【017】夏の低山！奥多摩から名栗湖へ！軍畑駅〜高水山〜岩茸石山〜黒山〜棒ノ嶺〜有間ダム【単独行】

2013年07月11日(木) [日帰り]

• GPS: 07:45
• 距離: 17.8km
• 登り: 1,523m
• 下り: 1,514m

コースタイム

07:50　軍畑駅
08:15　高源寺
09:29　常福院
09:34　高水山山頂
10:04　岩茸石山山頂　休憩　10:39　出発
11:44　雨沢山？逆川ノ丸？ピーク。
12:05　黒山山頂　休憩　12:14　出発
12:35　権次入峠
12:50　棒ノ嶺山頂　休憩　13:31　出発
12:39　権次入峠
13:53　岩茸石
14:04　林道大名栗線東屋
14:20　白孔雀の滝
14:23　ゴルジュ通過
14;33　天狗の滝
14:55　白谷沢登山口
15:19　有間ダム石堰
15:50　さわらびの湯

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【行き】

JR奥多摩線軍畑駅下車

【帰り】

さわらびの湯から飯能駅までバスが出ています。
平日は1時間に1〜2本ですが、週末は1時間に2〜3本になります。
詳しくは国際興行バス時刻表検索ページへ⇨http://kokusaikogyo.ekiworld.net/

西武池袋線飯能駅乗車。

コース状況／危険箇所等

【軍畑駅〜高水山〜岩茸石山】

高水山登山口まではコンクリート道を歩きますが、高源寺以降は勾配がキツくなります。
大きな石堰側の階段を登れば本格的な登山道の開始！
しばらく緩やかな道を進みますが途中で開けた伐採地に出ます。
夏季は猛烈な直射日光にさらされ、ここはとても辛いです。
それを乗り越えれば、あとは日陰の道を緩やかに登り、やがて常福院、高水山に着きます。
高水山から岩茸石山は距離短いですが最後の急登がキツいです。
ここを登りきれば奥多摩低山最高クラスの絶景が待っています。

【岩茸石山〜黒山】

岩茸石山山頂から見える黒山と棒ノ嶺は非常に遠く感じます。
しかし、昭文社の地図で1時間45分と明記されていますのでペースを維持できれば
それほど長いコースではありません。
とは言いつつも、アップダウンが7〜8ヶ所くらいあるので、
エネルギーは相当吐き出します。
ひたすら樹林帯で1ヶ所だけ見晴らしの良い地点がありますが、
連続するアップダウンに飽きてしまいがち。ここは忍耐です。

【黒山〜権次入峠〜棒ノ嶺】

黒山山頂は割と広めで一旦落ち着くにはいい場所です。
山頂を後にして15分くらい歩くと権次入峠に着きます。
峠の手前には著名なトレイルランナーの故 高橋香さんの慰霊碑がありました。
権次入峠から棒ノ嶺山頂までは完全に一本道。
その急登を登りきれば、岩茸石山同様の素晴らしい景色に対面できます。

【棒ノ嶺〜岩茸石】

木組みの階段ならぬ‘ハードル’が待ち構えます。
階段の上をホイホイ降りることができれば楽なんですが、
これができないと地獄をみます。
岩茸石は登ることができます。
ただしすぐ横の谷は切れ落ちていてガードはついていますが滑落には十分注意です。

【岩茸石〜白谷沢登山口】

岩茸石から下っていくと林道大名栗線に出ます。
林道を横切って再び登山道に入るとだんだん沢の音が聞こえてきます。
このコースは沢を何度も渡渉したり、また鎖場やゴルジュを通過したりと
通常沢登りで出てくるような道なので、登りならまだしも下りは非常に滑りやすく要注意です。
また降雨後増水すると大変危険なのでこのコースは使わない方が無難です。
御岳山のロックガーデンの本格版みたいな感じですが正直比べ物になりません。
沢を下るだけあって非常に涼しいです。夏季にはピッタリのコースです。
途中滝も多く点在しているので全く飽きません。
沢を離れるとあとはひたすら下るのみ。
※感想欄にて動画アップ※

【白谷沢登山口〜さわらびの湯】

ここからは完全にコンクリート道です。
まずはダム湖周遊道路を歩きます。
途中で石堰を通りますが、ここは抜群のシャッターポジションです。
さわらびの湯までは20分くらい歩きます。

◆さわらびの湯　一般　3時間　800円　タオル(大・小)は販売のみ　シャンプー等は完備◆

http://sawarabino-yu.jp/

写真

7/11 8:04

軍畑駅着〜
晴れているけど雲も多い...
大丈夫かなぁ〜

7/11 8:07

奥多摩線の線路橋。

7/11 8:07

車道に入ってく。

7/11 8:07

登山口まで結構歩きますが
案内標が各所にあるので迷いません。

7/11 8:08

車道は狭いので車に注意！

7/11 8:10

側を流れる河川。
プチ渓流で爽やか〜

7/11 8:15

平溝橋を左へ。

7/11 8:19

側を流れる河川から靄が立ってる。

7/11 8:24

ここは右へ。

7/11 8:24

高源寺の門。
トイレあります。

7/11 8:26

登山口までで最も急勾配の坂。
体力持ってかれる！ってか暑い！笑

7/11 8:27

すでに駅から結構歩いてきてる。

7/11 8:37

ここが登山口！
今日も安全登山で行くぞ！

7/11 8:38

大きな石堰の側の階段を上がる。
存在感というかプレッシャーを感じる（笑）

7/11 8:40

あーもう！草がうるさい！
ギャー！蜘蛛の巣がぁぁ！

7/11 8:40

最初に目指すは高水山。

7/11 8:57

六合目。

7/11 9:16

七合目。

7/11 9:22

八合目。

7/11 9:33

九合目。

7/11 9:34

写真は撮らなかったけど、途中に開けた伐採地があり、直射日光がかなりキツい地点がある。
水も体力も大量に消費。
そこを越えればその後は日陰の緩やかな道に。

7/11 9:35

常福院は前に行ったので今回は巻いて行く。

7/11 9:38

ある意味ゴルジュ？笑

7/11 9:38

巻きつつも結局境内へ（笑）

7/11 9:38

林道があるとはいえ、よく山の上にこんなん建てたわ！

7/11 9:40

なにかの碑。

7/11 9:41

高水山から御岳方面を望む。

7/11 9:46

高水山山頂。
少し休んで岩茸石山へ。

7/11 9:48

なんだこの剥け方！！
カミナリでも落ちたかと思ったけどコゲてなかったので多分違う。
山の中ってこういう変な木沢山あるよね。

7/11 9:49

根の張った急坂を降りてく。
トラロープが有難い！

7/11 9:50

案内標。

7/11 9:58

この道覚えてる！前回は冬で積雪してた！
やっぱ季節変わると雰囲気もガラリと変わるなぁ〜

7/11 10:05

えぇ〜ここ登るの！？

7/11 10:05

と、思ったら巻道があった！ラッキー！

っと思ったら行き先違くて、岩茸石山へは急登を登らないと行けないらしい。なんだよ〜(；´Д`A

7/11 10:12

ここを登り切れば〜！！！

7/11 10:14

岩茸石山山頂とうちゃーく！！
開けた展望に一旦疲れを忘れる。
しかし暑い！！笑

7/11 10:14

高水山を望む。

7/11 10:14

青梅市街方面
ガスで遠くまでみえない...

7/11 10:15

これから向かう黒山と棒ノ嶺。
見た感じあまりの遠さに気が滅入る(つД`)

7/11 10:43

撮って頂きました( ^ω^ )

7/11 10:46

トンボくん。
大量のトンボが頂上付近を飛び回ってました！
夏の到来を改めて実感す〜。

7/11 10:53

さてさて黒山に向かいますか〜。

7/11 11:04

山火事に注意！

7/11 11:13

岩茸石山から関東ふれあいの道へ。
存分にふれあってやるぜ！

7/11 11:20

ゴツゴツした岩場も所々にあります！

7/11 11:39

トレランコースにもなってるんか！！
マラソンは苦手(；´Д`A

7/11 11:40

岩茸石山〜黒山までで唯一展望が望める場所。

7/11 11:41

集落が見える。
清東園キャンプ場の辺りかな。

7/11 11:54

地図に乗ってない謎のピーク。
案内標にある二つのピーク名の主張が激しい（笑）

7/11 12:12

こんな道をひたすら1時間半歩く。
アップダウンも多くて疲れるが、木陰になっているので涼しい風が心地良い＼(^o^)／

7/11 12:15

やっとこさ黒山ついた〜っ！！
ベンチ3大丈夫くらい有り。ちと休む。

7/11 12:19

三等三角点。
ここ以外の山で三角点撮るの忘れてた！ショック！

7/11 12:28

ほんとアップダウン多いなあ。
尾根伝いだからしょうがないけど。

7/11 12:31

急坂ですが、歩きやすいです。

7/11 12:34

杉のバランスの良さ。
嫌いじゃない（笑）

7/11 12:44

著名なトレイルランナーの慰霊碑。
心不全だったそうです。

7/11 12:46

イモムシくん。
葉っぱ食べてた〜。

7/11 12:46

やっと権次入(ゴンジリ)峠！
山奥様が休憩されてました。

7/11 12:49

峠から山頂まで20分！！
ラストスパートだぁぁぁぁ！！！

7/11 12:56

奥の奥がめっちゃ開けてる！あそこが山頂か！！

7/11 12:58

あと少し〜あと少し〜
体力を振り絞ってぇぇぇ.....

7/11 13:02

ゴール！！！
棒ノ嶺に着きました〜＼(^o^)／
見晴らし最高！！

7/11 13:03

撮って頂きました( ^ω^ )

7/11 13:19

雄大だなー。
山頂では幼稚園児か小学校低学年の子供たちが
遠足に来てた。
子供たちめちゃくちゃ元気だなー！！
もうオッサンはくたくたですよ(つД`)ノ

7/11 13:19

やっぱり遠くの方はガスってみえない。残念。
今度は冬に来よう＼(^o^)／

7/11 13:23

左が大持山で、右が武甲山。
武甲山まだ行った事ないのでそのうち。

7/11 13:25

今日の昼食。レトルト牛飯。
エネルギー注入！！！！！

7/11 13:44

休憩後下りのコース確認して出発！！
この時点で飲料水が残り500ml。持つかッ！？

7/11 13:52

棒ノ嶺直下の階段ならぬハードルです。
子供たちが四苦八苦してました。
登りでは使いたくないなー下りで良かった＼(^o^)／

7/11 14:04

岩茸石登ってみた。カメラは10秒セルフタイマーで
シャッター押してから急いで登って写ったら
なんか心霊写真みたいになってしまった(つД`)ノ笑

7/11 14:06

全体はこんな感じ。
登山道のど真ん中に立ってる奇岩は珍しいね！

7/11 14:08

岩茸石からの分岐で白谷沢登山道方面に向かいます。

7/11 14:09

座布団3枚もってきて！！

7/11 14:15

途中林道に出ます。東屋はありますが、トイレはなし。
林道大殴り線...じゃなくて、林道大名栗線。

7/11 14:15

すぐにまた登山道に戻ります。
沢の音がさっきから聞こえて、ワクワクしてくる！笑

7/11 14:17

おぉ〜！これが白谷沢か！
でもまだ小川だね。まだまだ。

7/11 14:17

ああ〜、この花なんだっけ〜？

7/11 14:19

出るんすか！？こえー。
気をつけようがないと思うんだけど。

7/11 14:26

ようやく沢が大きくなってきました。いいよぉ！

7/11 14:26

渓谷美を楽しみながら下ってく。

7/11 14:27

ふ、ふつくしい......

7/11 14:27

めちゃくちゃ綺麗！！
今日山に来てよかったー！！

7/11 14:28

一瞬陰って雰囲気が一変。
これもこれでふつくしい( ^ω^ )

7/11 14:29

ロープが張ってある。
えっ！？そこを下るの？笑

7/11 14:29

ロープの反対側はこんな感じ。
ロープに気づく前はこっちに行ってしまいそうだった！
あぶねー！あえなくドボンするとこだった！！

7/11 14:30

慎重にロープを伝って降りる。
なんたって滑りまくりんぐですから！！

7/11 14:31

清流だねぇ〜

7/11 14:31

！！
白孔雀の滝！？

7/11 14:32

本当だ！孔雀の羽みたい！

7/11 14:32

細いですが優雅さがあるなぁ。

7/11 14:34

そして有名なゴルジュへ突入。
今回の大目玉でありんす！！

7/11 14:35

滝の勢いがすごい！

7/11 14:36

ゴルジュ通過でワクワクしつつも
下りですごい滑るのでドキドキ。

7/11 14:37

慎重に慎重に。
でもなんとなく走り出したい気持ちになった。笑

7/11 14:39

ゴルジュ通過しましたー！
気持ち良かったし、何より涼しかった！！
沢登りみたいな道なのに登山道っていう新鮮さも最高！

7/11 14:44

滝が何個もあります。

7/11 14:44

そういえば滝は〜個で読んでいいのかな？笑
1滝、2滝とか？1瀑、2瀑？
瀑ってかっこいいっすね！！笑

7/11 14:44

天狗の滝。
由来はなんだ？

7/11 14:45

山の水は今日も透き通っております！

7/11 14:54

それにしてもこれだけ滝が多いと
山梨の西沢渓谷を思い出すなぁ。あそこも良かった。

7/11 15:05

沢から離れ、しばらく下って行くと...
着きました。白谷沢登山口です。

7/11 15:05

白谷沢。

7/11 15:05

流れに流れ、、、
名栗湖に注ぎます。

7/11 15:06

ん〜今回も充実した山行だったなぁ！！
でも準備した飲料水が少なかったのは反省。

7/11 15:07

何かを堰き止めてる。
木屑かな。

7/11 15:08

こういうデカい建築物は男のロマンですなぁ！

7/11 15:14

湖は渇水で沈んでいる筈の小島が出現。

7/11 15:14

金比羅山。

7/11 15:19

名栗湖・有間ダム全景。
いーい天気だー＼(^o^)／

7/11 15:19

なんとなく天空を撮影。
すがすがしい！！

7/11 15:21

いい事言うわー！
いやほんとその通りだわー！

7/11 15:22

というわけで有間ダムでした！

7/11 15:23

ダムの石堰の上ってワクワクするよね！

7/11 15:30

これも名物「なぐりづえ」。
本当にこれで殴られたら痛そう((((；゜Д゜)))))))

7/11 15:31

飯能招致ポスター。
「ヤマノススメ」の女の子たち。かわゆす。

7/11 15:33

さわらびの湯から入間川を望む。

7/11 15:36

さわらびの湯到着！

7/11 16:55

生ビールがお望みでしたが、無かったので
缶ビール買って、ステンレスマグで飲みました( ^ω^ )
ちょーーーーーーー美味しーーーーーーー＼(^o^)／
お疲れ様、俺！！！

撮影機器：

NEX-5 SONY

感想

kurihey

夏季登山の一発目！
前から行きたいと思っていた棒ノ嶺。
実は6月から計画してたけど、休日に限って天候が悪く煮え湯を飲んできた。
今回やっと晴れたので決行。
ただ棒ノ嶺だけ登るのはツマラナイので、奥多摩からの縦走にした。

前回の山行から日が経っている事と、連日の猛暑のせいで、
序盤は非常に辛かった。汗が出るわ出るわ((((；゜Д゜)))))))
水も3L用意したが、結果として少なかった。もっとぐびぐび飲みたかった。
高水山を超えると少し涼しくなり、また人も少ないので静かな山歩きを楽しめた。
岩茸石山からの展望は相変わらず良かったが、冬季と比べてしまうとやはり見劣りする。
黒山と棒ノ嶺もずいぶんと遠くに見えて、意気消沈したが
とりあえず時間もあるし、向かおうと判断。

黒山までの道はアップダウンも多くて疲れたが、木陰が多く涼しかった( ^ω^ )
展望がほとんと無くて飽き飽きしたけど、これも棒ノ嶺までの辛抱だと、言い聞かせた。

権次入峠を超え最後の一本道の急登を超えると
そこは180度開けた展望の棒ノ嶺山頂だ！！
渇望していた展望が見れてホッとした。

山頂には子供たちも遠足に来ていたが、
元気な姿を見て、すごいなと思った。
もうオッサンはグロッキーです。笑
昼食をとり、景色を見納めにして、下山開始！

帰りは岩茸石を通って白谷沢登山道へ。
事前のヤマレコ情報で「下りは滑りやすいので要注意」とあったので
不安はあったが、早くゴルジュが見たいという期待感の方が勝った。
白谷沢に入ると渡渉の連続で沢登りならぬ沢下りが楽しめた。
下っていくと両側の岩場が段々大きくなっていき、渓谷さながらの様相になってきた。
ロープ場や鎖場を超えると、そこは別世界でゴルジュの素晴らしい渓谷そのものだった。
転倒したら危ないので注意して歩くが、岩場の苔が綺麗で、当たり前だけど水も透き通っていて、しかも太陽の光がわずかしか届かないから涼しいし、滝も豊富なので終始愉しんだ＼(^o^)／
本来沢登りでしか見れないような光景が通常の登山道で見る事ができるのは凄い事だな〜。
近い将来沢登りもやってみたいと思いました( ^ω^ )

そんな楽しい沢下りも終わり、沢を離れ、しばらく下ると登山道が終わりました。
出口は名栗湖の真ん前で、先程の白谷沢が湖に注いでました。

そしてしばらく歩き有間ダムの石堰で写真をとり、
毎度の事ながら山道からコンクリート道になってホッとし、さわらびの湯へ。

温泉は気持ち良かったけど、サウナ欲しかった。んで水風呂入りたかった。
生ビールもなかったので、缶ビールをステンレスマグに注いで乾杯( ^ω^ )
登山の疲れを癒す温泉とビールに幸せを感じました。
今回の反省は水が少なかった事。
夏山をナメていた訳ではなかったのだけど、認識が甘かった。
今回は無事降りられたけど、怖い体験だ。次はしっかり準備しよう。

次行く山はまだ決めてないけど、ボーナスも入った事だし、
ちょっと遠出してみようかなぁ〜と思いました＼(^o^)／