金峰山 【日本百名山12座目】


- GPS
- 00:11
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 497m
- 下り
- 496m
コースタイム
復路 16:00金峰山山頂‐16:25鉄山(北側巻道分岐)‐17:00朝日岳‐17:10朝日峠‐17:35大弛峠登山口
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所:特になし |
写真
感想
●DJRの記録
仕事の合間を縫っての弾丸百名山。
ねらうは金峰山!
前夜の予期せぬイベントの発生と、ルートミスもあり、予想だにしない到着の遅れが。
入念にルートを調べたつもりが、肝心の大弛峠手前で工事中のため通行止めに遭ってしまいました。
ルート変更の末、13:30くらいに峠に到着。
既に下山者もいる時間ですので駐車場はスペースが数台分ありました。
車を一旦停め、大弛小屋へ移動します。
バッジを急いで購入し、今回は初の登山前昼食。
これまた急いでカップヌードルを作ってたいらげます。
準備を整え、登山道入り口へ。
このとき既に時刻は14時をまわっていました。
時間に追われての登山は本当に最悪です。
ぼくらの頭の中では行けるところまで行き、朝日岳山頂あたりで折り返すのが関の山かといったところでした。
登山開始直後の登りで、DJRの肺は悲鳴をあげていました。
久しぶりの登山ということもあり、かつ今回の金峰2599mは、ぼくらにとって史上最高峰の山でした。
日没後の山の暗闇(ライトなし)や急激な気温低下を考えると恐ろしいです。
MOPIの帰りたいオーラをひしひしと感じながらもとりあえず行けるところまで先へ進みます…
頭の中を、ああすれば時間を確保できたのにとか、ライトを持ってくればとか、様々な後悔の念が過ぎります。
体力的にも精神的にも時間的にも厳しい中の登山は、本当に辛い…
そんな中でも、林道の木々の隙間から垣間見える富士山の雄大な姿がぼくらの気持ちを高めてくれました。
なんとか朝日岳に到着。
時刻は15時。
登山開始からちょうど1時間でした。
コースタイムでは登山道入り口から金峰山頂まで2時間30分。
登頂への欲と日没の恐怖とで葛藤しながらも、ぼくらはもうちょっと行こうという意を決します。
目指すべき山頂と五丈石を目視し、登頂意欲は更に増します。
ですが同時に太陽の高度と山の稜線が気になります。
あの稜線に日が沈むのはあとどれくらいだろう、間に合うだろうか。
本当に微妙なラインでしたが、朝日岳付近にて途中すれ違ったおじさんに、山頂まであと1時間だと声をかけられました。
おじさんに相談すると、「微妙だけど、晴れてるし、いっちゃう?w」とのこと
完全に引き返す時間を決めて遵守することを薦められました。
ぼくらのデッドラインは16時。
その時がくれば、何が何でも引き返すと決めました。
ますます登頂したくなり、歩を進めます。
今度は鉄山付近で別の登山客に声をかけられます。
「今から行くんですか?」
「はい、山頂まであとどれくらいですかね?」
「30分くらいですよ。」
また期待させられます。
太陽の高度もまだいけそうです。
またさらにもう一人、あと30分もかからないから頑張れと応援してくれるおじさんと会いました。
もはや登るしかあるまいという気持ちになる僕ら。
結局朝日岳から45分で金峰山頂へとたどり着きました。
この時間帯に山頂に臨んだのは初めてで、なんだか新鮮な気さえしました。
岩肌が魅力的な山頂で、なんといっても五丈石の存在感と迫力に圧倒されました。
時間があればあの石も上りたいところでした。
さっと写真撮影を楽しみ、暮れかかる日を気にしながら時計を見ると、デッドラインの16時ちょうど。
歩みを速めます。
下山は恐怖との闘いでした。
日没から辺りが暗くなるのはあっという間でした。
登山道はかろうじて見えますが、風も音を立てて強くなり、一気に気温も下がります。
夜行性の動物の声や草木の擦れる音なんか、普段気にもならないものが暗闇の中ではすべて恐怖に変わります。
急いで朝日岳を下り、朝日峠を進む頃にはすっかり暗くなってしまい、もはや石の白さを頼りにコースを見極めねばならない状況でした。
一本道のコースを外すことなんかないはずなのに、疑心暗鬼にすらなります。
やっとこさ、小屋の灯りが見えたときには心から安堵しました。
今回の山行でまた一つ危険な経験を積んで、成長しました。
山行計画は余裕を持って立てる。
日没を割らないよう時間を確保する。
ライトを常備する。
今回は運よく登頂し、無事下山できましたが、独りの欲望が多大な人を巻き込み、他者の命を危険に曝すことさえあります。
欲を絶つ勇気が必要な局面も必ずあります。
冷静に客観的な視点でルールを遵守する強さが必要だと思いました。
少し大げさですが、やっぱり山登りには人生のいろんな部分に通ずるものがあり、人生の縮図のようなものだと感じています。
また一つ賢くなり、山の奥深さに魅せられました。
俺らも前日に登りましたよ!安全に往復出来て良かったですね〜!
感想に臨場感があり雰囲気が伝わってきました。
私も気をつけたいと思います。
コメントありがとうございます!
安全第一ですね。
時間に追われると、本当に楽しめないなといつも実感します。
瑞牆あたりでリベンジしたいと思います!
DJR
コメントありがとうございます!
恐縮です。
ドのつく素人ですので、失敗を重ねます。
人柱的に見て頂けたらと思いますw
DJR
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