【過去レコ】北アルプス/大日岳から立山


- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,973m
- 下り
- 1,511m
天候 | 23日/曇りのち雨 24日/晴れのちガス |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
立山は何年ぶりだろうか。前回は友人のY氏と立山と剱岳に登ろうと黒部ダムから一の越経由でやってきた。雷鳥平でテントを張っているところへ台風が直撃。小さな台風なので大丈夫だろうと高をくくって夜を迎えたのだが、山の上での台風の威力は半端ではなくテントは倒されポールが折れてしまった。
深夜、びしょびしょの荷物を無理矢理ザックに詰め込んで、風で飛んでくる小枝や小石を避け這い蹲って室堂のバスターミナルに潜り込んだ。テントが使い物にならないため、剱岳は断念し、翌朝まだ暴風が吹く中、立山に登ってそのまま帰ったものだった。
今回はまず称名の滝を見たいということもあって、滝から大日岳に登るコースを選んだ。称名の滝は落差350mで日本一、今までそんな大きな滝を見たことがなかったのでどうもその規模が想像できなかった。
それはもうこんなに大きなスケールの滝が日本にあっていいのかと思うくらいの、圧倒的な存在だった。滝を後に大日への急登に取り付く。急登が一段落ついた大日平付近から小雨が降ってきた。
雨に濡れた高山植物の写真を撮っているとフィルムを巻く音がおかしいことに気が付いた。フィルムが巻けていないようだ。それどころか巻き戻すこともできないためやむなく今はいっているフィルムを諦める。せっかく称名の滝をいっぱい撮ったのに。悔しいが仕方ない。
大日の小屋に着くころには雨は本降りとなっていた。
翌朝はきれいに晴れ渡り、ちょうど奥大日岳山頂から昇る御来光が望めた。振り返ると富山平野に大日岳の影ができ、それが徐々に短くなってくるのがよくわかる。
剱・立山を正面に奥大日岳から立山別山へと縦走する。谷越しに見る室堂弥陀ヶ原を走るバスがミニチュアのようだ。
ソーメン滝が山の上から眺められるのも感激。登りついた立山山頂からは黒部川向こうの後立山連峰から北アルプス南部の槍穂まで一望に見渡せ、振り返ると目の前に剱岳がどっしり居座っている。
下山途中からは富山県側ににわかに雲が沸き立ち、あっというまに見事な雲海ができた。高い山の頂だけが雲海から離れ小島のようにポッカリ浮かぶ幻想的な風景にも出会えた。
室堂は雲の切れ間に箱庭のように見える。立山からは急に増えた登山者を追い抜きながら室堂に下り、バスとケーブルを利用して下山。
もう一度、称名の滝を見に行くも霧で滝壷付近が少し見えるだけだった。
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