【峰山尾根〜伝付峠〜別当代山東尾根】

2020年07月12日(日) [日帰り]

• GPS: 11:49
• 距離: 20.8km
• 登り: 2,469m
• 下り: 2,260m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:06
• 休憩: 0:44
• 合計: 11:50

距離 20.8km 登り 2,469m 下り 2,269m

4:46 田代入口
6:27 宮ノ窪（三等三角点）
8:33 8:34 枯口（三等三角点）
10:39 10:52 保利沢山
11:56 伝付峠
12:01 12:07 伝付峠水場
12:13 伝付峠
12:36 伝付峠展望台
13:19 13:22 西別当代山
13:47 14:01 別当代山
15:48 15:55 滑河内（四等三角点）
16:36 ゴール地点

04:45 新倉−−−−−−− [ 1:30 〈2:54〉 52%]- 　(バリ良)
06:15 宮ノ窪 12分休憩−- [ 0:57 〈2:04〉 46%]- 　(破線)
07:24 P1458m−−−−−− [ 0:54 〈1:47〉 50%]- 　枯口手前で休憩(バリ良)
08:18 枯口 16分休憩−−- [ 0:54 〈1:16〉 71%]- 　(バリ良)
09:28 P2041m−−−−−− [ 1:11 〈1:43〉 69%]- 　(バリ良)
10:39 保利沢山 14分休憩- [ 0:31 〈0:31〉 100%]-
11:24 林道終点−−−−− [ 0:32 （0:45） 71%]-
11:56 転付峠−−−−−− [ 0:18 （0:25） 72%]- 　水場で4分滞在
12:14 水場往復 16分休憩- [ 1:17 〈1:54〉 68%]- 　展望台で16分休憩(バリ良)
13:47 別当代山 15分休憩- [ 0:37 〈0:57〉 65%]- 　(バリ良)
14:39 P2077m−−−−−− [ 1:06 〈1:36〉 69%]- 　(バリ良)
15:45 P1318m 10分休憩−- [ 0:41 〈1:15〉 55%]- 　(バリ良)
16:36 湯島
※ (　)はヤマプラのコースタイム。【　】はGoogleマップのタイム。〔　〕はガイドブック等のコースタイム。〈　〉はCTMakeで計算。
歩行時間 10:28 ＋休憩時間 1:23 ＝全行程 11:51
標準コースタイム 17:07 、短縮率 69.2% (休憩込み)、 61.1% (休憩のぞく)
沿面距離(GPS)： 21.9 km
累積標高差(高度計)：+ 2,470 m、- 2,270 m
ルート定数： 63 、体力度： 7 、難易度： D

天候

・曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・湯島の下山地点に1台デポ。　もう1台で新倉湧水駐車場へ。

コース状況／危険箇所等

〈峰山尾根〉
・新倉湧水から林道を進み朽ちた木梯子から取り付く。
崖地形に古いルートが残っていますが、スリリングな箇所があるので登路をオススメします。
悪場を越えれば昔の林業で使っていたと思われる比較的良い道になります。
保利沢山ピークのある南嶺稜線に近づくにつれて倒木が多くなりますが、通れる隙間は有るのでそれほど苦労はしませんでした。

〈保利沢山〜伝付峠展望台〉
・保利沢山ピークは一般登山道上ではありません。
一般登山道は西に下ると林道があります。
今回はそのまま稜線を伝付峠に向かいましたがひがし崩壊にロストしてしまいました。
伝付峠付近からは明瞭な林道です。

〈別当代山東尾根〉
林道からマーキングが見えるので樹林帯の中へ。
別当代山方向へはペンキのマーキングが豊富。
ピークからは少し難しいルートになります。4箇所鋭角に曲る箇所があるので直進しないよう注意しましょう。
勾配も急斜面が数箇所あるので脚に堪えます。

写真

7/12 4:44

q) 新倉湧水の駐車場からスタート
(kai)この日に発電所経由で伝付峠に行った方がいたようです。

7/12 4:53

q) 周囲は法面。
ここに木の梯子があった
(kai)ヘアピンカーブを曲がったら直ぐです。

7/12 4:53

q) 今のところ人が乗っても大丈夫だった
(kai)これを公の場でやったら捕まりますね

7/12 4:55

q) 何のための道なのか？
(kai)崖に強引に作ったルート。途中までは補助ワイヤーなどあるけど、どこまで信用して良いかは判断が難しい。

7/12 4:59

q) ここらでロープとかの設置もなくなる

7/12 4:59

q) 早川は濁流
(kai)早朝発電所まで行ったのに、この濁流を見て伝付峠からの下山を諦めました。

7/12 5:01

q) 急登の連続
(kai)このルートで1番悪い場所は写真撮れませんでした。

7/12 5:29

q) 導水設備
(kai)県道から導水管沿いに巡視路があるはずですが、吊橋は施錠されているので使えません。

7/12 5:32

(kai)この発電所の水は南嶺を貫き大井川の田代ダムから来ています。
q） 正面は倉尾山

7/12 5:49

(kai)貯水設備を過ぎても急登は続きます。
q） 正面突破が厳しいところも多し

7/12 5:55

(kai)急登はまだまだ続きますが、先ほどのような危険箇所はありません。
q） 標高1,000m圏

7/12 5:55

q） 田代発電所へと続く林道を望む

7/12 5:55

(kai)眼下には伝付峠への一般ルート取り付き地点の田代川第二発電所。
q） やや左の台形の山が、後半行く予定の別当代山(べっとうしろやま)

7/12 6:14

q） 宮ノ窪（三等三角点）

7/12 6:53

(kai)紅葉樹の森が気持ち良い。
q） 今までの急登がウソだったかのような尾根

7/12 7:25

q） 田代発電所方面

7/12 7:27

(kai)良い感じの尾根
q） P1458m付近

7/12 8:29

q） 左の別当代山と右奥に千頭星山。斜めの木の右側が櫛形山。櫛形山の右奥が金峰山のようだ

7/12 8:34

q） 1823.2m、枯口（三等三角点）付近。探したけど三角点見あたらず

7/12 8:35

(kai)同定していた場所かな？
q） 山座同定に苦労した。答えは次へ

(kai)おおっ！凄い
q） 中央奥は、小金沢連嶺だった

7/12 9:10

(kai)この辺りからシラビソとダケカンバになりました
q） 1,970m圏。やや倒木が増える

7/12 9:34

q） 2,080m圏。断続的に急登が出てくる

7/12 10:04

q） 2,160m圏

7/12 10:27

(kai)高度を上げると倒木も多くなり南嶺らしさが出てきて萌えもの
q） 2,300m圏。朽ちた木が多く、たまに踏み抜く

7/12 10:34

q） 2,350m圏。もうすぐ山頂。予定よりやや北側に逸れた

7/12 10:39

(kai)白根南嶺の稜線に出ました。少し南へ戻りピークに向かいます
q） 保利沢山到着

7/12 10:40

(kai)保利沢山ピーク。山頂標などはありません。
q） 山頂標は無かった

7/12 11:16

(kai)林道に合流するまでの区間で東方向へロスト
q） 一般道に合流。ボケッと下ってたら右の尾根に誘われてしまった

7/12 11:24

(kai)一般ルートである林道に合流。快適です。
q） 林道終点

7/12 11:35

(kai)この林道は途中で終わってますね。
q） ここは、振り返ったところ。左から来た。右の林道は行き止まり

7/12 11:47

q） 転付峠に近くなると展望が良くなる。おっきな山が見えてきた！！。左：蝙蝠岳。右：笹山

7/12 11:47

(kai)久しぶりに見る青空と真正面に蝙蝠岳
q） 右端が蝙蝠岳。左が悪沢岳

7/12 11:51

この林道がニ軒小屋へ続いてます。
q） 振り返ったところ。左から来た。右は二軒小屋に続く林道

7/12 11:51

q） この先で熊を見かける

7/12 11:56

(kai)伝付峠に到着。　　熊が木から飛び降りて出迎えてくれました。
q） 転付峠。水場に立ち寄る

7/12 12:10

(kai)静岡県民なのに富士山を見るのは本当に久しぶり
q） 水場に行く途中の展望地

7/12 12:18

(kai)悪沢岳。今年は遠い山になりそうだ
q） 転付峠の展望台から、正面に悪沢岳

7/12 12:18

(kai)南アルプス南部方向はガスに包まれ残念。
q） 聖岳方面は雲の中

7/12 12:53

(kai)再び樹林帯に入るのだ南アルプスの展望ともお別れです
q） 乗越手前から来しり方。保利沢山

7/12 13:02

q） 別当代山へ。林道を振り返る

7/12 13:03

(kai)林道から赤いマーキング地点から別当代山へ向かいます
q） しばし林道と平行に進む

7/12 13:15

(kai)山頂までは踏み跡明瞭、マーキング多数。　
q） マーキングが豊富

7/12 13:20

(kai)西別当代山に焚火跡。ここは平地で良いと思う。
q） 西別当代山付近のたき火後

7/12 13:24

q） 別当代山へ向かう途中、左手のザレ場から。ガスで分からないが、櫛形山方面

7/12 13:28

q） 別当代山先の尾根分岐ポイントまで、赤目玉マークが豊富だった

7/12 13:47

(kai)別当代山山頂。思ったよりスムーズに進みました
q） 別当代山

7/12 13:47

(kai)三角点。ここにも山頂標はありません。
q） 山頂標は見あたらず。本日一つも山頂標が無かった

7/12 14:11

(kai)この辺りはまだまだ快適でした
q） 別当代山先の尾根分岐を左方面へ

7/12 14:20

q） 2,080m圏。シダが多くなる

7/12 14:24

(kai)シダが多くなります。下にキャンプサイトのような広場。
q） P2077m手前の鞍部が前方に見える。露営適地だ。ただし水場は無い

7/12 14:40

q） P2077m先の崩壊地横を行く

7/12 14:45

q） シャクナゲがこの周辺のみ残ってた

7/12 14:47

q） 崖は眺めが良い

7/12 14:48

q） 左端に、鳳凰山と薬師岳。中央やや右の雲に覆われてるところが櫛形山。ヤビツ峠から櫛形山間の南アルプスフロントトレイルがよく分かる

7/12 14:51

q） これから激下りの、南西尾根

7/12 14:51

(kai)鳳凰三山〜北岳まで見渡せました
q） 正面が鳳凰。左端に農鳥岳と間ノ岳

7/12 14:51

q） 左が雲に覆われている櫛形山。そこから続く南アルプスフロントトレイルと、大峠山や源氏山などが見える。右端木の葉っぱのあたりが倉尾山かな

7/12 14:53

(kai)この崩壊地が別当代山東尾根で最高の展望地。
q） この崖の端を歩いてきた

7/12 14:53

q） 中央倉尾山〜富士見山へと続く稜線。奥には天子山地

7/12 15:06

(kai)この辺りから激下りになり足腰にダメージが溜まります。
q） 1,850m圏。2,000m圏から急登の連続

7/12 15:20

q） 1,650m圏。傾斜が落ち着き一安心。とても蒸し暑い

7/12 15:45

(kai)1318m四等三角点で小休止
q） 1,318m、滑河内（四等三角点）

7/12 16:13

(kai)良い道になりましたが、相変わらず急坂です
q） 1,050m圏

7/12 16:22

(kai)痩せ尾根が更に脚に効きます。
q） 930m圏。暑くて汗が止まらない

7/12 16:27

q） 840m圏

7/12 16:28

q） この辺は、林業の残骸多し

7/12 16:34

(kai)眼下に道路が見えて最後の下り
q） 尾根から離脱。道路が見えてきた

7/12 16:35

(kai)目的地にピッタリ着地！
q） 無事下山。kaikaireiさん満足そう

q） 14:00〜15:30まで温度をロスト。後半20度を超えたころから暑くてたまらんかった

撮影機器：

DSC-RX0 SONY

感想

qwg

久しぶりの登山は、楽しめた。しかしながら体がなまってて、後半太もも(大腿四頭筋)が辛かった。足の親指も爪が押されて痛かったなぁ。二日経過したが、太ももの筋肉痛は絶好調なり。

kaikairei

例年なら毎週のように南アルプスに通っている時期ですが、今年は入山規制等で計画していた山行が思うように行えません。
自分の登山スタイルは、あまり影響を受けないと思っていましたが、山域全体を規制されてしまうとどうする事もできませんね。

そんな中でも自由に歩ける白根南嶺の未踏ルートを歩いてきました。
コースは峰山尾根〜保利沢山〜伝付峠〜別当代山〜湯島。
とても地味なルートですが、雰囲気の良い樹林帯が多く、こんな藪山に付き合ってくれた2人と楽しい山行になりました。

白根南嶺早川側（広河内岳〜山伏）の尾根も胴島尾根だけとなり残り1ルート。（北岳〜農鳥岳を含めると尾無尾根の2ルート）
ただ、今年は入山規制で尾無尾根は登れないので来年以降に持ち越しですね。。。

コメント

tomhig

参考にさせていただきます
峰山尾根、晩秋に歩くつもりでしたがayuka_hさん、qwgさんそしてkaikaireiさんに先を越されてしまいました…お三方ならさもありなん。
林道近づいて来てからのシラビソとダケカンバ、苔むした倒木、南嶺らしくて最高です。

それにしても別当代山から湯島までの下りのタイムが2時間半、私はRFしょっちゅうして樹を頼りに5時間弱かかりました。
お三方、重力任せで下降されてるんですか…。
その時よりは体重7kg絞れたのでもっとマシに歩けるかと思いますが…。
アスリート並みの体力、藪山専科の方と凡人の違いに失笑、こうも違うもんなんですね
私は日帰り到底無理なので伝付で幕営し、ちんたら歩きます…っていうか歩けません。

南アの今年のレコで一番楽しいレコでした、ありがとうございます。

kaikairei

Re: 参考にさせていただきます
tomhigさん、こんばんは。
いつもはルートミスの連続を体力でカバーしていますが、今回スムーズに下れたのは「難しい地形」と最初から用心していたのが良かったみたいです。
いつもこの調子なら良いんですけどね。。。

7ｋｇの減量は凄い‼　　マラソン大会が中止ばかりで走るモチベーションも上がらず太る一方なので僕も見習って痩せたいものです。

南嶺のこの辺りは特に入山者が少ないエリアなのでどのピークも深山の雰囲気を醸し出し僕も大好きです！
別当代山から林道コースは興味あるので記録楽しみにしています。