宮之浦岳・縄文杉(屋久島)


- GPS
- 69:50
- 距離
- 39.0km
- 登り
- 2,499m
- 下り
- 3,510m
コースタイム
5月2日 5:10淀川小屋 - 7:15黒味岳 - 10:10宮之浦岳 - 12:15永田岳 - 13:30鹿ノ沢小屋
5月3日 3:40鹿ノ沢小屋 - 6:10宮之浦岳6:40 - 10:40縄文杉 - 14:40太鼓岩 - 16:00白谷山荘
5月4日 4:50白谷山荘 - (白谷雲水峡) - (楠川歩道) - 7:50楠川
天候 | 5月1日 晴れ 5月2日 曇り時々雨 5月3日 晴れ 5月4日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船
(淀川登山口利用の場合、紀元杉までバスが走っています) 淀川登山口には10台程度の駐車スペースありますが、連休中でいっぱいでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的によく整備されており、危険箇所や道迷いの心配はあまりないと思います。 ・永田岳〜鹿ノ沢小屋:道が崩れがちでやや歩きにくい ・楠川歩道:踏み跡が少し薄いところあり(赤テープがあるので注意すれば迷わない) ・GWなどの繁忙期、要所の山小屋(特に新高塚小屋)は相当混雑するようです。 早めの到着と、テント持参をオススメします。 |
写真
感想
7年ぶり2回目の屋久島に行きました。
前は大学の友人と、白谷雲水峡と縄文杉を、それぞれ日帰りで見学したのですが
今回は、最高峰の宮之浦岳も含めて堪能したい、との想いで縦走を計画。
1人旅でしたが、道中、色々な方と出会いがあり、とても楽しい3泊4日を過ごすことができました。
【4月30日(登山前日)】
あいにくの雨天の中、フェリーやくしま2で、昼過ぎに上陸しました。
その日はフリーでしたが、どこにも行く気がおきず安房の宿に直行。
夕方、地元の居酒屋で、首折れさばのお刺身とビールで1人前夜祭を敢行。
外は1時間20mm超のどしゃぶり、屋久島の雨の凄さを実感しあまり身動きとれない1日でしたが
明日から3日間は、晴れ予報だったので、テンションは高めです。
宿はドミトリー形式の相部屋で、近くの人と互いのこれからの予定や
当日のアクティビティの感想を話しあったりして、過ごしました。
【5月1日(初日)】
予報どおり晴れ。本日の目的地は、淀川小屋です。
屋久島名物の登山弁当を食し、午前中ヤクスギランドへ。
30分、50分、80分、150分の4つの周回コースがあるのですが、
前者2コースは木道整備で、軽装で屋久島の森を気楽に堪能できる場所だと思います。
ヤクスギランドから淀川登山口までは、2時間程度のアスファルト道のウォーキング。
途中の紀元杉は、間近から見ることができて、迫力があります。
小屋到着後、晩御飯では、自分の予定とは逆ルートを辿ってきた先輩登山者グループの中に混ぜていただき
(この方たちは、初日の小屋で出会い、たまたま一緒の日程・ルートを歩むうちに仲良くなったそう)
この先のルートの情報をいただいたり、登山の話で盛り上がったり、楽しい一夜を過ごすことができました。
【5月2日(2日目)】
宮之浦岳、永田岳に登って、新高塚小屋までの予定です。
天気は、小屋を出てすぐは予報どおり晴れだったのですが・・・
2時間ほど歩いたところで、向こうの山からみるみるガスが沸いて出てきて、
あれよあれよという間に視界がなくなり、雨まで降り出す始末(泣)。
黒味岳に登るも真っ白。
稜線途中の安房岳、翁岳、栗生岳もその姿を拝めず、宮之浦岳に着きました。
あっけない感じで、消化不良。
山頂で電波が繋がり、信用できない天気予報を確認したら、なんと明日はピーカン予報。
また、その場で会話をした単独登山者の方から、今日は鹿ノ沢小屋泊で明日もう1回登る予定であること、
新高塚小屋は人が多いけど鹿ノ沢小屋は空いている、といったお話を聞いたので
自分も予定を変更して、鹿ノ沢小屋に泊まって、明日リベンジすることに。
午後になり、時折雲が切れ、日差しも差すようになった中、鹿ノ沢小屋に到着。
お話のとおり、小屋は空いていて、最終的に5人ほど。
山頂でお話した方と、数人で明日の天気回復を期待しながら夕食をとり、
6時過ぎ早々に就寝しました。
【5月3日(3日目)】
3時に起床。外に出ると満天の星空で、胸が躍ります。
4時前に出発。
真っ暗な中の歩行が続きましたが、永田岳付近から朝日が登り始めると
雲海に浮かぶ宮之浦岳がはっきり見えるようになり、気分が高まります。
日の出は過ぎましたが、誰も居ない宮之浦岳に再度登頂!
昨日とはうってかわって、360度の大パノラマに感動です。
しばし堪能し下山開始。白谷山荘まであるのでやや急ぎ足。
縄文杉まで降りると、一気に人が増え、とっても賑やかになりました。
そしてここを過ぎた後、今回の旅最大の珍事が発生。
なんと、高校の同級生(女性)に声をかけられました。
GWで旦那と2人で、縄文杉見学にきたのだそう。
奇跡に近い偶然に、ただただびっくり。
声かけてくれたことに、ホント感謝してます。ありがとう。
トロッコ道まで下山すると、楠川方面へ。
太鼓岩に登り、白谷山荘に16時到着。
今日は、朝日と絶景から奇跡の再開まで、内容の濃い1日でした。
【5月4日(4日目)】
11時前のトッピーに乗船するため朝5時に出発。
白谷雲水峡の杉を堪能するには外は暗く、ただひたすら楠川歩道を下り
朝8時前に無事、海岸まで下山しました。
その足で、宮之浦港へ。
出港までの間、朝食をとったりお土産を買ったりして過ごしたのですが
初日の淀川小屋で会った先輩登山者の1人、
また山中で挨拶を交わした方と、偶然の再会があり
最後まで人と触れ合うのが楽しい、1人旅でした。
今回の旅で出会った方々と、またどこかの山域でお会いできたらいいな、
そんな想い出に残る、3泊4日の山行でした。
コメント
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淀川小屋では楽しい夜を有難うございました。
天気予報じゃ、2日は晴だったですよね〜
でも鹿ノ沢小屋へ変更されたんで逆に良かったのかも・・雲海に浮かぶ宮之浦岳
長期の縦走は色々な人との出会いが多く楽しいですよね
是非、またどこかでお会いしたいですね〜
鹿の沢への変更は、結果的ですが、本当によかったと思っています。
「天気ばっかりは仕方ない」と頭ではわかってはいるのですが、
やっぱり宮之浦岳の山容を拝めず帰るのは、悔しかったですから。
(たった翌日で見れたことは、ラッキーだったと思っています)
今回の旅は、本当色々な出会いがあって楽しかったです。
ちゃんさんにも、短い時間でしたがお世話になりました。
また山で是非、お会いしましょう!
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