宝剣岳・木曽駒ヶ岳・馬の背・濃ヶ池 ミニトレック
- GPS
- 06:04
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 699m
- 下り
- 714m
コースタイム
●JR駒ヶ根駅<EL.674m> 7:00 ==== 7:52しらび平<EL.1,662m> 8:10 +++++++ 8:18千畳敷<EL.2,612m>
●千畳敷<EL.2,612m>8:24 ----- 乗越浄土<EL.2,854m>8:53 --- 宝剣山荘<EL.2,867m>8:58 -- 宝剣岳<EL.2,931m>9:16/9:23 -- 宝剣山荘<EL.2,867m>9:38 --- 中岳<EL.2,925m>9:48 --- 頂上山荘<EL.2,867m>9:56 --- 木曽駒ヶ岳<EL.2,956m>10:10/10:28
●木曽駒ヶ岳<EL.2,956m>10:28 --(馬ノ背)-- 八合目分岐<EL.2,671m>11:25 --- 濃ヶ池<EL.2,660m>11:37/12:00 --- 伊勢滝分岐<EL.2,633m>12:36 --- 駒飼ノ池<EL.2,710m>13:03 --- 宝
剣山荘<EL.2,867m>13:28/13:30
●宝剣山荘<EL.2,867m>13:30 -- 乗越浄土<EL.2,854m>13:34 ---- 千畳敷<EL.2,612m>14:14
●千畳敷<EL.2,612m>14:30 +++++++ 14:38しらび平<EL.1,662m> 14:50 ==== JR駒ヶ根駅<EL.674m>15:43
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
http://www.chuo-alps.com/ropeway/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
●今年は例年と比べ残雪が多い。濃ヶ池〜駒飼ノ池の間では登山ルート上でも大小5箇所の雪渓を横断することになるので、アイゼン(軽可)、ピッケル(ストック可)が必需品。昨年バランスを崩して滑落しヘリで運ばれる事故が起きています。 ●宝剣岳の上り下りは手足4本のうち、たえず三ヶ所は岩をつかみ三点支持の原則を守り手の位置、足の位置をイメージしながら移動する。移動するのにあわてる必要はありません。 |
写真
感想
●観察等のポイント 氷河地形(カール、モレーン、池、カール壁)、宝剣岳岩塔、滑川V字谷、高山植物
ロープウェイを利用する日帰り登山者の多くが駒ヶ岳までの往復ですが、登山者が少ない駒ヶ岳より馬ノ背をとおり濃ヶ池をまで足を延ばし周遊するコースをとりました。
写真に具体的な様子を載せておきます。
【ロープウェイ等の混雑状況】
夏休み前の普通日のため、始発7時のしらび平行きバスは駒ヶ根駅より1台、菅の台より1台の計2台で約100人乗車しました。そのためロープウェイは8:00(定期)、8:10(臨時)で発車する。なおロープウェイは61人乗りです。
【千畳敷から宝剣岳】
千畳敷駅に降りると晴天。気象予測では「曇りまたは霧で午後より天気が崩れる」ということなので最初に宝剣岳に登ることする。
乗越浄土までの高低差230mを数十人の登山者を追い越し30分で一気に登る。宝剣岳は初めてという男性と宝剣小屋から天狗岩をを見ながら、途中南陵からの2名と出会い、三点支持の方法、手足の位置を助言し、登山者の行き違いのロス時間もなくに20分程で角錐台の頂上へ到着。北・南アルプス・御岳山は雲で見えないが、近くの南駒ヶ岳、千畳敷カールなどはどうにか確認できる。
【宝剣岳から駒ヶ岳】
下山途中、ロープウェイを待つ間列で一緒だった元気な3人組と横移動の場所ですれ違う。宝剣小屋を過ぎた辺りからガスが発生し中岳からは駒ヶ岳が見えない状態。途中、高山植物の再生箇所や高山植物の写真を撮りながら宝剣岳より約50分で駒ヶ岳山頂へ到着する。
【駒ヶ岳から馬ノ背、濃ヶ池】
駒ヶ岳山頂で20分ほど休憩後馬ノ背方面へ出発。登山道では前後を見ても小生以外に誰もいない。登山道の両端に咲く高山植物を独り占めし、馬ノ背を通り過ぎるとハイマツ地帯となりウラジロナナカマド、ハクザンシャクナゲも咲いている。濃ヶ池を右下に見ながら徐々に高度を下げ約280m下った所で八合目分岐に到着。ここからは伊勢滝経て宮田高原キャンプ場までのルートも分岐している。
濃ヶ池まではハイマツやウラジロナナカマドの間の平らな道をとおり駒ヶ岳より約70分で氷河地形を残す濃ヶ池に到着する。ここは宝剣岳が池に逆さに映りクロユリも咲く場所です。
【濃ヶ池から駒飼ノ池】
濃ヶ池を20分間程独占した後、駒飼ノ池へ出発。高山植物の満開には少し早いお花畑を通過し、例年に比べ雪が多いため大小5箇所の雪渓を横断する。アイゼンを忘れたため久しぶりに気を引き締めた行動となった。(L2の反省)
雪渓にはルートが確保されておらず、よく見ると2名の靴後があり、かすかなトレースをストックでバランスをとり一歩一歩足下を確認し通過する。滑ったら大事故である。こんなに緊張したのはここ数年無い。
4箇所の雪渓を通過し伊勢滝分岐点で九州から初めてアルプスに来られた若いご夫婦に追いつく。山小屋に1泊して周遊しているとのこと。「一人での山行であり安全のため、もし足跡が無かったら引き返していた。」ことと感謝の気持ちを伝える。
最後の駒飼ノ池直下の雪渓は横断した足跡も無いため、落石の危険もあるが岩場を直登するルートを選択する。浮石に注意し三点支持で登り、雪渓上端のぽっかり空いた空洞箇所より沢を渡り無事登山道へ出る。濃ヶ池から駒飼ノ池まで約1時間の行程であったが長く感じられた。
【駒飼ノ池から千畳敷】
ハクサンイチゲ、イワベンケイ等の高山植物の咲く坂道の途中で九州からの若いご夫婦と分かれる。今晩は駒ヶ根高原へ泊まるとのこと。「ヤマレコ」に記録を載せることを伝える。
千畳敷には計画より30分ほど遅れ14時14分に到着する。
今回の山行ではご夫婦には大変助かりました。改めて御礼を申し上げます。(山)
二時間前の踏み跡ありがとうございました。
でも、最後の雪渓は踏み跡が無いーー;
う〜ん 何処を歩いて行ったんだろう?
雪渓とザレ場の境を登ったのかな〜思いましたが、
う〜ん チト難かな〜ってな訳で、少し後退し上を見上げたらハシゴが^^ でした^^
アイゼンを忘れたため、九州から初めてアルプスに来られた若いご夫婦の足跡がなかったら引き返していました。
ハシゴを見落としたため、雪渓とザレ場境を慎重に登り駒飼ノ池に到着したとき、分岐の標識を見て別ルートがあるのがわかったときには、がっくりきました。
それにしても、濃ヶ池を貸し切り状態で最高でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する