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Yamareco

記録ID: 2924396
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

裏剣を見に行く

2017年09月27日(水) 〜 2017年09月30日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
79:35
距離
49.2km
登り
6,066m
下り
6,460m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:33
休憩
0:53
合計
6:26
距離 9.6km 登り 1,641m 下り 173m
7:44
13
7:57
7:58
4
8:02
5
8:07
8:08
4
8:12
8:13
6
8:19
8:27
62
9:29
9:35
57
10:32
10:44
153
13:17
13:33
14
13:47
13:55
15
14:10
2日目
山行
5:30
休憩
0:16
合計
5:46
距離 8.7km 登り 829m 下り 778m
6:45
10
6:55
6:56
4
7:00
89
8:29
8:31
13
8:44
11
8:55
9
9:34
9:35
19
9:54
9:56
87
11:23
11:33
58
12:31
3日目
山行
5:38
休憩
0:11
合計
5:49
距離 8.5km 登り 627m 下り 1,050m
6:07
17
6:24
6:26
42
7:08
13
7:21
7:24
33
7:57
8:00
8
8:08
8:10
67
9:17
58
10:15
10:16
73
11:29
27
4日目
山行
8:37
休憩
1:03
合計
9:40
距離 22.3km 登り 2,943m 下り 4,428m
5:38
26
6:04
6:08
11
7:30
7:31
9
7:40
7:41
22
9:23
9:27
2
9:29
2
9:31
9:32
30
10:02
10:03
14
10:17
10:36
85
12:01
5
12:06
12:19
24
12:43
33
13:16
13:17
35
13:52
33
14:25
14:39
31
15:10
15:14
4
15:18
ゴール地点
天候 1日目曇り、2日雨、3日目曇り、4日目晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山駅、欅平駅
コース状況/
危険箇所等
剣沢の雪渓はまだ残っていて、アイゼンを履いたり脱いだりが必要。
仙人谷は雪渓が切れかかっていて、少し先は雪渓が割れて大変かもしれない。
予約できる山小屋
仙人池ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
2017年09月27日 08:00撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/27 8:00
2017年09月27日 08:00撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/27 8:00
2017年09月27日 08:01撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/27 8:01
2017年09月27日 13:32撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/27 13:32
2017年09月27日 13:33撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/27 13:33
2017年09月27日 14:32撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/27 14:32
2017年09月28日 08:29撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/28 8:29
2017年09月29日 05:15撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 5:15
2017年09月29日 05:16撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 5:16
2017年09月29日 05:16撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 5:16
2017年09月29日 06:09撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 6:09
2017年09月29日 06:09撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 6:09
2017年09月29日 07:11撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 7:11
2017年09月29日 13:30撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/29 13:30
2017年09月30日 05:36撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 5:36
2017年09月30日 05:50撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 5:50
2017年09月30日 05:50撮影 by  SH-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 5:50
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット アイゼン ヘッドランプ ピッケル

感想

奥大日から剣を越えて、裏剣の池の平に行くことにした。がしかし、剣を越えるのに天候とコースの困難さから剣沢から池の平に行くことに変更した。

9/27称名の滝を目の前で見たことがないことや、大日・奥大日は眺めているだけだったので、一度は頂きを踏んでみようと、裏剣をみる山行に奥大日を加えたのである。早朝立山駅について1番の称名滝行のバスに乗り込む。バス停からしばらく歩くと大日への登山口があるが、その先しばらく進んでいくと、称名の滝がものすごい水量で轟音を発して落下している。距離はあるのに、水しぶきは身体にどんどん当たるほど飛んでくるのだ。長居はできないので大日への急斜面の登山路に踏み込んだ。大日平山荘が見えるあたりまでくると南方面には弥陀ヶ原が大きく広がっていて、地続きのように見えるが称名谷が大きく切れ込んでいるはずであるが、ここからはそれは見えず予想だに出来ない。大日に向けての急傾斜は大きな石がごろごろと歩くのも大変だ。いつの間にか天候は崩れかけたのか、濃いガスに覆われたまま大日小屋に到着した。直ちに大日山頂まで往復して紅葉しかけたチングルマを写したりして、早月尾根の上に鎮座する剣岳をガス越しにみた。いつの間にか雨音が激しく、あすの歩みが不安となる。
9/28昨日からの雨は激しく続いていて、出かける気持ちがくじけそうになる。雨具の完全装備で大日小屋を出て、川のような登山路を足元だけを見ながら歩く始末である。奥大日岳の山頂にいつの間にか着いたが、山頂標識が申し訳程度で余りにも寂しく、北アルプス3,000m近い山頂とは思えない佇まいであった。あとは剣御前迄は楽勝だと安心して雨の中に歩を進めていると、前をヨチヨチ歩く3羽のライチョウが、道案内よろしく2〜300m同じ速さで歩いているのには思わず微笑んだ。雨の中を時折嘴で啄みながら、こちらが速ければ速く、遅ければ遅くと合わせてくれている。
いつの間にか雷鳥沢からのコースがすぐ右方向に見えてきて、雨合羽の登山者が沢山私と同じように大きな荷物で歩いている。剣御前小屋に入って雨宿りをする人が多いが、私は濡れたまま剣山荘まで行くことにした。稜線の道を進むころから雨は上がり始めて剣の中腹が見えだした。
剱山荘にはシャワーがあるではないか?変われば、変わったものと感心しながら恩恵に浴した。
9/29本日は最大の難関である剣岳の登頂と北方稜線を小窓迄厳しい岩尾根を歩き、小窓雪渓を下降して池の平小屋まで行こうとういうのが今回の目的である。朝は陽が登る前から天候は良さそうな雰囲気であったが、小屋のTVの天気予報では午前中雨模様となるとのことに、心がざわついた。荷物を担いで小屋を出て、すぐに剣沢に下降する自分がいた。怖気づいてしまったのだろう。剣沢の雪渓でアイゼンを装着、平蔵と長蔵出会を過ぎてから一度モレーン上に上がってアイゼンを脱いだ。だがすぐ、またアイゼンを履いて下降するとすぐ下の真砂沢の小屋だ。ここからは水平な道を進むと、内蔵助平への分岐があって剣沢を越える小橋が出来ていた。私は二股の近藤岩を確認して、40年以上昔の学生の頃のことを思い出しながら、仙人尾根に足を踏み入れた。この直前に雨が降ってきて、剣山頂を避けたことが良かったのかもしれないと納得していた。池の平小屋は昔に比べると小さくなったように感じた。宿泊者も12,3名で満員らしい。
小屋から見える裏剣が時間と共に徐々に見えてきた。思い描いていた景色である。夕方に向けてチンネや三の窓、小窓尾根などがよく見えてきて夕陽の陰で実に美しい。もうこれが最後の裏剣だと観念しながら見ている自分に気がついた。本来は明日は剣沢を剣御前迄登り剣御前から室堂へ行くことにしていたが、あの長い劒沢の雪渓を登るのかと思うと意気消沈して、下降することを急遽決めた。すると、明日の宿泊予約はしてあるかと小屋の主人の言。NOと答えると、それはだめだ、すぐ予約すべしとの指示に親切にも阿曽原小屋に電話してくれて予約を何とかしたが、満杯らしい。
9/30早朝の裏剣を暗いうちから長い時間眺め写真を沢山撮影できた。すぐ下の仙人池ヒュッテの登山者はものすごい人数のはずなので、先行されると遅い歩みとなることは想像できる。そこで食事後すぐに池の平小屋を出発して30分で、仙人池ヒュッテに到着して小屋からの登山者が出てきたので、そのまま先頭で阿曽原目掛けて悪いコースを急いだ。問題は一か所で雪渓を渉る部分であるが幸いなるかな、クラックは狭く安心して越えることができた。あとは雲切尾根をただひたすら超えることだけが課題であった。明日から10月というのに体中が暑い。黒部本流を目の前にしても身体の暑さは変わらない。関電黒四発電所施設を通過して、阿曽原峠分岐から嫌な斜面を越えて、阿曽原小屋に12時前に到着した。小屋の主人に『早く着いたので、宿泊をキャンセルして欅平に下降したい』というと、『満杯なので、そうしてくれるとありがたい』とのことであった。それからは水平道を淡々と歩くのみである。最終列車よりかなり早く欅平に到着できた。これで、今日中に立山を出発できることが可能となった。池の平から1日で欅平までの長丁場を無事こなすことができた。最後の裏剣をみる山行を何とか無事終わることができた。
"単" L

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