涸沢・穂高
nabekuni
tetsuotkc
- GPS
- 56:00
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 1,940m
- 下り
- 1,931m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 6:40
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 4:20
- 合計
- 8:30
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス タクシー 自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
コース上特に危険な場所はありませんでした。山頂のケルンでは記念撮影待ちの大行列でした。私はパスしましたけど。 |
| その他周辺情報 | 穂高岳山荘ではコロナ対策の使い捨てシーツを使用しましたが、セッティングが面倒で、インナーシーツを持参した方が簡単でした。 |
写真
市営第二のタクシー乗場には40〜50人の行列。しかもタクシーは1台もこない。こんなの初めてだが、GoToトラベルの東京解禁によるムード変化のせいか？予約すべきだった。6時始発のバスに乗ろうと第三に行ってみると、こちらも長蛇の列。タクシーもバスも100人くらい。タクシーは絶望的だ。
拍手
8/9に熊による人身事故が発生し、一時閉鎖された小梨平。9/7に再開したが、利用出来るのは全体の2割程度。
今回は居住性を重視して「エスパース・スーパーライトプラス4〜5人用」。極力広い場所を探したが、なんとかギリギリ張れるスペースを見つけた。
しばらく休憩して奥穂高岳にアタック。標高差約200m、コースタイム50分。ここからは山頂は見えないが、見えている範囲がクサリとハシゴの難所。
高曇りだが展望は良い。下は上高地(1500m)と霞沢岳(2646m)。右に焼岳(2456m)、その奥に乗鞍岳(3026m)と御嶽山(3067m)。
涸沢岳(3110m)、北穂高岳(3106m)、大キレット、南岳(3033m)、中岳(3084m)、大喰岳(3101m)、槍ヶ岳(3180m)と3000m峰が続く。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
ライター
地図（地形図）
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
シェラフ
ヘルメット
|
|---|---|
| 共同装備 |
ツェルト
テント
テントマット
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
調理用食材
調味料
|
感想
今回はてっちゃんと紅葉の涸沢・穂高へ。当初はテント泊の計画だったが、8月の涸沢で体力低下が露呈し自信喪失したため小屋泊に変更。穂高岳山荘の予約は取れたが涸沢ヒュッテの予約が取れず、涸沢はテント泊、奥穂は小屋泊という変則山行になった。天気予報は10/2は晴れ，10/3は曇り，10/4は曇りのち雨だ。
渋滞はなく0:45に沢渡に到着。いつものように市営第二に駐車。8月ほどガラガラでは無いが、満車でもない。気温8℃、晴れ。シートを倒して1:00就寝。
10月2日(金) 晴れ
4:00起床。満天の星だ。外気温は9℃で寒い。最終パッキングをして重量を量ると18kg、てっちゃんは13kgだった。タクシー乗り場に行くと既に約50人の大行列。上高地には40年通っているが、こんな事は初めてだ。しかも中ノ湯ゲートが開く時間になってもタクシーは1台も来ない。向かいの山小屋「ともしび」の主から「タクシーの1便は既に出てしまったので当分来ない。バスの方が早い」とのこと。タクシーを事前に予約しておくべきだった。
タクシーは諦めて350m離れた第三駐車場・バスターミナルに移動すると、こちらも凄い大行列でタクシーもバスも100人位の行列が出来ている。タクシーはたまに数台来るものの全員はけるのは1時間では済まないようだ。従って6:00始発のバスの方が早そうだ。
バスは土日祝日は5:00始発だが、今日は金曜日なので6:00が始発なのだ。バスの行列はどんどん増える。上高地に着いてから食べようと思っていたおにぎりを食べながら待つ。5:30頃からチケット売り場が開き、券売機で片道1,300円のチケットを購入。往復なら2,300円とお得だが、帰りはタクシー利用の可能性が大きいので片道切符にする。
こんなに乗客がいるのだから臨時便を出せば良いと思うのだが、出ないようだ。定刻より少し早い5:50に出発。バスは3台で全員乗せて出発した。予定より1時間遅れだが、タクシーを諦めてバスにして正解だった。
6:15に上高地バスターミナルに到着。沢渡の大混雑のわりには上高地の登山者は少ない気がする。身支度を調え、登山計画書を投函して出発。河童橋までは梓川沿いの遊歩道を行く。天気はピーカンで西穂、奥穂、吊尾根、前穂が素晴らしい。
河童橋周辺も意外に人が少ない。河童橋で記念写真を撮り6:40に出発。予定より1時間10分遅れだが、今日は涸沢までなのであまり問題はない。
小梨平は8/9に熊による人身事故が発生して閉鎖されていたが、利用者へのレクチャー義務づけ、夜間にテント内に食料保管を禁止して管理施設に保管するなどの対策を取って場所を大幅に制限して9/7に再開した。渡辺画伯は河童橋のライブカメラに映っていたのでいるはずなのだが、画伯のテントが見当たらない。
小梨平を過ぎると後続の若いパーティーに次々に追い抜かれる。横尾までの平坦路では若者はぶっ飛ばすのだ。45分で明神、90分で徳沢に到着。徳沢のテントは意外に少ない。徳沢から55分で横尾に到着。上高地から11km、コースタイム3時間10分のところ2時間25分なのでフル装備の割には早い。
横尾の紅葉はまだ始まっていない。この感じでは涸沢もピークはまだ先のようだ。横尾から先は本格的な登山道になり、涸沢までの距離6km、標高差800m、コースタイムは3時間、ここからが本番だ。
横尾を過ぎても色づきは進んでおらず、本谷橋でも殆ど紅葉していない。本谷橋の河原には50人ほどの登山者が休憩している。沢に降りて冷たい沢水で顔を洗うと気持ち良い。
本谷橋を過ぎるとさらに急登になるが、8月に比べて大分楽だ。気温が低いのとコロナ運動不足が少し解消したのかも知れない。本谷橋を過ぎても紅葉はあまり進んでおらず、Sガレを過ぎたあたりから少しずつ色づいて来た。涸沢に近づいて漸く一面の紅葉になったが、まだまだ色づきは薄くピークはまだ先のようだ。
横尾からコースタイム3時間のところを2時間50分とほぼ標準タイムだが、フル装備の66歳にしては上出来だ。上高地からのトータルでは6時間10分のところ5時間15分だった。
2〜3日前の涸沢ヒュッテのHPに掲載された写真では紅葉のピークを思わせたが、あの写真はなんだったのだろうか？実際のピークは1週間後と思われる。でもしかし充分綺麗ではある。
涸沢ヒュッテのテラスは満席で、売店には長い行列が出来ている。テント場にはざっと見て300張のテントがある。今回のテントはやや大きめのエスパース・スーパーライトプラス4〜5人用。広い場所を確保する必要があるので休憩もそこそこに幕営場所を探しに行く。
暫く探し回り、ヒュッテからは少し離れた場所になんとか張れそうなスペースを見つけた。地面は石畳状で大きな凹凸はない。テントを張り終え受付を見ると長蛇の列。行列が解消してから受付しよう。
テラスでビールを飲もうとしたが、依然として長蛇の列。10分くらい並んで生ビールを購入。テラスで相席をお願いして乾杯する。旨い！旨すぎる!! つまみは絶景だ。
テントに戻り17:00頃から夕食。まずはじゃがりこをお湯で戻し、キュウリとソーセージの輪切りを入れマヨネーズを和えてポテトサラダの完成。なかなか上出来だ。
メインは栗ご飯。1合用のメスティンで1.5合を炊くのでギリギリあふれそうだ。水蒸気と匂いに神経を集中して炊き上がりを判断し、20分蒸らして完成。焦げは殆どなく大成功だ。とても美味しいが、しかしやはり1.5合は多過ぎで残ってしまった。残りはおにぎりにしてアルミホイルで包んで明日の朝食にする。
寝る前に歯磨きとトイレでヒュッテに行き、色とりどりのテントがランタンのように光って幻想的な景観をしばし眺めて写真を撮る。20:10就寝体勢。テント内は10℃、寒くは無い。
10月3日(土) 曇りのち晴れ
4:00起床。テント内3℃だが寒くは無い。温度計がおかしいのかも？天気は薄曇りだが、青空も見える。ヒュッテのトイレに行ったが、行列は無かった。
朝食はマルタイ棒ラーメンと尾西のα赤飯の予定だったが、昨日の栗ご飯おにぎりが2個あるので赤飯は中止。ラーメンと栗ご飯にした。
食後にヒュッテのトイレに行くと長蛇の列。とても我慢出来そうにないので必死にこらえつつ涸沢小屋の公衆トイレに行くと待ち時間ゼロ。最初からこっちに来れば良かったが、とにかくセーフ。
テントに戻り出発の準備をしていると穂高がモルゲンロートに染まっている。慌てて外に出て写真を撮る。紅葉はまだ早いが、朝日に染まった山肌はとても美しい。
今日はテントを置いて穂高岳山荘泊まりなので、小屋泊まり装備をサブザックに入れ、バーナー、コッフェル、防寒着などをてっちゃんのザックに入れてもらう。テントには一応鍵を掛ける。
涸沢小屋でも写真を撮ったりトイレに行ったりして6:20に出発。左膝が不安だったが、荷物が軽いので問題ない。薄日が差したり曇ったりの天気だが、雲が高いので展望は良い。ザイテン取付からはヘルメットを被る。
高度を上げると常念岳と蝶ヶ岳が見えるようになり、さらに高度を上げて前穂北尾根6峰より上になると八ヶ岳が見えるようになる。青空なら言うことないのだが、まあ贅沢は言うまい。
2時間30分で穂高岳山荘に到着。コースタイムは2時間50分なのでまあまあだ。ザイテンにはちょっとしたクサリ場と小さなハシゴがあるが、左手小指の中手骨骨折治りかけのてっちゃんだが、問題無く登れた。
小屋前のテラスで休憩してから奥穂高岳山頂アタック。てっちゃんは長いハシゴや岩場もなんなく通過。こういうテクニカルなルートにも適性があるようだ。すれ違いの待ちは多いが渋滞という程では無く40分で山頂に到着。
今回で通算11回目の登頂。てっちゃんは初登頂でしかも3000m峰も初だ。山頂には祠の乗った大きなケルンがあるが、高さが3mくらいあるので山頂の標高は3190mだがケルンの上は3193m。穂高岳山荘の創始者・今田重太郎さんが積んだそうで、3192mで富士山に次ぐ第二の高峰・北岳を抜いていたが、2004年に北岳の標高が3193mに改訂されたので、同じ高さになった。もっともケルンなどの人工物は標高の決定には考慮されないが・・・・。
そのケルンは当初のものとは違いコンクリートで固めたもののようだが、その上に乗って記念撮影をする人が待ち行列を作っている。10人以上並んでいて風も強くて寒い中で待つのも辛いので、ケルンには乗らずに山頂から前穂側に行った所の広場で休憩。ここは嘘みたいに風が無くて居心地が良い。
依然として高曇りで青空は無いが、展望は素晴らしい。槍ヶ岳、ジャンダルム、西穂、焼岳、乗鞍、御岳、富士山、南アルプス、八ヶ岳、笠ヶ岳が素晴らしい。上高地もクリアに見え、カメラの望遠レンズで見ると河童橋も良く見える。ジャンダルムには8人くらいが乗っている。
山頂で45分間贅沢な展望を楽しんで下山開始。写真待ちの行列はさらに増えて30人以上が並んでいる。下山はすれ違いが多く、小屋の上のハシゴの所は登り・下りともに相手側が見えず、団体通過に待ち時間が長くなり5分くらい待機した。
登りと同じ40分掛かって小屋に到着。まだ11:25で小屋のチェックインは12:30からなので、小屋の中の土間の休憩スペースで昼食にする。ここの休憩スペースは宿泊者以外にも開放されていてしかも火気が使用できるので嬉しい。しかもストーブが点いていて暖かくて嬉しい。涸沢の混雑に比べてここはそれ程でも無い。おそらく涸沢で引き返す人も多いのだろう。
昼食は行動食とマジックパスタ。今回は初めての「きのこのパスタ」にしたが、不味くはないものの微妙な味だ。ペペロンチーニやカルボナーラの方が美味い。
12:30にほぼ一番乗りで受付。宿泊費は10,800円だが、カード払いが出来るのが便利だ。部屋は2階の「乗鞍」。9畳で本来なら8人部屋と思われるがコロナ対策で4人部屋になっている。シーツは使い捨てで、受付脇にあるロール状のシートをミシン目で切り取って敷き布団に被せ、掛け布団の襟元にもクリップで止める。枕カバーも同じ素材の使い捨てをガムテープで止める。
使い捨てシーツの取り付け方は部屋の入口に写真入りで掲示されているが、結構難しく15分くらい掛かってしまった。こんなことならインナーシーツを持って来た方が良かったかも。次回からそうしよう。しかし寝具の扱いは小屋によってそれぞれで、普通のシーツを毎回回収して洗濯・消毒する硫黄岳山荘のような小屋や、インナーシーツ持参を義務づける小屋もある。
穂高岳山荘での宿泊は今回で7回目だが、前回は91年10月の30年前でその後はテント泊になっている。30年ぶりだがあまり変わっていない感じだ。内部はとても綺麗で快適だ。洗面所の水は飲用不可だが、受付脇と入口の玄関脇に「天命水」と書かれた飲料水の蛇口があり1リットル200円だが、宿泊者とテント泊者は無料で水が貰える。天水を消毒したものだが、ありがたい。
布団に潜って暫くウトウトしていたが、まだまだ寝る時間では無いし、本気で寝てしまうと夜眠れなくなる。天気は相変わらずだが涸沢岳に登ることにして13:45に出発。20分で登頂したが、奥穂と違って人は少なく、1〜2人しかいない。北穂から縦走してくる2人パーティーが見える。
風が強く寒いので15分ほどで下山開始。下りは15分だった。奥穂のハシゴでは依然として渋滞が続いている。涸沢の写真からテントの数を後で数えたら約650張あった。
夕食まで時間があるので玄関の土間でビールを飲む。つまみは「鮭とば」だが、軽量化のため焼き網を持って来なかったので直火で炙る。素手では熱いので軍手をして炙るが、それでもなかなか旨い。
ビールの後布団に入ってウトウトしていたが、16:30頃窓の外が明るくなってきたので外に出てみると青空が広がっている。涸沢は日陰に沈んでいるが、常念山脈には日が当たり、槍穂高の稜線の影がクッキリ投影されている。
17:00から夕食。宿泊記念のカードが食券にもなっている。全部で3回戦のようだが、受付が早かったので我々は最初の回だ。鯖の塩焼き、コロッケ、豚角煮がメインでなかなか美味しい。ご飯はお代わりした。
夕食後17:30頃の日没を小屋の裏手で見る。笠ヶ岳の左側、雲海に沈む夕日が美しい。この時間になっても奥穂の登山道に人がいる。もうすぐ暗くなるので危険だろう。
暗くなってから星を見に外に出たが、快晴ながら月齢15.7でほぼ満月なので星はあまり多く見えない。代わりに月が綺麗に見えるので、月の写真を撮った。手持ちだが、マニュアルモード、ISO100の手持ち撮影で綺麗な月が撮れた。
ヤマテン予報によると明日は曇り＆ガスで夕方から雨のようだ。19:20就寝。
10月4日(日) 曇り
4:30起床。寝たような寝ていないような感じだが、眠くないのでそれなりに寝たのだろう。室内は寒くは無くむしろ暑いくらいだった。外は濃いガスで予報通りのようだ。
土間の休憩スペースでコーヒー。朝食後すぐに出発できるようにパッキングをして5:30からの1回目の朝食。魚の甘露煮がメインだが、生卵も付いている。
5:55出発時は濃いガスで、ザックカバーを付けカッパの上着を着て出発する。こんな天気でも涸沢から登ってくる人が多くすれ違いに時間が掛かる。涸沢付近の紅葉は一昨日、昨日より色づいており、しばしば足を止めて写真を撮る。
1時間30分で涸沢小屋に到着。コースタイムは2時間10分なので待ち時間が多かった割には早かった。ここまで脚や膝には問題は無い。
テントに戻って撤収。再度フル装備を背負うが、それ程重くは感じない。8:35下山開始。登ってくる人が多いがSガレ迄は道幅が広いのですれ違いでの待ちは無い。Sガレから下は頻繁にすれ違いの待ち時間があり時間が掛かる。
涸沢から1時間20分掛かって本谷橋に到着。コースタイムより10分多く掛かってしまった。フル装備での急坂下山でも膝は大丈夫だった。本谷橋では80人くらいの登山者が休んでおり、この場所でこんなに多くの人を見たのは初めてだ。
本谷橋からは傾斜が緩くなるが、意外にもこの区間で左膝が痛くなってしまった。我慢できない程ではないものの速く歩けない。本谷橋〜横尾間は60分とコースタイムより10分多く掛かった。
横尾から上高地までの11kmが非常に長く感じる。往路はテンションが高いので短く感じるが帰りは倍くらいに感じる。徳沢で徳沢園名物のソフトクリームを食べたが、膝が痛くて買いに行く元気が出ずにてっちゃんに頼んで買ってきてもらった。
一昨日の朝の沢渡の状況から想像してタクシーやバスに長蛇の列が出来ているのでは無いかと帰りの足が心配になり、アルピコタクシーの沢渡営業所に電話して予約を依頼したが、予約は受け付けて貰えなかった。益々不安になる。いつもは喜んで予約を受けてくれるのだが、客が多い時は予約客を待つより来た客を乗せた方が稼げるのだろう。
当初計画では明神の嘉門次小屋で「岩魚の塩焼き定食」のランチの予定だったが、帰りの足が心配なのでまっすぐ上高地に向かった。14:00に河童橋に到着。横尾から2時間25分でコースタイム3時間10分よりは早かったし、一昨日の往路と同じ時間だったのは驚きだ。自分の感覚では足を引きずるようにして必死で歩いた感じなのだが・・・・。河童橋には登山者は多いが観光客は意外に少ない。
河童橋で今回最初で最後のツーショット写真を撮ってタクシー乗り場に急行すると、なんと待ち行列は無くすぐに乗れた。なんてこった。これなら岩魚を食べても大丈夫だった。
沢渡に着くとすぐに近くの足湯に入る。疲れた足に開放感が広がって気持ちが良い。遅いランチはみどのロッヂでと思うが時間は15:00少し前で蕎麦が無くなっていないか心配で電話で確認してからみどのロッヂに向かう。
2月にてっちゃんと来て以来今年2回目だが、通算では18回目だ。2004年8月に鈴木さんと乗鞍に登った帰りに寄ったのが最初なので、16年間で18回になる。なんちゃって常連だ。
冬季は「投汁そば」、無雪期は「ざるそば」を食べていたが、今回は暖かい山菜とろろそばにしたが、とても美味しかった。食堂の壁に「みどのロッヂ」と書かれた招き猫の額があったので特注かと尋ねると、なんと女将さん手作りのパッチワークとのこと。素晴らしい。女将さんの趣味はパッチワークらしく、廊下にたくさん飾っている絵と思っていた額はみな女将さん作のパッチワークだった。
8月にスイカを買って美味しかった波田の「アルプス農場」でリンゴとリンゴジュースを買い、瑞祥で温泉に入って帰路に着く。大月〜八王子間で結構な渋滞があり25kmを90分掛かったが、22:50に我が家に着いた。
今回は期待した紅葉ピークには少し早かったが、そこそこ天候に恵まれ、てっちゃんも穂高レベルの岩場が楽しく感じたとのことで、今後どんな山でも行ける事が判り、良い山行だった。
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