黒岳−トムラウシ−天人峡


- GPS
- 320:00
- 距離
- 42.3km
- 登り
- 2,233m
- 下り
- 2,594m
コースタイム
2日目:白雲岳避難小屋0430-忠別岳0730-ヒサゴのコル-ヒサゴ沼1110
3日目:ヒサゴ沼0410-北沼0610-トムラウシ0630〜0650-ヒサゴ沼0900
4日目:ヒサゴ沼0400-第一公園0720-天人峡温泉0915
天候 | 1日目:曇 2日目:晴 3日目:晴れのち曇 4日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ヒサゴ沼から化雲岳方面の雪渓はガスると迷いそうだが、ルートを示すロープがある ・雪渓は融雪が進んでおり踏み抜き注意 ・北沼前後の岩礁帯はペンキマークが薄いが、要所に蛍光テープがある。逆方面からは見づらい 【悪天時の天人峡ルートについて】 ・化雲岳-ポン沼間はなだらかな砂礫の稜線で、ガスるとルートが判りにくいところがあった ・ポン沼を過ぎるまでは吹きさらしかハイマツ漕ぎ、過ぎると笹ヤブ(ある程度は刈られている)とぬかるみの道。でも、ここまで下ればもう迷う心配なし ・天人峡温泉(天人閣)の日帰り入浴は12:00から。旭岳温泉・湧駒荘は10:00から。 |
写真
感想
今年の夏山はトムラウシ!層雲峡からの縦走で、ヒサゴ沼で連泊してあわよくば五色ヶ原も歩こうという贅沢なプランです。けっきょく天候悪化でトムラウシはヒサゴ沼からのピストンとなり、下山は新得側ではなく天人峡温泉へ下るルートに変更となってしまいましたが、そのおかげで山頂では快晴のなか素晴らしい展望を楽しむことができたのでした。以下、ちょっと長いですが感想を。
1日目
層雲峡からロープウェーとリフトで一気に黒岳7合目へ。地元のハイカーが多く、そのうちのお一人がトムラウシのルートに詳しくていろいろと教えてもらいました。エスケープに考えていた天人峡ルートの道の悪さが気になっていましたが、どのルートも雨が降るとぬかるむので大差ないとのこと。それよりも稜線の長いトムラウシ越えは悪天時は避けた方がよいと、予想どうりの答えでした。
赤石川周辺は残雪が多くて模様が見事、一つ一つの雪田が大きい!最後の北海岳〜白雲岳のなだらかな稜線は、登山道沿いに延々と続くお花畑を楽しみながらの快適なハイキング。初日から大雪山縦走の魅力を存分に味わうことができました。
2日目
起きたら快晴。昨日は雲に隠れていたトムラウシが遙か向こうに見えて、いやがおうにもテンションが上がります。
高根ヶ原は5-6kmも続く広い台地で、東側がすっぱりと切れています。その縁を辿る登山道の両脇にはお花畑が延々と続き、その向こうには残雪の旭・白雲岳、反対側の崖下には小さな沼がいくつも集まっています。そして行く手にはトムラウシが・・・いや、今思い出しても素晴らしい風景でした。
忠別岳に登るハイマツ帯がちょっと鬱陶しいですが、枝払いされて歩きやすくなっています。ハイマツを抜けて砂礫の緩斜面を登れば、忠別岳の山頂です。
ハイマツの稜線を西に進んで化雲岳下をトラバースし、ヒサゴのコルから岩ゴロと雪渓を下れば今日のテン場のヒサゴ沼。化雲岳分岐から直接ヒサゴ沼へ下りなかったのは、トムラウシへ登る日が悪天でも迷わないよう、予め下見をしたかったのです。谷の幅が狭いしペンキマークもあるので問題ありません。
この日のヒサゴ沼は宿泊者も少なくて、静かなテン場でした。夜には見事な星空も。
3日目
快晴。しかし予報では明日気圧の谷が通過するとのこと。連泊して五色ヶ原方面へ散歩に行く予定でしたが、天気が良いうちにトムラウシをピストンすることにしました。
昨日のコルまで上がって、そこから稜線を天沼-ロックガーデン-北沼と歩くのですが、北沼まで意外と長く感じます。距離は3kmほどなのに何故だろう?このことは帰路の下りでも感じました。岩ゴロの上を縫うように進むので遠く感じるのかもしれません。マーキングは結構ありますが、薄くなったものが多いので濃霧時注意。特に山頂からここを下るときは見づらいと思います。
頂上からの展望は言うまでも無し。五色ヶ原方面の景色が素晴らしかったです。他の登山者も言ってましたが雲ノ平のスケールアップ版という感じ、今度こそ歩いてみたい。
4日目
今日は遅くなるほど荒れると判っているので、早いうちに稜線を抜けようと天人峡コースで下山。
ヒサゴ沼の雪渓を登る途中で雨風が強くなり、視界が10mに。雪渓脇にロープが張ってあるのでそれを辿って化雲岳分岐へ無事到達。化雲岳からポン沼までは広い稜線が続くので、地図・コンパスと眼とマーキングをフル活用してなんとか通過。ポン沼を過ぎると風も弱まり視界も晴れました。ここから第一公園までは濡れた笹藪とぬかるみの道でちょっと辛いですが、もう迷う心配はありません。黙々と下って第一公園の木道まで下りると、雨は止んでいました。
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