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Yamareco

記録ID: 212049
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

北岳 夏の一泊二日まったりコース

2012年07月28日(土) 〜 2012年07月29日(日)
 - 拍手
harinoki その他2人
GPS
28:00
距離
10.9km
登り
1,690m
下り
1,674m

コースタイム

【7/28】
9:10広河原発〜9:18広河原山荘(通過)〜11:10左岸へ渡渉(橋)〜12:10二俣(右俣コース)〜14:55左俣コース合流点〜15:25小太郎尾根分岐(北岳方面へ)〜16:25北岳肩の小屋(宿泊)

【7/29】
6:05北岳肩の小屋発〜7:05北岳山頂(7:35発)〜7:55八本歯のコル分岐〜8:30八本歯のコル〜9:50雪渓上部(10:15発)〜11:00頃二俣〜13:15広河原山荘〜13:45バス
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安駐車場駐車(7:10着)駐車場残り2台!という誘導員に慌ててバス乗り場に荷物デポして第八Pに駐車(バス停まで10分ほど徒歩)。 
料金:1,000円(バス広河原まで)+100円(駐車場整備費?)

帰りも同じ料金。

行きは全員着席でしたが、帰りは満員で立ち乗りの皆様もあり。
立っていたのはご年配の方々でしたが、譲に譲れずなんとなく気まずい思い。
山梨交通様。あまりこんな思いをしたくありませんので、うまい配車をお願いします。
コース状況/
危険箇所等
【7/28】
【広河原〜御池小屋分岐〜二俣】
比較的平坦な川沿いの道。歩きやすい。2回渡渉(橋あり)後半は少し急になる。

【二俣〜右俣コース〜小太郎尾根分岐〜北岳肩の小屋】
二俣には簡易トイレあり(2つ)
二俣から広葉樹の急登。風も通らず暑い。2500m位で草地に出る。
小太郎尾根からは気持ちのいい稜線歩き。でも高度も高いのでややつらい。


【北岳肩の小屋】
テント:500円 
砂地だがペグ刺さりにくい。石は豊富。全く平坦な場所は数少ない。
水(天水):100円/リッター(募金箱制)
缶ビール:500円(アサヒ、サッポロ)
ペットボトル:400円(コーラ、ミネラルウォーター、オレンジジュース他)
他ウィスキーとかもあり。
トイレ非水洗、小屋近くだけでなく、テン場にもあり。テン場側のほうが簡易だが、すいている。

【7/29】
【北岳肩の小屋〜北岳〜八本歯のコル〜二俣〜広河原】
北岳までは少し急、何より眺望絶佳にて先に進まない。花も豊富。
北岳山頂は人多し。山頂看板で写真を撮るには並ぶ(笑)

北岳〜八本歯のコル分岐までは滑りやすい、浮石も多い。

八本歯のコルまでは名物ハシゴ。数は多くなく、3か所程か。
声かけて譲り合い必要。

八本歯のコルから雪渓までが曲者。
浮石多い+ハシゴ多数(5〜6か所?急)、雪渓上部もザレていて浮石も多い。
ここで落石すると雪渓が染まるかも。
雪渓下山中にも『落石』の声がこだましてた。

雪渓はこの時期はアイゼンは不要としても、ストックは合ったほうがよいかと。

二俣からは下るだけ、楽。
芦安からのバス。座れてよかった。
バスは相当ゆれます。うたた寝するなら頭と窓の間に緩衝材を。
2012年07月28日 08:01撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 8:01
芦安からのバス。座れてよかった。
バスは相当ゆれます。うたた寝するなら頭と窓の間に緩衝材を。
着いた直後に帰りのバス購入に並ぶ方々。
正解なのかも。
2012年07月28日 08:58撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 8:58
着いた直後に帰りのバス購入に並ぶ方々。
正解なのかも。
高校1年の夏合宿以来13年ぶり(!)の北岳。
あの時は2泊3日。寝起きの草すべりの急登と農鳥岳〜奈良田の下山の長さに打ちひしがれたなぁ。
2012年07月28日 09:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:15
高校1年の夏合宿以来13年ぶり(!)の北岳。
あの時は2泊3日。寝起きの草すべりの急登と農鳥岳〜奈良田の下山の長さに打ちひしがれたなぁ。
まぁ、今回も打ちひしがれましたが。。

まだまだ序盤、気分はさわやか極まりないですよ。
2012年07月28日 09:16撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:16
まぁ、今回も打ちひしがれましたが。。

まだまだ序盤、気分はさわやか極まりないですよ。
ほら、大樺沢の水はきれいだし。
2012年07月28日 09:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:55
ほら、大樺沢の水はきれいだし。
道もしっかり整備されてるし。
2012年07月28日 09:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:59
道もしっかり整備されてるし。
暑いしね、飛び込みたいくらいだよ。
2012年07月28日 09:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 9:59
暑いしね、飛び込みたいくらいだよ。
ね、暑いし。眠いし。…つらいわ。
2012年07月28日 11:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 11:10
ね、暑いし。眠いし。…つらいわ。
今年の雪渓はかなり多いらしい。
もう少しで二俣。
2012年07月28日 12:04撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/28 12:04
今年の雪渓はかなり多いらしい。
もう少しで二俣。
右股コース途中からバットレス方向ですが、あまり写真撮る余裕がありません。
2012年07月28日 13:56撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 13:56
右股コース途中からバットレス方向ですが、あまり写真撮る余裕がありません。
ウサギギクですが、あまり余裕がありません。

他にもいろいろ咲いてましたが…あまり。
2012年07月28日 13:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 13:57
ウサギギクですが、あまり余裕がありません。

他にもいろいろ咲いてましたが…あまり。
稜線への期待に元気を取り戻し。

この辺花も多し。
2012年07月28日 15:18撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/28 15:18
稜線への期待に元気を取り戻し。

この辺花も多し。
小太郎尾根分岐付近から仙丈岳。でかい。
2012年07月28日 15:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 15:27
小太郎尾根分岐付近から仙丈岳。でかい。
やっと到着肩の小屋。
早速ビールで乾杯。
周りはみんな笑顔。
つくづくなんと幸せな空間か。
2012年07月28日 16:21撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/28 16:21
やっと到着肩の小屋。
早速ビールで乾杯。
周りはみんな笑顔。
つくづくなんと幸せな空間か。
今年初3,000m越えでしたね。
2012年07月28日 16:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/28 16:24
今年初3,000m越えでしたね。
遠く中央アルプス方向に、はるかに高く伸びる積乱雲。
夏です。
2012年07月28日 16:25撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/28 16:25
遠く中央アルプス方向に、はるかに高く伸びる積乱雲。
夏です。
暮れるテン場から鳳凰三山方面
2012年07月28日 16:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/28 16:38
暮れるテン場から鳳凰三山方面
明けて4時過ぎ。朝食。
2012年07月29日 04:14撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 4:14
明けて4時過ぎ。朝食。
鳳凰三山を越えて朝日が昇り。
2012年07月29日 05:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 5:02
鳳凰三山を越えて朝日が昇り。
甲斐駒もご機嫌で。
2012年07月29日 05:49撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 5:49
甲斐駒もご機嫌で。
幸せ気分で出発。
今日も天気はよさそうです。

肩の小屋の青い屋根ってのもなかなかオツですな。
2012年07月29日 06:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 6:11
幸せ気分で出発。
今日も天気はよさそうです。

肩の小屋の青い屋根ってのもなかなかオツですな。
この稜線が好きだ。
2012年07月29日 06:49撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 6:49
この稜線が好きだ。
薄い富士。
2012年07月29日 06:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 6:52
薄い富士。
北岳山頂へ。混雑。

北岳って3,193mなんですね。
昔は3,192mだった気が…。
2012年07月29日 07:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 7:32
北岳山頂へ。混雑。

北岳って3,193mなんですね。
昔は3,192mだった気が…。
間ノ岳方向。良い。惚れた。
2012年07月29日 07:35撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 7:35
間ノ岳方向。良い。惚れた。
2012年07月29日 07:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 7:41
2012年07月29日 07:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 7:42
天気も景色も良いのに、
八本歯のコル方面へ降りて行ってしまうという。
人の世の無常。
2012年07月29日 07:57撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 7:57
天気も景色も良いのに、
八本歯のコル方面へ降りて行ってしまうという。
人の世の無常。
間ノ岳氏、また会いまみえん。
2012年07月29日 08:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:05
間ノ岳氏、また会いまみえん。
いつの間にか八本歯のコル手前から、バットレスを望んでいます。
人がいるのを見つけたあなたは素晴らしい。
2012年07月29日 08:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:20
いつの間にか八本歯のコル手前から、バットレスを望んでいます。
人がいるのを見つけたあなたは素晴らしい。
コル手前。北岳は遥かに。
2012年07月29日 08:24撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:24
コル手前。北岳は遥かに。
コルからの下り。ハシゴ多数です。
2012年07月29日 08:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:55
コルからの下り。ハシゴ多数です。
おや、シャレたハシゴです。
2012年07月29日 08:55撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 8:55
おや、シャレたハシゴです。
雪渓上部。
この周辺浮石多く気を使う。
2012年07月29日 09:50撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 9:50
雪渓上部。
この周辺浮石多く気を使う。
怖いと思って腰が引けると滑ります。
滑るもんだと思いつつ、蹴りこみながら降ります。
2012年07月29日 10:28撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/29 10:28
怖いと思って腰が引けると滑ります。
滑るもんだと思いつつ、蹴りこみながら降ります。
広河原山荘 アイス200円
2012年07月29日 13:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/29 13:17
広河原山荘 アイス200円

感想

【7/28】
教訓:徹夜で山に登ってはいけない。
28日深夜零時栃木発(車にて)東京にて一人ピックアップ、4:00山梨でもう一人合流。
そこから忘れ物のハプニングあり往復2時間プラス運転。5時台のバスを7時台に変更。駐車場はぎりぎりOKで滑りこみ。

しかしharinokiには気力体力の限界だったらしい。二俣に行くまでの川沿いの比較的緩やかな道で意識が半とび。
テント泊装備とはいえ尋常でない疲れっぷり。登る気力も、次の一歩も出やしない。
当初は八本歯のコル経由で北岳山荘に行く予定だったが、二俣到着時点で白根御池小屋での宿泊を皆に(CLなのにね…)相談するくらいにやられてた。
結果的には肩の小屋を目指して無事到着。

肩の小屋に着いたら安心したのか、お酒は進みました。
ワイン2ℓ+日本酒でいい感じすぎ。

小屋外のベンチでお世話になった関西の皆様。
コーヒー美味しゅうございました。
また、紙コップありがとうございました。

harinoki:テント泊
同行二人:小屋泊(小屋泊は意外とすいていたみたい。寝袋で一人1畳弱は取れた模様)

【7/29】
3,000mとはいえ暖かくisukaの十年物のスリーシーズン寝袋でも暑いくらいの夜でした。
起きたら晴れだし、よく寝たし元気極まりない。体は正直ですな。


間ノ岳以南の南アルプスの奥深さを眺めながら八本歯のコル経由で下山。

左俣コースの雪渓は転んでも滑落して止まらないわけではないので、グリセードで遊びながら下る。
でも、結果的には着実に道を降りてくる登山者と、速度はあまり変わらないもんです(笑)

やるなら、怪我しないよう踏み抜かないよう、本気で滑るべし。

雪渓は着岸部周辺、流芯付近一部薄くなっています。浅い踏み抜きもあります。
また、表面は融け気味で簡易アイゼンのような短い歯では効きが悪いです。

どうせ滑るんだし、滑っても滑落しないなら、雪の上を滑りにくいようにとらえて歩く練習をするべきだなと思います。
慣れもあるのでケースバイケースですが。

高校生の山岳部の一団はワイワイ言いながら転んでもつれながら、ノーアイゼンで追い抜いて行きました。

広河原山荘のアイス(200円)は美味極まりないです。


温泉は芦安のバス停にあるとこ(名前と値段忘れた、500円くらいか)
男風呂は洗い場が少なく(4つ)、渋滞しました。

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