THE夏山 〜五竜岳〜 黒菱から日帰りピストン


- GPS
- --:--
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,330m
- 下り
- 2,330m
コースタイム
天候 | 晴れ。昼過ぎからガスが出てくるが夕方再び日差しが。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白馬からは八方方面黒菱平へ。 黒菱のPは100台ぐらい(それ以上?)は停められるでしょうか。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒菱から少しの間は牧場の中を通過。牛が放牧されています。 立ち入り禁止になっていますが一応通過が黙認されているようです。自己責任で。 リフトの場所から八方池までは木道や石畳等で整備されたハイキングコース。 八方池から唐松岳までは整備された登山道。 急なところも危険箇所も無し。 唐松岳頂上山荘〜五竜山荘まで、牛首付近は急な岩場、鎖場。注意が必要。 それ以外は歩きやすい登山道。繰り返すアップダウンが地味にキツイ。 五竜山頂付近に岩場、鎖場あり。 急だが慎重に歩けばそれ程危険ではない。 岩場では落石に注意。自身でも落とさないように注意。 |
写真
感想
今月は仕事の都合で休みなしだったが、何とかやりくりして山登りに充てられる休日を作れることになったので、山行を計画。
最近このヤマレコやSNS等でやり取りしている方で何人かが白馬や唐松等に登っており、皆が気持ちよさそうに歩いているのが羨ましく思えたので、少しスケジュール的にはハードになるが後立山に足を延ばす事にした。
今年は自身が年男であり、竜の山で一番高いところを目指そうかなんて思いもあったので五竜岳に決定。欲張りなのでついでに唐松岳や鹿島鑓も登っちゃおうかな。
仕事を終え、帰宅。
食事とパッキングを済ませて0:30に自宅を出発。
最近オリンピックで朝方まで起きているせいか眠くならずノンストップで白馬に到着。ゴンドラやリフトを使用すると出発が遅くなるので黒菱のPに車を停める。
到着時間が4:30だったので鹿島鑓はちょっと難しいかな。
準備を済ませ4:45少し明るくなり始めた頃出発。
先行するパーティーが一組。
リフトが動いていないこの時間は駐車場から柵をくぐり、牧場の中を歩く。
リフトの終点までがいきなり急な登り。
先行者はここで追い抜く。
リフトの終点からは木道や石畳の遊歩道を歩く。
朝露で濡れて少し滑るので早足で歩く時はちょっと気を付けながら。
八方池山荘に着く頃には背中から日が昇って来た。
振り返ると日の出と雲海。正面右側には朝日に照らされた白馬三山が美しい。
八方池山荘から先は整備された木道歩き。
周囲は高山植物が豊富でいちいち立ち止まってしまいペースが上がらない。
第二ケルン、八方ケルン、第三ケルン、を越え、八方池へ。
朝の日差しを浴びて八方池越しの白馬三山が綺麗。
明るい登山道を歩き続けます。この辺りは森林限界が低い(2300〜2500mぐらい?)ので殆ど森の中を歩く事はなく、日差しが暑い。
雪渓脇を通り過ぎて少し登ると丸山ケルン。明るく開けています。
急なところは無く歩くスピードはまずまず。
7:20唐松頂上山荘到着。
空身でさくっと唐松岳を往復し、おにぎりとゼリーを食べ少し休憩。
山荘付近は人多いです。
一息ついたところで五竜岳方面に向かいます。
山荘から先はいきなり急な岩場。
大黒岳手前の牛首は急な岩場と鎖場の連続。
慎重に歩けば問題ないですが、高度感はあるのでなれない人はちょっと怖いかも。
石を落とさないように注意しながら歩きます。
アップダウンを繰り返し、一旦高度はかなり下がります。
途中遭難者の碑がありましたが8月9日に亡くなった方のものでした。
ん?今日は8月9日だ!何か不思議な感じ。
ご冥福をお祈りすると共に安全に登れるよう手を合わせてお祈りしました。
最低鞍部まで来たら後は登るだけ。
ハイマツ帯の緩やかな登りを歩き続けます。
遠見尾根との分岐を通過し、9:30五竜山荘到着。
少し休憩し、ザックをデポしてサブザックで山頂を目指します。
ここからは岩場の連続なのでサクサク歩ける登山道に比べ、それ程ペースアップは出来ません。
一時間弱登り10:40五竜岳山頂到着。
小屋からと鹿島鑓からの先行者が数名いましたが、山頂で入れ替わり、しばらく貸切状態でした。剣、立山方面、鹿島鑓へ続くキレット、槍穂、南アルプス、八ヶ岳等々、素晴らしい眺めです。
ここで昼食を摂り、コーヒーを入れて大休憩。
少し昼寝も。
日差しは強いですが、風が吹くと涼しくて気持ちイイ。
一時間程山頂を楽しみ、惜しみながらも下山開始。
五竜山荘でトイレを借り(無料)富山から来られた方等、他の登山者とお話。
五竜山荘からはしばらく緩やかなくだりなのでサクサク歩きますが、上り返しが始まるとペースダウン。睡眠0の疲れが出てきたか・・・。
これから五竜方面に向かう方とすれ違うたびに挨拶を交わし、雑談したりしながらのんびり歩きます。
さすがに後半に来て牛首の登りはちょっときつかったですが、唐松岳頂上山荘へ到着。ここでも浜松から来たという方達といろいろお話しました。
おしゃべりでたぶん一時間〜一時間半ぐらいは時間を使ってると思います。
ちょっと涼しくなってきました。
後は下るだけ。
この時間になると登ってくる方も下山する方も殆どいないので一人で黙々と歩く感じになります。五竜山荘を出た頃から少しずつガスが広がってきて、唐松岳頂上山荘に着いた頃は真っ白だったけど、再び晴れ間が出て来ました。
八方池に着いた頃、西側から日差し、東側はガスっていう条件だったので、ガスに映る影を見てみると見事にブロッケン現象。いつになく綺麗に見れました。
帰り際何度も見れました。
標高差は少ないものの、途中アップダウンが結構あるので、思った以上に疲れがありましたが、18:00下山。
何気に一番キツイのはリフト乗り場から駐車場までの牧場のところだったかも。
歩行時間10時間
休憩1時間
おしゃべり1時間ちょい
お昼寝1時間
トータル行動時間13時間15分
往路は大体いつものペース。
復路がコースタイムよりも少しだけ早い程度なので今回は普段に比べれば結構のんびりです。おしゃべりとお昼寝で結構時間を使っているので行動時間は結構長くなってしまいましたが、いろんな方と話す山の話題は楽しいですね。
毎回おしゃべりの時間が長いのとお昼寝するのも自分のスタイルだと思っています。
誰にも会わないときは結構早いです(笑)
途中ガスっていた時間がありましたが大部分は晴れ渡って夏山っ!っていう感じでした。出発が少し遅れた事と、マイカー登山の為、同じ場所に戻らなければならない為、もう少し先まで足を延ばせなかったのはちょっとだけ残念ですが、気持ちの良い稜線歩きを満喫できました。時間あれば多くの方がしているように2〜3日かけてゆっくり歩きたいなぁ。
そうそう、垂直に近い岩場や鎖場をダブルストックで歩いてる方が結構いました。
かなり危ないです。岩を落としたり、突いたストックが滑ったり、どう考えても歩行の邪魔にしかなっていませんでした。ストック危ないですよ〜と声を掛けたりしましたが分かってもらえたかどうか・・・。
容量の問題で写真少ないですが、たくさんのお花や高山植物も楽しめましたよ。
ここから帰宅が第二の山場だったことは言うまでもありません。
ほぼ日本海から太平洋までですからね(苦笑)
八方池は高校の修学旅行で行ったことがあるのですが、こんなにキレイな池だったら絶対記憶があるはずなのにただの泥の池だったことしか覚えてないんです。
なので山にはまった今はもう一度どうしても足を運んでキレイな八方池を目に焼き付けたいと思ってます。
今年は無理かな〜。来年かな〜。。。
ストックは本当にどんな場所でも手から離さない方いらっしゃいますよね。
大きな事故が起こらないと気付かないんでしょうかねぇ。。。
それにしても「危ないですよっ」て声を掛ける勇気、見習いたいです。
mamepyonさん はじめまして。
五竜、唐松ピストンお疲れ様です。
距離もそうですが、岩場もあり、
結構体力使いますよね。
同じコースでピストンしたとき、
帰りは、クタクタだったことを思い出しました。
でも、綺麗な景色が見れる山ですよね。
八方池綺麗でしたよ♪
角度とかによっては白馬三山が綺麗に映るはず。
ぜひリベンジかましてくださいな。
この辺りはすぐに森林限界超えるので眺望は素晴らしい。白馬もそうですが気持ちの良い稜線歩きが楽しめると思います。
ストックの件は、ちょっと??って顔されたりもしましたが、分かってる人はすぐに言ってる意味を理解してくれたようです。あんまり煩く言うのも煩わしいと思うのでさらっと危ないですよぉ〜って言うぐらいにとどめておきました。
格好から入ってる人とかはきっと落石の危険性とか、三点支持とかそういうのが分からないのかな?と思いますねぇ。道具に頼る前に己を鍛えよっていうのがボクのモットーなので必要以上に道具に頼らないようにしてますが、使う以上は正しい使い方をして欲しいものです。
同じルートで登ってるんですね♪
普段もっと厳しいところを歩いてるので、余裕だろうと高をくくってましたが、思ったよりもアップダウンで疲労しました。
2日間寝てないとさすがに後半は息が上がってしまいます
でも景色は素晴らしいエリアですのでまたそのうち登りに行きたいと思ってます。本当はのんびりテントがいいんですけどね。
ちょっと遠いですが、遠出のしがいのある
見事な景色ですね。
夏山には、晴天と雲海が似合いますね。
八方池の水も、とてもきれい。
相変わらず、お見事な歩行距離ですね
2山とも、未踏の山なのですが、1
山でもかなりハードそうで
お疲れ様でした。
ありがとうございます。
白馬、五竜、唐松、鹿島鑓などに代表されるこの後立山は眺望に優れ、高山植物が豊富で北アルプスの中でも槍穂とならぶ人気のエリアです。
二座をつなげるとさすがに少し距離が長くなってしましますが、単体で登る分にはロープウェイなども使えますし、標高差もそれ程なく絶景の稜線に辿り着けるのでお勧めの山です。下山後には温泉も楽しめますし♪
mamepyonさんこんばんは〜
コメントありがとうございました。
私たちがついたときは八方池の八の字も見えませんでした。。
mamepyonさんは拝めたのですね!うらやましい〜。
五竜も鹿島槍も素敵でしたが八方池は楽しみにしてたので心残りです。
今度は帰らずの〜方から八方に下山するルートでリベンジしたいです
コメントありがとうございます。
晴れ男なんで八方池は行きも帰りもバッチリでした♪
ちょうど昼〜夕方までがガスってたんでしょうね。
白馬〜帰らずの経由のルートもスリルある岩場のルートでなかなか魅力的ですよ。今度は是非そちらでリトライしてみてください(・∀<)ノ
後立山はホント稜線歩きが素敵ですね
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