霧島山(高千穂峰＆韓国岳) 〜天孫降臨〜

2020年03月23日(月) [日帰り]

• GPS: 07:20
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,507m
• 下り: 1,495m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:48
• 休憩: 1:27
• 合計: 8:15

距離 15.2km 登り 1,507m 下り 1,509m

4:59 高千穂河原
4:59 高千穂河原ビジターセンター
5:19 5:20 高千穂峰登山道・自然探勝路分岐
5:31 5:38 森林限界
5:55 御鉢(火口壁到達点)
6:00 御鉢
6:12 脊門丘（鞍部）
6:30 6:56 高千穂峰
7:09 7:10 脊門丘（鞍部）
7:18 7:21 御鉢
7:23 7:27 御鉢(火口壁到達点)
7:50 7:52 森林限界
8:00 8:01 高千穂峰登山道・自然探勝路分岐
8:11 8:12 霧島神宮古宮址
8:15 高千穂河原
9:12 9:13 大浪池登山口
9:38 9:39 大浪池休憩所
10:13 韓国岳避難小屋
10:56 11:29 霧島山
11:58 12:00 韓国岳避難小屋
12:25 12:27 大浪池
12:50 12:52 大浪池休憩所
13:13 大浪池登山口
13:14 ゴール地点

天候

快晴！

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

◆車
・高千穂河原ではビジターセンター駐車場を利用(有料500円)
・韓国岳へは大浪池登山口前に駐車
　※駐車スペースが少なく、路駐も容認されている!?


◆飛行機
SKY308便　鹿児島17:20　→　羽田19:00

コース状況／危険箇所等

登山道上に危険個所は特にありません。高千穂峰は砂地で足をとられたので、ストックがあればよかったかもしれません。韓国岳はとにかく階段が延々と続きました。

※大浪池のマンサク
例年3月下旬〜4月上旬が見頃のようです。今年は当たり年だ、と言っていた登山客もいました。

※霧島山一帯は、噴火活動の影響で立ち入りが規制されているため、今後の情報に気を付けてください。

その他周辺情報

◆黒豚の館
http://www.krp1.com/restaurant.html
・霧島高原の黒豚が使われている。


◆高千穂河原ビジターセンター
http://www4.synapse.ne.jp/visitor/
・開館時間：9:00-17:00
・駐車場：500円
・トイレあり。駐車場で一晩お世話になりました。


◆新湯温泉　(霧島新燃荘)
http://www.minkoku.com/yado/top.php?yado_id=84
・硫黄の香りが強めの温泉。風情あり。
・立ち寄り入浴600円
・備え付けのシャンプー等はあるが洗い場は2ヶ所。ドライヤーなし。
・内湯は熱く、混浴の露天は適温。(個人差アリ)


◆霧島神宮
http://www.kirishimajingu.or.jp/contents/keidai.html
・ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)を祀っている。
・高千穂峰もそうだが、霧島には古事記にゆかりのある場所が点在。


◆勘場蒲鉾店
https://www.kanba.co.jp/
・直営工場からの詰め合わせ品を販売。
・揚げ立ての販売はなかったが、「さつま揚げは揚げたら一回冷やすものだし、冷たいままでもおいしく食べられますよ」とのこと。

写真

3/22 19:11

【2020.3.22】
さて、霧島にやってきまして、黒豚！

「黒豚の館」にて、黒豚しゃぶカツカレー。しゃぶしゃぶ用の肉を巻いて揚げたとんかつ。おぼろ豆腐付きでした♪

3/23 4:55

【2020.3.23】
星空の高千穂河原で仮眠後、出発！

3/23 4:57

4:57　しばらくは自然研究路。石畳＆石段で整備。

3/23 5:10

展望台なるところ。視界は真っ暗。

3/23 5:15

5:15　分岐
高千穂峰へ！

3/23 5:24

しばらくは地味に登り続けるものの、

3/23 5:28

5:28
この辺り、砂地でやけに足をとられた…。

3/23 5:33

少しでも固そうな場所を登る。

3/23 5:38

5:38　だんだん山容を認識。

3/23 5:47

フラッシュで気づいたけど、赤肌の岩らしい。

3/23 5:52

5:52
今はまず左側のピークを目指す。右奥が高千穂峰。

3/23 5:53

振り返る。街の明かりや、駐車場の自販機も目立つ。風が強く、雲海はそれほどない。

3/23 5:53

韓国岳方面も、まだ眠っている。

3/23 5:55

東の空は色づいてきた。

3/23 5:55

5:55　御鉢の回廊。(馬の背)

3/23 5:57

御鉢は深い。

3/23 6:05

高千穂峰へ。(でもその前に、いったん下る…。)

3/23 6:08

6:08　霧島神宮元宮。
788年の噴火で焼失したそうな…。

3/23 6:11

6:11　あと430m。御来光に間に合うか!?

3/23 6:17

6:18　あと180m…。

3/23 6:23

6:23　高千穂峰

天孫降臨の地か

3/23 6:25

御来光は雲の中…。これはこれでよかった。

3/23 6:26

霧島東神宮へと続く道。

3/23 6:30

6:30　びっくり。高千穂峰で儀式をしたら、突然陽が差した！

3/23 6:32

6:32　あらためまして、登頂！

3/23 6:34

新燃岳は、まだ静か…。

3/23 6:34

南側。雲海の中から頭だけ出しているのは高隅山。先ほどすれ違った登山客いわく、とてもイイ山だそうで。

3/23 6:35

避難小屋を覗く。

3/23 6:37

往年の名残かと思ったが、カレンダーは2020年のもの。きちんと手入れされているのだろう。小屋番さんを「峰守」と名乗っていた。せっかくなので、コーヒーを淹れる。休憩料500円。

3/23 6:47

御来光と乾杯！

3/23 6:51

携帯トイレブースあり。

3/23 6:53

天の逆鉾も天高く伸びる。それではまたいつか！

3/23 6:55

6:55　さて、下る。

3/23 6:59

6:59　下りはけっこう滑りやすい。

3/23 7:07

再び、御鉢の回廊。

3/23 7:11

この色、九州の山のイメージ。

3/23 7:16

振り返れば、陽は昇り続ける。

3/23 7:20

7:20　赤肌の岩の下り。

登ってきているトレイルランナーは、本日すでに4往復目。2時に走り始め、8〜10往復が目標らしい。砂地もいいトレーニングになるとかで、ただただ敬服…。

3/23 7:29

がんばれー！

3/23 7:36

ひこうきぐも！

3/23 7:36

7:36　今度は修験者さん。
御鉢に眠る神様に願掛けしたら、願いが叶ったそうで、本日は御礼参りをしにきたとのこと。

3/23 7:43

腰にぶら下げているのは法螺貝。本日は霧島東神宮からも宮司さんが登ってくるそうで、山頂で鳴らす予定、とのこと。伝統の儀式かな。

3/23 7:45

明るくなってから分かるのは、けっこう標識やペンキが付いていたこと。

3/23 7:46

これが先ほど足をとられた砂地か…。下りはらくちん。

3/23 7:52

昨日開聞岳山頂でご一緒した登山客に再会。道の駅に宿泊したら、未明は霧がかかり、出発を遅らせたとのこと。霧島の恩恵を受けましたね〜、と。

3/23 7:56

7:56　分岐
未明は左から登ってきたので、ここは右へ。

3/23 8:04

8:04　霧島神社古宮
こちらは1235年の噴火で焼失し、今は小さな斎場が祀られているのみ。

3/23 8:06

参拝直前に、また陽が差す！

3/23 8:10

8:10　駐車場に戻り、一休み。先ほどのトレイルランナーとも再会し、彼は5往復目へ突入していた。

さて、ここから車で移動。

3/23 9:07

9:07　大浪池登山口
駐車場にギリギリ駐車できたが、この後来た人たちは、みなさん路駐の模様。

3/23 9:07

登山口。こちらも石畳＆石段で整備されている。

3/23 9:08

天気が良ければ、明るい森。

3/23 9:32

陽の光が強くなり、

3/23 9:34

9:34　大浪池。

3/23 9:35

9:35　西回りルートへ

3/23 9:36

明るい道。

3/23 9:37

この黄色、なんとマンサク！

3/23 9:38

1本の枝に、ちょこっとしか花をつけないイメージだったのに、こうも咲き乱れるとは！

3/23 9:44

角度を変えての大浪池！

3/23 9:49

韓国岳も雄大！

3/23 9:49

リンドウ系

3/23 10:02

ほぼ平坦だったけど、最後に少々下り、

3/23 10:06

10:06　えびの方面からの分岐を通過し、

3/23 10:09

10:09　韓国岳分岐

3/23 10:20

このあと、ひたすら階段道。

3/23 10:27

天国への階段!?

3/23 10:31

10:31　ちょっと岩場で中休み？

3/23 10:36

10:36　再び延々と階段道。

3/23 10:36

振り返れば、よく登ってきたなぁ(階段を!!)。

3/23 10:39

そして、まだまだ階段。

3/23 10:45

こちらの二人組は、これから高千穂峰へ行くそうで。百名山巡礼の方かなぁ。

3/23 10:46

いよいよ山頂!?

3/23 10:54

10:52　山頂！

3/23 10:55

「撮ってあげるわ」と声をかけていただくのは、正直嬉しい。地元の方でした。

3/23 10:57

韓国岳東北側の御鉢。噴火だらけだ。

3/23 10:58

10:58　高千穂峰に、手前が新燃岳。

早朝、眠っていた新燃岳も、活動再開!?

3/23 10:58

この縦走路、いつかは歩いてみたいなぁ。。。

3/23 11:00

場所を変えての休憩中、再び撮影は？　と地元の方が声をかけてくださった。

3/23 11:00

顔を出さないほうが自然体？　モデルは言われるがままに。

3/23 11:07

ポカポカ陽気にひんやりとした風。はるさめ日和。

3/23 11:22

雲の中から顔を出すのは、正面が桜島、左奥が高隅山。手前の大浪池は本当にキラキラ。

3/23 11:29

桜島にズームアップ。噴煙は止まらない…。

3/23 11:29

再び、新燃岳もズームアップ。これ以上の噴火がないことを祈って…。

3/23 11:24

11:24　さぁ、下山！
の前に振り返る。撮影してくださった地元の登山客の方々も、のんびり休憩していた。

3/23 11:28

11:28　わかっちゃいたけど、階段激下り。

3/23 11:35

ただただ下る。

3/23 11:54

11:54　分岐

3/23 11:55

避難小屋は賑わっていた。

3/23 12:04

12:04　東回りコース

3/23 12:09

こちらの角度から大浪池！

3/23 12:14

これは…。

3/23 12:21

やっぱり、マンサク。

3/23 12:25

こちらの登山客さんの左手には、自撮り棒以上のカメラが…。手元のスマホで、連続撮影をコントロールしていた。

3/23 12:29

もう、いたるところで、

3/23 12:30

今年はマンサクのあたり年!?

3/23 12:31

見下ろすマンサク。

3/23 12:35

これだけを目当てに登ってくる方も多数いた。

3/23 12:43

ごぶさた！

3/23 12:45

12:45　大浪池分岐に戻る。

3/23 12:46

最後に見納め！

3/23 12:57

12:57　再び石畳。

3/23 13:09

13:09　登山口
路駐するならお行儀よく!?　でもこの天気なら仕方ない!?

3/23 14:10

新湯温泉

「ザ・温泉」的な温泉。硫黄の香りも強く、身体に残り、ポカポカ感も夜まで続いた。

3/23 14:11

春〜

3/23 14:55

霧島神宮に立ち寄り、

3/23 15:00

参拝！

3/23 15:47

山で出会った方に聞いた、おススメのさつま揚げは？　を頼りにたどり着いたのが「勘場蒲鉾店」。

ただこちらはバラ売りがなく、工場直送のもののみを販売。ひとまずお土産用を購入。(と言いながら、空腹もありその場でも食べる。おいしい。)

ちなみに帰宅後、おでんに入れたら、フワフワに。に。真空パックのペチャンコなさつま揚げとはわけが違うね！

3/23 15:50

お店を出てから気づいた。「つけあげ」が有名だったのかな。

3/23 16:39

そして空港。こちらは揚げたてをその場で食べられるお店。

3/23 16:40

ごぼう巻とチーズ天を堪能！

3/23 16:58

搭乗ゲートにて。韓国岳〜高千穂峰まで一望！

3/23 17:00

帰りは、スカイマークさん♪

3/23 17:26

桜島は、いつかまた！

撮影機器：

TG-850 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

wildwind

◆天孫降臨
古事記は、そもそもきちんと読んだことはないし、断片的に聞くくらい。最近、中田敦彦のYouTube大学「古事記編」を見て、なるほど！　と思ったけど、そのストーリーはすっかり忘れている…。

でも、古事記の信憑性はともかく…、当時の人が語り継ぎたい何かがあったのだろう。ニニギノミコトさんが天から降りてこなかったとしても、この地で生まれたことを伝えたかったのか⁉

自分が子孫だとは思っていないが、辿れば縁があるかもで。ご先祖様ー、日本はまだ続いていますよー。



◆高千穂峰
高千穂峰と韓国岳はどちらを先に登るか。前日、開聞岳山頂でお会いした登山客と、そんな話になったとき、その方いわく「少しでも神々しい朝を迎えるのにふさわしいのは、天孫降臨神話のある高千穂峰では⁉」と。

その話に便乗させていただき、私も高千穂峰を先に選ぶ。ナイトハイクがそこまで好きではないが、山頂での御来光を狙うなら、未明に出発するしかない。何か不思議なことが起きないかとドキドキしつつ、暗闇の登山道で出会うのが、トレイルランナーであるのだから、間違いなく現代にいると確信する。

登るにつれ風の強さを感じるも、この日は西風。山頂への登りは強風が背中を押し上げてくれた。そして山頂。御来光とはいかなかったものの、静寂な空気が漂い、そこは神聖な場所だった。各地で山岳信仰はあるし、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)にゆかりのある地もあるけれど、ここは天孫レベルだものなぁ…。

山頂から360度を見下ろしながら、本当に独特な山だと思えた。高千穂峰。



◆韓国岳
霧島山一帯の噴煙を間近で感じることができたのは韓国岳だが、それよりなにより、マンサクがこんなに花をつけるとは！

東北弁「マンズサク(まず、咲く)」に由来したのがマンサクだと聞いたことがある。私自身がよく見かけるのも東北だった。まだ春にならない季節、雪の中から枝を出し、そこに一つ、二つ、花をつけているイメージ。すごい生命力だなぁと思っていたのだが…。

お国違えばなんとやら。鹿児島の青空によく映える花だった。



こうして、鹿児島の山旅は終了。今回もあっという間の3日間。またいつか、この旅の続きを願う！

wildwind

コメント

ポピー🦉popie

山旅♪
2日間で登った鹿児島の山々は百名山ですか？(知らなくてすみません💦)

初日は雨だったようですが海が見えたりの展望があって良かったですよね〜
そして2日目は最高の天気だったし、地元の方との交流や山以外の旅も楽しまれたようですね(*^_^*)

いつか続きの山にも行ってくださいね♪

wildwind

Re: popieさん♪
そのとおり！　百名山巡礼の旅でした

「いつか行ければ…」を「行くぞ！」と決めて行ってきました。九州の山々は一気に攻めたいとも思いつつ、今回は鹿児島だけに絞ったことで、鹿児島の魅力も十分堪能できました

日程は限られていたので、天候は出たとこ勝負でしたが…、3日目があまりに良すぎたので、満足です。九州の百名山はまだ残っているので、いずれまたです！