石尾根縦走（小袖〜七ツ石山〜鷹ノ巣山〜奥多摩駅）

2020年11月08日(日) [日帰り]

• GPS: 08:45
• 距離: 22.8km
• 登り: 1,632m
• 下り: 2,014m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:54
• 休憩: 0:49
• 合計: 8:43

5:43 丹波山村村営駐車場
5:46 5:47 小袖緑道あがり
6:34 6:34 茶煮場
6:50 6:51 堂所
7:23 7:27 七ッ石小屋下分岐
7:34 7:35 七ツ石小屋
7:42 7:43 七ツ石山の水場
7:46 7:47 七ッ石小屋上分岐
8:02 8:09 七ツ石山
8:38 8:39 千本ツツジ
9:01 9:02 高丸山
9:25 9:25 日蔭名栗山
9:43 9:43 巳ノ戸ノ大クビレ
9:47 9:49 鷹ノ巣山避難小屋
10:21 10:42 鷹ノ巣山
11:03 11:03 水根山
11:24 11:24 石尾根城山
11:33 11:34 カラ沢ノ頭
11:45 11:46 将門馬場
12:08 12:09 六ツ石山分岐
12:16 12:18 狩倉山
12:42 12:42 三ノ木戸林道分岐
12:55 12:55 三ノ木戸山
13:02 13:03 十二天山
13:28 13:28 越路ノ杜
13:52 13:54 石尾根縦走路・六ツ石山登山口
13:59 13:59 農指山
14:26 奥多摩駅

天候

晴れのち曇り

石尾根が晴れてたのは朝9時頃まで。
それ以降は曇り時々晴れ、11時以降は完全に曇りに。
（すぐ近くの奥多摩湖や長沢背稜は晴れてた…）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

丹波山村営駐車場を利用
※朝5時でほぼ満車

コース状況／危険箇所等

・小袖登山口より七ツ石山
登山口より堂所まで約1時間かけて標高500m弱を登る。人気のコースなだけあって道は明瞭。
ここまで比較的なだらかな道が続くが、堂所から10分ほど進んだ辺りから斜度が増し眺めが良くなってくる。
汗をかきながら更に30分ほどで七ツ石小屋。富士山の眺望もあり休憩に適す。
この先の急登を登り切ると20 分ほどで七ツ石山山頂へ。登山開始から2時間20分。
難所は特に無し

・七ツ石山から石尾根縦走で奥多摩駅
石尾根は七ツ石山から奥多摩駅までは距離にして16キロ、標高差1,400m以上ある長大な尾根。
付近では標高が高く、防火帯の為眺めが良い。
幾つものピークを越える為脚に来る。
いつまで経っても終わらないのが良いところ

その他周辺情報

もえぎの湯……夜8時まで入浴出来るが、この時期はいつも激混みで整理券片手に待つ覚悟が必要。

写真

11/8 5:46

朝5時、村営駐車場到着。すでにほぼ満車だった。
今日は人が多そうだ。
暗い中出発する気になれず30分程仮眠したあと準備を整え出発。
ここに来たのも3年半ぶりだ。
前回は秩父側からスタートしこちらへ降りてきたが、今回は雲取山へは行かず奥多摩駅へ進む予定

11/8 6:32

朝6時頃から明るくなってきたのでヘッデンをしまう。
日が当たってくれば紅葉が美しそうな道だ。
あまり急でない道が続き、寝ぼけた身体にはありがたい。

それにしても今日は朝からあまり冷え込まず暖かいな（10℃以上確実にありそう）

11/8 6:34

水場があるが飲んで大丈夫なのか？？？

11/8 6:47

登山道に日が射してきた。
やっぱりこの道は下山で使った方が良さそう。
午後には陽が射して輝くんだろうなぁ（実際の天気は…）

11/8 6:51

標識に堂所の文字が。
山と高原地図では1時間45分かかるとの事だったがここまで1時間5分。
地図のタイムは多めに記載されてるのかね

11/8 6:51

今日は身体が結構動くな。
登山の次の日は休養したいから本当は土曜に登りたいんだけど、休養した次の日の日曜の方が身体が動くというジレンマ！

11/8 6:54

少し先へ進むと平坦な場所が現れ、そこにも堂所の案内が。
多分こちらが本当の堂所なんだろうけど、ヤマレコマップだともっと手前の方で表示されてたのでややっこしい

11/8 7:00

何人にも抜かれ、何人かを抜く。
一本道なので個々の体力がもろに進行速度に現れるな

11/8 7:20

堂所を過ぎて暫くすると斜度が急になり眺めも良くなる。
富士山方面の雲も取れて来たぞ

11/8 7:20

予報通りの天気の良さ！
これは石尾根の眺めは期待できそう

11/8 7:23

七ツ石小屋下分岐到着
ふぅ、結構汗かいたな

11/8 7:24

上側も下側も巻道は行ったことないんだよな
まぁ雲取山周辺に来たのがまだ2回目なんだけど

11/8 7:33

七ツ石小屋到着
ここまで1時間50分。七ツ石山頂に8時に着きたかったけどチョイキツイな

11/8 7:33

ちょっと休憩していくか

11/8 7:33

2017年に標高2,017mの雲取山へ登ろうキャンペーンやってた時に来て以来の七ツ石小屋。
ここに置いてある山頂標識を見ていつか権現山へ行こうと思ってたのだが未だ果たせず。
山頂標識を交換するのって完全にボランティアなんだよね。
交換後、水分を吸って重くなった古い方の標識を担いで下りる方が辛いと聞いた。

11/8 7:34

七ツ石小屋より富士山の眺め

11/8 7:34

陽を受けて輝いている

11/8 7:39

5分ほど休憩し行動食でエネルギー補給後出発

11/8 7:42

水場を右に折れる

11/8 7:45

七ツ石小屋上分岐を通り過ぎる

11/8 7:50

遂に石尾根に到達。
ここから山頂はすぐそこだ

11/8 7:57

七ツ石山到着
8時前に着いちゃった。登山開始から2時間15分程。

11/8 7:58

三角点

11/8 8:02

七ツ石山から雲取山。
まだあそこまで結構遠そうだな

11/8 7:58

先々週登った飛龍山
カッコ良いぜ！ヒューヒュー！

11/8 7:58

左に三頭山、右に大菩薩と富士山とするならば真ん中に見える遠くのピークは……滝子山？（全然わからん）

11/8 7:59

まだまだ先は長いのでここら辺で七ツ石山に別れを告げ出発

11/8 7:59

うーん、やっぱり大菩薩連嶺の山みたいだな。
真ん中が滝子山、左は雁ヶ腹摺山かな…？

11/8 7:59

白く染まった南アルプスも遠くに見えた

11/8 8:02

三頭山カッコ良いな

11/8 8:06

七ツ石山の七つの石（七個見つからず…）

11/8 8:08

七ツ石神社
前回来た時は壊れていて再建中だったが、奇麗なお社になっていた。
登山の無事を祈願する

11/8 8:15

石尾根の雲取山から七ツ石山区間は3年前に歩いているので、この先奥多摩駅まで歩けば石尾根コンプリートとなる。
ここからが未知の領域だ。楽しみだ。
しかし稜線に出てからの風が冷たくて日が陰ると汗冷えしそう。
防寒着を羽織る。

11/8 8:22

分岐から登山者が上がってきたが、この先はあまり人がいなそう。
というかそれが目的。
日差しの良い明るい尾根を静寂の中歩く…ロマンだ

11/8 8:23

良い感じに日が照ってきている。
今日は大勝利の予感…

11/8 8:32

展望広大！
富士山を眺めながらの尾根歩き

11/8 8:34

陽に照らされた富士山。
まだあまり白くなってないな

11/8 8:34

七ツ石山を振り返る

11/8 8:34

南アルプスの山並みが遥か彼方に

11/8 8:38

20分程で最初のピーク、千本ツツジ到着

11/8 8:38

誰も居ないと思っていた石尾根だが他にも人がいた（まぁ居るよね）

ここで異変が。
先に見える高丸山、日蔭名栗山方面に雲が沸いてきていた…

11/8 8:43

それでもまだこの時は一時的な雲だろうと思っていたのだが…
こんな天気が良いのに曇るはずない！

11/8 8:45

高丸山の巻道は登山道崩落で通行禁止

11/8 8:46

防火帯の広々した登山道
これこそザ・石尾根って感じの風景

11/8 8:54

なんか雲が沸いてるような…

11/8 8:56

高丸山への登りは急登！

今日は全てのピークを踏みながら歩くつもりだが、タイム的に厳しくなったら巻いていこう位の気持ちで。

11/8 9:00

9時、高丸山山頂到着

11/8 9:01

かなり古びてしまっている高丸山の山頂標識。

11/8 9:02

写真ではわかりづらいが、高丸山の下りもエグイ角度。
むき出しの砂礫部分を滑らないように慎重に降りた

11/8 9:09

日蔭名栗山へ向かう途中遂に登山道は雲の中に。
これ、下界は晴れてるけど山の上にすっぽりと雲被ってるパターンでしょ？知ってる
（今年くらいまくったパターン）

11/8 9:20

まだ9時台なのにこんなに暗いなんて…

11/8 9:25

高丸山に比べればなだらかな登りを経て日蔭名栗山へ

11/8 9:25

日蔭名栗山1,725m

11/8 9:29

この先20分程で避難小屋に着くらしい。
天気はスッカリ曇り空。これ下山するまで晴れないパターンじゃないか？

11/8 9:43

よくある看板を飲み込んだ樹

11/8 9:44

千本ツツジ峰以降誰とも会わない霧の道。
ことさら熊鈴を鳴らして歩く

11/8 9:45

尾根上は紅葉は終わっていたが、時々色づいた葉も

11/8 9:45

お、見えてきた

11/8 9:46

鷹ノ巣山避難小屋到着。
立派なトイレもあり、近くに水場もあるという。

11/8 9:47

石尾根縦走路と浅間尾根で峰谷に降りる道との分岐がある

11/8 9:48

小屋の中を覗いてみたが、奇麗で立派な小屋だった

11/8 9:49

鷹ノ巣山まであと一息

11/8 9:57

となりの尾根は晴れ間が覗いてるなぁ
あれはヤケト尾根かな。紅葉してる

11/8 10:12

雨までぱらつき始め「マジかよ…」と天気予報アプリに愚痴を垂れながら進む事20分あまり、ピークの上に人影が見えてきた

11/8 10:14

鷹ノ巣山到着。
山頂では4〜5人の登山者が休憩中。
七ツ石山から鷹ノ巣山間では5組10名の登山者とすれ違った。
思ったより人歩いてたなぁ

11/8 10:14

実はまだ石尾根の半分も歩いていない。
結構疲れているのでここで昼休憩としエネルギー補充＆休養しよう

11/8 10:26

富士山の眺めの良いことで有名な鷹ノ巣山だがこのホワイトアウトぶりは悲しくなる。
おにぎりとカレー麺を食す

11/8 10:34

微妙に晴れ間が覗きそうになったりもしたが結局晴れず。
30分程の休憩の間に結構な数の登山者が訪れ、通り過ぎて行った。
こんなに白い日によく来るよなー（人のこと言えないケド）

11/8 10:41

去年のGWに弟と登った稲村岩尾根方面に通行止めロープが張られていたので近づいてみてみると…

11/8 10:42

なんと！
台風の爪痕は奥多摩にまだまだ影を落としている様だ

11/8 10:49

休憩を終え鷹ノ巣山を出発。
ここから六ツ石山までの区間は去年弟と歩いているのだが、実際歩いてみて全然景色を思い出せなかった…
あの時弟がもうすぐ生まれると話していた姪っこも9月に1歳の誕生日を迎えており時の経つ速さを感じている。

11/8 10:51

やっと晴れ間が覗いた。
本来はこんな明るい尾根をずっと歩いているはずだったんだけどなぁ

11/8 10:51

中央の溝、1年半前この道を弟と歩いた時はここま深くで削れてなかったんだが何があったんだ…

11/8 10:53

鷹ノ巣山方面へ歩いていく登山者たち

11/8 10:54

青空が見えたのもこれが最後

11/8 11:00

水根山手前の分岐
水根山はいつの間にか通り過ぎており認識できなかったが、GPS見るとちゃんと通過している様だ

11/8 11:17

稲村岩方面（肉眼ではもう少しはっきり見えた）

11/8 11:18

11/8 11:25

城山到着
ピーク感薄いけど。

11/8 11:28

あの山影は川苔山らしい

11/8 11:36

城山の先で大下り

11/8 11:42

標高が1,500m近辺になり紅葉が目立ち始めた

11/8 11:46

将門馬場到着。
登山道から少し外れたのっぺりしたピークだ

11/8 11:48

植生がコロコロ変わる

11/8 11:51

11/8 11:52

正面の山体は六ツ石山だと思うが七ツ石山をスタートしてから既に3時間15分、ちょっと疲れたな…前回登ってるし今回は六ツ石山は回避しようかな

11/8 11:54

この付近は紅葉が結構残っていた

11/8 11:54

六ツ石山

11/8 11:54

11/8 12:08

六ツ石山分岐到着。六ツ石山山頂はスルーし先へ進む事にした。

12時チョイすぎにここまで来れたので暗くなる前に下山できることはほぼ確定。鴨沢から村営駐車場までの道も明るいうちに歩けそうで一安心。
（そのことがずっと頭の片隅にあってリラックスできなかったので）

11/8 12:11

鷹ノ巣山近辺では登山者も多かったのだが、水根山以降はまた一人も出あわない静寂の山行となる

11/8 12:17

地図上だと狩倉山山頂付近みたいなのだが、何の標識も無くて確信持てず

11/8 12:25

ピークからの下りがまた急！
落ち葉でスリップを繰り返す

11/8 12:28

狩倉山から三ノ木戸山へ向かう下りの途中、にわかに賑やかになる登山道。
後から9人の団体さんの話し声が聞こえて来たと思ったら、前からも次々5人ほどの登山者がやってきた。
すれ違う人すれ違う人「さっきまで静かで殆どすれ違わなかったのに…」と驚いていたが、大丈夫、私も同じ気持ちです。

11/8 12:32

正面の特徴的な山体は…大岳山！大岳山じゃないか！

11/8 12:34

次なるあのお山は御前山？

11/8 12:42

三ノ木戸山分岐到着

11/8 12:44

ここら辺はまだまだ紅葉が楽しめる（標高1,300mくらいか）

11/8 12:47

11/8 12:48

三ノ木戸山分岐が見えた。
あの標識の脇を入り正面へ進むと三ノ木戸山へ

11/8 12:50

真っ赤だなぁ

11/8 12:50

欲を言えば陽の光を受け輝いてほしいが充分きれいだな

11/8 12:52

石尾根上部、完全に雲の中…

11/8 12:54

笹と落ち葉に覆われたなだらかな道

11/8 12:57

程なく樹林の中に三ノ木戸（さぬきど）山の標識が

11/8 12:58

ピンクテープを頼りに道へ復帰する

11/8 13:01

ん？道の先にロープが張られてる

11/8 13:01

11/8 13:02

ロープが張られた脇に道が。
11月4日に付けられたばかりの案内があった。
まだここから奥多摩駅までは1時間半くらいあるはず

11/8 13:15

まだ緑の葉から黄色、橙、赤のグラデーションの道へ

11/8 13:18

良く色づいている

11/8 13:21

11/8 13:25

杉林と広葉樹林が交互にやってくる

11/8 13:28

11/8 13:34

この先に神社があった

11/8 13:55

遂に山道が終わり舗装路へ。
しばらく車道歩きかな

11/8 14:03

奥多摩の集落

11/8 14:05

人の住まなくなった建物がいくつも見られた。
案内に従い車道から逸れまた半分山道みたいな細い下りへすすむ

11/8 14:06

案内標識が充実しているので助かる。
この先羽黒三ノ木戸神社の境内に出た

11/8 14:17

神社から降りてきて今度こそ車道へ

11/8 14:21

人里へ出て電波がつながる世になったのでバスの時間を調べると丹波行バスが14時35分発。
あと14分、間に合うか？

あそこに見える尖んがり山は愛宕山かな

11/8 14:26

駆け足で奥多摩駅のバス乗り場へ。
バスの時間10前に着けた。
これから鴨沢までバスで行った後、またバス停から村営駐車場まで歩かねばならない

撮影機器：

iPhone 7 Apple

装備

備考

mom********さん
2007/5/8 14:47（編集あり）
奥多摩・石尾根縦走路の千本つつじの見ごろは、
紫のミツバツツジが５月中旬〜６月中旬
真紅の山ツツジが５月下旬〜６月中旬　です。

ヤフー知恵袋より

感想

kukaminn

何回か奥多摩へ来ているが、かなり高い位置にある立派な尾根が目についていた。
あの尾根立派だなぁ、いつか歩いてみたいなぁと思い調べるとそれが石尾根だった。
しかし石尾根を歩こうとすると東西どちらから歩いてもロングコースになることは必定。
自分にはきつそうだと何時しかその存在を忘れ数年が過ぎていたのだが…

先々週飛龍山を歩いた時雲取山周辺に再び興味がわいて地図を眺めていたら久しぶりに見てしまった“石尾根”の文字。
今の自分なら行けるだろうか…と調べるとコースタイムは12時間以上？
距離は…20キロくらいか。実際は12時間もかからないだろうし、行けるか？行ってしまうか！？

まぁ結論から言えば、何とか行けました。
飛龍山がやはり20キロ以上のコースだったけど何とかなったし、鴨沢から登って下りで石尾根使えば飛龍山より楽だろうというどんぶり勘定。
天気予報が一日中快晴だったので、明るい防火帯の尾根を静かに一人歩く…というロマンを想像しながら挑んだが、実際晴れていたのは9時位まで。
ひたすら雲の中を歩いていた記憶しかない有様だったけどまぁ良し。
石尾根縦走という何年も前からの野望を達成できた達成感で大満足。

今回は行かなかったけど、雲取山の方は大混雑だったのかな。
登山ハイシーズンともいえる今の時期、混んでるとは思ったけど、下山後の日帰り温泉の入場制限には参った。夕方になりどんどん冷えてくる外気温の中凍えながら待つ羽目に。
次はもっと空いていそうな湯を探すか…