唐松岳、五竜岳〜悪天候+キレット断念+サル群と遭遇〜


- GPS
- 30:09
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 2,753m
- 下り
- 2,656m
コースタイム
06:53 八方第3駐車場到着
↓
07:15 八方駅、リフト出発待ち
↓
08:00 リフト乗車
↓
08:57 八方池山荘
↓
09:43 八方池
↓
10:28 扇雪渓
↓
10:53 丸山
↓
11:28 唐松岳頂上山荘
↓
11:45 唐松岳山頂
↓
12:07 八方尾根分岐
↓
13:49 遠見尾根分岐
↓
14:00 五竜山荘
<2日目:9月4日>
06:02 五竜山荘
↓
06:46 五竜岳山頂
↓
07:23 五竜山荘
↓
07:39 遠見尾根分岐
↓
08:57 大遠見
↓
09:30 中遠見
↓
09:55 二ノ背 髪
↓
10:04 一ノ背 髪
↓
10:13 見返り坂
↓
10:27 地蔵の頭
↓
11:02 白馬五竜アルプス平駅よりリフト
↓
11:20 とおみ駅
↓
11:52 神城駅より電車、30分待ち
↓
12:45 白馬駅よりバス、白馬八方より歩いて駐車場へ
↓
13:02 八方第3駐車場
天候 | 9月3日:曇りのち雨 9月4日:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方第3無料駐車場 ★ロープウェイ、リフト料金 八方駅〜八方池山荘(1400円) アルプス平駅〜とおみ駅(860円) 冷おしぼりサービスあり ★電車料金 神城駅〜白馬駅(140円) ⇒本数少ない為、発車時刻を確認してから神城駅に向かうといいと思います。 ★バス料金 白馬駅〜白馬八方(180円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
宿泊:五竜山荘(1泊夕食7500円[【mont-bell会員500円値引き適用】) 帰り温泉:みみずくの湯(500円) |
写真
感想
会社の平日休暇も9月初週にて終了とのことで、水曜に有休をもらって後立山プチ縦走に
行ってきました。結果的には縦走できず、無念の周回コースでの撤退となりました。
快晴の続きそうな日を狙ってぜひもう一度来年でもリベンジしたいです。
まずは高速で日曜の高速割引を適用すべく、2日に20時出発。早速眠くなってしまい、
釈迦堂PAにて睡眠。毛布&横になったおかげで熟睡してしまい、起きたら朝4:00でした。
高速をかっ飛ばし、豊科インターを降りて大町付近を通ると鹿島槍方面がドーンと見えて
テンションアップ!ところが八方駐車場に着くころには雲行きが怪しくなりました。
準備を済ませてロープウェイ乗り場に行くと発車時刻は8時とのこと。夏休みも終わり
シーズン外に入った影響を考えてませんでした。調査不足でした。1時間ほど待って
ロープウェイ、リフトを使って八方池山荘まで約40分くらいのところが、途中で雨具に
着替えたほうがいいとのことで結局約1時間で山荘に到着。
歩き出すとカッパで蒸れて汗ダラダラ・・・。しかも雨降っておらずガスってただけなので
雨具上は脱いでペースアップ。おそらくこのルートは視界がよければ撮影ポイントがより
どりみどりに思えました。残念ながら何も見えてこないので植物を撮影していきました。
唐松頂上山荘に到着すると山頂方面のガスが一瞬晴れて山頂と不帰の嶮を見られました。
不帰の嶮は確かに険しそうでしたが、大キレットのようなエグい印象は受けなかったので
ぜひいつかチャレンジしたいと思いました。山頂に到着すると、視界はゼロでした。
パワーバーバナナ味にて一休憩してると、急に雨が降り出したので、先を急ぎました。
頂上山荘の途中にはコマクサが咲いてました。意外にも今シーズン初めてコマクサを
見ました。もう見納めですかね。
山荘前より雨がやや強くなりましたが、先に向かいました。牛首とよばれる鎖場の岩場で
雨がドシャ降りに・・・。足元がものすごく滑りやすくなり、危険でした。ついてません。
とてもその状況をカメラで撮影できるような状況ではなく、無事通過後は登山道が小川に
なっており、またしてぬかるみ歩きの悲惨な稜線歩き・・・。これまでの経験で一番雨が
ひどい山歩きになってしまいました。途中の鞍部に出るとなにやら4本足で立つケモノが
ウロウロ。こんな稜線の上でクマか・・・とビビリましたがサルでした。こんな天気だったので
鈴も鳴らさず歩いていましたが鈴をつけて、サルがいなくなったのを確認し、山荘へ歩き
進めました。この道で唯一の喜びはついにオスライチョウが見れたことでしょうか。
歩いている途中、ザックカバーをしっかりつけていなかったせいか、底に水がたっぷりたまり
余計な荷物になっていたのでこぼしつつ、さっきまでは暑かったのが雨具に水が少しずつ
しみこんできたせいか、足取りは重くなりました。こういうときは確かに高い雨具は効果が
ありそうだと感じます。
約2時間かけて五竜山荘に到着しました。雨具、ザックカバー、シューズ、帽子はビショビショ。
乾燥室で早速乾燥。こういうときに山小屋はホントに助かります。今回寝る部屋は1Fの下を
使ってくださいとのことで向かうと、横浜から来たという年配の方とご一緒に。なんと不帰の嶮
から来たということで、テントを抱えてきているがあまりの雨で今回は小屋泊まりに変更した
そうです。いろいろとお互いの思い出等の情報交換で盛り上がりました。
結局このあとこの部屋に寝る人は来なかったので、超快適にスペースを使用できました。
別室の単独の方々には羨ましがられましたね。自炊室にてコーヒー、紅茶を作ってのんびりと
休憩しました。雨でひんやりした体には至福の一時です。
夕食後、外に出ましたが視界は一向によくならず。ただ、夕焼け時刻には赤く染まる夕日と
遠くに日本海までが見え、遠くまで来たことを身にしみることができました。
同室の方は翌日早く出発したいとのことで20時には消灯して睡眠に。翌朝の天気に期待
しました。夜中に恒例のトイレで外に出ましたが夜空の眺めは微妙でした・・・。また眠りに
つくと2時半頃に同室の人が起き出して、起きました。さすがに早すぎると思い、再度眠り
ました。
翌朝の視界は雲海からの朝日の眺めは素晴らしかったです。残念ながら五竜岳は顔を
出してくれませんでした。
準備を始めて6時に五竜岳山頂目指して山荘出発。なかなか手ごわい登りでした。そして
岩場、鎖場が何箇所かあり、ペンキマークをきちんと確認しながら歩けば全く問題ありません。
山頂はまたしても視界ゼロ!八峰キレット方面が全く見えず、難所と呼ばれる所以を結局
確認できず。この視界での難所歩きは危険+つまらないと判断し、遠見尾根ルートで下山
することにしました。
山荘を通過し、遠見尾根に向かうとサルがまたしてもウジャウジャ。鈴を鳴らしても夢中で
何かを食べていて全然逃げていきませんでした。鈴を鳴らして歩いていくと逃げていくよう
だったので強行突破!引っかかれることなく通過に成功。あとはひたすら視界の利かない
尾根歩きでした。このルートも晴れていれば素晴らしい眺望で足取りも軽くなりそうでした。
大遠見を過ぎたあたりでまたしても雨。カッパを急いで着て歩くも、標高が下がると気温が
高く、汗ダク。小遠見あたりで雨もやみ、カッパを脱いでスッキリしてロープウェイまで下り
ました。
地蔵の頭ケルンを過ぎると白馬五竜山野草園。ここにいろんな花が一面咲き乱れていて
疲れを吹き飛ばしてくれました。写真撮影をようやくゆっくり楽しむことができました。
ロープウェイ乗り場では冷たいおしぼりのサービスがあり、気持ちよかった〜。とおみ駅
に到着するとこの周りもカラフルな花がいっぱい!お花好きな方はぜひここが気に入る
と思われます。
とおみ駅からは歩いて神城駅まで向かい、電車で白馬駅へ移動し、バスで八方に戻って
無事に駐車場到着です。汗と雨でビショビショなのでとにかく風呂に入りたくなる山歩きと
なりました。みみずくの湯でサッパリきれいにし、帰宅です。
せっかくもらった有休の最後は洗濯に追われる一日となってしまいました。下界はよく
晴れているおかげでよく乾いてくれ助かりました。めでたしめでたし??
※感想がえらい長くなってしまいました。すみません。
<おまけ>
今回も登山靴はシリオで、カカト部にできる水ぶくれ対策として「バンソウコ+テーピング
7重貼り」でガッチリ締めこんで、唐松岳まで向かいましたが問題なく歩けました。比較で
右足は3重貼りにしていたせいか少し痛みがでたので、翌日は7枚貼りにし、問題なしと
なりました。もう少し急峻な長い上りルートで要再確認です。
あいごえ
ご来光の写真、すばらしいです。
あいにくのお天気だったようですが
山荘の乾燥機、とても助かりますね
お花もいっぱいで、レコが参考になりました。
わかりませんのお花ですが
1は、コバノコゴメグサ
2は ウメバチソウ
3は、ミヤマシシウド
6は、カワミドリ
7は、フシゴロセンノウだと思います。
4.5は、ちょっと分かりませんでした。
komakiさん、はじめましてです。
今年最後の月火休日を利用した山歩きはあいにくでしたが、山に咲いて
いた花々は満喫することができたと思います。
まだまだ花に関する知識が頭に刻まれていかないので少しずつでも、
知識をつけなきゃいかんと思っている今日この頃。実はきれいで面白い
形の花だな〜と見ていたトリカブトが猛毒だと最近知りました。
「山に咲く花」みたいな本を購入して、勉強しなきゃダメかな・・・
唐松〜鹿島槍の縦走は、早朝出発で1泊プランにしても歩けそうな気は
しましたが、山頂での景色も満喫したいのでまた来年の楽しみにしよう
と考えています。
あいごえ
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