記録ID: 3185224
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬鑓ヶ岳BC/鑓温泉ルート
2021年05月12日(水) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,321m
- 下り
- 2,323m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道や猿倉台地へ上がる夏道は雪が切れている箇所があります。 鑓温泉ルートの積雪状況はデブリも少なく、比較的落ち着いています。 |
その他周辺情報 | 直帰しました。 |
写真
【写真は鑓温泉ルート登山口】
2:53 猿倉駐車場(1,230m)出発
去年の5月はご丁寧に閉鎖されていた猿倉駐車場ですが、今年は普段どおり使えます。
林道は断続的に雪切れのため、シートラ(アイゼンは装着せず)にて出発です。
3:12 鑓温泉ルート登山口(1,310m) ※当写真
いよいよここから9年ぶりとなる鑓温泉への山旅が始まります。
分岐から猿倉台地へ出るまでかなり夏道が出ています。
20分ほどで傾斜が緩んで猿倉台地に出ます。
2:53 猿倉駐車場(1,230m)出発
去年の5月はご丁寧に閉鎖されていた猿倉駐車場ですが、今年は普段どおり使えます。
林道は断続的に雪切れのため、シートラ(アイゼンは装着せず)にて出発です。
3:12 鑓温泉ルート登山口(1,310m) ※当写真
いよいよここから9年ぶりとなる鑓温泉への山旅が始まります。
分岐から猿倉台地へ出るまでかなり夏道が出ています。
20分ほどで傾斜が緩んで猿倉台地に出ます。
よくよく地形図を見れば一目瞭然なのですが、沢筋の長さを読み誤りました。
この沢筋を抜けるまでの標高差は450mで急登の連続。ここが一番しんどかったです。
気温が上がって雪が緩み、もう少し下からシール登高にチェンジすればよかった。
更に左岸側では小さな落石が時々転がってきます。常に上方の警戒は怠れません。
この沢筋を抜けるまでの標高差は450mで急登の連続。ここが一番しんどかったです。
気温が上がって雪が緩み、もう少し下からシール登高にチェンジすればよかった。
更に左岸側では小さな落石が時々転がってきます。常に上方の警戒は怠れません。
9:02 大出原付近(2,530m)
いつしか沢筋から大雪原へ出てきました。9年前の夏の記憶では花畑だった大出原に着いたようです。
やはりシートラに比べると、シール登高のほうが速い。
もう少し早くチェンジしておけばよかった。
いつしか沢筋から大雪原へ出てきました。9年前の夏の記憶では花畑だった大出原に着いたようです。
やはりシートラに比べると、シール登高のほうが速い。
もう少し早くチェンジしておけばよかった。
9:23 大出原上部(2,630m)
ようやく鑓温泉分岐のある後立山連峰の主稜線を視界に捉えました!
主稜線までワンピッチのところで小休止を入れます。
9:31 出発
雪の繋がっているところから主稜線へ上がれれば最良だったけど途中で滑り始めたので諦め、
主稜線直下の夏道から外れたガレ場をシートラで突破しました。
ようやく鑓温泉分岐のある後立山連峰の主稜線を視界に捉えました!
主稜線までワンピッチのところで小休止を入れます。
9:31 出発
雪の繋がっているところから主稜線へ上がれれば最良だったけど途中で滑り始めたので諦め、
主稜線直下の夏道から外れたガレ場をシートラで突破しました。
10:02 鑓温泉分岐の少し南で稜線到達
鑓温泉分岐から少し逸れましたが、やっとこさ主稜線に乗りました。
実に9年ぶりに間近から見上げる白馬鑓ヶ岳の雄姿でした。
今回も予想より時間が掛かってますが、11時くらいに着ければいいなという思いで山頂を目指します。
10:10 鑓温泉分岐出発
鑓温泉分岐から少し逸れましたが、やっとこさ主稜線に乗りました。
実に9年ぶりに間近から見上げる白馬鑓ヶ岳の雄姿でした。
今回も予想より時間が掛かってますが、11時くらいに着ければいいなという思いで山頂を目指します。
10:10 鑓温泉分岐出発
11:29 白馬鑓ヶ岳山頂出発!
温泉に入る時間も確保しなければならないので、40分弱で山頂を出発。
山頂からの滑降はちょっとリスクありと判断し、少し下がったところでドロップポイントを見出すことにしました。
温泉に入る時間も確保しなければならないので、40分弱で山頂を出発。
山頂からの滑降はちょっとリスクありと判断し、少し下がったところでドロップポイントを見出すことにしました。
鑓温泉小屋は残念ながら2年連続での休業が決定しているようです。
結局、ニュージーランドのように「ゼロコロナ」を目指さないといつまでも今の状態がダラダラ続くのではないでしょうか。
戦力の逐次投入感をずっと去年から感じています。
結局、ニュージーランドのように「ゼロコロナ」を目指さないといつまでも今の状態がダラダラ続くのではないでしょうか。
戦力の逐次投入感をずっと去年から感じています。
14:20 鑓温泉出発!
鑓温泉での滞在時間は1時間半にも及んでいました。
滑って終わりではないのが鑓温泉帰りの辛いところですが、
まずは登り返し地点までの標高差400mもの中斜面を満喫しました!
温泉で疲れがだいぶとれたようで体が軽やか♪
鑓温泉での滞在時間は1時間半にも及んでいました。
滑って終わりではないのが鑓温泉帰りの辛いところですが、
まずは登り返し地点までの標高差400mもの中斜面を満喫しました!
温泉で疲れがだいぶとれたようで体が軽やか♪
14:46 小日向のコルへ向けて登り返し開始
早朝はカリカリだった雪もすっかりザラメに。
風もなくやや暑い谷間で、シールを貼って登り返しの準備です。
先行の方々を追って、行きよりも北寄りの沢筋を登り返していきます。
早朝はカリカリだった雪もすっかりザラメに。
風もなくやや暑い谷間で、シールを貼って登り返しの準備です。
先行の方々を追って、行きよりも北寄りの沢筋を登り返していきます。
15:24 小日向のコル(1,820m)到着
鑓温泉から1時間で小日向のコルに到着。
足場の悪いトラバースが続く夏道よりだいぶ早いです。
最後の滑降に備えて、再びシールを剥がします!
15:43 小日向のコル出発
もう16時前。それなりのペースで猿倉を目指します。
鑓温泉から1時間で小日向のコルに到着。
足場の悪いトラバースが続く夏道よりだいぶ早いです。
最後の滑降に備えて、再びシールを剥がします!
15:43 小日向のコル出発
もう16時前。それなりのペースで猿倉を目指します。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
シール
スキーアイゼン
ブーツ
携帯用ワックス
携帯用ブラシ
長袖シャツ
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
無線免許
局免
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
自分にとって白馬鑓ヶ岳は、9年前の友人と共に登った初アルプスだった白馬三山縦走での思い出の山。
当時は関西から遠征してきたのであり、まさか日帰りで山スキーで訪れる日が来るとは思ってもいませんでした。人生は意外性に溢れているものです。
白馬鑓ヶ岳へのルートは登り返し含む、標高差2,000mの長い道のり。
山スキーを始めて3年で、つい最近までまだまだ遠い山でした。
昨年、一昨年と、針ノ木雪渓や白馬大雪渓、そして乗鞍岳とアルプスでの山スキーを
経験し、ようやく今回憧れだった鑓温泉ルートに挑戦しました。
5月にしては気温が低く、強い日差しが抑えられたためか、ほぼ全区間において滑走性の高いザラメ雪。
年末から半年近く山スキーを楽しんできて、スキーの感覚が研ぎ澄まされてきたようでした。
大出原から猿倉台地まで比較的中・急斜面が多い滑降でも、しっかりと足裏感覚を維持してターンできたように感じます。
そして鑓温泉ですが、スキーの合間に温泉というのは初めてでした!
1時間余にもわたる入浴で、だいぶ疲れが取れたようでした。
疲れが最も溜まってるはずの小日向のコルまでの登り返しも比較的順調。
温泉の力は偉大であることを再認識した1日でもありました。
今年は5月半ばというのに梅雨入りの気配濃厚な異常気象で思いやられます。
今回も満足いく山行ではありますが、滑り納めまであと1,2回は行っておきたいところです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2066人
もう、紫陽花が咲きだしました、
ルーンさんはバックカントリーを、まだ楽しめて、日本も広いです。
まずおばーさんにはありえない
バックカントリーですね、
重い荷物に板も担がねば、
成立しません、若者のスポーツてすね、爽快でしょうね、
夏には歩けないかもしれない箇所を、スーツと、滑り下るなんて!
景色も抜群、
さらに、温泉と言うこと無しでしたね。しかし、このルートを
日帰りで行かれるなんて、
さすがはルーンさん!
シートラ、シール走行も
分かるようになりましたよー
(^o^)
気をつけられて、エンジョイして下さいませ、
素敵な景色をレポを
ありがとうございました。
こんばんは、mayasanpoさん。
もうアジサイが咲いているんですね!今年は本当に季節が進むのが早い気がします。
週末にかけて大雨が確実な状況で、この白馬鑓へのBCが今季の滑り納めとなるようです。
BCの対象となる山もいろいろありますし、ご年配の方々も多く楽しまれています。
機会があればぜひmayasanpoさんにも体験していただきたい世界です。
例えば根子岳などスキー場をベースにできてさほどの急斜面も少なく、半日行程でお薦めといえます。
今回の白馬鑓はシーズンの締め括りと位置付ける行程で、やはりアルプスだけにしんどさも
感動も全てが格別でした。雪の状態にもよりますが、シートラは疲れます…。
滑落する危険性がない限りは、できる限りシール登高で標高を稼ぐのが肝です。
最後の頃は厭戦気分で続けてた基礎スキーですが、20年やってたおかげで
大体の斜面は安全確実にこなせるようになっていました。
検定の結果こそついてきませんでしたが、何より続けることが大事やと思いました。
今回のお楽しみの鑓温泉。熱いお湯でしたが本当に疲れが取れました!
今夏は小屋営業は無くて残念ですが、できれば来夏以降には母を連れていきたいです。
山スキー3年目も大過なく無事に楽しむことができました。
自分としても改めて冬に大きな楽しみができたとともに、mayasanpoさんにも
山スキーの雰囲気をお届けできて嬉しいです。来シーズンも用心して掛かりたく思います。
今回もご覧いただきまして、ありがとうございました!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する