白馬三山+白馬鑓温泉
- GPS
- 50:12
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 2,228m
- 下り
- 2,212m
コースタイム
06:54 白馬八方第3駐車場
※第5駐車場まで徒歩で移動。第5駐車場からタクシーで猿倉へ移動
07:38 猿倉から登山開始
08:47 白馬尻小屋
11:26 葱平辺り
14:02 村営頂上宿舎
14:22 白馬山荘
15:12 白馬山荘から白馬岳へ出発
15:30 白馬岳山頂
白馬山荘宿泊
■8月12日(2日目)
07:22 白馬山荘出発
09:13 杓子岳
10:43 白馬鑓ヶ岳
13:17 白馬鑓温泉小屋
白馬鑓温泉宿泊
■8月13日(3日目)
06:28 白馬鑓温泉小屋出発
08:21 小日向のコル
09:50 猿倉到着
※10:10猿倉発のバスで白馬八方へ移動
天候 | ・8月11日 晴れ ・8月12日 晴れ ・8月13日 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
白馬八方第3駐車場にマイカー駐車(無料) 白馬八方第5駐車場からタクシーで猿倉へ移動(3100円) ・復路 猿倉からバスで白馬八方バスターミナルへ移動(900円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> ・猿倉荘で登山者カードの記入が可能(登山計画書持参で提出してもOK)。 <登山道状況> ・白馬大雪渓は事前情報通り数か所クレパスあり(ペンキ目印通り歩けば回避可能)。 ・鑓温泉分岐から鑓温泉への下り道、鎖場あり。 ・鑓温泉からの下り道、崩沢、落石、杓子沢付近、進行方向右側に切れ落ちた箇所あり。 <下山後の立寄り処> ・温泉 白馬八方温泉みみずくの湯(入浴料500円) ・食事処 白馬おおしも食堂(かつ丼600円) |
写真
感想
■8月11日(1日目)
・6時30分過ぎ、白馬八方へ到着。第5と第2駐車場は埋まっていたので第3駐車場へ移動。
・第3駐車場はまだ余裕あり。1週間前の下見(唐松岳アタック)のおかげで駐車場の位置を把握しスムーズに駐車。
・第5駐車場を徒歩でふらついていると、1台のタクシーが近づいてくる。猿倉までお世話になることにした。
・ジャストタイミングでタクシーが来たので、猿倉までスムーズに到着。我々の計算通り。
・猿倉から登山開始。まだ8時前だが日差しが強くとにかく暑い。
・白馬尻小屋までの歩き、青空の中遠方の山々が視界に入る。壮大かつ美しい山容である。
・白馬尻小屋に到着。暑さで思いのほか消耗。小休止し大雪渓へ向かう。
・大雪渓入口。この時の為に購入したと言っても過言ではないチェーンスパイクを装着する。
・大雪渓を進む。事前情報通りクレパスがある。ペンキ跡を辿って進めば問題はない。
・チェーンスパイクは、滑りはしないが雪に食いこむ感じはしない。冬山では通用しないであろう。
・この辺りから、私のフィジカルコンディションが崩れる。鼻水が止まらない。
・大雪渓の壮観を満喫しつつ、鼻水をすすりながら進む。クレパス付近から吹く風はヒンヤリして気持ちいい。
・大雪渓上部、鼻水が止まらなくて息苦しいので休憩を入れる。う〜ん、ペースが上がらない。
・当然の事ながら、T氏のカメラはいつも以上にフル回転。この日はT氏の撮影タイムが程良い休憩となり助かる。
・雪渓突破。葱平で昼食の予定だったが葱平の看板を見逃したようで、とりあえず先に進む。
・適当な場所で昼食。私のコンディションは悪い。食が進まない。手持ちの鼻炎薬を飲み、先へ進む事にする。
・大雪渓〜上は、標高も上がりそれなりの傾斜が続く。徐々に高山植物が見えてくる。
・非難小屋を超えた辺り、まさにお花畑。未だコンディション万全でない私にとって、ここはあの世?と思わせる光景。
・極楽浄土、天国への階段をあがり先へ進む。碧い空とお花畑のコラボは素晴らしい。やっぱりあの世に来ちまった?
・あの世の階段を上り水場へ到着。ようやく少しコンディションが回復してきた、ように思える。
・頂上山荘が視界にはいる。目標物が見えると人間頑張れるもんだ。「ガンバレ」と書かれた岩がある。
・頂上山荘へ到着。するとその上には白馬山荘が見える。頂上山荘もそれなりの規模だが白馬山荘はさらにデカイ。
・稜線道を歩き、白馬山荘へ到着。チェックインし自室へ向かう。この日は宿泊客数に余裕があるらしく寝床は充分確保。
・スカイレストランプラザへ向かう。下界のレストランとそん色ない規模で綺麗。まさかアイスティーが飲めるとは驚きだ。
・白馬岳山頂へ向かう。相変わらず天気はいい。山頂へ到着。風は強いが凍える程の寒さではない。
・山頂で未確認飛行物体(タコ)を目撃。強風の中抜群のコントロールで操っている。つわものだ。
・白馬山荘へ戻り、夕食。コンディションが万全でない為、ごはんは控えめの2杯。少々残念である。
・夕食後、夕暮れの撮影。夕方からは少々雲りがちではあったが、雲の中夕焼けの太陽が顔を覗かせる。
・夜になり、コンディション万全でない私はとっとと眠る。
・後にT氏談、夜空は満天の星空で流れ星が流れまくっていたようだ。星の撮影もできT氏ご満悦。
■8月12日(2日目)
・4時頃起床。よく眠れた。昨日チェックしておいた場所で御来光を拝む。毎回この瞬間は神々しい。
・辺りは雲がなく、昨夕は見えなかった剱岳がくっきり見える。威圧感と雄大さを感じる。
・朝食。昨日よりはコンディションはまし。控え目にご飯は2杯。
・朝食後、スカイレストランプラザでモーニングコーヒーを嗜む。優雅なひと時である。
・この日は白馬鑓小屋までの行動予定。行程は長くないのでちんたら支度をして出発。
・白馬山荘には水道もあり水も補給できる。トイレ部屋も綺麗で設備は申し分ない。また来てみたい山小屋である。
・白馬山荘を出発後、稜線をちんたら歩く。周りの山々がヤバいくらいに綺麗に見える。山の名前はあまりわからない。
・相当ちんたら歩いて杓子岳へ到着。稜線の風は冷たいので、冷えた体を温めるべくコーヒーブレイク。至福の瞬間である。
・杓子岳から白馬鑓ヶ岳へ再び稜線を歩く。稜線歩きがめちゃめちゃ気持ちいい。
・当の然ながらT氏のシャッター音は止まることはない。この景色であれば頷けます。
・白馬鑓ヶ岳へ到着。想像していた通り、ココから見る立山方面の山々は一段と素晴らしい。
・特に剱岳の圧倒的な迫力は群を抜いている。いつか登れる‥山ではない。高所恐怖症の私にとって。
・白馬鑓ヶ岳から稜線を進む。前方に天狗山荘が見える。更に進むと唐松岳方面である。が、私は不帰をイケるわけがない。
・稜線の白馬鑓温泉分岐点から下る。稜線を下ると風を感じなくなる。不思議なものだ。
・ココで昼食にする。白馬山荘の弁当だ。マジ美味い。山では米に限ると再認識した。
・昼食後、鑓温泉を目指す。カメラマンであり温泉ソムリエでもあるT氏にとって待ち遠しい事だろう。
・基本的には歩きやすい道が続くが、鎖場が何箇所かある。鎖場を過ぎると滑落現場の看板が見える。痛ましい。
・白馬鑓温泉小屋へ到着。この日は混雑が予想されるとの事。まぁしゃーねーか。
・T氏待ちに待った瞬間。白馬鑓温泉入浴タイム。2日分の汗を流す。T氏曰く非常に良質の泉質との事。
・この日はかなり行動行程に余裕があり、夕食まで時間がある。T氏は2度目の入浴に突入する。
・小屋周辺は適度に涼しいが虫が多い。短パンTシャツだと確実に虫に刺される。時すでに遅し(肌の露出を抑える事を推奨)
・夕食。この日はダイブコンディションがいい。軽めにごはんおかわり3杯。
・夕食後、小屋周辺の散歩にも飽き眠りに入る。
■8月13日(3日目)
・2時過ぎ、ふと目が覚め小屋の外に出ると、少々靄がかった感じはするが満天の星空。
・再び眠りにつき、5時前に起床。朝日は雲に掛かって見えそうにない。
・朝食まで少し時間があるので、朝風呂に入る。気温も湯温も丁度いい。
・朝食。海苔は昨日の白馬山荘で出てきたものと一緒。軽めにごはんおかわり3杯。
・朝食後、身支度して白馬鑓温泉小屋を出発。T氏はこの1泊で合計4度入浴。さすがである。
・白馬鑓温泉小屋を振り返るとまさに秘境の秘湯という表現が相応しい。
・小屋から程なくして雪渓登場。この山行2度目のチェーンスパイク装着。
・雪渓下りは、踏み跡明瞭で気持ちよく下る事が出来た。軽アイゼンは必須と思う。
・雪渓下りの後は、雪渓トラバース。ここではチェーンスパイクは履かず慎重に進む。
・雪渓トラバースから杓子沢辺りまで、進行方向右側が切れ落ちている箇所あり。
・高所恐怖症の私は、恐る恐る切れ落ちた箇所を突破する。あまりこういう場所は得意ではない。
・難所を突破した後は、小日向のコルへの登り。下山なのに標高がさがらない。
・小日向のコルあたりでは登りと気温上昇により、暑い。とにかく暑い。
・小日向のコルからの下りは徐々に緩やかになり、歩きやすくなってくる。
・白馬鑓小屋から猿倉までの看板、6分の4進んだ事を示す中山沢へ到着。
・6分の5の看板はどうやら見逃したらしく、初日に通った分岐点にいつのまにか到着した。
・猿倉へ無事帰還。暑かったのでかき氷をいただく。
・そうこうしているうちに10時10分発の白馬駅バスがやってきた。狙って下山したわけではない。
・ジャストタイミングでバスへ乗車。乗客は10人もいない。快適。白馬八方へ帰還。
・白馬八方第3駐車場付近の温泉に向かうも、営業時間前との事。車でみみずくの湯へ移動。
・温泉後は、近くの食堂でかつ丼を食する。美味い、安い。
・3日間、思い残す事もなく充実した山行を終え、帰路につく。
■総括
晴天に恵まれ非常に満足の山行となりました。多くを語る必要はありません。大・大成功です。
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