記録ID: 3361101
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北鎌尾根
2021年07月18日(日) 〜
2021年07月19日(月)
体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 19:13
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,984m
- 下り
- 1,412m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:35
2日目
- 山行
- 11:48
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 12:34
今回6回目の北鎌じゃ。合戦小屋のスイカは500円で昨年より大きい。これから夏本番でマスク登山は厳しそうです。それでは、貧乏沢コースのポイントだけ説明します。基本的に、沢に下りるのは1回か2回です。側道の方が脚の負担が少ないです。確か、横滝以降は1回しか沢に下りていません。結構、草が生えていて、下が見えないため、転びます。7転び8起き。今回の収穫は、竹藪攻撃のポイントが見えたこと。このポイントが分れば、天井沢出合の入り口付近に出ます。これは、何度も行って竹藪になれるしかないかな。貧乏沢はほんと脚に来ます。その後、北鎌沢の上りがまっているのじゃ。私は水は500ミリペットボトル3本。貧乏沢は1本満タンで下り、北鎌沢出合で再度1本満タンにして上がり、2400メートル付近で2本満タン。実は、貧乏沢の竹藪で倒木にザックが引っかかり、ペットボトル1本消失。まあ、アミノバイタルゴールド2本、チューブのカロリーメート2本、高タンパクのチョコ−バー2本あるので、たぶん大丈夫かな。北鎌は持久力勝負なので、筋肉が力尽きるとゲームオーバー。北鎌沢は水量豊富なので、かなり上まで水があるはずと考え、水が滴り落ちる黄土色 斜面を余裕で通過したが、その後、全く水なし。2300mを超えても、水の気配なし。これは、ひょっとして。その時、水はペットボトル4分の1しかない。因みに、水はポカリを入れてあります。もう駄目だと諦めかけていたとき、水のしたたる光景が顔前に。2400m付近。命の水です。思わず天を仰ぐ。これは貴重な情報です。北鎌のコル直下100mに水あり。今月一杯はこの水が使えます。心配な人は黄土色の斜面で汲んで下さい。分岐は基本右で、逆さ木が現れた後、右で次、左、その後(多分30m位)、草付きの岩を右手から取り付いて登って行きます。これを最後は左に遡上して上がって行くとコルに出ます。6回目にして、ほぼ確信を持って行けたあ。その後も、険しい上りは続きます。天狗の腰掛けまでは、上り一辺倒。その後、下って、登って、滑りやすい斜面を杉?の枝を掴みながら登ると、独標様のお出まし。独標は、前回通り、逆コの字を通過後、手を離すと確実に成仏する側道を行かず、上を見上げると、ホールドが豊富な斜面があります。それを、登って行くと、小さなトンネルに出ます。トンネルは潜らずとも行けますが、私は潜って行きます。すると、大きな○の岩が2つ出現。それが独標です。そこから、見る槍様は絶景だあ。後はひたすら、尾根を歩くのみ。極力、巻いてはいけません。恐らく、唯一巻くのは、p13付近の1カ所位(ザレ場を右に少し下り、すぐに尾根に戻る)だと思います。巻くと、体力が奪われます。その内、慣れてきて、切れ落ちた尾根も普通に歩けます。そして、体力が尽きる頃に、北鎌平到着。ここも、左端を登って行き、確か、槍様の裾に小さなチムニーがあり、そのまま行けば、錆びた柄杓(実工って書いてあったような)が出ます。それを、更に岩を掴んで登って行くと、左方向にやや傾斜したチムニーが出現。これは、私の場合、そのまま行けないので、右に少し行って、掴み易い岩を登ると、そのチムニーに合流するので、後は、頑張って登ると、祠の気配が。何とか、生きて祠に再会。今年も、残念ながら誰にも会いませんでした。
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリエーションルートのため、一定の危険あり |
その他周辺情報 | 大天井ヒュッテの夕飯は揚げたての豚カツ。弁当も美味しい。 槍ヶ岳山荘は飯がまずい。ので、いつも朝食しか食べないが、朝食も松屋の勝ち。とにかく、トイレが臭い。従業員はきびきびとよく働いているので、不満はないが。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
バンドエイド(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
スパッツ(1)
手袋(1)
ストック(1)
ビニール袋(1)
替え衣類(1)
入浴道具(1)
ザックカバー(1)
日焼け止め(1)
非常食(1)
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感想
北鎌は天気が重要だと思います。今回も天気は晴れ時々曇りで絶好でした。もう雪渓はコース上にありません。それと、貧乏沢から一気に行く場合、荷物を極力軽くしないと、バテます。その意味で、水は最小限にしたいところ。夏は、水分が失われるのが早いので、特にピーカンはやばいです。雨の日も問題外ですが。梅雨開けは、水が豊富なので、北鎌のコルの直下(2400m付近)まで水がありました。独標は直登がお勧めです。休憩場所も結構あるので、当方のルートだとゆっくり上れます。疲れて来ると、巻きたい衝動に駆られますが、尾根伝いが基本で、省エネです。疲れた脚にP14が現れると、愕然としますが、これは北鎌平ではありません。北鎌平では、最後の上りに備えて、十分休憩した方が良いでしょう。後は、ゆっくり、焦らず、グリップを確認しながら登れば大丈夫。このルートは大変疲れますが、生きている実感が感じられる貴重なルートです。登る度に味わいがあります。
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