野呂川出合-野呂川越-三峰岳-蝙蝠岳-伝付峠-笹山-奈良田


- GPS
- 77:55
- 距離
- 61.6km
- 登り
- 4,410m
- 下り
- 5,364m
コースタイム
2日目 熊の平小屋(5:05)-安部荒倉岳(5:45)-北荒川岳(7:45-7:55)-北俣岳分岐(9:30-10:40)-蝙蝠岳(12:25-12:35)-徳右衛門(14:00)-水場入口(14:15)-岳中電管理棟(16:00-16:05)-登山口(16:40)-二軒小屋(17:00 テント泊)
3日目 二軒小屋(7:00)-伝付峠(9:15-9:20)-奈良田越(12:10-12:15)-白剥山笹山(15:55 テント泊)
4日目 笹山(5:55)-笹山北峰(6:05)-大籠岳(7:45)-広河内岳(8:45)-大門沢下降点(9:15-9:20)-大門沢小屋(10:40-10:45)-発電所(12:10)-登山口(12:25)-奈良田駐車場(13:05)
天候 | 1日目 曇り、夕方から雨 2日目 晴れ後曇り、夕方から雨 3日目 曇り後雨 4日目 豪雨後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 野呂川出合から両股小屋は単なる林道歩き、工事のトラックが砂煙をあげながら追い抜いて行くので注意。両股小屋から野呂川越、三峰岳、熊の平小屋まですべて道は整備されて、マークもあります。 2日目 熊の平小屋から塩見岳までは危険な場所はありません。塩見岳から蝙蝠岳はマークがうすく、多少わかりにくいかもしれません。蝙蝠岳から二軒小屋は最近手入れがされたようで、伐採され新しいマークが付いていました。 3日目 二軒小屋から伝付峠、奈良田越までは危険な場所はありませんが、奈良田越で迷いました。マークはありますが最初のドラム缶を右です。奈良田越から先もマークが少なく多少わかりにくいですが、廃屋の先は特に問題ありません。特に危険はありませんが、整備はされていませんので、多少藪こぎもあります。 4日目 笹山から広河内岳までマークはほとんどなくケルンも見えにくく、何度か迷いました(豪雨で見えませんでした)。ほとんど手入れされていないので慎重な行動が必要です。広河内岳から奈良田までは何も問題ありません。 |
写真
感想
今年最初で最後のアルプス縦走に出発!今回の目的は南アルプスでまだ歩いていないルートを制覇すること。二軒小屋から伝付峠、大門沢下降点から奈良田まで以外は初チャレンジ。歩いたルートを地図に書き込む私(写真33)には最高のルート。本当は新倉から伝付峠で入山を考えていましたが、通行止めで断念。今回のルートで行くことにしました。ちなみに持参した食材は、無洗米225g×5個(百均)、サバ缶×2個(百均)、大盛カレー×2個(百均)、ふりかけ(百均)、魚肉ソーセージ3本入×2個(百均)、味噌汁(百均)、ラーメン、他菓子類です。アルファ米は高いので今回はやめました。
1日目 広河原から北沢峠行きの始発はバス4〜5台で出発。野呂川出合(写真1)で下車したのは、合計で10人もいませんでした。さすがマイナーコース。林道歩きでは工事のトラックが砂煙をあげるので埃っぽくてまいりました。両股小屋で水を補給して、本格登山開始。食材の重さを痛感しながら急な登りをゆっくり歩き三峰岳に到着(写真7)。久々の本格登山でかなりバテました。両股小屋から熊の平小屋までは1人しか会いませんでした。到着後はすばやくテントをたて、ご飯を炊き夕食のカレーを食べ、明日の朝食、昼食のご飯を炊き就寝。
2日目 4時前に目を覚まし冷たいご飯とサバ缶で食事。二軒小屋までのロングコースはビバークの可能性も考慮して水4.7L用意。ぬれたテントをたたみ登山開始。北荒川岳から見た塩見岳は最高によかったです(写真10)。間ノ岳、農鳥岳方面は雲があり山頂は見えませんでした。北荒川岳のキャンプ指定地跡の水場はルートから外れているのか気が付きませんでした。北俣岳分岐で荷物を置き、テントを広げて乾かし、自分はカメラ片手に塩見岳登頂。北俣岳分岐にもどり、ふりかけ弁当で昼食。テントを乾かしている私に数人が「ここでテン泊したの?」と聞いてきました。無理です。午後からは急に雲が増えてきましたので急いで歩くが、荷物の重さに悩まされました。徳右衛門岳の水場入口はわかりやすいです(写真18,21)。急な斜面を何度も尻もちをつきながら二軒小屋に到着。少し雨が降り始めていました。北俣岳分岐から二軒小屋までは1人しか会いませんでした。二軒小屋のテント場は平で広くていいです(写真20)。水道で頭を洗い、体をぬれタオルで拭き、ご飯を炊き夕食のカレーを食べ、明日の朝食、昼食のご飯を炊き就寝。
3日目 前日長く歩いたので足が痛い。冷たいご飯とサバ缶で食事。今回はたどりつける山小屋がないので水5.2L用意。多少日が差していたので晴れ装備で登山開始したがすぐに雨。転付峠と伝付峠、二つの案内板を見てどちらが正しいのかな〜なんて思いながら伝付峠へ。水が重くかなり時間がかかりました。ここから林道を北上して奈良田越へ。途中1人とすれ違い、笹山でテン泊した、2張りできるスペースがあると聞き笹山まで行くことに決めました。だんだん雨がひどくなる中、奈良田越の跡地に到着。倒壊した小屋を見ていたら迷子に、20分ほどロスしました(写真24,25)。奈良田越で雨の中、立ったままふりかけ弁当を食べて再び登山開始。しばらくマークが少なくわかりにくい場所が続き、さらに藪こぎ、雨、重い荷物で気持ちが折れる寸前で笹山のキャンプ地に到着。全身びしょびしょでした。夕食のラーメンと魚肉ソーセージを食べて明日雨なら笹山−奈良田ルートで下山しようと思い就寝。夜中は嵐そして雷、テント浸水。絶対に笹山−奈良田ルートで下山しようと思いました。この日は1人しか会いませんでした。
4日目 朝から嵐、魚肉ソーセージ3本食べて、重い水をほとんど捨ててぬれた靴をはいて出発。問題は笹山−奈良田登山ルートを事前に調べてないこと。笹山山頂に行けば(テント場は笹山の少し手前)わかると思い笹山山頂に到着。その後北峰に到着(写真27)。結局わからず広河内岳に向かって登山開始。これが間違い。嵐は大嵐にかわり、気温は下がり、視界が悪くケルンは見えず散々な思いをしました。文章で表現できないくらい辛かったです。体温の維持を考えてなるべく小走りで行動しました。広河内岳(写真28)。につくころには雨にかわり一安心。とにかく下山したいとの思いからその後も小走りで行動。大門沢小屋で最後の魚肉ソーセージを食べて下山。奈良田で温泉に入り、途中でラーメンライス餃子付を食べて帰りました。
私が二軒小屋に到着したとき、塩見小屋-二軒小屋ルートで来るはずの2人組が未到着と聞きました。新聞にも遭難とでていましたが安否が気になっていましたが無事でなによりです。また、途中ですれちがった人、伝付峠-新倉を無理やり下りると言っていましたが、嵐の中無事に下りれたか気になります。今回、大嵐で改めて山の恐ろしさを知りました。
コメント
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nagaoka さん 今日は
no1620 です 初めまして
長大な縦走、凄いですね!
私も4年前伝付峠までは同じコースを歩きましたが伝付峠からは西山温泉側に下山しました。笹山には次の年に行きましたがこれを一気にやったのですね!!
大変だった様ですが先ずはご苦労様でした
no1620さん
こんにちは。
数年前に山小屋で出会った人に蝙蝠岳からの景色は最高と聞き、今回のルートを歩きました。
残念ながら天気に恵まれず、最高の景色は次回に持ち越しになりました。
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