金峰山スノトレ(瑞牆山荘in/out)



- GPS
- 05:57
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,285m
- 下り
- 1,280m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 7:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2/29現在、富士見平小屋より上部に積雪あり。(アイゼンは持参しましたが)チェーンスパイクのみで往復可能でした。 鷹見岩分岐〜鷹見岩間はトレースはありませんでしたが、迷うことのない一本道。ただし急傾斜に雪があるため、チェンスパは必要。 稜線(砂払ノ頭〜金峰山)の雪はしっかり踏み固められており、踏み抜くことはなく、チェンスパで十分に歩けます。 |
写真
感想
先週末、一度は登山計画をするも、暴風(風速30m超/秒)のため断念した金峰山。先週、運転してくれるヤマトモと、「今度の週末、晴れたら金峰山へリトライしよう!」と決めて迎えた週末!土日ともに晴れ予報!ということで、金曜夜にヤマトモのマイカーで東京を発ち、登山口となる瑞牆山荘へ!夜11時過ぎに到着し、車中泊して翌朝6時に登山開始!
全然雪のない夏道をハイクアップしていくと30分足らずで、瑞牆山がドーンと見えます。あのジグザグ、岩々した稜線は、何度見ても圧巻ですね。
ほどなく、富士見平へ。小屋は冬季閉鎖してますが、トイレ(100円)は冬季でも使えます。ありがたいことです、感謝!土曜の7時前、さすがに金曜からのテン泊者はいませんでした(復路では5,6張りはありました!)。そうそう、名前の通り、樹林越しになんとか富士山が見えます!
富士見平を過ぎてほどなく雪が現れます。が、登りはしばらくツボ足でも十分です。鷹見岩分岐を右に折れてメインルートを離れ、鷹見岩へ向かうと、ノートレース、急登につき、ここでチェーンスパイクを装着。鷹見岩までは特に迷う要素なく、急傾斜にだけ気をつければ難易度は低め。
鷹見岩は、その名の通り、鷹ビューというか、遮るもののない絶景が広がります!あいにく、八ヶ岳と南アルプス上空の雲が邪魔ですが、早朝の富士山はスッキリ!また、先週登った茅ヶ岳や飯盛山がはっきりわかるのも、嬉しいご褒美です!
鷹見岩からメインルートへ戻り、ズンズン進むと程なく無人の大日小屋。往路復路共に、小屋まで下りることなく淡々と通過。ここら辺から、雪の急登になります。
大日岩(一枚岩)の下まで来ると、右側の南アルプス方面のみ、鷹見岩なみの展望が広がります!大日岩は登らず、巻いていくと、程なくT字路に突き当たります。大日岩は、五丈岩より大きいと思われ、圧巻な規模ですね!
ここから稜線(砂払ノ頭)までは、眺望のない退屈な樹林帯のスノーハイク。空が見え、「あ、もう少しで稜線か?」と期待しても、中々辿り着かない稜線にヤキモキしました(笑)。
登山口から登ること3時間、やっと稜線(砂払ノ頭)に到着です!本当は、八ヶ岳ドーン!!という立地ですが、あいにく八ヶ岳は分厚い雲の中。ただ、富士山はずっとスッキリ見えてて、モチベーションは下がりません!南アルプスも一直線にスッキリとは見えませんが、悪沢岳など想定外の山が見え、ワクワク感が高まります。
砂払ノ頭〜金峰山までは、ご褒美ハイクと言ってよい、気持ちよい雪上歩行。踏み固められており、踏み抜く要素なし。思ったより風も弱く、千代ノ吹上も危なげなく通過です。白い稜線上でヤマトモを撮ったり、撮られたり、快適なペースで進んでいきます!
そして、登山開始から4時間弱、待望の五丈岩へ!先週、下界や飯盛山からもハッキリ見えてた金峰山のポチッの直下に立つ喜び!まずは、五丈岩は通過し、その先にある金峰山の頂へ。上空には雲がなく、太陽が照りつけ、ほぼ無風。金峰山一帯は最高の天気ですが、八ヶ岳や浅間山、南アルプス方面は分厚い雲に覆われ、360度パノラマビューとは行きませんでしたが、雲が掃ける瞬間もあり、3年前の眺望リベンジは十分果たせました!
【参考】前回、2017年GWのスノーハイク
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1121192.html
金峰山の山頂部に連なる岩場に登り、お互いを撮り合った決めポーズはとってもナイスです♪。3年前は、ご来光を拝んだ後、ここから甲武信ヶ岳方面へ向かいましたが、甲武信ヶ岳すら見えずじまいだったので、今日は最高峰の北奥千丈岳をはじめ、奥秩父連峰が青空の下スッキリと見えて、意気揚々です!
私が山座同定に没頭している間、ヤマトモはいつの間にか五丈岩クライミングへ。あと少しのところで、凍結のため最上部へは行けませんでしたが、十分な高度感で、達成感はかなりのものですね♪。五丈岩上部から金峰山の頂をバックに、見下ろして撮ってもらったショットがドローン空撮のようで、本日のベストショットかもしれません♪。
五丈岩の直下で、風が遮られ無風なスポットを探し、富士山を愛でながらカップラーメンタイム!いちごホイップサンド(セブンイレブン)とHOTカフェオレ付きで、最高に贅沢なひと時を過ごせました。
食後、五丈岩を回り込み、初めて裏側(鳥居の反対側)から間近の五丈岩を見上げました。この五丈岩は、先週の飯盛山のみならず、1月の入笠山からも見えたし、八ヶ岳の赤岳展望荘からも見えたし、あちこちから視認(同定)できます。その真下にいる幸福感、山好きにはたまらないですね♪。
ちょうど下山しようと思った時に、八ヶ岳の雲が結構取れ、今日のヤツベストも撮れました。
復路は、ほぼ下り基調で、雪が膝クッション代わりにもなり、楽々ハイペースで下っていきます。団体客はじめ、20人近くのハイカーとすれ違いました。週末は金峰山小屋が営業しているようで、少なからず小屋泊ハイカーがいそうですね!(ただ、うちらが稜線から下り始めた頃、すでに富士山も雲の中で、眺望はイマイチだった可能性大)
どこかで八ヶ岳や南アルプスの雲がスッキリ掃けることを期待しながら下りましたが、終始スッキリすることはなく、残念。鷹見岩分岐では、つくづく「早朝に鷹見岩へ寄っておいてよかった」と思いましたね!
富士見平まであと少し、という所で、雪がなくなったのでチェンスパを外しました。が、その後ちょっとしたアイスバーンが現れ、慎重に進むも、何度か軽く滑って転びました。下りのアイスバーンは、本当に危険ですね。。。
富士見平まで下りると、テントが5,6張りありました。道中、軽装なハイカーともすれ違ったので、ここをベースキャンプに金峰山&瑞牆山に登っているんですね、きっと。
富士見平でトイレ休憩し、水場へ寄ってがぶ飲みし、瑞牆山荘まで一気に下ります。富士見平以降は夏道で、30分もかからずに駐車場へ到着。出発時、5,6台だった駐車台数が、下山時は軽く30台以上は停まってましたね。今日は元々は好天予報だったので、瑞牆山へ向かった人含め、皆さん押し寄せたんですね。でもやはり、空気が済んだ早朝発が展望を望むには一番で、そのためには車中泊が必要ですねー。
昨秋、百名山を完登し、眺望がイマイチだった39座を対象にした百名山2周目の山旅。これで6/39座で眺望リベンジを果たせました!
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