ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 303723
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地〜涸沢〜蝶ケ岳〜上高地

2013年05月25日(土) 〜 2013年05月28日(火)
 - 拍手
GPS
18:20
距離
30.9km
登り
1,782m
下り
1,760m

コースタイム

5/26(日)
上高地6:05〜7:40徳澤8:00〜8:50横尾9:25〜10:25本谷橋10:45〜12:50涸沢ヒュッテ
5/27(月)
涸沢ヒュッテ5:45〜7:50横尾8:25〜12:05稜線上〜12:30蝶ケ岳ヒュッテ〜15:45徳澤
15:55〜17:20小梨平キャンプ場
天候 晴れ〜曇り〜小雨
過去天気図(気象庁) 2013年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:5月25日(土)
23:00大阪梅田バスターミナル(直行夜行バス)〜5:30上高地@\7,500.-
帰り:5月28日(火)
10:10上高地(バス)〜11:31新島々(電車)〜12:00松本@\2,400.-
15:00松本バスターミナル(昼間バス)〜20:45大阪梅田@\5,700.-
コース状況/
危険箇所等
本谷橋から涸沢ヒュッテ
 雪上ルート。慣れた人であればアイゼンはなくても行けると思います。
 ここ数日の暖かさ(暑さ!)でルート状況は毎日変わっているようです。

横尾〜蝶ケ岳〜徳澤
 上部3分の2ぐらいは雪上。稜線上は夏道。
 横尾へ下る場合は急斜面なのでアイゼンがあったほうがいいかも。
 徳澤へ下る場合は不要。一部ルート不明瞭なので、いずれもマーキング、トレー
 ス、テープ(標布)を見落とさないよう注意が必要。もちろん、2.5万地図、コン パスは必携


予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
横尾山荘
23時、梅田三番街バスターミナルを出発。
3列シートで快適。ぐっすり寝れました。
ちなみに帰りは4列シートでしたが、新車でトイレも広々、お茶、スリッパ、ヘッドホン(DVD鑑賞)付でまたまた快適。
2013年05月25日 22:48撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/25 22:48
23時、梅田三番街バスターミナルを出発。
3列シートで快適。ぐっすり寝れました。
ちなみに帰りは4列シートでしたが、新車でトイレも広々、お茶、スリッパ、ヘッドホン(DVD鑑賞)付でまたまた快適。
目が覚めれば上高地。何年ぶりだろう。
梓川は雪解けで水量が多い。
いつ来てもこの清々さは変わらない。
2013年05月26日 06:09撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
3
5/26 6:09
目が覚めれば上高地。何年ぶりだろう。
梓川は雪解けで水量が多い。
いつ来てもこの清々さは変わらない。
横尾までの河原にサルの集団が。昨年、常念岳へ行く一ノ沢でも見た。何かエサを探しているようだった。
2013年05月26日 08:27撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2
5/26 8:27
横尾までの河原にサルの集団が。昨年、常念岳へ行く一ノ沢でも見た。何かエサを探しているようだった。
横尾までは順調に来る。途中、ピッケルやスキーを担いだ多くの下山者とすれ違う。明日は平日なので、登りに行く人はほとんどいない。
2013年05月26日 09:07撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/26 9:07
横尾までは順調に来る。途中、ピッケルやスキーを担いだ多くの下山者とすれ違う。明日は平日なので、登りに行く人はほとんどいない。
屏風岩が眼前に。岩登りをやっていたころ、ここは登る機会がなかった。今となっては行っておきたかったところのひとつ。
2013年05月26日 09:44撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/26 9:44
屏風岩が眼前に。岩登りをやっていたころ、ここは登る機会がなかった。今となっては行っておきたかったところのひとつ。
本谷橋は整備中で渡れなかったが、すぐ脇の雪渓をなんなく通過。水場でもあり、ちょうどみんなの休憩ポイント。
2013年05月26日 10:45撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/26 10:45
本谷橋は整備中で渡れなかったが、すぐ脇の雪渓をなんなく通過。水場でもあり、ちょうどみんなの休憩ポイント。
この沢を詰めて行く。数日前の他のメンバーさんの記録と比べても、少し雪の状態が変わっている。ザラメの滑りやすい雪だ。
2013年05月26日 11:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/26 11:29
この沢を詰めて行く。数日前の他のメンバーさんの記録と比べても、少し雪の状態が変わっている。ザラメの滑りやすい雪だ。
まだまだ元気。でも、この後少しくたびれる…
(ビール持って来たけど、途中でど水入れて来るの忘れたぁ)それにしても暑いくらいだ。
2013年05月26日 11:30撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/26 11:30
まだまだ元気。でも、この後少しくたびれる…
(ビール持って来たけど、途中でど水入れて来るの忘れたぁ)それにしても暑いくらいだ。
涸沢ヒュッテはまだ見えない。涸沢ではなく雪沢だ。大きな落石跡もあちこちで見かけた。
2013年05月26日 11:55撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/26 11:55
涸沢ヒュッテはまだ見えない。涸沢ではなく雪沢だ。大きな落石跡もあちこちで見かけた。
ようやく涸沢ヒュッテが見えてきた。でも、まだまだ遠く感じる。力不足だ〜。
2013年05月26日 12:27撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/26 12:27
ようやく涸沢ヒュッテが見えてきた。でも、まだまだ遠く感じる。力不足だ〜。
なんとか涸沢ヒュッテに到着。周りは雪に囲まれている。宿泊の登山者が数名いた。
2013年05月27日 05:48撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2
5/27 5:48
なんとか涸沢ヒュッテに到着。周りは雪に囲まれている。宿泊の登山者が数名いた。
ヒュッテの前から北穂高岳を望む。ルートは写真で見るよりかなり急斜面に感じた。正面下に涸沢小屋が見える。
2013年05月26日 18:00撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/26 18:00
ヒュッテの前から北穂高岳を望む。ルートは写真で見るよりかなり急斜面に感じた。正面下に涸沢小屋が見える。
ヒュッテ横のテント場。本日は3張。ほぼ貸切り状態。久々の雪上泊だったが、曇りのせいか夜も寒くはなかった。
2013年05月26日 18:01撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/26 18:01
ヒュッテ横のテント場。本日は3張。ほぼ貸切り状態。久々の雪上泊だったが、曇りのせいか夜も寒くはなかった。
ヒュッテ自慢のおでん+ビールセットは見送って、担いで来たお酒とつまみで小休止。ぽかぽか陽気でこの後2時間も寝てしまった。
2013年05月26日 13:58撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2
5/26 13:58
ヒュッテ自慢のおでん+ビールセットは見送って、担いで来たお酒とつまみで小休止。ぽかぽか陽気でこの後2時間も寝てしまった。
小屋の自家発電の音か騒音もようやく止み、沢の音を聞きながら寝る。明日も天気が持ってくれれば…。
2013年05月26日 18:01撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/26 18:01
小屋の自家発電の音か騒音もようやく止み、沢の音を聞きながら寝る。明日も天気が持ってくれれば…。
涸沢からの下りで見つけたふきのとう。天ぷらにして食べると美味いですね。
2013年05月27日 07:09撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
2
5/27 7:09
涸沢からの下りで見つけたふきのとう。天ぷらにして食べると美味いですね。
いったん横尾に戻った後、山荘脇から蝶ケ岳を目
ざす。徐々に雪が出始める。
2013年05月29日 09:33撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/29 9:33
いったん横尾に戻った後、山荘脇から蝶ケ岳を目
ざす。徐々に雪が出始める。
高度を上げるにしたがって、眺望が広がってくる。槍も見えてきた。
2013年05月27日 08:49撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/27 8:49
高度を上げるにしたがって、眺望が広がってくる。槍も見えてきた。
延々と続く樹林帯の中の急登。途中すれ違った下山者によると、今年は残雪が多いらしい。
2013年05月27日 10:10撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/27 10:10
延々と続く樹林帯の中の急登。途中すれ違った下山者によると、今年は残雪が多いらしい。
さらに高度を上げ、穂高のパノラマが見えてくる。
2013年05月27日 11:46撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/27 11:46
さらに高度を上げ、穂高のパノラマが見えてくる。
稜線に出るわずか手前でようやく雪がなくなる。
2013年05月27日 12:01撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/27 12:01
稜線に出るわずか手前でようやく雪がなくなる。
稜線に出ると、穂高の大パノラマが。思わずすごい!と言ってしまった。
2013年05月27日 12:03撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/27 12:03
稜線に出ると、穂高の大パノラマが。思わずすごい!と言ってしまった。
左隣と一応パノラマです。写真ではちょっと感動が伝わりにくいかな。
2013年05月27日 12:03撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/27 12:03
左隣と一応パノラマです。写真ではちょっと感動が伝わりにくいかな。
稜線に出てわずかで蝶ケ岳ヒュッテ。稜線上は完全な夏道。
2013年05月27日 12:11撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/27 12:11
稜線に出てわずかで蝶ケ岳ヒュッテ。稜線上は完全な夏道。
蝶ケ岳ヒュッテ手前の案内盤で周りの峰々を確認する。天気が良ければ360°、ほとんどの名だたる山が見えるようだ。
2013年05月27日 12:29撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/27 12:29
蝶ケ岳ヒュッテ手前の案内盤で周りの峰々を確認する。天気が良ければ360°、ほとんどの名だたる山が見えるようだ。
蝶ケ岳ヒュッテの周りも雪はない。昨夜涸沢で同じく幕営をしていた方が、ひとりテントを設営していた。
2013年05月27日 12:51撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/27 12:51
蝶ケ岳ヒュッテの周りも雪はない。昨夜涸沢で同じく幕営をしていた方が、ひとりテントを設営していた。
すぐに蝶ケ岳山頂。誰もいなかった。真新しい道標があった。
2013年05月27日 12:54撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
1
5/27 12:54
すぐに蝶ケ岳山頂。誰もいなかった。真新しい道標があった。
下りもやはり雪。長塀尾根を下る。最初はなだらかで、滑るように早足で進んだ。徐々に急坂になり、最後は泥混じりの夏道を下る。
2013年05月27日 13:05撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
5/27 13:05
下りもやはり雪。長塀尾根を下る。最初はなだらかで、滑るように早足で進んだ。徐々に急坂になり、最後は泥混じりの夏道を下る。
徳澤に下り、本日の野営地、小梨平キャンプ場に到着。梓川のほとりで、穂高を眺めながらコーヒーを飲む。贅沢だな〜。
2013年05月27日 17:33撮影 by  FinePix F770EXR, FUJIFILM
4
5/27 17:33
徳澤に下り、本日の野営地、小梨平キャンプ場に到着。梓川のほとりで、穂高を眺めながらコーヒーを飲む。贅沢だな〜。
撮影機器:

感想

5月25日(土)
23時、梅田発上高地行の直行バスに乗る。単独で遠出するのは20年ぶりぐらいだ。そう言えばその時もこのバスに乗り、槍、穂高へ向かったなぁ…。

5月26日(日)
朝5時30分、予定どおり上高地に到着。自宅であわてて詰めたパッキングをやり直し、簡単な朝食をとって出発。少し肌寒いが、動けばTシャツで十分だ。

横尾までは快調に歩く。本谷橋手前で完全な雪道となり、残雪期では初めてのルートなので、念のためアイゼンとヘルメットを装着する。

雪道歩きは楽しくてしょうがない方だが、徐々に急登となり、休み休み登る。
ザラメの雪質でズルズルとよく滑り、踏み込んだ足の力がロスする。

ようやく着いた涸沢ヒュッテは雪に囲まれていた。周りの景色を見ながら、昔登ったルートなどを思い出す。テント場はヒュッテの上側。明日、北穂高に登るかどうするか思案しながら寝る。

5月27日(月)
朝、曇り気味で、モルゲンロートを撮影する人もちょっと期待外れだったようだ。今回は北穂はやめ、下りることにした。じゃあいつ登るの?と聞かれそうだが、やっぱり、次でしょ!

横尾に戻り、当初予定していた蝶ケ岳に行くことにした。食糧もまだ十分ある。

蝶ケ岳ヒュッテ付近の写真をHPで見て、ルート上も雪がないものと思い込んでいたら、途中からずっと雪道の急登だった。

3時間半、粘って何とか稜線上に出る。ガイドブックなどでよく紹介されている穂高のパノラマに圧倒される。

すぐに蝶ケ岳ヒュッテ、山頂を経由して長塀尾根を徳澤へ下る。最初は傾斜も緩やかで、雪上を滑るように下りたが、徐々に急になり、時々膝上まで雪を踏み抜きながらようやく徳澤へ到着したころには薄暗くなっていた。

明日帰るため、今日中にどうしても小梨平キャンプ場の風呂に入りたくて、ハイスピードで歩く。途中疲れが溜まってきて、知っているプロ野球選手の応援歌を歌いながら歩くと元気が出た。

小梨平キャンプ場はたびたび横を通過したことがあるが、利用するのは初めてだ。
ここのお風呂はHPで見るよりはるかに広くてきれいで驚いた。周りのホテルより
いいんじゃないか。貸切で入浴。目の前には品ぞろえの豊富な売店もあった。

30キロ近いザックを担いで、山仲間とともに岩や雪や沢の世界を駆け巡る生活から遠ざかって久しい。

今回は、ヤマレコメンバーの皆さんの素晴らしい記録の数々に刺激を受け、もう一度自分も山へ飛び込んでみようと思い、初心に返り、少なからずトレーニングをして行って来ました。

これから梅雨を経て、すぐに夏が来る。

さあ、次はどの山へ!!


お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1538人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら