白馬−五竜縦走(2泊3日)


- GPS
- 35:00
- 距離
- 27.5km
- 登り
- 3,129m
- 下り
- 2,842m
コースタイム
2日目 6:15天狗山荘テン場−7:10天狗の大下り・8:30不帰嶮−10:17唐松岳−11:6唐松岳頂上山荘−12:57遠見尾根分岐点−13:11五竜山荘テン場
3日目 5:00五竜山荘−5:29五竜岳−7:45遠見尾根−10:45アルプス平
天候 | 晴れ、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
不帰嶮には鎖があります。慎重に進めば問題ありません。 |
写真
感想
今年の北アルプスは北部を目指します。
まずは、白馬岳から五竜岳の縦走。五竜は毎年スキーで来ているので、車での移動は慣れています。白馬岳の大雪渓も楽しみ。唐松岳へは不帰嶮と言う難所があるとの事。五竜岳はゴツゴツ岩。稜線はなだらかで歩きやすい。お花畑もいっぱいあるらしい。・・・と楽しみ満載の場所。前日夜移動で2泊3日の山行です。
仕事が終わってそのまま車で、中央高速の豊科で降り、八方の第2駐車場へ12時頃到着。バス停に一番近い駐車場です。ここに止めないと五竜エスカルプラザからの帰りのバスで困ります。しかし、なぜか第2駐車場の案内がありません。
車の中で寝て5時に起き、支度をして猿倉行きのバス停に並びます。既に1人並んでいましたが、タクシーが来て4人そろえばバスと同じ金額だよと。タクシーで猿倉まで向かいます。
猿倉では既に人がいっぱいいて、係員が登山者カードのチェックを厳しく行っていました。しばらく登ると、白馬尻。いよいよここから第一の楽しみ、大雪渓。夏なのに雪渓。不思議な世界です。
雪渓の取り付きではみんなアイゼンを付けています。自分も場所も見つけ、モンベルの10本爪軽アイゼンを付けます。
雪渓には赤いペイントが付けられ、ルートがはっきりしています。みな一列に並んで登っていきます。下りの人は、すべるように右側を下りて来ます。どこまで登ればいいのか分からない長い道を行きますが、疲れてくると横にずれて休憩したり、写真を撮ったりします。すると、天気は良くなり、青空と霧と緑+茶色の山塊と白い雪渓。うまく表現できないけど、美しすぎる!
雪渓を横断する場所に来ると、終了。アイゼンをはずし、白馬岳頂上宿舎まで急登が続きます。まだ高山植物の知識はありませんが、きれいなお花畑が見えてきます。
白馬岳への分岐点に来ると、ザックを置いて空身で白馬岳へ。時刻は11時頃になり、残念ながらガスってきました。白馬山荘でビールをいただきます。分岐点に戻り、ザックをかつぎ今日の目的地、天狗山荘テン場に向かいます。結構疲れていたので、ここのテン場に泊まろうかな、と弱気になるがまた時間はタップリある、と自分を奮い立たせます。体力には自信がある! はず・・・
杓子岳、鑓ヶ岳へのルートは白馬鑓温泉経由猿倉に行けるので、結構人がいます。
危険な箇所は全くありませんが、結構疲れます。ガスで景色も見れないので、黙々と歩くのも疲れを加速させます。
午後3時15分頃やっと天狗山荘の看板が見えてきました。天狗山荘へは雪渓を渡らないと行けません。ガスもかかっていて慎重に赤いペイントを目印に渡ると、天狗山荘に着きました。テン場の申込をして早々に設営、寝ます。今日はツカレタ。
2日目は第2の楽しみ、不帰嶮を越えて唐松岳に向かいます。天狗山荘で水を補給し、出発。
そして、天狗の大下りの看板が。地図を確認するとここから不帰キレットへの下りが始まりその後不帰嶮が唐松岳まで続くようだ。気合を入れて、かつ慎重に下りていきます。
不帰嶮の取り付きで数人並んでいましたが、前の人に続いて登っていきます。目の前の岩を慎重につかみ、三点支持を意識して登ります。
唐松岳もガスっていて眺望無し。トホホ。霧の中に唐松岳頂上山荘到着。また11時過ぎだったこともあって、素通りし今日の目的地五竜山荘テン場に向かいます。
昨日の疲れが残っていたのか、途中で足がつりそうになりましたが、ジッとこらえナッツを食べたりして何とか回復!
五竜岳テン場には午後1時半頃つきましたが、結構疲れていたため、すぐ寝てしまいました。夕方目を覚まし、トイレに行くと、天気も良くなり、夕日の五竜岳を望むことができました。その右側奥には剱・立山連峰がうっすら見えます。なんとなく、今年の夏休み、あそこに行こうかな、と。
翌朝人の歩く音で目を覚ましました。何人も五竜岳に登り始めています。自分も支度をして、五竜岳に向かいます。ここも空身ですので岩場もヒョイヒョイ超えて行き、30分程で五竜岳山頂へ。ここでも眺望なし。写真だけとって、テン場に戻ります。
今日は遠見尾根を下りてアルプス平に向かいます。遠見尾根からは鹿島槍ヶ岳が雲間から見えます。いつかは、行かなければ。滑りやすい足場を気にしながら、アルプス平まで一気に下ります。そこからはゴンドラでエスカルプラザまで下りますが、毎年スキーで来ているものの、雪の中の景色とはだいぶ違います。
エスカルプラザで八方行きのバスの時刻を確認して、アイスを食べる。下界?の食べ物はうまい。
自分はいつもテント泊まりなので、カップラーメンやアルファ米など重くならない食料ばかり持っていきます。山で豪華な食事をする余裕がまだ自分にはありません。でも、少しずつ高山植物を眺め、写真を撮ったり、山行を楽しむ余裕が芽生えてきています。せっかく絶景な場所に来ているのに、何を焦って歩くのかと。まるで、競争する用に登り、抜く事はあっても、抜かれることを良しとしない自分がちょっと情けない。
反省はこれくらいにして・・・ ほんとうに、白馬岳の大雪渓はきれいだった。
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