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Yamareco

記録ID: 232195
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

涸沢〜奥又白池〜天狗沢周回

2012年10月07日(日) 〜 2012年10月08日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
29.9km
登り
2,594m
下り
2,587m

コースタイム

※コースタイムは、途中の小休憩を含みます。
・初日
上高地→(3時間半)→涸沢→(1時間10分)→屏風のコル→(40分)→中畠新道分岐→(2時間)→奥又白池(泊)
・二日目
奥又白池→(A沢、第二尾根経由 3時間半)→前穂高岳→(1時間)→奥穂高岳(昼食)
奥穂高岳→(40分)→ジャンダルム→(30分)→天狗のコル→(1時間30分)→岳沢小屋→(1時間20分)→上高地
天候 10/7 晴れのち曇り
10/8 快晴、夕方曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
※奥又白池〜前穂高岳はザイル等の装備必須とお考えください。
※奥穂高岳〜ジャンダルム間は、個人的には一般登山道のレベルを遥かに超えていると感じました。熟達者向けです。大変危険です。

●上高地→涸沢
本谷橋以降は度々渋滞していましたが、多くの方に親切に道をお譲り頂きました。
申し訳ございませんでした。ありがとうございます…

●涸沢→パノラマルート→屏風のコル→中畠新道分岐
ヒュッテの横からパノラマルートに入ります。少し進んだ地点から見返った涸沢は素晴らしい!!!!
中畠新道分岐に至るまで道は丁寧に整備されており、大変歩きやすかったです。
しかしながら、ここに来て時差ボケの影響か、非常に眠くなってきました。ゆっくりと進みました。

●分岐→奥又白池
多くの地図で破線扱いですが、池のほとりに至るまでよく整備されており、一般登山道と変わりません。若干急ではありますが、腕を使えるために大変登りやすいです。
事前情報通り、2000m付近、2200m付近にそれぞれ一張り程度のビバークサイトあり。
松高ルンゼ直登も特に問題はなさそうで、そちらの方がより面白そうでした。次回以降は直登しようと思います。
急に視界が開けて正面の前穂東壁の絶景に感動したら、左に折れてわずかの登りで池に至ります。

●奥又白池
明神岳・前穂高岳のクライミングの基地です。この日もクライマーさんたちで賑わっていました。
池の南端から徒歩1分程度下った地点に水場あり。なお、東側の小高い丘はキジ場ですのでご注意。

●奥又白池→奥又尾根→中又白谷→踏替点→A沢→第二尾根→前穂高岳
池から正面に見える中又白谷の上部を目指し、裏手にのびる奥又尾根の道を登ります。踏替点手前までは立派な踏み跡がありました。
踏替点手前の谷は若干ガレているので、左岸側の岩場を歩くようにしました。
踏替点からは稜線へと突き上げるA沢の全貌が見渡せます。なるほど、確かに上部は相当悪そうです…
A沢は踏替点のすぐ下で滝になっています。
まずはA沢を登っていきました。途中からガレがあんまりにも酷くなったので、事前情報を参考に、十字のシュリンゲから右に折れて第二尾根に出ました。
第二尾根からは前穂高岳の代表ルートである北尾根が間近に望まれ大迫力でした。
第二尾根の岩稜を少し登り、左手のガリーを若干詰めた後に更に左手の岩稜に乗って、懸垂一回で明神岳から伸びる稜線に復帰しました。
稜線には立派な道がついており、数分で岳沢からの一般登山道に合流しました。すぐに前穂高岳の山頂でした。

●前穂高岳→奥穂高岳
若干ゴミが多いような…
奥穂高岳山頂はにぎわっているかと思いきや、10名程度で静かでした。

●奥穂高岳→馬の背(?)→ロバの耳→ジャンダルム手前のコル
特に危険な箇所はありません。馬の背では、山荘からジャンまで往復するという単独の方にお会いしました。
このまま楽しい歩きが続くと思いきや・・・

●ジャンダルムの手前のコル→ジャンダルム
非常に、非常に危険と感じました。
○マークはしっかりとついていますが、一般登山道のレベルを完全に超えています。
確保なしではとても進む気になれないような箇所、被っている(2m程度の軽いオーバーハング)、絶壁の上のザレ場等も現れます。
奥穂側からのジャンダルム直登ルートが特に危険で原則巻きとされていますが、実はそれをはるかに上回る突破困難な箇所が手前に存在します。
特に、ジャン直登/巻きの分岐に登りつめる直前の直登の恐ろしさといったら…
「熟達者」向きとされていますがその通りです。僕のような初心者にとっては、楽しい登山とはかけ離れた、恐怖との戦いになりました・・・

●ジャンダルム→天狗沢下降点
分岐点からは直登ルートでも巻きでも、特に問題なくジャンダルムの頂に至ります。
ジャンダルムから天狗のコルまでは一転して危険個所はありません。

●天狗のコル→岳沢
立派な道がついており、傾斜も緩いので特に危険はありません。丁寧に整備して下さってありがとうございます。

●岳沢→上高地
岳沢小屋の前に「上高地まで1時間半」という道標がありますが、これはやや挑戦的な時間設定ではないかと個人的に感じました。
2時間程度はみておくことを個人的に推奨いたします。
【初日】上高地へのバスの道中、大正池付近から圧巻の三段紅葉が一瞬だけ望め大感動。是非是非是非写真に収めようと河童橋で粘りに粘ったのですが、とても取れそうもない雲が出てきてしまいました。残念。
2012年10月07日 07:36撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 7:36
【初日】上高地へのバスの道中、大正池付近から圧巻の三段紅葉が一瞬だけ望め大感動。是非是非是非写真に収めようと河童橋で粘りに粘ったのですが、とても取れそうもない雲が出てきてしまいました。残念。
気を取り直して、まずは涸沢に向かいましょう!
2012年10月07日 09:08撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 9:08
気を取り直して、まずは涸沢に向かいましょう!
横尾では、もはやお馴染みとなったトイレ待ちの列が。しかし普段と違うのは数え上げをしているお兄様が二人いらっしゃったことでした。お疲れ様です。
2012年10月07日 09:30撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 9:30
横尾では、もはやお馴染みとなったトイレ待ちの列が。しかし普段と違うのは数え上げをしているお兄様が二人いらっしゃったことでした。お疲れ様です。
【特大画像】今年の涸沢、本当にそんなにすごいのでしょうか。本谷橋を過ぎると、おおお…
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【特大画像】今年の涸沢、本当にそんなにすごいのでしょうか。本谷橋を過ぎると、おおお…
【特大画像】これは確かに見事です。
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【特大画像】これは確かに見事です。
皆さん、思い思いに秋の圏谷を楽しんでいらっしゃいました。
2012年10月07日 11:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 11:16
皆さん、思い思いに秋の圏谷を楽しんでいらっしゃいました。
テラスの横の岩に座ってラーメンを頂きました。ちょっと贅沢にソフトクリームを頼んでみました。
2012年10月07日 11:44撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 11:44
テラスの横の岩に座ってラーメンを頂きました。ちょっと贅沢にソフトクリームを頼んでみました。
一時的にガスがとれました。残念ながら雪は解けてしまったようです。テントは昨年より少ない?
2012年10月07日 12:39撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 12:39
一時的にガスがとれました。残念ながら雪は解けてしまったようです。テントは昨年より少ない?
テラスは大賑わい。
2012年10月07日 12:40撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 12:40
テラスは大賑わい。
紅葉の涸沢を堪能したら、パノラマルートに入っていきます。
2012年10月07日 12:53撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 12:53
紅葉の涸沢を堪能したら、パノラマルートに入っていきます。
涸沢を振り返ります。
2012年10月07日 12:58撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 12:58
涸沢を振り返ります。
屏風のコルをこえて、中畠新道分岐から中畠新道に入ります。すぐに右手の尾根に乗りますが、正面の松高ルンゼを直登するのも良さそうでした。
2012年10月07日 15:03撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 15:03
屏風のコルをこえて、中畠新道分岐から中畠新道に入ります。すぐに右手の尾根に乗りますが、正面の松高ルンゼを直登するのも良さそうでした。
中畠新道は急でしたが、手を使えるので非常に快適な登りでした。突然視界が開け、前穂の岩稜が見えたかと思うと…
2012年10月07日 16:32撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 16:32
中畠新道は急でしたが、手を使えるので非常に快適な登りでした。突然視界が開け、前穂の岩稜が見えたかと思うと…
間もなく奥又白池に到着です。ガスガスで何も見えません。まあ、今日は期待できません。さっとご飯を食べて、お休みなさい・・・
2012年10月07日 16:49撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 16:49
間もなく奥又白池に到着です。ガスガスで何も見えません。まあ、今日は期待できません。さっとご飯を食べて、お休みなさい・・・
【二日目】富士の姫様、おはようございます。素晴らしい雲海が広がっていました。それにしても、槍穂周辺から南アを見ると、甲斐駒が主役のように見えますね。
【二日目】富士の姫様、おはようございます。素晴らしい雲海が広がっていました。それにしても、槍穂周辺から南アを見ると、甲斐駒が主役のように見えますね。
【特大画像】目指す前穂が朝日を受けて聳えていました。ド迫力!!! そして、池の方に目を向けると・・・
2012年10月08日 06:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 6:16
【特大画像】目指す前穂が朝日を受けて聳えていました。ド迫力!!! そして、池の方に目を向けると・・・
・・・
2012年10月08日 06:05撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 6:05
・・・
何だこれは・・・!!!!!!
2012年10月08日 06:09撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 6:09
何だこれは・・・!!!!!!
【特大画像】本当に何だ・・・これは・・・!?!?
2012年10月08日 06:10撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 6:10
【特大画像】本当に何だ・・・これは・・・!?!?
まさに鏡です。美しすぎます。
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まさに鏡です。美しすぎます。
【特大画像】感動のあまり、立ち尽くしました…
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【特大画像】感動のあまり、立ち尽くしました…
一枝一枝、零すことなくすべて映し込んでいます。
2012年10月08日 06:22撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 6:22
一枝一枝、零すことなくすべて映し込んでいます。
【特大画像】素晴らしい・・・
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【特大画像】素晴らしい・・・
【特大画像】クライマーさん達にとっては見慣れた風景なのかもしれませんが、初見の僕には大感動でした。
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【特大画像】クライマーさん達にとっては見慣れた風景なのかもしれませんが、初見の僕には大感動でした。
美しすぎる。
2012年10月08日 06:22撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 6:22
美しすぎる。
【特大画像】凄いとしか言いようがないです。今のPCの壁紙です笑
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【特大画像】凄いとしか言いようがないです。今のPCの壁紙です笑
池があまりにも美しかったので遅れに遅れてしまいましたが、ではでは稜線を目指し出発です。まずは目の前の奥又尾根を登っていきます。
2012年10月08日 07:23撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 7:23
池があまりにも美しかったので遅れに遅れてしまいましたが、ではでは稜線を目指し出発です。まずは目の前の奥又尾根を登っていきます。
で、左手に圧倒的な迫力で聳える明神岳がまた、かっこ良すぎる…
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で、左手に圧倒的な迫力で聳える明神岳がまた、かっこ良すぎる…
抜けるような青空です。
2012年10月08日 07:57撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 7:57
抜けるような青空です。
踏替点に到着です。web上の記事でよく見かける支点。
2012年10月08日 08:22撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 8:22
踏替点に到着です。web上の記事でよく見かける支点。
A沢を覗き込むと、すぐ下は滝になっていました。おお怖…
2012年10月08日 08:23撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 8:23
A沢を覗き込むと、すぐ下は滝になっていました。おお怖…
A沢の前景です。なるほど、確かに上部は相当悪そうだな…
2012年10月08日 08:23撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 8:23
A沢の前景です。なるほど、確かに上部は相当悪そうだな…
一般的にはこのままA沢を稜線まで直登しますが、今回は事前情報を頼りに右の第二尾根に登ることにしました。写真は目印となる十字シュリンゲ。
2012年10月08日 08:50撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 8:50
一般的にはこのままA沢を稜線まで直登しますが、今回は事前情報を頼りに右の第二尾根に登ることにしました。写真は目印となる十字シュリンゲ。
ザレザレのA沢とはうって変わって楽しい登りになりました。
2012年10月08日 09:01撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 9:01
ザレザレのA沢とはうって変わって楽しい登りになりました。
第二尾根に出ました。
2012年10月08日 09:17撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 9:17
第二尾根に出ました。
奥又白池がよく見えます〜
2012年10月08日 09:17撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 9:17
奥又白池がよく見えます〜
ルンゼから第二尾根を登りつめ、最後は懸垂のちトラバースで明神岳方面からの稜線に合流しました。
2012年10月08日 09:18撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 9:18
ルンゼから第二尾根を登りつめ、最後は懸垂のちトラバースで明神岳方面からの稜線に合流しました。
すぐに大展望の前穂高岳に到着! ところで、ここで諸事情あって、ちょっと一芝居打つことになりました。失礼いたしました…
2012年10月08日 10:25撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 10:25
すぐに大展望の前穂高岳に到着! ところで、ここで諸事情あって、ちょっと一芝居打つことになりました。失礼いたしました…
奥穂高岳、カッコいいですね〜!! イヤッホーーーーーウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!
2012年10月08日 10:29撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 10:29
奥穂高岳、カッコいいですね〜!! イヤッホーーーーーウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!
この質感。たまりません…
2012年10月08日 10:51撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 10:51
この質感。たまりません…
では奥穂高岳に向かいます。吊尾根はまさに空中回廊ですね。
2012年10月08日 11:03撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 11:03
では奥穂高岳に向かいます。吊尾根はまさに空中回廊ですね。
前穂を振り返る。北尾根にはたくさんのクライマーさんが。
2012年10月08日 11:22撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 11:22
前穂を振り返る。北尾根にはたくさんのクライマーさんが。
奥穂高岳に到着、昼食としました。彼方には先月登った槍ヶ岳が。楽しかったなあ…
2012年10月08日 12:17撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 12:17
奥穂高岳に到着、昼食としました。彼方には先月登った槍ヶ岳が。楽しかったなあ…
直登ルンゼ側の日陰に、先日の新雪がわずかに残っていました。
2012年10月08日 12:27撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 12:27
直登ルンゼ側の日陰に、先日の新雪がわずかに残っていました。
いよいよ12-13シーズンが始まったわけですね!!!! 滑り屋としては大興奮です!!!!!!イヤッホーーーーーーーウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!
2012年10月08日 12:27撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 12:27
いよいよ12-13シーズンが始まったわけですね!!!! 滑り屋としては大興奮です!!!!!!イヤッホーーーーーーーウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!
昼食のち、ジャンダルムへと向かいました。この時は、正直結構軽い気持ちでいました…
2012年10月08日 12:58撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 12:58
昼食のち、ジャンダルムへと向かいました。この時は、正直結構軽い気持ちでいました…
【特大画像】馬の背には、山荘からジャンを往復するという空荷単独の方がいらっしゃいました。道を譲っていただき、笑顔で挨拶を交わしました。馬の背もロバの耳も、自由にルートを取れる快適な道でした。
2012年10月08日 13:03撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 13:03
【特大画像】馬の背には、山荘からジャンを往復するという空荷単独の方がいらっしゃいました。道を譲っていただき、笑顔で挨拶を交わしました。馬の背もロバの耳も、自由にルートを取れる快適な道でした。
ところが、この後のコルからジャンダルム直前への登りが試練でした…
○印に従うと現れたのは、超危険なザレ場。2m弱の被り気味の壁。手がかり足がかりの非常に乏しい、浅いチムニー。
笑顔はあっという間に消え、緊張に緊張の連続… 自己確保のため、僅かの隙間で用具を取り出しました。
ここは本当にとんでもない場所です。一般登山道だなんてとても信じられませんでした。登りですらこれなのに、西穂側からやって来る
皆さんは、これを懸垂でなくそのまま下ってしまうだなんて…想像もしたくありませんでした。恐ろしすぎます。
2012年10月08日 13:12撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 13:12
ところが、この後のコルからジャンダルム直前への登りが試練でした…
○印に従うと現れたのは、超危険なザレ場。2m弱の被り気味の壁。手がかり足がかりの非常に乏しい、浅いチムニー。
笑顔はあっという間に消え、緊張に緊張の連続… 自己確保のため、僅かの隙間で用具を取り出しました。
ここは本当にとんでもない場所です。一般登山道だなんてとても信じられませんでした。登りですらこれなのに、西穂側からやって来る
皆さんは、これを懸垂でなくそのまま下ってしまうだなんて…想像もしたくありませんでした。恐ろしすぎます。
ジャンの信州側巻き道と直登ルートの分岐まで登り詰めた時は、情けないことですが、安堵のあまりその場にへたり込みました。 
分岐からはわずかの登りでジャン山頂に至ります。怖かったよ、ジャン先生… ところがガスが湧いてきて展望はありませんでした。残念。
2012年10月08日 13:48撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 13:48
ジャンの信州側巻き道と直登ルートの分岐まで登り詰めた時は、情けないことですが、安堵のあまりその場にへたり込みました。 
分岐からはわずかの登りでジャン山頂に至ります。怖かったよ、ジャン先生… ところがガスが湧いてきて展望はありませんでした。残念。
展望のないジャン山頂でしばし休憩した後、天狗のコルをめざし歩いて行きました。ジャン以降天狗のコルまでは、一転してごくごく普通の道でした。途中前穂の山襞が美しく、目を奪われました。
2012年10月08日 14:34撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 14:34
展望のないジャン山頂でしばし休憩した後、天狗のコルをめざし歩いて行きました。ジャン以降天狗のコルまでは、一転してごくごく普通の道でした。途中前穂の山襞が美しく、目を奪われました。
天狗のコルに到着。岳沢へと下ります。
2012年10月08日 14:41撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 14:41
天狗のコルに到着。岳沢へと下ります。
天狗沢の下りは傾斜もゆるくよく整備され、岩も安定していて快適に下ることができました。岳沢小屋の方々、ありがとうございます。
2012年10月08日 14:43撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/8 14:43
天狗沢の下りは傾斜もゆるくよく整備され、岩も安定していて快適に下ることができました。岳沢小屋の方々、ありがとうございます。
【特大画像】天狗沢の下りにはコオロギが沢山おり、秋の調べを奏でていました。そこにズケズケ踏みいってしまってごめんなさい。それにしても前穂の山襞には目を奪われます。美しい…
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【特大画像】天狗沢の下りにはコオロギが沢山おり、秋の調べを奏でていました。そこにズケズケ踏みいってしまってごめんなさい。それにしても前穂の山襞には目を奪われます。美しい…
岳沢小屋に到着。喧噪の涸沢とはずいぶん趣が異なりますね。
2012年10月08日 15:50撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 15:50
岳沢小屋に到着。喧噪の涸沢とはずいぶん趣が異なりますね。
岳沢で少々休憩のち、上高地へと向かいました。風穴の下あたりの森は、数年前に発生した大雪崩で荒れているのですが、毎年着実に整備がなされていっています。ありがとうございます。
2012年10月08日 16:45撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/8 16:45
岳沢で少々休憩のち、上高地へと向かいました。風穴の下あたりの森は、数年前に発生した大雪崩で荒れているのですが、毎年着実に整備がなされていっています。ありがとうございます。

感想

感動の奥又白池を、HD動画でどうぞ!

【HD】紅葉の奥又白池

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コメント

速い・・・
まず最初に上高地から涸沢まで3時間半って・・・
いったいどんな歩き方をしているんですか?!
大半がここ数年で歩いたコースですが、かなり歩き応えがあったのではないかと思います。
けどその歳でこれだけ行けば歳食ってから行く場所がなくなるのでは・・・?
2012/10/10 22:22
BIMOTA様、こんばんは。
>歩き方
横尾まで1時間30分、横尾から1時間40分に休憩が合わさって3時間半という感じです。同じくらいのペースの方、もっと速い方もお見かけしましたよ。
ただ、僕はテン泊装備+登攀具を背負っているとは言え、速い方は涸沢まで2時間かからない(横尾まで50分、横尾から1時間程度とのこと)そうですから、
まだまだ修行が足りません…

>行く場所が…
いえいえ、一番登っている富士山ですら、まだまだ未知の場所だらけです;;
槍穂には滑りたい斜面が沢山あるのですが、そのためにまず、無雪期に歩いて土地勘を得られればな…と思っております。
2012/10/10 23:28
歩き方では無いと思います。。。
kamatsukaさん、今晩は。

登山計画を立てるのにサーチしたらこのレコを見つけてしまいました。遅コメで済みません。

今回は相方さんとは一緒では無かったのですね。ところで上高地から横尾まで11キロなので、1時間30分だと多少は走っていますよね。時速7キロを超えていますから ちゃんと歩いたら最短で2時間ですね。しかしテント泊装備でも走れるんですね  今の自分だとこのペースでは、日帰りの軽装でも無理です

しかし面白いルート取りですね。紅葉を見る為に涸沢に立ち寄ったのですね。少し似たルートを考えているのですが、それはヤマレコに関わらず、誰もやった事が無いルートだと思っていたのですが、案外誰かがやっているかもしれませんね。とこれは思い知らされたレコです。
2013/9/7 18:58
Futaro様、こんにちは。
Futaro様、こんにちは。
お返事遅くなってしまい申し訳ございません。
>多少は走っている
いえ、走ってはいませんよ〜 歩きでした。ただし横尾まで休憩を入れていないと思います。計算が合わないので、実際の距離が11キロより若干短いのかもしれません。さすがに走ってしまうと涸沢までの体力が持ちません…

>ルート取り
実は、この前の年にまったく同じルート取りをなさっていた方がいらっしゃいまして、私自身もその方の記録を参考にさせていただきました。槍穂のような超人気山域では、独創性を見込んで練ったルートにも、先人が多く居るものなのかもしれませんね…
2013/9/13 10:43
これで歩きですか。。。
kamatsukaさん、今晩は。

このタイムでキャンプ装備で歩きとは、もちろん走りでも驚きますが

>ルート取り

そうなんですか、既に他の人がいたのですね
でもそういう超人気エリアだけに、初に挑戦してみたいですね。。。証明しようが有りませんが。。。
2013/9/16 20:37
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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