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Yamareco

記録ID: 269910
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬−五竜縦走(2泊3日)

2012年07月22日(日) 〜 2012年07月24日(火)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
35:00
距離
27.5km
登り
3,129m
下り
2,842m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目 5:30八方第3駐車場−5:55猿倉−7:3白馬尻小屋−11:14白馬山荘−11:33白馬岳−13:24杓子岳−14:45鑓ヶ岳−16:00天狗山荘テン場
2日目 6:15天狗山荘テン場−7:10天狗の大下り・8:30不帰嶮−10:17唐松岳−11:6唐松岳頂上山荘−12:57遠見尾根分岐点−13:11五竜山荘テン場
3日目 5:00五竜山荘−5:29五竜岳−7:45遠見尾根−10:45アルプス平
天候 晴れ、曇り
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
不帰嶮には鎖があります。慎重に進めば問題ありません。
八方第三駐車場に車を止め、仮眠をして朝猿倉行きのバスを待つ予定。そしたら、タクシーから声をかけられ、3人ならバスと同じ金額で行けるよ、と言われ猿倉へ。駐車場前の温泉の割引券ももらう。
八方第三駐車場に車を止め、仮眠をして朝猿倉行きのバスを待つ予定。そしたら、タクシーから声をかけられ、3人ならバスと同じ金額で行けるよ、と言われ猿倉へ。駐車場前の温泉の割引券ももらう。
猿倉到着。登山者カードに記入する。既に人はいっぱいいた。
猿倉到着。登山者カードに記入する。既に人はいっぱいいた。
白馬尻到着。情報では少し行ったところでアイゼンを付けるようだ。
白馬尻到着。情報では少し行ったところでアイゼンを付けるようだ。
オオ〜!ここが大雪渓のスタートか。みんなアイゼンを付けている。では、私も。モンベルの10本爪軽アイゼンを買ったのだ。ちょっとオーバーな軽アイゼンか。
オオ〜!ここが大雪渓のスタートか。みんなアイゼンを付けている。では、私も。モンベルの10本爪軽アイゼンを買ったのだ。ちょっとオーバーな軽アイゼンか。
みんな一列になって雪渓を登ります。どこまで登るやら。道には赤いペイントがしてあり迷いません。
みんな一列になって雪渓を登ります。どこまで登るやら。道には赤いペイントがしてあり迷いません。
だいぶ登りました。天気も良くなり青空と雪渓、美しい!道の横にずれて休憩したり、写真を撮る人がいっぱいいます。
だいぶ登りました。天気も良くなり青空と雪渓、美しい!道の横にずれて休憩したり、写真を撮る人がいっぱいいます。
写真撮ってもらいました。
写真撮ってもらいました。
最後に雪渓を横切ります。アイゼンはこの後で終了。
最後に雪渓を横切ります。アイゼンはこの後で終了。
白馬岳頂上宿舎への登り。ここがつらい。何度も休憩します。お花畑を見ていると、なかなか前へ進めません。
白馬岳頂上宿舎への登り。ここがつらい。何度も休憩します。お花畑を見ていると、なかなか前へ進めません。
頂上宿舎での分岐点で、ザックを置き、白馬岳を目指します。白馬山荘到着。
頂上宿舎での分岐点で、ザックを置き、白馬岳を目指します。白馬山荘到着。
白馬岳は霧の中。夏の昼間は基本こんな感じか。眺望全く無し。
白馬岳は霧の中。夏の昼間は基本こんな感じか。眺望全く無し。
分岐点に戻り、ザックを担ぎ、今日のテン場天狗山荘に向かいます。しかし、既に疲れ行けるか不安になりますが、自分の体力を信じ向かいます。
分岐点に戻り、ザックを担ぎ、今日のテン場天狗山荘に向かいます。しかし、既に疲れ行けるか不安になりますが、自分の体力を信じ向かいます。
まずは、杓子岳到着。
まずは、杓子岳到着。
鑓ヶ岳到着、おっとっと。雨もパラツキ、カッパを着ました。途中足がつりそうになりましたが、じっとこらえ、なんとか到着。
鑓ヶ岳到着、おっとっと。雨もパラツキ、カッパを着ました。途中足がつりそうになりましたが、じっとこらえ、なんとか到着。
やっと天狗山荘の案内板が見え、ホットします。
やっと天狗山荘の案内板が見え、ホットします。
あたりは霧で、雪渓を渡る必要があります。慎重に行きます。ヘロヘロになって天狗山荘のテン場に着きました。後からもう1人テン場の申込をする人がいました。
あたりは霧で、雪渓を渡る必要があります。慎重に行きます。ヘロヘロになって天狗山荘のテン場に着きました。後からもう1人テン場の申込をする人がいました。
これは鑓ヶ岳でしょうか。なんとなく、北アルプス北部の感じを表していませんか。
これは鑓ヶ岳でしょうか。なんとなく、北アルプス北部の感じを表していませんか。
天狗山荘で水を補給して、
天狗山荘で水を補給して、
出発します。今日は難所と言われている不帰嶮を越えます。ちょっとワクワク。
出発します。今日は難所と言われている不帰嶮を越えます。ちょっとワクワク。
ん?天狗の大下り。こんなのあったっけ。地図を確認。ここから不帰キレットへ向かうのか。
ん?天狗の大下り。こんなのあったっけ。地図を確認。ここから不帰キレットへ向かうのか。
えらいところを下ってきました。
えらいところを下ってきました。
いよいよ不帰嶮へ取り付きます。どこをどう登るやら。
いよいよ不帰嶮へ取り付きます。どこをどう登るやら。
夢中になって登り、最後にラダーを渡って終了。え!もう終わり?
夢中になって登り、最後にラダーを渡って終了。え!もう終わり?
でもまだ登ります・・
でもまだ登ります・・
登ります。
地図を見ると、ニ峰、三峰とあるようですが自分にはどこがどこだか分かりませんでした。
登ります。
地図を見ると、ニ峰、三峰とあるようですが自分にはどこがどこだか分かりませんでした。
やっと下りになり、休憩。疲れました。
やっと下りになり、休憩。疲れました。
唐松岳。また、曇ってきました。
唐松岳。また、曇ってきました。
唐松岳頂上山荘が見えてきました。
唐松岳頂上山荘が見えてきました。
山荘から鎖場があります。
山荘から鎖場があります。
なんか樹林帯に入りました。しばらくこんな感じを歩きます。
なんか樹林帯に入りました。しばらくこんな感じを歩きます。
遠見尾根との分岐点にきました。ここまでくれば、五竜山荘のテン場までもう少し。
遠見尾根との分岐点にきました。ここまでくれば、五竜山荘のテン場までもう少し。
着きました。翌日ヘリコプターが来るので、離れて張るように言われます。でも、朝早く発つので大丈夫と思いますが・・・
着きました。翌日ヘリコプターが来るので、離れて張るように言われます。でも、朝早く発つので大丈夫と思いますが・・・
朝五竜岳へ登ります。
朝五竜岳へ登ります。
五竜岳への登りはごつごつした岩場の登りです。
五竜岳への登りはごつごつした岩場の登りです。
五竜岳に着きました。
五竜岳に着きました。
この日も、ガスっていて眺望無しです。
この日も、ガスっていて眺望無しです。
五竜山荘に戻り、テントを撤収し遠見尾根から白馬五竜スキー場アルプス平へ。
五竜山荘に戻り、テントを撤収し遠見尾根から白馬五竜スキー場アルプス平へ。
分岐点までの登り。
分岐点までの登り。
もう一度五竜
鹿島槍を望みます。いつかきっと行きます。
鹿島槍を望みます。いつかきっと行きます。
アルプス平はもうすぐ。
アルプス平はもうすぐ。
ゴンドラで下ります。五竜スキー場はほぼ毎年来ますが、雪の景色と全く違いよく分かりません。
ゴンドラで下ります。五竜スキー場はほぼ毎年来ますが、雪の景色と全く違いよく分かりません。

感想

今年の北アルプスは北部を目指します。
まずは、白馬岳から五竜岳の縦走。五竜は毎年スキーで来ているので、車での移動は慣れています。白馬岳の大雪渓も楽しみ。唐松岳へは不帰嶮と言う難所があるとの事。五竜岳はゴツゴツ岩。稜線はなだらかで歩きやすい。お花畑もいっぱいあるらしい。・・・と楽しみ満載の場所。前日夜移動で2泊3日の山行です。

仕事が終わってそのまま車で、中央高速の豊科で降り、八方の第2駐車場へ12時頃到着。バス停に一番近い駐車場です。ここに止めないと五竜エスカルプラザからの帰りのバスで困ります。しかし、なぜか第2駐車場の案内がありません。

車の中で寝て5時に起き、支度をして猿倉行きのバス停に並びます。既に1人並んでいましたが、タクシーが来て4人そろえばバスと同じ金額だよと。タクシーで猿倉まで向かいます。

猿倉では既に人がいっぱいいて、係員が登山者カードのチェックを厳しく行っていました。しばらく登ると、白馬尻。いよいよここから第一の楽しみ、大雪渓。夏なのに雪渓。不思議な世界です。

雪渓の取り付きではみんなアイゼンを付けています。自分も場所も見つけ、モンベルの10本爪軽アイゼンを付けます。

雪渓には赤いペイントが付けられ、ルートがはっきりしています。みな一列に並んで登っていきます。下りの人は、すべるように右側を下りて来ます。どこまで登ればいいのか分からない長い道を行きますが、疲れてくると横にずれて休憩したり、写真を撮ったりします。すると、天気は良くなり、青空と霧と緑+茶色の山塊と白い雪渓。うまく表現できないけど、美しすぎる!

雪渓を横断する場所に来ると、終了。アイゼンをはずし、白馬岳頂上宿舎まで急登が続きます。まだ高山植物の知識はありませんが、きれいなお花畑が見えてきます。

白馬岳への分岐点に来ると、ザックを置いて空身で白馬岳へ。時刻は11時頃になり、残念ながらガスってきました。白馬山荘でビールをいただきます。分岐点に戻り、ザックをかつぎ今日の目的地、天狗山荘テン場に向かいます。結構疲れていたので、ここのテン場に泊まろうかな、と弱気になるがまた時間はタップリある、と自分を奮い立たせます。体力には自信がある! はず・・・

杓子岳、鑓ヶ岳へのルートは白馬鑓温泉経由猿倉に行けるので、結構人がいます。
危険な箇所は全くありませんが、結構疲れます。ガスで景色も見れないので、黙々と歩くのも疲れを加速させます。

午後3時15分頃やっと天狗山荘の看板が見えてきました。天狗山荘へは雪渓を渡らないと行けません。ガスもかかっていて慎重に赤いペイントを目印に渡ると、天狗山荘に着きました。テン場の申込をして早々に設営、寝ます。今日はツカレタ。

2日目は第2の楽しみ、不帰嶮を越えて唐松岳に向かいます。天狗山荘で水を補給し、出発。
そして、天狗の大下りの看板が。地図を確認するとここから不帰キレットへの下りが始まりその後不帰嶮が唐松岳まで続くようだ。気合を入れて、かつ慎重に下りていきます。
不帰嶮の取り付きで数人並んでいましたが、前の人に続いて登っていきます。目の前の岩を慎重につかみ、三点支持を意識して登ります。

唐松岳もガスっていて眺望無し。トホホ。霧の中に唐松岳頂上山荘到着。また11時過ぎだったこともあって、素通りし今日の目的地五竜山荘テン場に向かいます。
昨日の疲れが残っていたのか、途中で足がつりそうになりましたが、ジッとこらえナッツを食べたりして何とか回復!

五竜岳テン場には午後1時半頃つきましたが、結構疲れていたため、すぐ寝てしまいました。夕方目を覚まし、トイレに行くと、天気も良くなり、夕日の五竜岳を望むことができました。その右側奥には剱・立山連峰がうっすら見えます。なんとなく、今年の夏休み、あそこに行こうかな、と。

翌朝人の歩く音で目を覚ましました。何人も五竜岳に登り始めています。自分も支度をして、五竜岳に向かいます。ここも空身ですので岩場もヒョイヒョイ超えて行き、30分程で五竜岳山頂へ。ここでも眺望なし。写真だけとって、テン場に戻ります。
今日は遠見尾根を下りてアルプス平に向かいます。遠見尾根からは鹿島槍ヶ岳が雲間から見えます。いつかは、行かなければ。滑りやすい足場を気にしながら、アルプス平まで一気に下ります。そこからはゴンドラでエスカルプラザまで下りますが、毎年スキーで来ているものの、雪の中の景色とはだいぶ違います。

エスカルプラザで八方行きのバスの時刻を確認して、アイスを食べる。下界?の食べ物はうまい。

自分はいつもテント泊まりなので、カップラーメンやアルファ米など重くならない食料ばかり持っていきます。山で豪華な食事をする余裕がまだ自分にはありません。でも、少しずつ高山植物を眺め、写真を撮ったり、山行を楽しむ余裕が芽生えてきています。せっかく絶景な場所に来ているのに、何を焦って歩くのかと。まるで、競争する用に登り、抜く事はあっても、抜かれることを良しとしない自分がちょっと情けない。 

反省はこれくらいにして・・・ ほんとうに、白馬岳の大雪渓はきれいだった。

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ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
後ろ立山 北半分を縦走するルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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