また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2492417
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

静寂の白峰南嶺(新倉→伝付峠→白剥山→笹山(黒河内岳)→白河内岳→大籠岳→広河内岳→大門沢→奈良田)

2020年08月08日(土) 〜 2020年08月10日(月)
 - 拍手
ちろる その他1人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
23:58
距離
38.8km
登り
3,657m
下り
3,378m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:09
休憩
0:01
合計
2:10
14:19
25
14:44
14:44
42
15:26
15:27
62
16:29
宿泊地
2日目
山行
11:40
休憩
0:24
合計
12:04
4:42
58
宿泊地
5:40
5:40
55
6:35
6:42
97
8:19
8:20
9
8:29
8:29
35
9:04
9:04
63
10:07
10:08
18
10:26
10:26
109
12:15
12:19
35
12:54
12:55
142
15:17
15:19
9
15:28
15:36
70
16:46
3日目
山行
8:06
休憩
1:12
合計
9:18
5:16
42
5:58
5:59
76
7:15
7:48
19
8:07
8:15
130
10:25
10:53
120
12:53
12:54
17
13:11
13:12
41
13:53
13:53
2
13:55
13:55
21
14:16
14:16
18
14:34
奈良田バス停
天候 8月8日:晴れ
8月9日:晴れ(強風)
8月10日:朝のうちガスのち晴れ(強風)
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
伝付峠入口バス停付近/中央構造線見学用駐車場(無料)
駐車可能台数:7~8台

下山口の奈良田からはバスで戻りました。
なお今年2020年は、広河原〜奈良田間のバスは運休です(身延〜奈良田間は運行)
奈良田〜伝付峠入口200円+大型荷物代200円
コース状況/
危険箇所等
■水場
・登山口に新倉湧水
・伝付峠下の水場
・大門沢小屋
※稜線上に水場はないので、伝付峠で水6L補給しました。

■コース状況
<新倉〜伝付峠>
前半は車道歩き。意外と登るので暑さとの戦い。
中盤は沢沿いの道を歩きます。渡渉数回程度。
保利沢小屋の先、道が不明瞭な部分もあります。
最後は尾根登り。歩きやすい道なので登りやすいと思います。

<伝付峠〜奈良田越>
廃道となった林道歩き。ひたすら距離が長いです。
崩壊斜面のトラバースが1箇所あります。雨が続いた後など地番が不安定な時は注意が必要。崩壊地を高巻いて迂回可能(マーク等はありません)

<奈良田越〜笹山>
奈良田越から道が不明瞭な箇所があります。マークも少ないですが基本尾根から外れないように登ると踏み跡が見つかります。
白剥山まで樹林帯の急登が続きます。
樹林帯のコルの辺りからシャクナゲの密生地や倒木だらけになります。硬い枝に引っ掛けやすく登山用タイツに穴が空きました。
森林限界を超えるとハイマツの海。密生しているのでルートが見つけにくいですが踏み跡はあります。尾根ではなく西側山腹をトラバースする感じで進みます。

<笹山〜大門沢下降点>
晴れていれば楽しい稜線歩きができます。
ただし広い稜線なのでガスっている時は道迷い注意。ピンクテープやケルンを目印に進みます。

<大門沢下降点〜奈良田>
下降点から大門沢小屋までは急坂を下ります。
岩がゴロゴロした急坂やザレて滑りやすい所もあります。
大門沢小屋から下は緊張を強いられる橋が2箇所。渡渉も数回あります。
増水具合によって難易度があがるので雨の後は注意が必要です。

■注意
このルートは藪こぎで服を引っ掛けたり、ハイマツ漕ぎで松ヤニが付くので、汚れても構わない服で挑んだほうが良さそうです。

■その他
今回はコロナウイルス対策としてアルコール除菌・消毒剤を持参。
スプレータイプはザックなど持ち物やレンタカー・バスの座席等に使用。手指の消毒にはジェルタイプとシートタイプを持っていきましたが, ジェルタイプはほとんど使用しませんでした。
行動中は手が汚れているので、 汚れと一緒に拭き取ることができるシートタイプの方が使い勝手が良かったです。

その他周辺情報 温泉:奈良田の里(女帝の湯)
伝付峠入口バス停近くの駐車場に到着。ここに車を停めて下山口の奈良田からバスで戻ってくる予定。
伝付峠入口バス停近くの駐車場に到着。ここに車を停めて下山口の奈良田からバスで戻ってくる予定。
7~8台位は停められます。
1
7~8台位は停められます。
駐車場を出発するとすぐに新倉湧水。伝付峠までの水を確保して出発!
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駐車場を出発するとすぐに新倉湧水。伝付峠までの水を確保して出発!
いざ5年ぶりの伝付峠へ。まずは発電所まで車道を歩きます…暑い!
いざ5年ぶりの伝付峠へ。まずは発電所まで車道を歩きます…暑い!
以前は中央構造線の露岩が見えた辺りも工事施設が建って見えなくなっていました。
以前は中央構造線の露岩が見えた辺りも工事施設が建って見えなくなっていました。
ヘリポート通過。
ヘリポート通過。
ヘリポートを振り返る。
ヘリポートを振り返る。
工場萌え?
林道法面の上部には山崩れの跡。
林道法面の上部には山崩れの跡。
晴れが続いているにも関わらず長梅雨の影響か山から水が染み出しています。
晴れが続いているにも関わらず長梅雨の影響か山から水が染み出しています。
いよいよ発電所の橋が見えてきました。
いよいよ発電所の橋が見えてきました。
橋の近くに数台車が停められます。
1
橋の近くに数台車が停められます。
ここは直進せずに左折して橋を渡ります。
ここは直進せずに左折して橋を渡ります。
発電所の堰堤
ダムカードがもらえるそうです。
1
ダムカードがもらえるそうです。
車道はここまで。
車道はここまで。
此処から先は崩壊した道を進みます。
此処から先は崩壊した道を進みます。
道は荒れていますがピンクテープはしっかりあります。
道は荒れていますがピンクテープはしっかりあります。
河原に下りても渡渉点までピンクテープが誘導してくれます。
河原に下りても渡渉点までピンクテープが誘導してくれます。
第一回目の渡渉。石を伝って渡ります。
第一回目の渡渉。石を伝って渡ります。
右岸を遡上し…
高巻いていきます。
高巻いていきます。
再び左岸へ渡渉。増水してなければ難なく渡れます。
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再び左岸へ渡渉。増水してなければ難なく渡れます。
左岸へ渡ったらすぐに尾根に取り付きます。
左岸へ渡ったらすぐに尾根に取り付きます。
急登ですが黄色いロープがあるので助かります。
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急登ですが黄色いロープがあるので助かります。
所々道が崩れていますが最低限の整備はされています。
所々道が崩れていますが最低限の整備はされています。
急斜度の崩壊地。足元がズルズル崩れるので落石注意。5年前にはこんな所なかったと思う。
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急斜度の崩壊地。足元がズルズル崩れるので落石注意。5年前にはこんな所なかったと思う。
赤い印のロープを使って登るそうです。
赤い印のロープを使って登るそうです。
振り返ると戸隠の蟻の戸渡りみたい。個人的にここは絶対に下りで使いたくない!
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振り返ると戸隠の蟻の戸渡りみたい。個人的にここは絶対に下りで使いたくない!
そして急な尾根を登り続けて小屋跡に到着。ここってこんなにボコボコ地盤沈下していたかな?
そして急な尾根を登り続けて小屋跡に到着。ここってこんなにボコボコ地盤沈下していたかな?
記憶と少し違うものの陽も暮れたので今日はここまで。静かな夜を過ごしました。
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記憶と少し違うものの陽も暮れたので今日はここまで。静かな夜を過ごしました。
明日はこの奥から先へ進みます。
明日はこの奥から先へ進みます。
2日目は5時前に出発。樹林帯はまだ暗い。
2日目は5時前に出発。樹林帯はまだ暗い。
沢まで下りてきた。
沢まで下りてきた。
沢の手前にはビバーク適地。
沢の手前にはビバーク適地。
ここで吊橋を渡ります。以前より橋も立派になっていた。
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ここで吊橋を渡ります。以前より橋も立派になっていた。
沢の流れを見ながら…
2
沢の流れを見ながら…
崩壊寸前の橋を…
崩壊寸前の橋を…
いくつか…
渡って進みます。
1
渡って進みます。
この辺りにはアザミが多いので肌を露出していると痛い!
この辺りにはアザミが多いので肌を露出していると痛い!
登山道に蜘蛛の巣
登山道に蜘蛛の巣
立派な橋
保利沢小屋まで基本こんな道が続きます。
保利沢小屋まで基本こんな道が続きます。
ちょっとジブリっぽい
ちょっとジブリっぽい
保利沢小屋が見えてきた。2年前には工事のプレハブが建っていたが今は何もない
保利沢小屋が見えてきた。2年前には工事のプレハブが建っていたが今は何もない
保利沢小屋(中には入れません)
保利沢小屋(中には入れません)
ここからは右折して山を登ります。決して左折して橋を渡ってはいけません。
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ここからは右折して山を登ります。決して左折して橋を渡ってはいけません。
保利沢小屋から出合まで所々道が不明瞭です。ここは左の沢側へ下ります。
保利沢小屋から出合まで所々道が不明瞭です。ここは左の沢側へ下ります。
藪っぽくなってきた。
藪っぽくなってきた。
小さな沢を渡ります。
小さな沢を渡ります。
ここで道をロスト。しばらくうろうろ…薄い踏み跡を登ってルートを見つける。
ここで道をロスト。しばらくうろうろ…薄い踏み跡を登ってルートを見つける。
堰堤の右側を進みます。
堰堤の右側を進みます。
堰堤の先で右岸へ渡渉。沢を渡ったところを振り返る。
堰堤の先で右岸へ渡渉。沢を渡ったところを振り返る。
ここから出合までも荒れた道。倒木のオンパレード。ピンクテープも少ない。
ここから出合までも荒れた道。倒木のオンパレード。ピンクテープも少ない。
高巻いたり、渡渉したり…
高巻いたり、渡渉したり…
そして出合を通過。
そして出合を通過。
ここからようやく伝付峠の尾根に取り付きます。
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ここからようやく伝付峠の尾根に取り付きます。
尾根に取り付くと広い平坦地があったのでここで休憩。軽く朝食を摂る。
尾根に取り付くと広い平坦地があったのでここで休憩。軽く朝食を摂る。
伝付峠までは踏み固められた歩きやすい道。やっと安心して歩を進められる。
伝付峠までは踏み固められた歩きやすい道。やっと安心して歩を進められる。
伝付峠手前の水場を通過。ここで2日分の水を確保。大門沢へ下るまで水場はない。
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伝付峠手前の水場を通過。ここで2日分の水を確保。大門沢へ下るまで水場はない。
水場から少し登ったところにビバーク適地有。
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水場から少し登ったところにビバーク適地有。
露営地前にも水場。
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露営地前にも水場。
樹木にはサルオガセ
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樹木にはサルオガセ
水場から伝付峠間のこの雰囲気が好き。ここから富士山も見えるのだが、この日はガスって見えなかった。
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水場から伝付峠間のこの雰囲気が好き。ここから富士山も見えるのだが、この日はガスって見えなかった。
そして伝付峠に到着。と、稜線に出た途端ものすごい風!穏やかな写真に見えるけど寒い!
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そして伝付峠に到着。と、稜線に出た途端ものすごい風!穏やかな写真に見えるけど寒い!
伝付峠の小さな祠
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伝付峠の小さな祠
伝付峠から笊ヶ岳方面。いつかここから笊ヶ岳まで行ってみたい。
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伝付峠から笊ヶ岳方面。いつかここから笊ヶ岳まで行ってみたい。
今回は北側の笹山方面へ向かいます。
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今回は北側の笹山方面へ向かいます。
途中、展望台に寄り道。
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途中、展望台に寄り道。
ここから荒川三山・赤石岳・聖岳が見えるはずだけど稜線にはべったりガス。あのガス中の天気は最悪なんだろうな
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ここから荒川三山・赤石岳・聖岳が見えるはずだけど稜線にはべったりガス。あのガス中の天気は最悪なんだろうな
展望台の雰囲気のいい場所で少し休憩。しつこいようですが悪沢岳方面から容赦なく風が吹き付けています。
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展望台の雰囲気のいい場所で少し休憩。しつこいようですが悪沢岳方面から容赦なく風が吹き付けています。
さて展望台から先は、いよいよ崩壊林道のスタートです。
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さて展望台から先は、いよいよ崩壊林道のスタートです。
まず出迎えてくれるのがカーブミラー
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まず出迎えてくれるのがカーブミラー
崩壊地以外はとても歩きやすい
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崩壊地以外はとても歩きやすい
でも大きな落石があちこちにあります
でも大きな落石があちこちにあります
ここは旧道を直進せずに右の道へ進みます
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ここは旧道を直進せずに右の道へ進みます
迂回路に入ると強風が遮られたのだが今度は逆に暑い
迂回路に入ると強風が遮られたのだが今度は逆に暑い
ここで先程分岐した旧道と合流
ここで先程分岐した旧道と合流
延々と続く林道
足元はヘビイチゴのカーペット
足元はヘビイチゴのカーペット
林道のあちこちには幼木がにょきにょき
林道のあちこちには幼木がにょきにょき
はびこる生命力
有名は崩壊地が見えてきた。
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有名は崩壊地が見えてきた。
迂回路はこの木の所を右折
迂回路はこの木の所を右折
この谷を登って崩壊地を高巻くこともできるそうです。
この谷を登って崩壊地を高巻くこともできるそうです。
が、この日は浮石も安定しているようだったので崩壊地をそのままトラバース
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が、この日は浮石も安定しているようだったので崩壊地をそのままトラバース
核心部は写真を撮る余裕がなかったので安全な場所に来てから振り返って撮影
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核心部は写真を撮る余裕がなかったので安全な場所に来てから振り返って撮影
崩壊地全体図。最初の浮石数メートルの区間と、その後に続く足の幅しかないザレを3〜5歩歩く所がヤバかった
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崩壊地全体図。最初の浮石数メートルの区間と、その後に続く足の幅しかないザレを3〜5歩歩く所がヤバかった
このまま倒れていきそうなカーブミラー
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このまま倒れていきそうなカーブミラー
広場を通過
奥に見えるのが笹山だろうか
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奥に見えるのが笹山だろうか
あぁ幼木を放っておくと道が無くなるのね
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あぁ幼木を放っておくと道が無くなるのね
ホタルブクロ
もう歩く場所が無くなりそうです
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もう歩く場所が無くなりそうです
このドラム缶を見たら180度方向を変えて進みます。
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このドラム缶を見たら180度方向を変えて進みます。
Uターンした先にきれいな蝶がいました
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Uターンした先にきれいな蝶がいました
そして奈良田越に到着。この先は樹林帯の急登。その前に少し休憩。
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そして奈良田越に到着。この先は樹林帯の急登。その前に少し休憩。
奈良田越から方向を変えて樹林帯に突入。此処から先マーキングが乏しくルートを外しがち。基本尾根の上を歩く感じで進む。
奈良田越から方向を変えて樹林帯に突入。此処から先マーキングが乏しくルートを外しがち。基本尾根の上を歩く感じで進む。
廃屋を通過
近いうちに崩れそう
近いうちに崩れそう
白剥山まで急登が続く。
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白剥山まで急登が続く。
黙々と登り続け白剥山に到着。樹林帯で展望なし。
黙々と登り続け白剥山に到着。樹林帯で展望なし。
白剥山から笹山までは道が荒廃しているので心してかかる
白剥山から笹山までは道が荒廃しているので心してかかる
急に現れた伝付峠↔農鳥岳の看板
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急に現れた伝付峠↔農鳥岳の看板
いよいよ藪こぎが始まる。まずは硬い枝のシャクナゲ漕ぎ
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いよいよ藪こぎが始まる。まずは硬い枝のシャクナゲ漕ぎ
倒木のオンパレード。テント泊装備のザックが引っ掛かって大変
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倒木のオンパレード。テント泊装備のザックが引っ掛かって大変
そして森林限界を突破。目の前には蝙蝠岳。山頂部にガスがかかっているが奥に見えるのは塩見岳。
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そして森林限界を突破。目の前には蝙蝠岳。山頂部にガスがかかっているが奥に見えるのは塩見岳。
笹山も近づいてきた。
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笹山も近づいてきた。
南に目を向けると双耳峰の笊ヶ岳
2
南に目を向けると双耳峰の笊ヶ岳
手前は蝙蝠尾根。奥には悪沢岳。
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手前は蝙蝠尾根。奥には悪沢岳。
パノラマ!なぜ樹木を真ん中に入れて撮影してしまったんだろう…(疲労で頭が回らない状態でした)
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パノラマ!なぜ樹木を真ん中に入れて撮影してしまったんだろう…(疲労で頭が回らない状態でした)
そうこうしているうちにハイマツが深くなってきた。
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そうこうしているうちにハイマツが深くなってきた。
尾根に登って露営地のようなピークへ出ると…
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尾根に登って露営地のようなピークへ出ると…
ここから最大の難所ハイマツ漕ぎが始まります。奥には笹山北峰が見えるけど、どこをどう進めばよいかわからず暫く悩む。
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ここから最大の難所ハイマツ漕ぎが始まります。奥には笹山北峰が見えるけど、どこをどう進めばよいかわからず暫く悩む。
かろうじて踏み跡らしきものを見つけてハイマツの海に飛び込む。
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かろうじて踏み跡らしきものを見つけてハイマツの海に飛び込む。
しばらく先に進んで後続の相方を撮影。ハイマツびっしりで尾根通しは歩けません。
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しばらく先に進んで後続の相方を撮影。ハイマツびっしりで尾根通しは歩けません。
数は少ないが時々ピンクテープがあるので、ルートが間違っていないか確認しつつ進む。
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数は少ないが時々ピンクテープがあるので、ルートが間違っていないか確認しつつ進む。
ハイマツ帯の中にはガレ場や
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ハイマツ帯の中にはガレ場や
岩場もある。
そして最後に背丈ほどのハイマツをくぐって…
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そして最後に背丈ほどのハイマツをくぐって…
笹山南峰に到着。ここは風も遮られてテント適地。
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笹山南峰に到着。ここは風も遮られてテント適地。
奥に見えるのは農鳥岳
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奥に見えるのは農鳥岳
因みにここから登ってきた。
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因みにここから登ってきた。
笹山南峰にはあちこちテントが張れる場所がある。
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笹山南峰にはあちこちテントが張れる場所がある。
そして笹山南峰から10分程で笹山北峰に到着。背後には蝙蝠岳と奥に塩見岳。
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そして笹山南峰から10分程で笹山北峰に到着。背後には蝙蝠岳と奥に塩見岳。
パノラマ。左奥には悪沢岳。山頂部の雲がもう少し取れていたら良かったのに。
2
パノラマ。左奥には悪沢岳。山頂部の雲がもう少し取れていたら良かったのに。
南へ目を向けると薄っすらと富士山。
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南へ目を向けると薄っすらと富士山。
北東には鳳凰三山が見えていた。
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北東には鳳凰三山が見えていた。
そしてこれから向かう白河内岳。その辺りでビバーク出来ればいいけど…とりあえず出発。
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そしてこれから向かう白河内岳。その辺りでビバーク出来ればいいけど…とりあえず出発。
笹山〜白河内岳間は多少アップダウンはあるものの水平移動が多め。なんとなくアサヨ峰の早川尾根のような雰囲気。
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笹山〜白河内岳間は多少アップダウンはあるものの水平移動が多め。なんとなくアサヨ峰の早川尾根のような雰囲気。
よく見かけたこれはなんという植物だろう
よく見かけたこれはなんという植物だろう
笹山南峰を振り返る。別名黒河内岳というがなるほど黒い。
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笹山南峰を振り返る。別名黒河内岳というがなるほど黒い。
白河内岳も近づいてきた。この先の樹林帯を抜けた所でこの日はビバーク。藪こぎと稜線の強風で疲れ切って写真を撮る余裕もなく2日目が終了した。
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白河内岳も近づいてきた。この先の樹林帯を抜けた所でこの日はビバーク。藪こぎと稜線の強風で疲れ切って写真を撮る余裕もなく2日目が終了した。
3日目の朝、テントから富士山を眺めて出発。
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3日目の朝、テントから富士山を眺めて出発。
先ずは目の前の白河内岳へ登る。相変わらず風は強く寒い。
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先ずは目の前の白河内岳へ登る。相変わらず風は強く寒い。
白河内岳を登りながら振り返ると笊ヶ岳
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白河内岳を登りながら振り返ると笊ヶ岳
蝙蝠尾根
残念ながら2,800m以上は分厚いガスにすっぽり覆われている
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残念ながら2,800m以上は分厚いガスにすっぽり覆われている
パノラマ
昇る朝日に励まされながら白河内岳に到着!
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昇る朝日に励まされながら白河内岳に到着!
しかし白河内岳から景色は一変!この先はガスガス。
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しかし白河内岳から景色は一変!この先はガスガス。
二重稜線
何を撮ろうとしたのか分からないけど、ガスが切れるととりあえずシャッターを押す
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何を撮ろうとしたのか分からないけど、ガスが切れるととりあえずシャッターを押す
テント跡があちこちにあるが、この風では張れる場所は限られる。
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テント跡があちこちにあるが、この風では張れる場所は限られる。
いいところ見つけたね
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いいところ見つけたね
大籠岳山頂が見えた。
大籠岳山頂が見えた。
大籠岳に到着
字が薄くてよく見えない
字が薄くてよく見えない
広河内岳へと向かう
広河内岳へと向かう
大籠岳を振り返るとガスが切れていた。
大籠岳を振り返るとガスが切れていた。
広河内岳方面もクリアになってきた
広河内岳方面もクリアになってきた
登ってきた道を振り返る。強風で東から上ってきたガスが押し戻されている。
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登ってきた道を振り返る。強風で東から上ってきたガスが押し戻されている。
イワツメクサ?
ラスボス広河内岳が近づいてきたが、そのラスボスはガスの中
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ラスボス広河内岳が近づいてきたが、そのラスボスはガスの中
ハートのペンキマーク♡
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ハートのペンキマーク♡
あ、富士山が見えた!
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あ、富士山が見えた!
手前に見えるのは天子山脈か。今年のUTMFに出てここを走るはずだった相方のテンションが上がる(UTMF2020はコロナのため中止)
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手前に見えるのは天子山脈か。今年のUTMFに出てここを走るはずだった相方のテンションが上がる(UTMF2020はコロナのため中止)
久しぶりの景色に嬉しくて何枚も写真を撮る
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久しぶりの景色に嬉しくて何枚も写真を撮る
こちらは鳳凰三山
こちらは鳳凰三山
オベリスクも見える
オベリスクも見える
鞍部から広河内岳への最後の登り。標高が上がるにつれガスが濃くなる。
鞍部から広河内岳への最後の登り。標高が上がるにつれガスが濃くなる。
しかし広河内岳に到着すると、ずっとガスに覆われていた山頂が奇跡的に晴れた!
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しかし広河内岳に到着すると、ずっとガスに覆われていた山頂が奇跡的に晴れた!
広河内岳から北側の景色。左手が仙塩尾根。右のガスの部分に大門沢下降点、奥に農鳥岳。
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広河内岳から北側の景色。左手が仙塩尾根。右のガスの部分に大門沢下降点、奥に農鳥岳。
今まで歩いてきた白峰南嶺。天空の稜線歩き!
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今まで歩いてきた白峰南嶺。天空の稜線歩き!
ずっとガスの中歩いてきたけど、最後にこの景色が見られて本当に良かった♪
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ずっとガスの中歩いてきたけど、最後にこの景色が見られて本当に良かった♪
昨年9月に三伏峠から縦走した仙塩尾根。実はその時に見た白峰南嶺が忘れられずにここまで来たのです。
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昨年9月に三伏峠から縦走した仙塩尾根。実はその時に見た白峰南嶺が忘れられずにここまで来たのです。
因みにこれが昨年塩見岳から見た白峰南嶺。広河内岳〜笹山までのなだらかな稜線。
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因みにこれが昨年塩見岳から見た白峰南嶺。広河内岳〜笹山までのなだらかな稜線。
そして仙塩尾根の先には…
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そして仙塩尾根の先には…
昨年お世話になった熊ノ平小屋が見えました。
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昨年お世話になった熊ノ平小屋が見えました。
広河内岳から農鳥岳方面
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広河内岳から農鳥岳方面
バスの時間もあるのでそろそろ下山。大門沢下降点まで下ります。
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バスの時間もあるのでそろそろ下山。大門沢下降点まで下ります。
広河内岳を振り返る
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広河内岳を振り返る
最後に仙塩尾根を見納め。遠くに見えるのは中央アルプス。
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最後に仙塩尾根を見納め。遠くに見えるのは中央アルプス。
塩見岳山頂のガスが晴れてきた!もう少し山頂にいたかったな〜
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塩見岳山頂のガスが晴れてきた!もう少し山頂にいたかったな〜
そして農鳥岳が近くなってきたら…
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そして農鳥岳が近くなってきたら…
大門沢下降点に到着。
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大門沢下降点に到着。
大門沢下降点
ここから奈良田まで下ります。途中ヤバい橋や渡渉があるので「二度と大門沢は通りたくない!」と思っていたのに、また通ることになるとは…。
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ここから奈良田まで下ります。途中ヤバい橋や渡渉があるので「二度と大門沢は通りたくない!」と思っていたのに、また通ることになるとは…。
稜線から下ると強風から開放されて途端に暑くなりました。ここからひたすら暑さとの戦い。
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稜線から下ると強風から開放されて途端に暑くなりました。ここからひたすら暑さとの戦い。
20分ほど下った所に幕営地あり
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20分ほど下った所に幕営地あり
岩がゴロゴロの急坂を下ります。転落注意です。
岩がゴロゴロの急坂を下ります。転落注意です。
2,450m地点を通過
少し歩きやすい道になりました。
少し歩きやすい道になりました。
大門沢が大きな音を立てて流れています。
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大門沢が大きな音を立てて流れています。
このあたりでNTTドコモに繋がるそうです
このあたりでNTTドコモに繋がるそうです
そうこうしているうちに、いよいよ私の嫌いな渡渉が始まった。
そうこうしているうちに、いよいよ私の嫌いな渡渉が始まった。
でも大門沢小屋までの渡渉は簡単。そしてもう一つ沢を渡ります。
でも大門沢小屋までの渡渉は簡単。そしてもう一つ沢を渡ります。
急な下りの連続で足裏が痛くなりながら大門沢小屋に到着。ここで少し休憩。
急な下りの連続で足裏が痛くなりながら大門沢小屋に到着。ここで少し休憩。
新型コロナの影響で営業はしていませんが、小屋やテント場・トイレは無料開放されています。水場も使えます。
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新型コロナの影響で営業はしていませんが、小屋やテント場・トイレは無料開放されています。水場も使えます。
さて小屋を出発すると懸念していた「流されかけた橋」を渡らなければなりません。ここは橋の途中から左の流木に乗り換えて対岸へ渡ります。一応ロープが付いていますが私は怖かった。
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さて小屋を出発すると懸念していた「流されかけた橋」を渡らなければなりません。ここは橋の途中から左の流木に乗り換えて対岸へ渡ります。一応ロープが付いていますが私は怖かった。
左岸をしばらく歩きます。
左岸をしばらく歩きます。
そしてまた右岸へ。ここはロープがないのでバランスを取りながらへっぴり腰で渡ります。やっぱりもうこのルートは通りたくない。
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そしてまた右岸へ。ここはロープがないのでバランスを取りながらへっぴり腰で渡ります。やっぱりもうこのルートは通りたくない。
登山道にヘビがいました。
登山道にヘビがいました。
地図上で「峠」と書かれている場所を通過。
地図上で「峠」と書かれている場所を通過。
この辺りはずっとトラバース
この辺りはずっとトラバース
平坦地。イイ雰囲気です。
平坦地。イイ雰囲気です。
八丁坂の激下り。急坂をジグザグに下っていきます。
八丁坂の激下り。急坂をジグザグに下っていきます。
大古森沢を渡ります。この橋は安定感があるので大丈夫。
大古森沢を渡ります。この橋は安定感があるので大丈夫。
大岩の脇を通過して暫く行くと…
大岩の脇を通過して暫く行くと…
小古森沢の渡渉。以前は丸太橋がありましたが、今は橋がないので渡渉します。渡渉点はありますが沢の上部は流れが速いので…
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小古森沢の渡渉。以前は丸太橋がありましたが、今は橋がないので渡渉します。渡渉点はありますが沢の上部は流れが速いので…
私は下の方の流れの緩やかな所を石伝いに渡りました。多少靴が濡れても滑って落ちるより安全優先(結果靴は濡れずに渡れた)
私は下の方の流れの緩やかな所を石伝いに渡りました。多少靴が濡れても滑って落ちるより安全優先(結果靴は濡れずに渡れた)
あとはもう渡渉はありません。ホッとしながら吊橋を渡ります。
あとはもう渡渉はありません。ホッとしながら吊橋を渡ります。
発電所施設の脇を通過。
発電所施設の脇を通過。
橋の下をくぐって河原に出たところで道迷い。
橋の下をくぐって河原に出たところで道迷い。
後続の登山者が橋を渡りながらこっちを見て手をふっている…あれ?道違えた?
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後続の登山者が橋を渡りながらこっちを見て手をふっている…あれ?道違えた?
戻ってみると「進入禁止」の看板。え?本当にここ渡るの?心の中で謝りながら渡らせてもらいました。
戻ってみると「進入禁止」の看板。え?本当にここ渡るの?心の中で謝りながら渡らせてもらいました。
橋を渡ると登山道と合流。振り返ると河原に渡渉箇所が見えた。本当はここが登山ルートらしいが、下山側には目印が全く無いので分からなかった。
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橋を渡ると登山道と合流。振り返ると河原に渡渉箇所が見えた。本当はここが登山ルートらしいが、下山側には目印が全く無いので分からなかった。
その後、立派な吊橋を渡って…
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その後、立派な吊橋を渡って…
発電所のゲートまで延々と林道歩き。
発電所のゲートまで延々と林道歩き。
久しぶりのテント装備で荷物が重く足裏がジンジン痛い。ここで少し足を休める。
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久しぶりのテント装備で荷物が重く足裏がジンジン痛い。ここで少し足を休める。
黙々と歩いて発電所ゲートに到着。ここには車4台程度駐車してありました。
黙々と歩いて発電所ゲートに到着。ここには車4台程度駐車してありました。
第一発電所停留所を通過。今年は奈良田〜広河原のバスの運行がないので奈良田まで歩かなければなりません。
第一発電所停留所を通過。今年は奈良田〜広河原のバスの運行がないので奈良田まで歩かなければなりません。
奈良田温泉の駐車場。ここに車を停めて登山する方もいるようです。
奈良田温泉の駐車場。ここに車を停めて登山する方もいるようです。
暑さでフラフラになりながら奈良田のバス停に到着。13:50のバスに間に合わなかったので最終15:55で伝付峠まで戻り車を回収して帰途につきました。
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暑さでフラフラになりながら奈良田のバス停に到着。13:50のバスに間に合わなかったので最終15:55で伝付峠まで戻り車を回収して帰途につきました。

感想

新型コロナウイルスの影響で今年はじめての登山です。
3月2日から在宅勤務になり、約5ヶ月間自宅に籠もって仕事していたのですっかり体力が落ちました。しかも暑さにも慣れていないためバテバテ。水場の少ないルートのためザックも重く久しぶりの山行にしてはハード過ぎました。

さて今回は出来るだけ人が少ない山域に行こうと白峰南嶺を計画…ここは破線のバリルートということもあり、入山から笹山まで殆ど人に会いませんでした。
入山口から笹山までは崩壊林道や倒木くぐり・藪こぎ・ハイマツ漕ぎなどアドベンチャー要素が強く、笹山〜広河内岳間は快適な稜線歩き、そして下山時には恐怖の橋や渡渉が待ち受けているという、最後まで気を抜くことが出来ない刺激的なルートでした。

8月8日〜10日の3日間は稜線上は霧と暴風で大変だったようですが、標高2,800m足らずの白峰南嶺は比較的天気もよく景色を楽しむことが出来てよかったです。
2日目は強風の中なかなかよいビバーク地が見つからず焦りましたが、なんとかハイマツの茂みの陰で風を避けられるスペースを見つけた時はほっとしました。
いつか白峰南嶺南部の笊ヶ岳・布引山まで縦走したいと思います。

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