立山・剱岳〜おやじの夏休み編(後編)〜
- GPS
- 22:47
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 2,111m
コースタイム
13:34 室堂
14:03 みくりが池温泉
14:24 雷鳥荘
14:47 雷鳥沢キャンプ場
■2日目(26日)
07:00 キャンプ場
08:44 一の越
09:46 雄山
10:33 大汝山
11:28 P2860
11:32 昼食 12:16
12:21 真砂岳
13:08 別山
13:21 別山北峰
14:05 剱御前小舎
15:20 キャンプ場
■3日目(27日)
05:21 キャンプ場
07:05 剱御前小舎
08:14 剣山荘
08:47 一服剱
09:49 前剱
10:42 平蔵のコル
11:24 剱岳山頂
12:18 平蔵のコル
12:58 前剱
14:03 一服剱
14:31 クロユリのコル
16:06 剱御前小舎
17:40 キャンプ場
■4日目(28日)
09:05 キャンプ場
09:52 みくりが池温泉(休憩、入浴、食事)
12:00 室堂
天候 | 25日〜28日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
停めていた自家用車を回収して高山へ。高山桜庵泊 25日 高山より自家用車で立山駅へ。駅周辺の無料駐車場に車を停めて、室堂へ 28日 室堂からバス、ケーブルカーで立山駅へ。自家用車で地道、高速を使って自宅まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
■室堂〜雷鳥沢キャンプ場 舗装された歩道で、観光客も多い。 危険箇所はありませんが、地獄谷の火山ガスには気をつける必要があります。 室堂では、登山ポストはあったのかどうか不明です。 雷鳥沢野営場管理所でキャンプの手続きをするときに、登山届けを提出しました。 キャンプ場は1泊500円、2泊以上しても1000円以上は取られないようです。 ■立山周辺 特に危険箇所はありません。 ■剱岳周辺 危険箇所が多く、注意して歩く必要があります。 剱への登山路は、特殊な用具を必要とする登山路ではなく、一般登山路です。 事故も多いようなので、気をつける必要があります。 私が登山した日にも転落者がいたようです。ヘリがきていました。 下山時に事故が多いそうです。危険箇所はそれなりに注意しているのですが、気を抜いたときが危ないようです。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
感想
<24日>
娘と松本でわかれて、穂高温泉で車を回収。一路高山へ。
高山では、高山桜庵へ宿泊。食事は、郷土料理がお勧めの”京や”へ。
”京や” http://www.kyoya-hida.jp/
今日は、洗濯して、明日からのメニューと足りない食材を考えなければならないのですが、飛騨牛入ほうば味噌、天然鮎、山の幸を盛り合わせた在郷盛り合わせときたら生、明日のことは明日考えたらいいじゃんという悪魔のささやきが。
うまかったー。
後は、温泉は入って寝よっと。
<1日目:25日>
高山から立山駅へ。
富山市内でスーパーを見つけたので、食材を購入。
バナナ 8本
りんご 3個
キュウイ 3個
ミニトマト 2パック
きゅうり 5本
バッケット大 1個
バックパックに入りきらないので、トートバックで運ぶことに。
立山駅では、運よく駅近くの砂防公園の駐車場に駐車することができました。
今回の山行は次のように考えていました。
1日目 雷鳥沢キャンプ場
2日目 剱沢キャンプ場
3日目 剱に登り剱沢を下りて真砂沢キャンプ場かロッジ
4日目 仙人池ヒュッテ
5日目 下の廊下をとおり黒四からケーブルなどで室堂へ。その後帰阪。
ところが、悪魔のささやきに負けたずさんな食料計画のため移動しにくくなったことと、雷鳥沢キャンプ場が居心地がいいので、ここをベースキャンプにすることに計画変更。
仙人池に写る剱はみてみたいのですが、仙人池はまた今度。
9月末の連休の頃には仙人池は人が多いようです。
テントの両隣ともいい隣人に恵まれました。
片方の方は、新潟の人で子供を連れてくる予定でしたが、用事ができたので一人で来たとのことです。明日には帰るようです。
ここには何度も来たことがあるようで、星空とともに周囲の山の小屋に明かりが灯ってきれいだとか、このキャンプ場のすばらしさを教えていただきました。
片方の方は、地元富山の人で、剱にも登ったことがあるようです。
雷鳥沢から剱まで十分行ってこれますよとのことでした。
剱沢は、早朝下るなら軽アイゼンでは厳しく、10本爪以上が必要。昼過ぎなら、氷も軟らかくなるので軽アイゼンでもいけるとのことでした。
この方は、団塊の世代で”山のおもいで”というHPをもっておられました。山歩きのコンセプトは、歩く禅、世俗を離れ自然を楽しむということでした。
食後、じっとすわって立山を眺める風貌は、哲人といっていいような感じでした。
今回は剱沢を下りるのはあきらめました。
<2日目:26日>
今日は立山を反時計回りに登ります。
室堂の方から大勢の人が登ってきます。
雄山への登りが急なほかは、歩きやすいなだらかな登山路でした。
展望もよく、雲が無ければ槍なども見えるようです。
別山では、剱が見えたときには感激しました。
ごつごつした岩峰がどっしりひかえて、やはり剱はすごい。
明日の剱への山行に思いを馳せました。
今朝方足が少し寒かったので、モンベル製品を置いてあるみくりが池温泉までタイツを買いに行きました。
不足するものは手軽に買いにいけるのがうれしい。
おかげで、暖かく寝ることができました。
<3日目:27日>
剱へのロングコースを歩くため、できるだけ早く出発です。
今日は、簡単に食べられるバナナとりんごを食べてでかけることにしました。
剣山荘まで3時間。
多くの登山者はここから出発です。
雷鳥坂を登る途中、一人の若い女性が下りてきたので、どちらへいかれたのですかと聞くと、剣山荘のもので休みが取れたので山を下りるところだとにっこり笑顔で答えてくれました。
剣山荘には、本日も120名くらいが泊まっていて、タテバイでは渋滞ができているようですともいっていました。
剣山荘を過ぎてから少し登ると、鎖場の始まりです。
注意して登りながら、御前剱まで来たところで、バックパックをデポして、サブザックで行こうとすると、そばで食事をしていた関西のおっちゃんとおばちゃんが、
「カニのタテバイ・ヨコバイたいしたことあれへん、あれへん」
「それくらいのザックやったら行けるで」
「訓練のためや、がんばっといで」
というので、「がんばってきます」とそのままの荷物を背負っていくことにしました。
「おっちゃん、おばちゃん、いってきましたよ」
確かにタテバイ、ヨコバイとも注意して上がり下りすれば大丈夫だと思いました。
タテバイは登り、ヨコバイは下りのルートですが、まちがってヨコバイの方へ入っていこうとするのを、ご婦人2名の方に声をかけていただきました。
助かりました。ありがとうございます。
山頂で礼をいうと、あのまま進んでヨコバイを登ったら「カニの横ばいを登ってきた」と自慢できるのではないかと冗談を言われました。
なんとも洒脱なご婦人方でした。足も健脚のようです。
タテバイを登ろうとすると、富山県警のヘリが近くでホバーリングしています。
見ると隊員の方が下へ降りるようです。
転落した人の救助に向かうようです。
帰りに平蔵のコルの付近に、ザックを置いている人がいたので、これから登られるのですかと聞くと、転落した人を救助に来たとのことでした。
くれぐれも気をつけて帰ってくださいといわれました。
救助活動ご苦労様です。
帰りに気が緩んだところで事故を起こすことが多いので、慎重に歩いて、剣山荘付近までくるとほっとしました。
疲れもたまってきて、少しの登りでもしんどくなりました。
ここから剱御前小舎までの緩やかな登りがしんどく、通常の倍ほどの時間をかけてゆっくりとかえりました。
ヘロヘロだったのでしょう、途中で出会った人に何処の小屋に泊まるのかと聞かれました。
雷鳥沢だと答えると、行けないことはないかといって去っていきました。
帰り着いた時にはヘロヘロでしたが、満足感でいっぱいでした。
もう明日はいい。
テントやシュラフが少し汗くさくなってきたので、さっぱりしたくなり、明日帰ることにしました。
<4日目:28日>
今日はテントを撤収です。
余った食材でゆっくりと食事をして、テントが乾いてからたたみます。
食材が減ったので荷物も少なくなると思っていましたが、大量のゴミが出て帰りもまたトートバックをぶら下げて帰る羽目に。
みくりが池温泉で一休みして、温泉に入り、食事をして帰りました。
今回の山行でよかったこと
・あこがれていた剱に登ることができた。
・雷鳥沢キャンプ場は居心地がよい。☆☆☆☆☆進呈。
反省点
・食料計画を綿密にすること。
・ゴミが発生しないような食材、食料計画を考えること。
・着替えは用意すること。
・汗をぬぐうペーパタオルを持参。
・ファブリーズも。
・寒さ対策を怠らない。
帰りに食べた海鮮丼はうまかった。
はじめまして、naotosasと申します。
27日反対側から剱に登りました。
室堂方面の詳細が見て取れて次はこちらから
行きたくなりました。
ほぼ同じくらいの時間に山頂付近におりましたが
下山時ヘリのホバリング私も観ていました
訓練かと思っていたので…そうだったんですね。
4日間も山の中で楽しく過ごされている様子と
同じ日に憧れの頂に立っていた御縁で
訪問させて戴きました。
コメントありがとうございます。
naotosasさんのレコ拝見していました。
早月尾根の石碑かっこいいですね。
剱に臨むものにぴったりだとおもいます。
私も20代にはあこがれていたのですが、仲間はなかなか剱に行こうとはいいだしませんでした。憧れをいだいていましたが、今回のぼることが良かったと思っています。もういい年なので、遣り残したことがないようにしたいと思っています。
早月尾根もおもしろそうですね。
機会があれば、チャレンジしてみたいと思います。
山頂はほんのすこし遅いようです。登りのときホバリングみてました。近くを飛ぶので気になってしかたがありませんでした。
同じ日に憧れの剱にたったご縁で訪問していただきありがとうございます。
今月、11〜12日に娘と白馬にいこうと思っています。naotosasさんの白馬のレコ山行にさせていただきます。
訪問ありがとうございます。これからも楽しい山行をされるようにお祈り申し上げます。
蝶に引き続いての山行お疲れ様でした
バナナ8本も購入とは、はなからヤル気満々だったと言わざるを得ませんなあ〜
広報役員はいつでもお譲りしますので、よろしければバナナ星への移住をご検討ください!!
ありがとうございます。
私のバナナは、ギャグではありません。合理的理由によるものです。
そのような大任私のような者には務まりそうにもありません。
志しのあるFRESCHEZZAさんしか適任者はいないのでは。
♪芸のためなら女房もなかす〜
酒ばっかり飲んどったらあかんで
あんた日本一になるんや
日本一のバナナ芸人になるんや
期待してまっせ
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