風雨の後立山縦走(単独 テント)
- GPS
- 29:01
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 3,723m
- 下り
- 4,209m
コースタイム
7月27日 天場05:28−唐松岳05:48−不帰2峰南峰06:38ー不帰2峰北峰07:00−不帰剣07:35ー唐松岳ー天場
7月28日 唐松山荘05:27ー五竜山荘08:21−五竜岳09:56−北尾根ノ頭12:20ーキレット小屋14:30(小屋泊)
7月29日 キレット小屋05:40−鹿島槍北峰7:35−南峰8:30ー布引山09:10ー冷池山荘09:55ー爺ケ岳中峰11:32ー南峰11:56ー種池山荘12:30ー柏原新道入口15:00−扇沢15:45
天候 | 7月26日 曇り 7月27日 午前 曇り 午後から雷雨 7月28日 終日風雨 7月29日 終日風雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢ー信濃大町 ¥900 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八方尾根は全て夏道通しで歩くが上道は通らないように指示が出ている 岩場ー不帰キレット、牛首、五龍、八峰キレットは整備が行きとどき雨でもペンキマークは明確。特に小屋に近い場所は鎖の連打 布引岳の下りでライチョウ一家を見る 爺ケ岳中峰への登りの指導標識の字が消えているが地図を見て是非登ろう。ライチョウがいます 全般に花の旬で百花繚乱 |
写真
感想
夏の後立山は十数年ぶりだと思う。当初は栂池から白馬を通り唐松に2日目に到着計画だったが体調が悪いので八方尾根を登り五竜山荘まで行くか唐松で2泊するか様子を見て決めることにする。予備日をとってあるので気が楽だ。
八方尾根は奈良の中学生登山でにぎやかだ。霧が晴れると全面的ではないが白馬3山、不帰キレット、鹿島槍、五竜、立山、剱も顔を一瞬出すが写真に写らず残念。テント場はかなり山荘から離れているので到着とともに一番近い場所にテント場を確保。
北アは午後から雷雨が多いので不帰キレットは軽荷で午前中に往復することにする。少し前2峰で崩壊場所があり通行止めだったそうだ。非常に整備がされている。曇りで天狗の頭への大いなるなる登りが見えている。昔 雨の中白馬に向かったことが思い出される。2泊して体調の回復を目指すことにしたのが正解だった。午後から雷雨になり夜中強い雨が降り続いた。トイレまで行くのも難儀だったが花畑が文句を消してくれる。
びしょびしょのテントをたたみ雨の中をひたすら会歩く。荷が重い。キレット小屋泊まりにしてテントを乾かすことにした。(まあ許そう)五竜は好きな山だが前しか見えず北尾根の頭でも風邪も強くずぶ濡れで寒い。鎖、梯子を登り小屋に到着。とにかく乾燥室へ向かい干す。夕食の生キャベツと具一杯の味噌汁に感動。夜中汗をかくほど小屋は暖かく天国。
朝食は5時からだが10分前に用意してくれた。上段の為パッキングがしにくく入れ忘れが出て結局出発が遅くなってしまった。小屋の横から八峰キレットがはじまり朝一からの急登はきつい。後手なのでヘルメットを着用。鎖の連打、マーキングがついているのでルートは迷うことはないが荷物が重い。雨に打たれた花々が応援してくれる。鹿島槍に登ると後は下りになり集中するところもないため時間を稼ぐ。布引山直下でライチョウ一家を見る。皆さん冷池山荘で休んでいたがさっさとくだることにする。爺ケ岳はたおやかの山だが風雨が強く素通りしていくが2度と来ないかもしれないので中峰も南峰も登っておく。ライチョウが鳴いている声は聞こえるが姿は見えなかった。種池山荘でホットミルクで冷えた体を温める。急げば新宿までの高速バスに乗れるかもしれないことがわかり柏原新道を降りる。小屋の下のコバイケソウ群落が白く浮かび上がりきれいだ。途中から昨日同じ小屋に泊まった熊本から来た方とおりる。明日 立山に行き剱に登るそうだ。扇沢にギリギリに着きバスの予約をし、カッパを脱ぎ熊本の方にお別れの挨拶もせずバスにのりこむ。冷房が効いていて寒かった。信濃大町でも時間がなく何とか着替えだけできたのでほっとした。今回は体調が悪く、天気も悪く判断力が試された山行だった。
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