ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 305578
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

【鶏冠山】ついでに甲武信

2013年06月02日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:29
距離
13.8km
登り
1,668m
下り
1,667m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:10西沢渓谷駐車場-6:34二俣吊橋-6:46鶏冠谷出合-8:55第1岩峰-9:15第3岩峰-9:22鶏冠山山頂標識9:27-9:47鶏冠山地図上の山頂10:05-11:05 2177ピーク11:16-12:34木賊山12:48-12:56甲武信小屋13:09-13:20甲武信ヶ岳山頂13:22-13:28甲武信小屋13:41-13:51奥秩父主脈合流地点-13:56徳ちゃん新道分岐-徳ちゃん新道登山口16:00-16:24駐車場

ガーミンが修理中で急遽スマホのDIY GPSを代用したのですが、設定をミスって荒いログに。その上電池切れに気づかず下りは一部記録なしです。
天候 曇りのち晴れのち曇り、最後は小雨
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場 西沢渓谷無料駐車場
この日はガラガラでした。
トイレは140号から駐車場への入口手前にあります。
または遊歩道を15分ほど歩いたところにもあります。登山ポストもここにあります。

コース状況/
危険箇所等
【駐車場-鶏冠山分岐】
整備されたほぼ平坦な川沿いの遊歩道を30分ほど歩きます。いいウォーミングアップになります。
二俣吊橋を渡るとすぐに西沢渓谷の看板があり、この右側から鶏冠山への道が分岐してますが、しっかりと標識もありわかりやすいです。

【鶏冠山分岐-鶏冠尾根取り付き】
山行前のリサーチではこの区間を3回渡渉するレコが多かったのですが、東沢右岸を登山口のある鶏冠谷出合まで明瞭な道がつけられています。
渡渉は出合の東沢を右岸から左岸(鶏冠谷の右岸)への1回だけですみます。
この日は入水することなく飛び石のみで渡れました。

【鶏冠尾根:鶏冠山山頂まで】
序盤は自然林に囲まれた急登が続きます。
しかしルートは明瞭で標識やテープ類も多く一般登山道とあまり変わりなく迷うことはないでしょう。標高1700mぐらいからトラロープがちょいちょい出現し気分が盛り上がってきます。ロープエリアを抜けると展望が開けた岩場に出て、ここが第1岩峰の基部になります。
第1〜第3岩峰は記録によってまちまちで標識のある第3岩峰以外はどれが正しいかわかりません。Wikipediaに至っては第3岩峰を第2岩峰、鶏冠山山頂を第3岩峰、と記載しています。みなさんのレコを拝見して多くの人の記載を採用させていただきました。
垂直に近い第1岩峰を鎖を使って登りつめると360度の展望が開け岩岩したギザギザの鶏冠尾根を俯瞰でき、テンションが上がります。
すぐに第2、第3と続きます。
第2岩峰は鎖つきで距離は短く3つの岩峰の中では一番簡単です。
第3岩峰は鎖なしですが巻道があります。直登する場合は慎重に。
見た目は垂直に近くあまりホールドがないように見えて難しく感じますが、左側から取り付くとホールドもスタンスもしっかりしていて意外に素直に登れます。5.8ぐらいのレベルでしょうか。
ただかなりの高度感なので自信のない人は無難に迂回路を行ったほうがいいでしょう。
第3岩峰を超えるとすぐにというかあっさり鶏冠山山頂標識に到着します。
しかし、事前にレコで見て知ったことですが、山頂標識のあるピークと地図上の山頂は違います。知らずに行ってGPSや地図で確認すると混乱するかもしれません。
迂回路を使うと尾根に出てから戻る感じになるようで迂回路を使った2人組に山頂を過ぎたところで逆方向から歩いてくるのに出会いました。
迂回路を使う場合は注意しないとこのニセ山頂をスルーしてしまいます。
本物?の山頂までは特に注意が必要なところもありません。
ここまでは岩峰を除けばバリエーションとは思えないわかりやすく歩きやすい道でした。

【鶏冠尾根:鶏冠山〜木賊山】
ここからが大変でした。まさにバリエーション。
岩峰群よりもある意味核心と言っていいでしょう。
それまで数多くあったテープ類は激減し(テープがついた枝がたくさん地面に落ちてましたので以前はもっとわかりやすかったのかもしれません)、ルートも不明瞭になり紛らわしい踏み跡もどきにさんざん惑わされました。
2177ピークまで2回も道を間違えてしまい、その都度藪を漕いで正規ルートに戻ったので時間と体力をずいぶん消耗してしまいました。
正規ルートも倒木やシャクナゲの枝に行く手を阻まれ決して歩きやすいとはいえませんが、外れると激藪なのでまだましです。
しかしどこが正規なのかもわからないし、そもそも正規があるのかも疑わしく、もともとルートも不明瞭なのでルートにこだわらず尾根筋を外さないように適当にルーファイしながら行くのがここの歩き方と割り切ったほうがいいかもしれません。
ただ尾根上にはところどころ岩が立ちふさがったり正規ルートよりも藪が濃いですが。
つかず離れず歩いてた2人組も近くに見えたりまったく気配がなくなったりを繰り返してたのでお互い思い思いの道を歩いてたのでしょう(あるいは私が迷走していただけかも)。木賊山山頂が近くなると傾斜が緩くなり尾根筋がなくなりますが、適当に上を目指せば一般登山道に合流するので迷うことはないですが、この辺はシャクナゲが密生しておりかなりしんどい藪漕ぎを強いられました。

【木賊山-甲武信ヶ岳-下山】
実際の山行と同様ここまでの記載で力尽きたので省略。


【下山後の温泉】
お気に入りのはやぶさ温泉へ。
500円という値段の安さもさることながら、ここの売りはなんといっても泉質と豊富な湯量。ちょろちょろ流して源泉かけ流しを謳う温泉も多いですが、ここんちは文字通りだばだば源泉かけ流しです。
以前は旅館だったそうですが現在は日帰り入浴施設です。
建物はそれなりに年季が入っててレトロ感がまたグー。
8年前の初訪から年に最低2.3回は訪問してます。
露天と内湯は源泉が異なり、露天は低温の炭酸系で気泡が体毛に付着、してたのですが昨年ぐらいからは湯音も高く気泡も感じられず、内湯と同じになったのかな?

【下山後の食事】
帰り道でみかけた塩山市の「七福」でほうとう1365円をいただきました。
普通のほうとうでも具だくさんですが、ここの具の量はハンパないです。
小食の私は持て余してしまいました。
味はそこそこ。
駐車場からみた鶏冠山。
ギザギザがステキです。
1
駐車場からみた鶏冠山。
ギザギザがステキです。
笛吹川左岸の遊歩道をひたすら歩いていくと
東沢、西沢の分岐のあたりで東沢にかかる二俣吊橋を渡って右岸へ。
2
笛吹川左岸の遊歩道をひたすら歩いていくと
東沢、西沢の分岐のあたりで東沢にかかる二俣吊橋を渡って右岸へ。
吊橋途中から見た鶏冠山。
左側に目立つコルがチンネのコルですね。
略して...
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吊橋途中から見た鶏冠山。
左側に目立つコルがチンネのコルですね。
略して...
吊橋わたってすぐに鶏冠山への分岐。
ちゃんと標識があります。
右へ行きます。
吊橋わたってすぐに鶏冠山への分岐。
ちゃんと標識があります。
右へ行きます。
東沢右岸の道をずんずん歩いていくと...
東沢右岸の道をずんずん歩いていくと...
河原に出ますが、
河原に出ますが、
ここはちょうど鶏冠谷出合。
親切に木に標識がつけられています。
右側の暗い沢が鶏冠谷です。
ここを渡ります。
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ここはちょうど鶏冠谷出合。
親切に木に標識がつけられています。
右側の暗い沢が鶏冠谷です。
ここを渡ります。
渡渉ポイント。
飛び石で濡れずに渡れました。
対岸にケルンまであり至れり尽くせり。
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渡渉ポイント。
飛び石で濡れずに渡れました。
対岸にケルンまであり至れり尽くせり。
東沢下流方面
東沢上流方面
鶏冠谷右岸をちょっと入ると
鶏冠尾根取付きです。
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鶏冠谷右岸をちょっと入ると
鶏冠尾根取付きです。
山ツツジ
ブナなどの自然林がきれいな尾根道を登っていきます
1
ブナなどの自然林がきれいな尾根道を登っていきます
高度をあげるとシャクナゲが出てきます。
あとでこやつらに苦しめられることに。
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高度をあげるとシャクナゲが出てきます。
あとでこやつらに苦しめられることに。
トウゴクミツバツツジ
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トウゴクミツバツツジ
ついにトラロープ出現。
ふだんはロープがあっても使わないことが多いですが、この辺のは本当に必要なロープばかりです。
ついにトラロープ出現。
ふだんはロープがあっても使わないことが多いですが、この辺のは本当に必要なロープばかりです。
またロープ
またロープ
そしてまたロープです。
この辺はロープエリアですね。
そしてまたロープです。
この辺はロープエリアですね。
イワカガミ
ついに岩が、と思いきやここは左側を捲いて登ります。ハングしてるので直登は無理。
ここを越えると...
ついに岩が、と思いきやここは左側を捲いて登ります。ハングしてるので直登は無理。
ここを越えると...
ついにきました!第1岩峰。
ここからは見晴しがよくなります。
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ついにきました!第1岩峰。
ここからは見晴しがよくなります。
第1岩峰の鎖に取付きます。
ここは迂回路はありません。
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第1岩峰の鎖に取付きます。
ここは迂回路はありません。
ただいま第1岩峰クライミング中。
ほぼ垂直です。
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ただいま第1岩峰クライミング中。
ほぼ垂直です。
第1岩峰のトップに出ると行く手に岩岩した鶏冠尾根が現れます。
テンションあがりますね〜。
真中が第2、その奥が第3かな?
左奥のピークが山頂標のあるニセピークで右側が地図上のピークでしょうか。
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第1岩峰のトップに出ると行く手に岩岩した鶏冠尾根が現れます。
テンションあがりますね〜。
真中が第2、その奥が第3かな?
左奥のピークが山頂標のあるニセピークで右側が地図上のピークでしょうか。
第1岩峰からの景色�
富士山と手前は牛首と黒金山でしょうか。
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第1岩峰からの景色�
富士山と手前は牛首と黒金山でしょうか。
第1岩峰からの景色�
国師ヶ岳
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第1岩峰からの景色�
国師ヶ岳
第1岩峰からの景色�
歩いてきた笛吹川の谷です。
中央に出発点の駐車場のあるループ橋が見えます。
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第1岩峰からの景色�
歩いてきた笛吹川の谷です。
中央に出発点の駐車場のあるループ橋が見えます。
第1岩峰から下をのぞきこむ。
けっこうな高度感です。
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第1岩峰から下をのぞきこむ。
けっこうな高度感です。
すぐに第2岩峰。
ここが一番簡単です。
距離も短いし。
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すぐに第2岩峰。
ここが一番簡単です。
距離も短いし。
シャクナゲはたくさんありました。
シャクナゲは漕ぐものではなく愛でるもの、と悟るのはもう少し後の話。
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シャクナゲはたくさんありました。
シャクナゲは漕ぐものではなく愛でるもの、と悟るのはもう少し後の話。
そしてついに第3岩峰です。
基部に迂回路の標識があります。
迂回路は右へ行きますが、いったん降りてまた尾根へ登るようです。
もちろん、直登でしょ。
これが一番の楽しみだったんですから。
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そしてついに第3岩峰です。
基部に迂回路の標識があります。
迂回路は右へ行きますが、いったん降りてまた尾根へ登るようです。
もちろん、直登でしょ。
これが一番の楽しみだったんですから。
第3岩峰途中から下を見下ろします。
スリリングです。
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第3岩峰途中から下を見下ろします。
スリリングです。
これはスリングです。なんちて。
残置支点。

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これはスリングです。なんちて。
残置支点。

第3岩峰トップから富士山方面。
第3岩峰トップから富士山方面。
第3岩峰から山頂標識のあるニセ?ピークはすぐです。
渾身のセルフショット、のはずが...
なぜ手前の枝にピントが?!
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第3岩峰から山頂標識のあるニセ?ピークはすぐです。
渾身のセルフショット、のはずが...
なぜ手前の枝にピントが?!
甲武信、国師をつなぐ奥秩父主脈稜線。
ここは歩くのはいつになるやら。
甲武信、国師をつなぐ奥秩父主脈稜線。
ここは歩くのはいつになるやら。
地図上の鶏冠山山頂です。
GPSで確認しました。
山頂標の類はありません。
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地図上の鶏冠山山頂です。
GPSで確認しました。
山頂標の類はありません。
地図上の鶏冠山山頂から。
前方に鶏冠尾根の終了点の木賊山と左に甲武信。木賊山のほうが立派に見える。
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地図上の鶏冠山山頂から。
前方に鶏冠尾根の終了点の木賊山と左に甲武信。木賊山のほうが立派に見える。
富士山もまだ見えました。
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富士山もまだ見えました。
東側にはこのときはまだ行けるつもりだった破風山と雁坂嶺。
東側にはこのときはまだ行けるつもりだった破風山と雁坂嶺。
鶏冠山から先はルート状況が一変します。
尾根も痩せて両側が切れ落ちたところが多くなります。
鶏冠山から先はルート状況が一変します。
尾根も痩せて両側が切れ落ちたところが多くなります。
支尾根に迷い込んだことに気づいて場所。
道型に見えませんか?
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支尾根に迷い込んだことに気づいて場所。
道型に見えませんか?
これは正規のルートですが藪はまだマシな方。
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これは正規のルートですが藪はまだマシな方。
また間違えてガレ場に出てしまいました。
強引に突破を試みますが足場がすぐ崩れてしまうのでトラバースをあきらめ、
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また間違えてガレ場に出てしまいました。
強引に突破を試みますが足場がすぐ崩れてしまうのでトラバースをあきらめ、
次に尾根まで直登しようとしましたがやはり同じ理由であきらめ、このあと引き返して激藪をもがきながら尾根へ復帰しました。
次に尾根まで直登しようとしましたがやはり同じ理由であきらめ、このあと引き返して激藪をもがきながら尾根へ復帰しました。
2177ピークに着くと抜いたはずの2人組が休憩中。先に行ったはずの私が後から来たのでちょっと驚かれた表情でした。
恥ずい。
2177ピークに着くと抜いたはずの2人組が休憩中。先に行ったはずの私が後から来たのでちょっと驚かれた表情でした。
恥ずい。
2177ピークから木賊山と甲武信。
ぜんぜん近づいてない気がする...
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2177ピークから木賊山と甲武信。
ぜんぜん近づいてない気がする...
2177ピークから鶏冠山を振り返ります。
たぶん左側の支尾根に迷い込んだんだと思います。
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2177ピークから鶏冠山を振り返ります。
たぶん左側の支尾根に迷い込んだんだと思います。
一応正規ルートです。
ルートを見失わないようにするのは困難。
下手に少ないテープや踏み跡をたどろうとすると迷ってしまうので、もう尾根筋だけをたどることにしました。
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一応正規ルートです。
ルートを見失わないようにするのは困難。
下手に少ないテープや踏み跡をたどろうとすると迷ってしまうので、もう尾根筋だけをたどることにしました。
まだ遠い木賊山。
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まだ遠い木賊山。
藪漕ぎに夢中で写真とる余裕がなくもう山頂手前です。写真はそうでもないですが、この辺もシャクナゲが密生してなかなか前に進めませんでした。つかずはなれずの2人組は声は聞こえますが姿は見えず。
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藪漕ぎに夢中で写真とる余裕がなくもう山頂手前です。写真はそうでもないですが、この辺もシャクナゲが密生してなかなか前に進めませんでした。つかずはなれずの2人組は声は聞こえますが姿は見えず。
藪漕ぎの果てに木賊山についに到着。
達成感と疲労感が身体を包みます。
...もう下山しよう。
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藪漕ぎの果てに木賊山についに到着。
達成感と疲労感が身体を包みます。
...もう下山しよう。
しかしなぜか甲武信へむかう私。
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しかしなぜか甲武信へむかう私。
ここに用事ができたので...
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ここに用事ができたので...
小屋まできたのでせっかくだからと甲武信まで来ちゃいました。
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小屋まできたのでせっかくだからと甲武信まで来ちゃいました。
山頂から金峰山。
少しだけガスが薄くなった一瞬。
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山頂から金峰山。
少しだけガスが薄くなった一瞬。
山頂付近から木賊山。
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山頂付近から木賊山。
甲武信から鶏冠尾根。
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甲武信から鶏冠尾根。
木賊山の捲き道はまだ残雪ありましたが、アイゼンなしで歩ける程度。
木賊山の捲き道はまだ残雪ありましたが、アイゼンなしで歩ける程度。
奥秩父主脈に合流。
計画では左の破風山方面へ行きたかったのですが、右へ折れて徳ちゃん新道を下ります。
奥秩父主脈に合流。
計画では左の破風山方面へ行きたかったのですが、右へ折れて徳ちゃん新道を下ります。
バイカオウレン。
今日は花はあまり見つけられませんでした。
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バイカオウレン。
今日は花はあまり見つけられませんでした。
徳ちゃん新道からの鶏冠尾根。
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徳ちゃん新道からの鶏冠尾根。
徳ちゃん新道でファインアポー!!
よく持っていくリンゴでFRESさんのネタをまねしようといつも企んでるのですが、いつも忘れて食べちゃうんですよね。実はすでに裏側はかじっちゃってます。もっと見晴のいいとこでやりたかったのですが今日は余裕がなかったのでこんなとこで。
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徳ちゃん新道でファインアポー!!
よく持っていくリンゴでFRESさんのネタをまねしようといつも企んでるのですが、いつも忘れて食べちゃうんですよね。実はすでに裏側はかじっちゃってます。もっと見晴のいいとこでやりたかったのですが今日は余裕がなかったのでこんなとこで。
徳ちゃん新道の下部ではカラマツの新緑がきれいでした。
徳ちゃん新道の下部ではカラマツの新緑がきれいでした。
異形の根っこ。
やっと徳ちゃん新道入口に下りてきましたが、小雨がぱらつきはじめました。
やっと徳ちゃん新道入口に下りてきましたが、小雨がぱらつきはじめました。
駐車場に戻り今日登った鶏冠山を眺めながらコーラを一気飲み。
今日は疲れたけど楽しかったな〜。
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駐車場に戻り今日登った鶏冠山を眺めながらコーラを一気飲み。
今日は疲れたけど楽しかったな〜。
下山後はお気に入りのはやぶさ温泉へ。
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下山後はお気に入りのはやぶさ温泉へ。
湯上りのノンアルはもう定番。
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湯上りのノンアルはもう定番。

感想

私が初めてヤマレコに山行記録を書いた2年前の甲武信ヶ岳へ登ったとき、西沢渓谷駐車場から見上げると目を引く山がありました。それが鶏冠山です。

地図には破線すら描かれてませんが、下山後調べるとどうやら一応ルートがあるらしい、しかし上級者向けということで心魅かれながらもしばらく置いておきました。
その後山行を重ね、クライミングも始めたし、そろそろいいかな、と気になってた鶏冠山についに行ってきました。
ヤマレコの鶏冠山レコで一番新しいatosukoshiさんのレコを参考にさせていただきました。詳細なレコでとても参考になりました。この場をお借りしてありがとうございました。


鶏冠山まではバリルートとは思えないほど案内板や目印も多く道もしっかりしていてちょっと拍子抜けでした。鎖場、岩場は一般ルートにあるようなそれより明らかに難易度は高いと思いますが、一番やっかいな第3岩峰は捲き道がありますし、岩を苦にしない人なら静かで変化の富んだ山歩きを楽しめるでしょう。
鶏冠山の山頂についたときは「軽いな」なんてほくそ笑んでましたが、実はその先が一番の難所でした。
予習でわかってたんですけどもっと甘く見てたんですよね。
これぞバリエーションって感じで、ないに等しい目印と薄い踏み跡と紛らわしい踏み跡もどきに惑わされながらルーファイを、そして藪漕ぎを楽しめます。
鶏冠山から木賊山までの2時間半は苦しくも楽しい(?)ひとときでした。
予定時間を1時間近くオーバーして木賊山山頂に着いたときにはヘロヘロ。
1ヶ月ぶりの山行で思った以上に足が鈍っており、登山開始後2時間あまりで大腿四頭筋がつる始末。
また2度もルートを間違えたために激薮と余計に格闘するはめになり体力と時間を消耗しすぎました。
そのまま雁坂峠まで足をのばすという甘いプランをたててたのですが、制限時間をオーバーしてたし、体力ゲージもスッカスカだったのであえなく断念しました。無念。

甲武信は行けるけどガスも出てきたし、再訪するほどの魅力も感じないし、木賊山で充分満足したし、大休止してそのまま下ろうと思った矢先、甲武信小屋に急用が発生、休憩を切り上げ転げるように小屋へ向かってくだります。
用事を済ませたあと、ここまで来たのだからと結局甲武信ヶ岳に登りました。
しかしガスまみれで前回と同様眺望はなし。
木賊山に着いた時はすごい達成感だったのに、これほど感慨のない山頂は初めてで、完全なオマケになってしまいました。蛇足でしたね。
甲武信じゃなくて雁坂峠に行けてたらもっと達成感があったのだと思いますが。

この日鶏冠山に登ったのは私の他に男性2人組のパーティだけでした。
先行してた彼らに追いついてからは休憩や私の道迷いのために何度も顔を合わせることになりました。彼らの方がルーファイがちゃんとしてたようです。

今回バリエーションの楽しさを知ってしまいました。
やばいな〜。今後そういう山行が増えるかもです。

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コメント

ファインアポ〜!!
kanosukeさん、おはようございます〜

山リンゴの会ご結成、おめでとうございます!!
この季節、山でリンゴも水気があって旨そうですね

甲武信は昔、東沢から2度登りましたが、鶏冠山は未踏です

約半年間雪山ばっかり行ってましたので、さてこれからはどうしようか。。。
と少々放心状態の私です
2013/6/6 6:12
楽しそうですね!
道なき道を行く山登りにすっかり魅了されてし まったようですね。

整備された登山道から飛び出して、自由な感じ がします。
苦しい藪漕ぎもどこか楽しそうで、やはりド M?

そのうちビバークとかも当たり前になったりし て。
遭難しないでくださいね!

ちなみによっぽどの上級者じゃないと、フリー ソロ、登山靴で5.8は登れないと思いますよ。
2013/6/6 16:10
籔漕ぎ
kanosukeさん、こんにちは!
ついでに甲武信 お疲れ様でした。

籔漕ぎはあまり好きではない ので、私は遠慮させていただきますが、
登りに使ったルートは変化があって面白そうですね

籔の世界にも進出したのですから、次の山行は
「山ガールズと行くバリエーションルートで籔漕ぎ」
なんて期待しております
2013/6/6 18:04
山リンゴの会!
FRESさん、どうもです。

打倒!山バナナの会を目標にただ今会員募集中です(ウソ)
リンゴはエネルギー的にはイマイチですが、清涼剤的な効果があって、
疲れた時に食べるとなんか元気になる気がしてよく持っていきます。

東沢からも登れるのですか?
それは魅力的ですね。
沢登りですよね。
こんど詳細を教えてください

>約半年間雪山ばっかり行ってましたので、さてこれからはどうしようか。。。

お気持ちよくわかります。
私もここ1ヶ月はそんな感じでしたが、
バリルートがひとつの突破口になるかも
2013/6/6 18:29
楽しかったですよ
道なき道を行くというのは楽しいですね。
事前にあまり情報も仕入れず、GPSも持たずに行くともっと楽しいかもしれませんが、まだそこまでリスクを背負える力量がないので、
バリルートといっても半分は予定調和ですけど。
それでも充分楽しいです。

藪漕ぎはその最中では苦痛でしかなく、自分が真のMならばきっとそのうち気持ちよくなるのだろうと我慢してましたが、最後まで気持ちは良くなりませんでしたので、悲しいかな、しょせん仮性Mなんですね
でもふりかえると楽しかったなと思うから不思議です。

>ちなみによっぽどの上級者じゃないと、フリー ソロ、登山靴で5.8は登れないと思いますよ

えっ?そうなんですか?!
ということは私はしらないうちによっぽどの上級者になってたってことですね。びっくり
...すんません、じゃ5.7ぐらいでいいですか?
でもジムの5.8ぐらいの感覚だったんですけどね。
それなら登山靴でも登れると思うんですが。
裏塾長いかがでしょう?
2013/6/6 18:43
嫌い嫌いも好きのうち
ronさん、いつも藪漕ぎ、そして小薮漕ぎご苦労様です
よっぽど藪がお好きなんだな〜といつも感心させられてますよ〜

山ガールズと藪漕ぎ!
なんと淫靡な響きでしょう
さすがです!勉強になります!
2013/6/6 18:52
鶏冠山
kanosukeさん、こんばんは。
鶏冠山、お疲れさまでした。

私は、甲武信もまだ未踏なのですが、鶏冠山には数年前から行ってみたいと思っていました。
でも、岩峰は、クライミングのスキルも無いので怖そうですし 、シャクナゲ漕ぎも大変そう という事で、中々実行にうつせずにいました。

そんな中、鶏冠山の詳細レコ、ありがとうございます
参考にさせていただき、いつかはチャレンジしてみたいと思います

それはさておき、バリルートにもお目ざめですか
雪山、クライミングに続き、幅がますます広がりそうですね

次は何処に出没されるのか、楽しみにしております
2013/6/6 18:53
ぜひお試しを!
cirrusさん、こんばんは。

丹沢バリエーションを歩きまくってるcirrusさんなら鶏冠山は楽勝ですよ
静かだし、見晴らしはいいし、沢や岩や藪など変化があってとてもお買い得な山でオススメですよ。きっと気に入ると思います。
ぜひ行ってみてくださいな

私の場合よくばりでいろんなことについつい手を出しちゃうんですけど、全部中途半端になりがちなんですよね
次の冬はBCスキーに手を出すかもしれないし
もう少し目標をしぼって一つ一つレベルアップさせたほうがいいのでしょうけど、性格的にムリかも

意外に次はごく普通の山歩きをするかもです
2013/6/6 19:13
そうですねー。
写真で見る限りは5.4ぐらいじゃないですかねー。
5.7を登山靴でフリーソロしたとしたら、すごいことですヨ。

kanosukeさんが知らぬ間に12クライマーになっていたという可能性も捨て切れませんが。
2013/6/7 0:05
えっ⁉
ご、ご、5.4すか(°_°)
がーん( ̄◇ ̄;)
2013/6/7 8:11
kanosukeさん、こんにちは!
初めましてCCR-54と申します、お邪魔します!
鶏冠山・甲武信ヶ岳お疲れ様でした。

徳ちゃん新道・近丸新道分岐で休憩していたらダブルストックを駆使しかなり速いペースで降りて行ったかたでしょうか!?バス停でも(西沢渓谷駐車場入り口)再会?した者です!?

鶏冠山のバリルート面白そうですね!でも、これからの時期ヤブ漕ぎが多いとかゆくなってしまいそうですね!?

私もあの後無事にバスに乗れ、ぶどう郷駅近くに止めてあった車で大弛峠まで戻ることが出来ました!

人違いでしたら申し訳ありませんが、とにかくお疲れ様でした!
2013/6/7 12:50
そうです、私でございます!
CCR54さん、こんにちは!
コメントありがとうございます。

よく覚えてますよ。
甲武信へ登る途中で下って来られたときと、徳ちゃん新道・近丸新道分岐でCCRさんが休憩中に通りがかったのと、徳ちゃん新道下部で私が休憩中に抜いて行かれた時と、バス停でお会いしたときと、計4回お会いしてますね

バス停でコーラを買いながら少しお話させていただいたときに、
CCRさんが瑞牆山荘から甲武信まで縦走されたとうかがい、
とても興味があったので詳しく話をお聞きしたいと思った所にバスがきてしまい、そのままお別れしたので、ヤマレコであらためてレコを拝見できてよかったです。

夏の暑い時期の藪漕ぎは避けた方がいいかもしれませんね。
この日私は長袖でしたが、下山後服を脱いだら両手両足スリ傷だらけでした
2013/6/7 17:23
kanosukeさん、はじめまして
kanosukeさんのこのレコのおかげで、渡渉1回で行って帰ってこれました。

詳しいレコをありがとうございました。

ashirii
2013/8/25 21:03
こちらこそ
ashiriiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

私のヘボレコがお役にたったなんて、恥ずかしいやらありがたいやら、こそばゆい感じですが

この時期の鶏冠山は暑かったのでは?
でも、変化に富んで景色もよくて人も少ないいい山ですよね
2013/8/25 21:17
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 奥秩父 [日帰り]
甲武信ヶ岳(徳ちゃん新道〜近丸新道)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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