【過去レコ】涸沢定着
- GPS
- 56:00
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,377m
- 下り
- 2,374m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 9:10
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:15
天候 | 曇りー曇りー晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|
感想
ようやく行って来ました。
7月、9月の予定が二回とも台風で中止、今回はほぼ完璧でした。
10月15日、昼過ぎから心は山、仕事が手に付かない。とにかく早く会社から離れたい。17時45分終業の時間と共に逃げるように帰宅する。
19時35分帰宅、風呂、夕食を済ませ事前に用意していたザックを担ぎ20時45分自宅を出発。今回の山は北アルプス、涸沢にテントで2泊し、北穂高岳〜涸沢岳(からさわ)〜奥穂高岳と回るコース。8食分の食料他、当然 も、寒がりの私のザックの重さは17〜18kg、若い時は25kg位担いだが今はこれくらいが限度です。
新宿都庁を23時発、さわやか信州号というバス 、寝ている間に上高地まで運んでくれるリーズナブルで便利なバスです。普段比較的早寝の私はバスが動き出ししばらくしたら 寝ていました。夜中の1時頃最初の休憩所に着き車内に明かりが灯り目覚める、ん?何だ、 降っている雨が降っている 、私の山は何時もこうだ、バスから降りる気にもならずそのままzzz 二回目の休憩所まだ降っている 、諦めて明日は朝から合羽を着て歩く事をイメージしてzzz 5時に目覚める。 おや?、 降ってない お〜当然だ、どんだけこの日を待っていたと思っているのだ。途中沢渡で低公害バスに乗換え上高地へ6時前到着。
雨は止んだが梓川は水量が多く濁っていた。
16日、今日の予定は涸沢まで、幾度と無く涸沢経由で入山しているが残雪期以外涸沢止まりは無い。今日は時間的にもかなり余裕があるので30年ぶり位にパノラマコースで入ることにする。ゆっくり食事をし、軽量化?を図り7時出発。明神〜徳澤〜新村橋〜屏風の耳〜涸沢と繋ぐコース。気持ちの良い天候になってきた。
8時40分徳澤に到着、ここは昔牧場だった所。広々とした気持ちの良いキャンプ指定地、大好きな所です。
8時50分、新村橋(吊橋です)ここを渡る。
途中、井上靖の小説、氷壁(映画化も)のモデルにもなった切れたザイルの碑が有った。1955年切れないといわれたナイロンザイルが切れ墜死した事故 。
黙祷
屏風のコルにて昼食を取り屏風の耳ピストン。
直ぐにテント設営。管理費1泊500円、2泊分1000円を支払う、水が自由に使えるので安い? 稜線上では1L200円の所もある、清潔なトイレも有り文句はとても言えない。ちなみにトイレはチップ性&ペーパーは目の前の容器に入れるようになっている、ここでも分別処理が・・・
17時過ぎからウヰスキー を呑みながら夕食、18時には寝袋に入り寝ました。なにしろ電波が入らず、携帯、ラジオが役立たず、真っ暗な上やる事が無く寒い事もあり寝るに限る。
17日、昨夜は何度か目覚めるが4時45分起床、良くこれだけ寝られるものだ、所詮人間も動物、暗ければ寝ていられるようです。
今日は今回の山行メインの日である。天気はまずまず。6時15分北穂高岳に向かう、南稜を上がり8時45分北穂高岳山頂着。小屋前休憩場でコーヒー&ジャンボどらやき、甘いものが欲しくなる。
9時15分涸沢岳に向かい再スタート。ここからが一般登山道ではあるが難路と言われる所が随所に出てくる。山荘からしばらくは長野県側(涸沢側)を歩くが風がさえぎられ暑いくらい。しかし稜線に出たとたん滝谷(岐阜県側)を吹き上がってくる風の冷たさに防寒具無しではいられない。しかも強い風に時々体がふらつく。姿勢を低くしながら慎重に進むしかない。人が多いのも人因落石や難路で渋滞など時間が掛かり嫌だがあまりにも人に会わないのも心細くなってしまう。若い頃同じコースと逆コースを歩いているので少しの安心感が救いになる。
涸沢岳11時25分到着。ここから奥穂高山荘までは安全な道である。山荘到着11時50分。ここでも持参のテルモスでコーヒーとパンの補給。12時15分奥穂高岳に向かう。ここの登り口も鎖、梯子が有り緊張をする所。今年の夏にも小学生の孫を連れた方が共に転落している。
奥穂高岳山頂12時50分到着、ここは日本第三位の高峰、360度の展望が望める。今日歩いてきた稜線が見え充足感が得られる。日本の山に槍、穂高が有る事に幸せを感じるのは自分だけではなのではないか。河童橋から見ると左側のピークがここ、今日は上高地が見渡せる。上高地の観光客もその景観に満足しているかな?
予定のピークを歩き通し満足感と終わってしまった寂しさを残し13時15分山頂を下山、途中奥穂山荘前で最後の補給をしザイテングラードをテント場に戻る。テント着15時30分。
16時過ぎから一人で祝杯&夕食(持参ウィスキー度数50、山の場合度数の高い物が同じ重さで有利)疲れと心地よい酔いで17時30分真っ暗な中
19日、下山日である。昨夜も何度か途中目覚めるが4時起床、本当に良く寝られるものだと我ながら感心してしまう。 寒い、食事を済ませテント内の整理などをしながらゆっくりした時間を楽しむ、朝の散歩の為テント外に出る。寒いはずだ。テントのフライシートが凍っている。撤収に手間が掛かりそうでやだな〜である、太陽が出てから一時間位そのままでいれば乾いてしまうと思うがそんな事をしていたら帰りの に間に合わなくなってしまう。嫌でも濡れたテントを畳む事になる、少し重たいし。
6時20分頃いきなり昨日は出なかったモルゲンロートが、急いで何枚かシャッターを切る、日の出から数分だけ見られる光景。
いよいよ下山。今日は横尾谷を下るのんびり工程である。横尾〜徳澤〜明神〜上高地、写真や休憩を取りながらでも6時間、上高地で温泉に入る時間を考え7時予定を10分過ぎて出発、昨日の軽い荷物になれた体が最初はキツイ、持病の膝痛が出ないよう右膝に負担が掛からない用ゆっくりとした 歩み。心を引かれながら振り返ると素晴らしい景色が下の画像。実際には雲がゆっくりと流れている、まるで景色では無くムビーを観ているようです。
まったくもって素晴らしい。 雲が動いているではなく、川の水のごとく流れていた。
本谷橋8時30分、あまりの天気の良さにここでもコーヒータイム、沢の水で顔を洗いタオルで上半身を拭う。とても気持ちがよい。30分ほど今回の山行きの余韻を楽しみながらのひと時、ここでも幸福感を味わいながらの時間を過ごす。
これより先はほとんど平坦、ハイキング気分で歩ける。
横尾9時55分着、またまたお茶タイム、ここまで来ると終わったな〜である。後は観光客と混ざりながら自分も観光客気分で上高地まで。
12時30分上高地着。バスターミナルから歩いて3分ほどにあるアルプス山荘で風呂(600円、タオル、シャンプー、髭剃り付き)に入り14時のさわやか信州号で新宿まで。上高地で買った地ビール一本で1時間半バスの中で記憶無し。
最後まで小学生のような稚拙な日記にお付き合いしていただきありがとうございました。
心配していました膝痛も無く、昨日の通勤時いつも階段下りで足が筋肉痛の為ガクガクも無く計画通りの山歩きが楽しめました。これも自転車 に乗っているためなのでしょう。自転車は帰りは何時も向かい風、山はなぜか下山日はピーカン・・・ なんでだろう 。
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