将棋頭山から木曽駒ヶ岳（昼も夜も忙しく）

2021年03月10日(水) 〜 2021年03月11日(木)

• GPS: 17:17
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,180m
• 下り: 2,171m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:46
• 休憩: 1:10
• 合計: 7:56

6:00 スタート地点
6:30 6:37 桂小場
7:48 7:55 野田場
8:19 8:20 横山道分岐
8:54 8:54 白川分岐
9:26 9:50 大樽小屋
10:07 10:15 胸突八丁（信大コース分岐）
11:39 11:52 津嶋神社
12:30 12:41 胸突の頭
13:55 13:55 将棊頭山
13:57 西駒山荘

2日目

• 山行: 9:57
• 休憩: 0:30
• 合計: 10:27

13:57 西駒山荘
5:34 5:34 将棊頭山
6:30 6:31 遭難記念碑（聖職の碑）
6:57 6:58 濃ヶ池分岐
8:12 8:14 馬ノ背分岐
8:29 8:54 木曽駒ヶ岳
9:03 9:04 馬ノ背分岐
9:51 9:52 濃ヶ池分岐
10:10 10:11 遭難記念碑（聖職の碑）
10:34 10:34 将棊頭山
11:52 11:53 西駒山荘
11:57 11:57 将棊頭山
12:27 12:27 胸突の頭
12:46 12:46 津嶋神社
13:20 13:21 胸突八丁（信大コース分岐）
13:30 13:30 大樽小屋
13:54 13:54 白川分岐
14:21 14:22 横山道分岐
14:38 14:42 野田場
15:31 15:31 桂小場
15:57 ゴール地点

天候

晴れ
初日は風強い
２日目は微風で気温上昇

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

入山者多く、稜線より下なら、今後は余程一度に大雪がなければ、酷いラッセルや道迷いはないと思われます。稜線はクラストした斜面があり、特に木曽駒まで足を伸ばすならば、当分ピッケルとアイゼンは必須です。

写真

3/10 6:02

冬ゲートから出発

3/10 6:02

ゲート前はこれくらいの駐車スペース
今日は計3台
二日間で出会った人数は計5名

3/10 6:09

小黒川沿いの林道を桂小場まで25分

3/10 6:29

桂小場から本格的な登山道

3/10 6:41

雪の無い樹林帯

3/10 7:10

残雪が凍結した道
下山時は特に注意が必要です。

3/10 7:52

左手に目指す将棋頭の稜線が見えてきました。

3/10 7:55

出発から2時間弱で野田場到着
少量ながら水場有り

3/10 8:01

徐々に積雪が増すササの道

3/10 8:31

標高1,900m付近の馬返し
この辺りから急に積雪が増します。

3/10 8:33

春山ですね。

3/10 8:45

今回も重荷ですが、前回の笠新道よりは軽く感じます。今回はテントを背負っているのに‥前回が重すぎ笑

3/10 8:55

白川分岐

3/10 8:57

トレースバッチリ

3/10 9:27

大樽小屋到着
木曽から来られた男性の方とおしゃべり
YAMAPのレコ拝見してさせていただきました！

3/10 10:07

胸突八丁を超えて、左トラバース気味に稜線に向かいます。

3/10 10:08

信大ルート合理点
こちらには全く踏み跡なし

3/10 11:15

山専ボトルの中身は、甘く温かくクリームたっぷりのコーヒー
雪山には必須です。

3/10 11:45

森林限界近くなり明るくなってきました。
樹林の中でも時々冷たい風が吹き抜け、稜線は風が強い予感

3/10 12:07

右から２つ目のピークが目指す将棋頭山です。
中央の鞍部に今晩の宿にする予定の西駒山荘が小さく見えてます。見えます？笑

3/10 12:35

稜線に出ていきなり視界が開け、木曽駒が現れました。この突然の出会いは感動です。稜線は予想通り結構な強風で寒いです。

3/10 12:38

木曽駒はかなり風強そう

3/10 12:46

将棋頭山に続く尾根
強風で作られた雪面の模様がキレイです。
シュカブラというはず。

3/10 13:44

出発して7時間40分で将棋頭山頂上
明日登る木曽駒ヶ岳に続く手前の稜線が美しい
確かにここから見る木曽駒は絶品だわ。

3/10 13:46

北は左から御嶽、乗鞍、北アルプス主稜線

3/10 13:47

東側は南アルプスと眼下に今晩の宿の西駒山荘

3/10 13:47

南アルプス北部を少しアップ
左から三角形の甲斐駒、仙丈、北岳（中央）、間ノ岳、農鳥岳、右に塩見岳
農鳥岳の右奥微かに富士山

3/10 15:24

西駒山荘脇にテントを張って水作り
南アルプスが入口から眺められる贅沢な我が家です。
しかし強風のため、設営はとても苦労しました。降雪の予報はなく、この後は風も収まる予想なので、フライはあえて使用しませんでした。

3/10 16:16

こんな風が吹き荒れてました。
風速15m位？

3/10 16:17

陽が大分傾き、強風と低温が厳しいですが、雪山の美しさが増してきました。

3/10 16:18

西駒山荘とマイテント
雪面にペグが良く効いてます。

3/10 16:19

西駒山荘の石室はこちらから見ると雪に埋まり屋根だけ奥に見えてます。従来冬季はこちらが開放されていますが、コロナで今季は閉鎖。ただ出入り口になるはずの窓のガラスが割れていました。

3/10 16:27

雪と光

3/10 16:33

夕暮れ前に再び将棋頭の山頂
冬場は10分弱で直登できるから。

伊那谷越しに八ヶ岳
雪少なさそうですね。

3/10 16:33

南アルプスのスター達
左から甲斐駒と仙丈岳

3/10 16:34

左から仙丈岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳

3/10 16:34

左から塩見岳、悪沢岳、荒川岳、赤石岳

3/10 16:34

雲湧く聖岳から光岳と南アルプス深南部

3/10 17:42

暮なずむテント場からの南アルプス

3/10 17:42

美しい黄昏時

3/10 17:43

少しづつ風が収まってきたかな？
明日も良い天気に期待

3/10 17:54

日が暮れて寒さが一気に強くなりました。冬用シュラフとシュラフカバーに潜り込み

3/10 22:06

テントの外は満天の星
風はかなり穏やかになってくれました。

3/10 22:29

再度アイゼン着用して将棋頭山頂
今回撮りたかった木曽駒に沈む冬の大三角形
地上が明るいのはこちら方面に名古屋市があるからでしょうか？

3/10 23:07

星の色がとてもカラフル

3/10 23:13

こちらは北面
伊那市の夜景が強烈
星と夜景は難しいな。

3/11 4:51

翌11日未明
南アルプスから上る夏の天の川
伊那谷には雲海も発生してます。
夜も忙しい山行です笑。

3/11 5:32

5時25分出発、木曽駒ヶ岳を目指します。
東の空が赤くなり始めます。
そういえば、昨日コンビニで買ったおにぎりを朝食べようとしたら、石みたいに硬く食べられず。
水は流石にシュラフカバーの中で温めて寝たけど、おにぎりには気が回らず笑笑。

3/11 6:07

遭難記念碑近くのピークで御来光を待ちます。
鋸岳から朝日が上りました。
残念ながら低空に雲があり、弱い光です。

3/11 6:18

朝日の光弱く、朝焼けはこれが限界

3/11 6:31

シュカブラがキレイ

3/11 6:39

ここのシュカブラが1番だったかな？

3/11 6:44

本当に美しい稜線

3/11 7:01

雪面は適度にクラストしていてアイゼンが良く効きます。

3/11 7:16

所々雷鳥かと思われる足跡あり
絶滅した中央アルプスの雷鳥復活のために、昨年試験的にこの近辺に放されたはずなので、それが元気ならうれしいな。

3/11 7:25

この先が、馬の背と呼ばれる難所
稜線が狭く、岩稜帯になり、見るからに危険です。
カメラをリュックにしまって慎重に進みます。

3/11 8:00

難所を超えてビクトリーロード
馬の背は切れた稜線の右をトラバースする箇所が何回がありました。強風時は要注意ですね。

3/11 8:07

中岳（右）と宝剣岳（中央）の左奥に大好きな空木岳と南駒ヶ岳が現れました。

3/11 8:28

間もなく頂上
宝剣岳から空木岳と南駒ヶ岳に続く中央アアルプスの主稜線

3/11 8:30

木曽駒ヶ岳頂上
幼い頃、家族でロープウェイを使って千畳敷から登ったはずですが全く記憶がないため、実質的には初登頂です笑。

3/11 8:34

頂上神社と御嶽山

3/11 8:39

まだロープウェイからの方は到着されておらず、一人静かな頂上

3/11 8:44

北アルプス
中央に槍穂高連峰、左のピークは笠ヶ岳、右のピークは大天井と常念かな？

3/11 8:46

空木岳（左）と南駒ヶ岳（右）が圧巻

3/11 8:46

三ノ沢岳と奥に恵那山

3/11 8:55

たどってきた稜線
中央左のピークが将棋頭山
また、あの山の向こうのテントまで下山です。

3/11 9:18

再び馬の背の難所のトラバース
滑ったら止まりません。

3/11 9:32

難所の馬の背を下山して振り返る

3/11 9:45

美しい雪稜を降っていきます。

3/11 10:12

大正2年の中学生登山中の大量遭難の慰霊碑
山の厳しさを忘れず、慎重に行動しなければ。

3/11 10:18

朝、カメラに付いていたはずの三脚の雲台をどこかで落とした事に気づいたのですが、なんと帰る道で発見‼︎ほとんど諦めていました！

3/11 10:22

女性的な乗鞍岳

3/11 10:22

日が高くなり御嶽くっきり
今日も噴煙はほとんど見当たらない。
しかし巨大なお山だな。

3/11 10:22

槍穂をアップ
昨日もだけど、春霞で遠望はあまり効きません。

3/11 11:29

無風でポカポカしてる中、のんびりと甘ーいコーヒーを作りながらテント撤収
設営時とは大違い笑。

3/11 12:18

日本海と太平洋の分水嶺らしいです。
後方は茶臼山

3/11 12:22

ここで木曽駒とお別れです。
ありがとう、またいつか来ます。

撮影機器：

PENTAX K-3 II ボディ ペンタックス

iPhone 7 Apple

感想

S_Isam

前から名前は知っていた将棋頭山を強く意識し出したのは、この冬から。多数の方がレコをあげられ、なんと言ってもそこからの木曽駒ヶ岳が美しい。朝日を浴びる木曽駒、冬の星が沈んでいく木曽駒を撮る山行に向かいました。
疲れて帰って当分山はいいやと思うけど、またすぐ行きたくなるのだろうね。

コメント

saitoukinoko

斉藤きのこです。
木曽駒ヶ岳まで行かれたんですね。

S_Isam

Re: 無題
コメントありがとうございます😊
斉藤きのこさんは週一近いペースで登られているのですね。
この夏はぜひ山の中で一泊してみて下さい。
また、どこかの山でお会いしましょう！

伝右衛門

すばらしい景色で圧巻です(*'▽')
　酒飲みながら拝見しましたが　酒がグイグイ進む良き景色ですね。

　無雪期に行きましたが　冬は別世界ですね(*'▽')

　ただただびっくりです。すばらしい('ω')ノ

S_Isam

Re: すばらしい景色で圧巻です(*'▽')
かつてdenemonさんが気になると言っていたのが、ここ将棋頭や西駒山荘でしたよね。さすがの目の付け所です！とても良い山域ですね。