丹沢ぐるりんぱ【再履】鍋>檜>蛭>丹>塔、周回は一日で成ったのか?
- GPS
- 15:00
- 距離
- 33.7km
- 登り
- 3,573m
- 下り
- 3,560m
コースタイム
- 山行
- 11:43
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 15:00
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に雪・氷等一切なし、蛭〜塔の間で多少泥濘はあったが、歩行に支障なし ユーシン〜同角ノ頭までの間は「ドM向け」 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:OMM クラシック32(出発時10.5kg)
靴:Merrell MOAB MID
水:2.5L
スポドリ:0.7L
|
---|
感想
非常事態宣言が解除された最初の週末。
当然の如く山に行く訳だが、
あれこれ考えたものの、この時期を逃すと半年程行けなくなる
丹沢に行く事にした。(奴らが活動する時期は個人的に無理)
で、丹沢の何処に行くかと言うと、
去年の2月、途中で日帰り断念した「丹沢グルリンパ」、
あれこれ検討し直したので再履しよう思う。
周回のスタート地点から考えてみたのだが、
距離からすれば寄大橋からスタートするのが一番有利
ただし、雨山峠までの間と、帰路の後沢乗越から先は、
夜間初見で行けるルートではないと判断。
前回と同様大倉スタートなら、大倉尾根の下りは夜間でも不安はないが
やはり歩行距離が長くなる。
次善の策として、表丹沢県民の森駐車場からスタートする事にした。
帰路が日没しても、尾根筋の小丸尾根なら何とかなると判断。
若干距離も短縮、朝4時にスタートして、CTx0.7で歩ければ
16:30に戻ってこれる・・・はず?
03:30頃駐車場着、既に2台駐車中
出発前にもう一台来たので4時の時点で4/6・・・ここに停めるの厳しいな
予定通り04:00スタート
無論真っ暗なのでヘッデン装着
10分程歩くと西山林道に合流
二股を過ぎて少し進んだ所で目の前に黒い影・・・カモシカに遭遇
暫くこちらを見ていたが、崖を駆け上がっていった
その先ミズヒ沢渡渉点で暑さに耐えられず上着をパージ
ここまで何の問題もなく、鍋割山に向けて登り始める
後沢乗越あたりで東の空が明るくなり始め
山頂の手前で夜が明けた
鍋割山山頂05:47、まぁ予定通り
全然食欲はないが、無理矢理ウィンナーロールをかじって出発
鎖場を越えて雨山峠へ
ここで今日初めて人に会う
・・・熊木沢から蛭に行かれるとの事
ちょっと休憩して雨山橋へ
雨山橋までの区間は、前回よりちょっと歩きやすかった気がする・・・
雨山橋から玄倉林道でユーシンへ
ユーシン着07:30、まぁ、ここまでは問題ないペース
問題はこの先
橋を渡って大石山へ
いきなり急登。
しばらく急登が続くと知っているので足が進まない。
睡眠不足が原因なのか、胃がムカムカする。
とは言え進むしか無いので、だましだまし登る・・・あーキッツいわ!
もう絶対来ないと心に決めた(w)
ようやく500m登り返し、大石山到着
山頂のベンチにへたり込む・・・
普段山で座って休むことは殆どないのだが、今日はムリ
長い鎖場を下り、ザンザ洞キレットを越えて同角ノ頭へ
ようやく同角の頭にたどり着き、ベンチでちょっと仮眠
多少気分も良くなり、inゼリー補給
多少回復したので檜洞丸に向けて歩き出す
同角ノ頭からの下りは階段が作られているがかなり荒れている
だが、ほとんど階段のなかったユーシン側に比べれば
歩きやすさは雲泥の差
やや調子を上げてなんとか午前中に檜洞丸到着11:26
山頂には20〜30人位の人・・・ベンチに空きがない位
倒木に座って休憩、おにぎり一つチャージ
さて、机上の空論の計画より既に1時間遅れている。
実は、この辺りで薄々自覚していたのが、
「登りで足が動かない」
やはり、自粛期間中の脚力低下は、多少の町中のランニング程度では
防ぎきれなかった様だ・・・
問題の蛭ヶ岳までのCTは180分、x0.7は最早無理だが
何とか14時半には到着したい
檜洞丸からの下り、例によって容赦なく下る
位置エネルギーの浪費・・・全くエコではない
まぁ、下り区間はそれでもそれなりに足が動いたが、
問題は登り・・・悲しくなるほど脚が重い
と言うか、脚が痛い・・・筋肉痛なのか?こんな経験は久しぶり
何人かのハイカーにパスされながら涙目で登る
蛭の山頂直下の階段も数歩ごとに止まる有様
14:04蛭ヶ岳到着
キツかった・・・ただそれだけ
食欲はないが、食べないとアレなので
ここでとっておきの「フルーツミックス」開封・・・美味
蛭カレーは食べられる状態じゃないのでパス
残り10km位・・・前回は大倉まで3時間半だったが、
前回は脚が万全で走れたから参考にならない
とりあえず塔には暗くなる前に着いておきたい
蛭から先は木道工事中
新設の木道部分は非常に歩きやすくて助かる
丹沢山手前の登りでは脚が悲鳴を上げていたが、聞かなかったことにして登る
みやま山荘でコーラ買ってドーピング
・・・どうも脚にコーラは効かない様だw
塔に到着したのは16:36、日没前だが太陽が雲に隠れ、
風が強くてひたすら寒い
尊仏山荘でトイレ借りて下山開始
塔から先も結構長い
金冷シ17:01
最終的に駐車場に戻るので、二股に下りたい。
距離的には、堀山の家から沢沿いに下るほうが短いのだが、
日没後に初見の沢沿いのルートを下る度胸はないので、
初見ではあるが尾根筋の小丸尾根ルートを選択。
小丸尾根ルートの分岐には「遭難多い」の注記がありビビりながらも、
暗くなる前に少しでも下っておきたくて、動かない脚を無理矢理動かす。
小丸尾根分岐から二股までCT80分、日没は18:00頃なので
途中で間違いなく暗くなる
道迷いが怖くて、分岐から30分位は無理矢理ペース上げて下ったが、
尾根の後半部分にはテープがふんだんにあり、
日没後でも何とかなりそうだったので
ヘッデン装着後はペースを落とす(落とさざるを得なかった)
今回は、ヘッデンの他にスポットライト的に使えるハンドライト
(懐中電灯)を持ってきたのだが、これがテープを探すのに非常に役立った
18:33ようやく二股に到着・・・ここまで来ればもう大丈夫
30分弱林道歩いて駐車場へ
あー疲れた
もうやらないぞ!
水(ハイドレ) :1L(0.5L消費)
水(プラティパス):1L(0.2L消費)
スポドリ(PET) :0.5L(0.5L消費)
スポドリ(パウチ):0.2L(0.2L消費)
コーラ(PET) :0.5L(0.5L消費)(ミヤマ山荘で購入)
おにぎり :3個(2個消費)
ウインナーロール :9個/袋(4個消費)
inゼリー :2個(2個消費)
EK=33.66+30.70+30.40/2=79.56
◎ 自粛期間の影響で脚力・持久力など諸々大幅に低下している模様
山行計画時は、体力低下も考慮する必要がありそう
(普通は自粛明けに体力依存maxな計画は立てないと思うが・・・)
◎ 4時スタート、19時ゴールだが、休憩時間が3時間・・・単独山行では
異例の休憩の長さ。無論休憩なしでは歩ききれなかったはずだが、
歩行時間だけ見るとほぼ計画通りではあった・・・
◎ 単純に鍋ー檜ー蛭ー丹ー塔を一日で回るだけなら、西丹沢VCスタートで
最後に鍋、西山林道で大倉、と言うルートのほうが絶対に楽
とにかくユーシンから同角の間がキツすぎ
◎ 昼間は気温も上がり、水分の消費が増加(小屋での補給も考慮)
◎ 19時に駐車場出発、秦野中井から高速に乗ったがずっと渋滞
お陰で途中食事できず・・・飲食店は21時まで
● ちなみに翌日は筋肉痛・・・特に脚
明日通勤できるかちょっと不安
● あちこちで撮った写真が撮れてなかったり・・・
まぁ、写真がない場所は前回のレコ参照w
記録ID: 2240633
580さん、こんばんは!
えーとですね。
いきなりタイトル見て爆笑して、コース図見て爆笑して、もう、最初から最後まで爆笑しながら読み進めましたよー。
なんというドMなのですか!!!
いや、でも、たぶん笑っちゃいけないハードな山行なんですけど、なんというか、期待以上のドMコース、まじはんぱないです!
いや、ほんと、フォローしてて心の底から良かったです。
ほんと、おつかれさまでした!
こんな580さんのこと、超絶尊敬しますっ!
カスティーナさん
コメントありがとうございます
弊レコで笑って頂けたなら、望外の喜びでございます
まぁ、自粛続きで久しく修行系の山行に行ってなかった事もあり、
自粛の反動で弾けてみましたが、予想以上にダメージがキツかったです
やはり山は継続して行っておかないとダメっぽいですね
今現在の心境としては、暫く修行山行はNOサンキューですが、
ひと月も経つと懲りずに行っちゃう気がします(AHOなので)
ぜひ今後ともご贔屓に w
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