7才男児が行く奥穂高岳 上高地→涸沢→穂高岳山荘→奥穂→重太郎新道→岳沢→上高地
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- GPS
- 34:35
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,746m
- 下り
- 1,744m
コースタイム
06:19河童橋
07:02明神
08:14徳沢
09:05横尾
10:36本谷橋→昼食11:15
13:06涸沢
15:00ザイテングラート
16:40穂高岳山荘 チェックイン 山荘泊
10月8日07:15穂高岳山荘
08:24奥穂高岳頂上
09:20南稜の頭
11:33紀美子平
12:19雷鳥広場
12:56岳沢パノラマ
13:38カモシカの立場
14:55岳沢小屋→昼食
16:05風穴
16:32岳沢登山口
16:54上高地バスターミナル
天候 | 10月7日曇りのち晴れ時々ガス。夕方雲海に沈む夕日 10月8日快晴 午前中は雲ひとつ無い穏やか。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
10月7日04:40沢渡〜(シャトルバス) 05:30上高地バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から横尾まではほぼ平坦な土の道。 横尾から涸沢までは一般的な登山道。 涸沢からガレてザイテングラードから嶮しくなります。 穂高岳山荘から梯子場 高度感あり。 奥穂高岳から紀美子平の吊り尾根は緊張感あり。 紀美子平から岳沢小屋は、疲労感あり。滑落者多数注意! 岳沢小屋から上高地まで一般的な登山道。 |
写真
感想
今年の7月に初めて日帰りで上高地に行ったのですが、霧雨と濃霧で岳沢小屋まで向うも山行を断念。(この時は無謀にも日帰りで前穂まで行こうとしていた。)
そんな前回があったからこそ今回はリベンジ登山となりました。
今回は涸沢の紅葉と奥穂高岳登頂、穂高岳山荘に泊ってみたいと思い、出発。
一泊二日での山行です。
本当なら3日かけて行ければ良いのですが、連休が長くても3日(厳密に言うと2.5日)しか取れず、このような山行になってしまいました。
沢渡から朝一のシャトルバスで上高地に上がってきたのに、気づけば6:00・・
早朝の子供の機嫌の悪さと、トイレ渋滞(女性用)。紅葉シーズンの連休恐るべし!とりあえず登山届けを出して出発!
河童橋で同じくらいの少年とお父さんが岳沢に行くのを見て、ルートに迷いが・・・。涸沢ルートは距離が長く、涸沢まで渋滞すること必至。でも、重太郎新道は嶮しいけど距離は短い。1日目に奥穂に行けたら帰りは楽かな〜と頭をよぎるも、冷静に考えると、岳沢小屋を過ぎると穂高岳山荘まで何もないことに気付く。
天気もこの時点ではガスってて怪しい。と、安全第一!やっぱり涸沢ルートを行くことに。
明神 徳澤 横尾と順調に進み、横尾から涸沢に進むと案の定、涸沢からの下山者と登山者で渋滞。のろのろだけど、子供にはちょうど良かったみたいです。本谷橋でちょいと早い昼食タイムの後、涸沢まで数珠つなぎで登って行きました。
13:06涸沢ヒュッテに到着!しばし休憩。すると、
テラスでは美味しそうに生ビールを飲みながら名物のおでんを食べてる登山者たち。
今日はここまでにして、生ビールを・・・。
そんな誘惑に負けそうになるも、穂高岳山荘への想いの方が強く、タイムリミットの14:00前に涸沢を出発!(14:00過ぎてのザイテンは危険らしい。時間的に?)しかし、7才の息子のペースが落ちてきた。
どうやら涸沢で泊りたかったらしい。疲れたのだろう。ザイテングラートまでに何度もグズって、なかなか進めなかった。
ザイテングラートでは、mamaが緊張しすぎて頭痛気味に。酸素を吸って少し落ち着いた。
「穂高岳山荘まであと10分」の所に来ると、それまでグズグズだった息子が走り出した。さっきまでのグズグズは何だったのか・・・。
16:40着。受付を済ませ、念願の穂高岳山荘を満喫。普段は買わないバッチや手ぬぐい、Tシャツ、巾着・・・気づけば8000円ぐらい使っていた。
ついつい財布の紐も緩んでしまう。
そうこうしていると夕食の時間になり、生ビールとはいかないまでも、缶ビールで自分にお疲れさま!美味しい食事にお腹の心も満たされる。
腹ごなしに外に出て見ると、満天の星空☆涸沢を見降ろせば、色とりどりのテントの灯り。あらためてここまで来れたことに感動!しかし寒い!その後しばし談話室で息子とUNOをして遊び、mamaは暖炉でうたた寝。21:00消灯。歯を磨き就寝。
04;30mamaに起こされた。モルゲンロートを見たいらしい。しばらくすると空はうっすらと明るくなって来た。明るい星とお月さまだけは奥穂の頭上でまだ輝いていた。写真を撮ろうと試みるも、重量を軽くするため三脚を持ってこなかったので、試行錯誤しながら何とか撮れた。
モルゲンロートは残念ながら、日の出の方向にかかっていた雲のせいで見れなかった。
息子を起こし、朝食をすませ07:15名残惜しくも、穂高岳山荘を出発。
起きて3時間は息子の機嫌が悪い。グズグズの息子を何とか奥穂最初の難関の梯子を登らせ、1時間以上かけて奥穂高岳山頂に着いた。天気がいいからついつい長居してしまう。憧れのジャンダルム!遠くには富士山!北穂の後ろには、行ってみたいな槍ヶ岳!!
南稜の頭、吊り尾根、紀美子平から重太郎新道と緊張の連続でした。息子は鎖場や梯子を楽しんでましたが、親はヒヤヒヤでした。落ちたらケガじゃ済まない所ばかりで、天気が良くて本当に良かったと思いました。
岳沢小屋に着いたのが14:55。息子と遅い昼食を取りました。
振り返ると上の方はすっかり雲に覆われていました。
岳沢を一気に降りて、バスターミナルに着いたのが16:54。なんとか17:00のシャトルバスに乗ることができました。
今回は天気に恵まれたから出来た山行だったと思います。
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