北アルプス縦走(折立〜薬師岳〜五色ヶ原〜室堂)


- GPS
- 57:29
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 3,446m
- 下り
- 2,355m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:06
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:41
- 山行
- 12:18
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 13:50
折立 (08:27) → 太郎平(12:16)→ 薬師峠(12:36)
約3時間50分 8KM
2日目
薬師峠(04:50) → 薬師岳(07:23) → 北薬師岳(08:41)→ スゴ乗越キャンプ場(11:33)
約5時間30分 9KM
3日目
スゴ乗越キャンプ場(04:07) → 五色ヶ原(10:20) (11:00) →獅子岳(13:37)→ 浄土山南峰(16:11)→ 一ノ越(16:51) →室堂(18:00)
約12時間40分 16KM
合計
約22時間 33KM
天候 | 1日目 雲(予報は雨) 2日目 雲のち晴れ 3日目 雲ときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
●立山駅〜有峰口 電車 6時27分発 ●有峰口〜折立 バス 7時15分発 ●室堂〜立山駅 バス 8時40分発(美女平行き) https://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741 https://www.alpen-route.com/timetable/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●薬師岳〜北薬師岳〜スゴ乗越 特に難しいところはありませんが、岩稜帯の通過に注意 西側が切れ落ちている箇所あり。 ●スゴ乗越〜五色ヶ原 スゴの頭と越中沢岳の通過に注意 ●五色ヶ原〜室堂 特に難しいところはありませんが、岩稜帯の通過に注意。 獅子岳はハシゴあり。鬼岳は巻く。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
テント
シュラーフ
ピロー
ガスカートリッジ等
|
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感想
折立から室堂まで縦走してきました。
1日目(薬師峠キャンプ泊)
有峰口駅前から登山バスに乗車。バスはほぼ満席で8時10分ごろに折立に到着。折立から出発します。太郎坂はこれで5回目ですが、今回はなかなかペースがあがりません。どうせ今日は薬師峠までで室堂まで先は長いのでゆっくり歩きました。やがて薬師峠キャンプ場に到着。途中雨に降られなくてよかった。この日、立山や五色ヶ原では雨が降ったようです。
2日目(スゴ乗越キャンプ場泊)
この日は朝方は曇りで薬師岳山荘から上はガスが出ていました。やがて薬師岳山頂に到着。薬師岳は3回目の登頂となりましたが、ここから先はいよいよ未知の領域に入りました。 薬師岳から北薬師岳は北アルプスらしい岩稜帯になっています。左側が切れ落ちているヤセ尾根もありますが、注意して通過しました。北薬師岳に到着すると西側からガスが晴れてきました。有峰湖や富山湾が展望できました。
北薬師岳から先はところどころロックガーデンがあります。岩稜帯を通過して高度を下げていくとスゴの頭から先の越中沢岳などが見えてきます。日も照ってきて気温が上がりました。かなりの高度を下げてやがてスゴ乗越小屋に到着。五色ヶ原からやってきた登山者の方と少し歓談しました。2年前に斜里で痛めた右膝が少しおかしい。5時間かかるルートを暑い環境の下このまま進むのは危険と判断したので、予定どおりスゴで幕営しました。日がテントにあたって暑いので木陰で休んでいるときに大阪から来ているという女性のソロ登山者の方と歓談しました。スゴキャンプ場は夕方までに一杯になりました。スペースがなくなって登山道にテントを張っているパーティーもありました。あとからタブレットでニュースを見るとこの日富山市では38度を超えたようです。
3日目(下山後雷鳥沢キャンプ場泊)
台風から変わった低気圧が日本海を通過している影響なのか一晩中強風が吹いていたスゴ乗越キャンプ場でしたが、出発するころには風がおさまってきました。4時すぎにヘッドランプを点けてスタート。最低コルのスゴ乗越まで下るともう明るくなっていました。スゴの頭への登りが急騰で時間がかかりました。山頂の手前は岩場になっています。スゴの頭から正面に薬師見平が見えて上の廊下も覗いていました。スゴの頭からコルへ下り越中沢岳へとりつきます。ここをテント泊装備で登るのは大変でしたが、このルートの核心部と言ってもいいくらいおもしろいポイントでした。越中沢岳山頂を通過すると登山道は歩きやすい道になります。蔦山がなかなかいい感じで見えていました。息を切らして蔦山を越えるとようやく五色ヶ原山荘に到着。この時点で室堂から美女平への最終バスに間に合わないことが確定したので、五色ヶ原山荘前で昼食休憩をとりました。出発するまで折立から抜きつ抜かれつだった二人組の登山者の方と歓談しました。五色ヶ原から室堂までゆっくり目に歩いて5時間30分かかったという情報が参考になりました。11時に五色ヶ原山荘を出発。
まずザラ峠まで下ります。ここからしばらく九十九折の登山道を登ります。上の方には鎖とハシゴがあります。これまでさんざん3点支持で登ってきたので慎重に通過しました。西風が強くなってきた。平坦なところにでてしばらく歩くと獅子岳山頂に到着。鬼岳は巻きます。鬼岳から最後の龍王岳にとりつくのですが、ときどきガスが切れて見える上部がかなり高く感じました。やっと浄土山南峰に到着。龍王岳はガスで登り口がわかりませんでした。右膝はなんとかもってくれました。一ノ越へ下って室堂へ下山しました。
久しぶりの縦走に膝も万全でないので不安もありましたが、テント泊装備で歩き切ることができたのはなんとも言えない感慨がありました。それからコロナの影響で予約なしで歩けるキャンプ場はこのルートだけだったのですが、登山者の方はよく調べていて夏山を楽しもうという気持ちが伝わってきました。また、不必要な規制をかけない当該ルートの山小屋関係者の運営は素晴らしいと思いました。
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