で景色は全く見えず。とりあえず登ったという自己満足だけ。
夏縦走の安全祈願をして、天場に戻る。
11時15分に 天場 の戻ってからはゴロゴロして夜まで過ごす。その後再び雨が降り出し、天気予報は完全に裏切られた。梅雨前線は佐渡島あたりまで北上し、かなり距離が離れているのに天気が回復しない。
【最終日(16日・月)】
寝る頃には雨は止んだようだ。夜半辺りから風も弱くなり、前夜とは異なり、かなり冷えてきた。明日は天気の回復が期待できるか・・・?
4時15分、起床。いの一番にベンチから外を見るが、真っ白。ガッカリ。仕方がない、様子を見ながら極楽平まで歩き、ソコで天気と相談だ。
5時45分、霧雨の中を出発。風は相変わらず強い。中岳への登りで「そうしようかなぁぁ〜〜〜」とボ〜〜と考えながら歩いてたら強風にあおられて、転びはしなかったものの左足、ヒザ辺りを強打。しばらくは声も出ない程の痛みに脂汗が流れる。
20分程度で中岳に。写真だけを取って下ることに。
宝剣山荘からは岩交じりの砂地の登山道を少し歩いた後は岩場に突入。晴れていれば何てことないのだが、濡れた岩に靴底の砂で滑り易い。おまけにクサリも濡れてツルッと滑るので、要注意。
子供にはヘルメットだけかぶらせて、ロープで確保はせずに慎重に登らせる。
6時30分、宝剣岳に到着。一番高い岩の上にも登れるのだ、今日はやめておこう。しかし、ここまで誰にも会わなかった。まだ小屋・天場で様子見をしているのだろうか。
7時15分、極楽平に到着。相変わらず天候は回復しない。天気予報ではお昼近くから回復だとか。これまで期待を裏切られてきた天気予報をこれ以上信用できない。
ヒザの痛みもあり、千畳敷に下りることにする。
極楽平から10m程雪渓があるが、しっかりステップが切ってあり問題はない。
この時間(7時半)になると多くの登山客が上がってくる。我々はこんな時間だけど空けることにする。
30分もかからずに千畳敷へ。RWの時間が迫っていたので、片付けもソコソコにRWに乗り込む。
今考えると、そんなにあわてず、千畳敷の観光客気分を少し味わえばよかった。
しらびそ平からはバスに乗り、黒川平の駐車場へ。さすがに楽チン楽チン。
8時45分 黒川平の駐車場に到着。24度、晴れているが、山は雲の中。
駐車場は7割位埋まっている(500円/1回)。まだまだ上がってくる車がいっぱい。登山では考えられない時間。これが登山者?いや観光客だろう・・・。
地元の友人に教えてもらった、ソースカツ丼の店、菅の平駐車場近くの「ガロ」に寄ろうとしたが、いかんせん時間が早すぎてまだ開店していない。
あきらめて、再びR153で帰路についた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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azu2000さん
木曽駒ケ岳をロープウェイを使わずに登ったそうですね。
かなり標高差があるコースだと思います。
標高が高いので、涼しいと思います。僕も7月29日に
蔵王に登ってきました。ヤマレコに登録したので、ぜひ
見てください。
この天候の中良く頑張った。
天候が良ければ尚良かったですね。
でも、大きなトラブルもなく歩き切りました。
akiko2569 くん
コメントありがとう。azu2000に伝えておくよ。
確かに一日で2,000m近くも登るのは大変だよ。天場では寒くて、ほとんど長袖を着ていたよ。
来週会えるのを楽しみにしています。
kintakunte さん
こんばんは。
たかだか22〜23Kgのボッカでバテてしまって、夏の縦走が心配ですわ。
今回は天気が悪く、ムリをしませんでした。
aKIKO2569君 コメントありがとう。 na58bear56さんにaKIKO2569君からコメントが入っていることを教えてもらいました。 本当に、1日で2000mも登るのは大変でした。山の上の天気はガスっていて一時、雨も降ってきたくらい悪かったです。 一方、蔵王山登山の記録も拝見させていただきました。とてもがんばったようですね。 降りた後の風呂はやっぱサイコーですよね。 これからの登山もがんばってください。
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