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Yamareco

記録ID: 232040
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳→燕岳縦走

2012年10月08日(月) 〜 2012年10月09日(火)
 - 拍手
GPS
28:58
距離
42.3km
登り
3,804m
下り
2,893m

コースタイム

1日目:10:30JR豊科駅-11:30安曇野公園-12:18三俣登山口-14:50最終ベンチ-15:10蝶ヶ岳ヒュッテ
2日目:3:20蝶ヶ岳ヒュッテ-3:55蝶槍-6:11常念岳-8:20横通岳-9:50大天荘-10:05大天井荘-11:36大下りの頭-12:10燕山荘-12:30燕岳-13:50合戦尾根下り始め-14:15合戦小屋-14:50第2ベンチ-15:15中房温泉 
天候 1日目:曇 夜間小雨後晴れ
2日目:快晴 午後より少しガス
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:JR豊科駅より徒歩で三俣登山口へ
帰り:中房温泉より乗合バスでJR穂高駅まで


コース状況/
危険箇所等
一度上まで上がってしまうと水場が無いため、補給は小屋で購入という形になります。蝶ヶ岳で1リットル150円 
常念岳で1リットル200円でした。

基本的に道がしっかりと出来上がっていますので、地図が不要な程(好天時のみ)分かりやすいルートになっています。
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
今回のスタート地点はJR豊科駅です。
タクシーが1〜2台は大体待機しているようです。
ここから登山口まで歩きます。
2012年10月07日 10:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/7 10:31
今回のスタート地点はJR豊科駅です。
タクシーが1〜2台は大体待機しているようです。
ここから登山口まで歩きます。
北アルプスの山麓を高く聳える山々を見上げて進みます。シーズンでもあるので車の通りは多いです。
2012年10月07日 10:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/7 10:41
北アルプスの山麓を高く聳える山々を見上げて進みます。シーズンでもあるので車の通りは多いです。
三俣の登山口 駐車場は超満員で路上駐車もあってすれ違うのも大変です。
2012年10月07日 12:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/7 12:18
三俣の登山口 駐車場は超満員で路上駐車もあってすれ違うのも大変です。
天気は曇りで山中に入るとガスの中って感じです。
天気が悪い方が森の中は生き生きとして見えます。
2012年10月07日 12:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/7 12:41
天気は曇りで山中に入るとガスの中って感じです。
天気が悪い方が森の中は生き生きとして見えます。
蝶ヶ岳ヒュッテに到着。山頂に行っても何も見えません。到着してテントを張るのと同時に小雨が降ってきました。早朝は残った雨水が凍ってぱりぱりになってました。
2012年10月07日 15:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/7 15:13
蝶ヶ岳ヒュッテに到着。山頂に行っても何も見えません。到着してテントを張るのと同時に小雨が降ってきました。早朝は残った雨水が凍ってぱりぱりになってました。
朝2時起床。3時に準備を終えて出発します。
早朝より騒がしくて申し訳ありません。
2012年10月08日 03:21撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 3:21
朝2時起床。3時に準備を終えて出発します。
早朝より騒がしくて申し訳ありません。
多分蝶槍のピークです。写真だと真っ暗ですが、実際には月明かりでヘッドライトが無くても足元が見えます。穂高連峰もその輪郭がうっすらと見えました。
2012年10月08日 03:55撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 3:55
多分蝶槍のピークです。写真だと真っ暗ですが、実際には月明かりでヘッドライトが無くても足元が見えます。穂高連峰もその輪郭がうっすらと見えました。
駆け足で常念岳へ取り付いた頃に夜明けが始まりました。
2012年10月08日 05:25撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 5:25
駆け足で常念岳へ取り付いた頃に夜明けが始まりました。
山頂には間に合わずのご来光。
2012年10月08日 05:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 5:51
山頂には間に合わずのご来光。
6時には常念岳山頂は人が一杯。
常念岳の小屋からなら1時間でこれるので、夜明けより少し前に出発すれば山頂でご来光が拝めます。
2012年10月08日 06:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 6:10
6時には常念岳山頂は人が一杯。
常念岳の小屋からなら1時間でこれるので、夜明けより少し前に出発すれば山頂でご来光が拝めます。
朝日がまぶしい。雲海が凄く綺麗です。
昨晩は月明かりの雲海が幻想的でしたが、朝日もすばらしいです。
2012年10月08日 06:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 6:10
朝日がまぶしい。雲海が凄く綺麗です。
昨晩は月明かりの雲海が幻想的でしたが、朝日もすばらしいです。
朝日に映える穂高連峰
2012年10月08日 06:11撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 6:11
朝日に映える穂高連峰
ここから大天井→燕を目指します。
2012年10月08日 06:35撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 6:35
ここから大天井→燕を目指します。
横通岳はその名の通り、横への巻き道がルートですが、一応山頂までの道もあります。
2012年10月08日 08:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 8:07
横通岳はその名の通り、横への巻き道がルートですが、一応山頂までの道もあります。
横通岳を横通らないでど真ん中へ突き進み山頂の三角点。無駄に疲れますが、人がいないピークなので落ち着くには大変いいです。
2012年10月08日 08:19撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 8:19
横通岳を横通らないでど真ん中へ突き進み山頂の三角点。無駄に疲れますが、人がいないピークなので落ち着くには大変いいです。
この景色を常に左方向にあって続きます。
2012年10月08日 08:35撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 8:35
この景色を常に左方向にあって続きます。
幾度となく心折れながら今回の最標高大天井岳山頂からは北鎌尾根がはっきり見えます。
2012年10月08日 10:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 10:07
幾度となく心折れながら今回の最標高大天井岳山頂からは北鎌尾根がはっきり見えます。
前方にあった槍も振り返らなければ見えなくなりました。
2012年10月08日 10:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 10:07
前方にあった槍も振り返らなければ見えなくなりました。
燕までの道が見下ろせます。ようやくゴールが見えてきました。
2012年10月08日 10:19撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 10:19
燕までの道が見下ろせます。ようやくゴールが見えてきました。
燕岳の花崗岩が白く光ります。
2012年10月08日 11:54撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 11:54
燕岳の花崗岩が白く光ります。
ここまで8時間半の行程。最後の登りは力を振り絞って息ぜーぜー。
2012年10月08日 12:24撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 12:24
ここまで8時間半の行程。最後の登りは力を振り絞って息ぜーぜー。
そしてようやく燕岳山頂。北まで延々と広がる山々がどこまでも続きます。遠くまでガスが殆ど無かったので、本当に遠くまで見えました。
2012年10月08日 12:38撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 12:38
そしてようやく燕岳山頂。北まで延々と広がる山々がどこまでも続きます。遠くまでガスが殆ど無かったので、本当に遠くまで見えました。
山頂で1時間ほど眠った後は、合戦尾根を下ります。
2012年10月08日 13:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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10/8 13:51
山頂で1時間ほど眠った後は、合戦尾根を下ります。
合戦尾根の中も紅葉した木々のトンネルを潜って進みます。
2012年10月08日 14:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 14:01
合戦尾根の中も紅葉した木々のトンネルを潜って進みます。
そしてあっという間に中房温泉に到着。
登るは地獄。下るは極楽。
帰りはここから2時間に1本程度出ている乗合バスで穂高駅に帰ります。
2012年10月08日 15:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
10/8 15:16
そしてあっという間に中房温泉に到着。
登るは地獄。下るは極楽。
帰りはここから2時間に1本程度出ている乗合バスで穂高駅に帰ります。
撮影機器:

感想

無雪期最後の連休は北アルプスにしました。

涸沢方面は大変混雑すると聞いていたので穂高連峰を眺めながらのルートにしようと、蝶ヶ岳〜燕岳までの縦走を計画しました。


始めにアプローチの段階での反省と謝罪を少々。

今回の山行出発時間が非常識にも10時30分。しかも登山口からスタートではなくアプローチの段階での出発時間ですので、夜間山行は想定に入れての行程でした。
その無鉄砲な計画な為に、アプローチの段階で何名かに心配をおかけしてしまいまして、大変申し訳ありませんでした。

何とか15時には蝶ヶ岳山頂に到着できたのも、途中で軽トラックの方に三俣の登山口まで運んで頂いたからでした。この10キロ余りを実際は歩いていません。
これが無ければ恐らく到着は18時近くなっていた事と思います。
山でお仕事をされている方のようでしたが、本当にお世話になりました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。

蝶ヶ岳ヒュッテのテント場先日の雨の影響か、最終的にテントを張り終わった段階でも余裕がある程で透いていました。斜面も少なくとても安定したテン場です。
風も殆ど無く、夕方に小雨が降った程度で夜間は晴天となりました。

夜は、多くの人が山頂まで上がって星を眺めていました。流れ星も多く流れて
星の明かりにうっすらと見える穂高連峰が大変印象的でした。
また、0時を過ぎた辺りから月が現れて夜明けのような明るさに、山の下には雲海が広がり、月に照らされた雲海が幻想的で、寒さも忘れてその景色に見惚れていました。

2日目の朝。

2時に起床しカロリーメイトとチョコレートを飲み込んで、バリバリに凍ったテントを無理やり詰め込んで3時に出発。

ヘッドライトが無くても月灯りで足元の石まで見える程で、遠くの山々も輪郭を見る事が出来ました。足場も安定した道のため、危険な箇所もありません。
蝶ヶ岳から常念岳までの道中は一旦森林限界を下って樹林帯の中を歩きますが、その時だけヘッドライトの明るさを最大にしました。

夜明けまでに常念岳へ到着したかったですが、その手前でご来光となりました。
常念岳の山頂には既に大勢の人が居て、山頂の標示には写真で順番待ちをしていました。
常念岳は遠くから見るのもいいですが、そこから見る穂高も大変美しかったです。

常念小屋で2度目の朝食を取り、大天井までの道のりを歩きはじめます。
夜が明けると北アルプスの広大な山容が見渡せるようになり、紅葉した山々も美しく。疲れた時は足を止めて景色を眺めているだけで飽きません。

大天井までの道のりは、あれが山頂かと思って登れば、更に高い山が目の前にあって、その更に向こうの向こうに山頂があります。
大天井までの最後の登り手前までに6時間近く歩いていた為に、大天荘から少し登った所で心が折れて少し休みました。

そこからは休んだ足で一気に山頂まで駆け上がり、大天井から見る360度の展望を堪能した後に、最後の目的地燕岳を目指して真っ直ぐに下り、燕岳までの美しい道のりを歩きました。

そして燕岳山頂までに幾度か5分程度の休憩を交えながら、ようやく山頂に辿り着くと、今までそれほど見えなかった北の山々が見渡せるようになり、その広大さに圧倒され、もうそこから休まずに下る力も残っていなかったので、そこで1人丸まって1時間程度眠りました。

そして起きてから夜のうちに半分凍っていたぱっさぱさのおにぎりを食べてから、合戦尾根を落ち始めると、あっという間に中房温泉でした。

本当は中房温泉で一泊して有明山をやって、そこから有明駅まで下るのも計画に加わっていましたが、あまりの消耗に諦めました。
せめて尾根筋からアプローチできれば容易かったかもしれませんが、中房からの急登を上がれる自信も、裏参道を使えないルートで駅まで歩いて翌日に自宅に戻れる気がしなかった・・・・・・。


結果2泊3日を想定した山行は1泊2日で幕を閉じました。今年の夏山が終わると思うととても寂しいです。

でも、まだ低い山はまだ少し雪山にはならないので、今度は2000m級をやっていこうと思います。

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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