六甲山【道畦谷中俣】


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 562m
- 下り
- 555m
コースタイム
荒地山新道合流→荒地山→黒岩→奥高座の滝→(アカシヤ尾根散策)→高座の滝
*ルートは手入力です。正確性は担保されていません。なお、道畦谷下部とアカシヤ尾根探索の分は省略しています。フィンガーマジック、プロペラ岩、立て帽子岩は通過していません。
天候 | 晴れ 時折風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【道畦谷中俣】 **エアリア(山と高原地図)には載っていないルートで、一般的な登山道ではありません。非常に勾配のきつい谷筋で道は悪く、岩や木の幹・根っこを手がかり足がかりにしなければなりません。浮石あり、木には腐っているものもあり、体重を預けていいのかかなり慎重になりました。全般にわたり、転倒、転落のリスクは高いと思います。人の通行はとても少ないでしょう。 **落石の危険性もあります。 芦屋川右岸コースを宝泉水、道畦谷砂防ダムを経て、道畦谷の十字路へ。谷を直進、もしくは巻道を使うとドラム缶に出合います。ちょうど第二砂防ダムの下に位置します(巻道の場合、ドラム缶の少し手前に左俣東尾根・南尾根への分岐があります)。ドラム缶から先に木の階段が伸び、ダムを高巻きして谷へ降り、直進するとやがて右俣の新しいダムが見えます。白いのでよく目立ちます。 中俣へはこのダムを目指すように岩を登ります。岩場の途中には写真のプレートがあります。この先、まず谷を詰めたのですが最初の岩をなんともできず撤退(この谷筋はとても滑りやすい上、棘が刺さって難儀しました)。 一度下りてから見上げると、谷と砂防ダムの間の尾根?筋にピンクのテープが見えたので再アタック。こちらはなんとか登れました。以降はピンクテープが目印。時折テープの間隔が空くので慎重に探して下さい。やがて右側に大きな岩壁が見えるはずです。ここで次のテープが見えなくなりますが、岩壁沿いに行き止まりまで進み、岩に取り付いて登るとハーケンと次のピンクテープが見えます。さらにテープを頼りに急登を越え越え、やがて緩やかになり最後には芦屋市の「立入禁止」の看板に出ます。 |
写真
巻道は左の斜面を登ります。透明のビニールテープが目印。
4枚後の写真のポイントで行き詰り、ここまで下りました。すると写真左上の斜面にピンクのテープを発見!再アタックします。
30分…は無理では?ルート探しの30分を引いても50分かかりました。
ルートが分かって心がかなり楽になったのですが、道は険しいので体は大変…
ただ、このテープ、木が倒れると当然失われます。わりあいしっかりした木に付いていたように思うのですが、今後ずっとこうした感じかはわかりません。
ルートをいろいろ探すうちに、この岩の端っこの上部にハーケンらしきものを見つけ、ようやく気付いた次第。
感想
pokopenさん、yutak25さんの記録を拝見し、二度目の道畦谷へ行ってみたくなりました。目指すは中俣。一応、この辺りではたぶん一番急なことや落ち葉で滑りやすいことは分かったつもりだったのですが、予想以上に難儀しました。途中まではピンクのテープが見つかりやすかったおかげで、次のテープのところまで安全に進むことに集中できました。積もった葉っぱを払い落とすこと、岩が崩れないか、木が腐っていないか確かめることに注意を払い続けていれば、しんどいけどなんとか進めます。
ところが、テープに依存したせいで、完全に見失った途端に窮地に立たされました。写真にあるように、どうしても次のテープが見当たらず、テープ探しの行脚?が始まります。仕方なく一つひとつルートをつぶしていくのですが、どこもかしこも足場が悪くて、気付いたら木々に阻まれたり、シダの海に溺れたりして道がなくなったり、足元が見えなくなったります。強引に登ったところで、もっとひどい状況に陥りかねないので撤退。下りには不向き、というか危険すぎるところを降りなければいけないのは悲惨でした。とにかく滑ります。強引に入り込んだところは、やはり強引に脱出しないといけませんが、この作業は下りの方が大変です。分かっているのですが、やらざるを得ません。こういうことを何度か繰り返し、ようやくルートを見つけました。岩場沿いのわりあい素直なルートでした。なんてことなかったです。
自分のセンスのなさを嘆きました。その岩場沿いルートの地形が周囲よりちょっと凹んでいたのを見て、地図の谷筋と考えたのがそもそもの間違い。そっちの谷じゃないと別の谷っぽいところを選び、どん詰まりに突進してしまいました。あれくらいの窪地、地図に反映されていないのでは?と今は考えます。まったくもって後の祭りです。気を取り直して再スタート。以降も急ですが登って滑って登って…なんとかなって無事に脱出できました。気付いたらプレートの場所から1時間20分も経過。緊張の連続で、時間を忘れていました。スリルはありすぎるくらい、達成感も味わえました。充分すぎるくらい記憶に刻み込まれた中俣でした。
それからは荒地山に寄り、景色見たさに黒岩へ。ようやく一息つけます。遠望はさほどでしたが、久しぶりに阪神間の街並みを見下ろし、そうはいってもなかなかの景色だなあと感心。風がやたらめったら吹いていたせいで、魔法瓶の紅茶がありがたく染み入りました。その後はアカシヤ尾根に寄り道。イタリアンリッジへのポイントとなるコルはどれ? うろうろしながら探しました。が、細井道方面からのアクセスも考えるとそれっぽいのが二つあり、どっちのことやらと考えますが決め手があるはずもなく終了。アカシヤ尾根、時々展望が開けるのでいいですね。人も少なく、ほっとできそうな気がします。冬到来の六甲。ちょっと物さみしいですが、また味があっていいですね。次はどこにしようかな。
こんばんは
先日見逃してしまった東尾根の分岐を
あらためて復習しました
中俣は、険しいところがあるというのを
pokopenさんから聞いてましたが、
ほんと難しそうですね
私もいつかチャレンジしてみたいです。
コメントありがとうございます
中俣、険しかったです
行かれる時はくれぐれもお気をつけて。私もいつか、右俣などにチャレンジしたいです。
中俣は 登るだけ 下りも左岸も右岸も
脱出不可能ですね
安心して登れる関門は 第四関門だけ
あとはなんらかやばいですね
この時期は ほうきが要ります
アカシヤ尾根大好きです
細井道は暗いから あんまりです
jurakusuiさん、こんにちわ。
中俣の激登
それに、詳細なレコも
とても参考になります
でも、中俣はかなり手ごわそうですね
機会が有れば、レコを参考にして、樹木が茂り始める春までには
一度チャレンジしてみたいです
こんばんは。コメントありがとうございます
まさに下り専用
細井道、確かに暗いです
こんばんは。コメントありがとうございます
中俣、とても険しかったです
行かれる時は私の失敗を悪い見本にしてください。落石のおそれもありますので、気を付けてくださいね
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