西岳〜編笠山〜西岳


- GPS
- 27:54
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,380m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
0629富士見高原→0700不動清水→0811林道編笠線0813→0925展望広場0930→0944西岳(休憩)
1009西岳→1105乙女ノ水→1115青年小屋(荷物預け)1145→1227編笠山1238→1316青年小屋(泊)
【17日】
0625青年小屋→0732西岳0739→0854林道編笠線→0941不動清水→1019富士見高原
天候 | 16日:晴れ後曇り 17日:雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■道の状況 ・整備された登山道で危険箇所はありませんでした ■下山後の温泉 ・延命の湯(北杜市民以外・昼間:600円) =青年小屋で見かけた方々に再会しました= |
写真
感想
娘の忘れ物を八ヶ岳山麓まで回収しに行くついでに、三連休の2日目は青年小屋に泊まることにした。
観音平から編笠山を通り、青年小屋と西岳を往復。翌日は権現岳を経由して観音平へ−−と思ったが、
三連休最終日の中央道は大渋滞が見込まれる。となると、権現岳を最終日に回すのは得策ではない。
そこで、富士見高原→西岳→青年小屋→権現岳→青年小屋(泊)→編笠山→富士見高原のルートを計画。
午前6時半。富士見高原の駐車場から、雲海に浮かぶ千丈岳が見える。好天を期待して、まずは樹林歩き。
不動清水で喉を潤し、3つの林道を渡るうちに、周囲の樹林は杉からミズナラ、コメツガへと変化する。
起きたときは雲に覆われていた八ヶ岳山麓だったが、樹林帯の上空はいつの間にか「澄み渡る淡青」に。
絶景が広がっているであろう周囲をさえぎる樹林を恨めしく思いながらも、避暑コースの恩恵を受ける。
林道編笠線から1時間余り、高度が2,200mを超えたあたりで突如として視界が開けた。もちろん絶景だ。
西岳の頂上寸前でチチーと鳴く鳥に出会う。1カットをカメラに収めたところで飛び立たれてしまった。
東から南西へと視界が広がる山頂は、やや風が強いものの、マツムシソウも咲きそろって極めて爽快だ。
さきほどの展望広場からも見えた編笠山、富士山、各アルプスの山々に加えて、権現岳や赤岳を望める。
20分ほど休んでから青年小屋へと歩を進める。北八ヶ岳の樹林を思わせる苔むした散策路が心地よい。
乙女ノ水で小休止し、ほどなく青年小屋に到着。まだ昼前でガラガラの部屋にザックを置いて権現岳へ。
と思いつつ、なぜか編笠山へ。西岳、編笠山、権現岳の3座に登れば翌日が楽になるという計算だった。
中央道の渋滞を避けたい思いが強く、編笠山を巻いて押手川に出ればタイムを節約できると目論んだのだ。
しかし、これは大きな錯覚。下山先は富士見高原なのに、観音平へ下ると思い込んでしまったのだった。
岩歩きに苦手意識を抱く妻から「なぜ編笠山往復にしたの?」と尋ねられて誤りに気づいたが後の祭り。
ただし、禍福は糾える縄の如し。編笠山の頂上に着くころから雲が増えて八ヶ岳の山々は隠れていった。
結局、権現岳の登頂は断念した。先に登っていても、山頂からの眺望を得ることはできなかっただろう。
小屋の中では時間を持て余し、徐々に寒くなったので夕食前の時間を食堂横のストーブの前で過ごした。
食卓は部屋ごと。相部屋のご夫婦3組と、それぞれのルートを紹介し合い、暫し山歩き談義に花が咲いた。
夜半には風が強まり、決して新しくはない青年小屋の外壁に風で叩き付けられる雨が激しく音を立てた。
妻としては、雨で滑りやすくなる岩を歩くのは不安だろう。樹林歩きが多かった往路を戻ることを決めた。
翌朝。空は暗く、視界は悪かった。雨はさほど多くないが、強い風に乗って激しく降り注ぐように感じる。
早々に朝食を終え、夜のうちに決めていた西岳経由で下山。山麓の樹林は日差しも覗いて瑞々しかった。
「延命の湯」で汗を流したまではよかったが、中央道の渋滞は正午前から発生して帰宅は夕方になった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する