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Yamareco

記録ID: 3361101
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北鎌尾根

2021年07月18日(日) 〜 2021年07月19日(月)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
19:13
距離
16.5km
登り
2,984m
下り
1,412m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:23
休憩
1:12
合計
6:35
7:40
26
中房温泉
8:06
8:09
21
8:30
8:30
22
8:52
8:59
19
9:18
9:18
20
9:38
10:05
10
10:15
10:18
22
10:40
10:40
8
10:48
11:20
45
12:05
12:05
18
12:23
12:23
69
13:32
13:32
2
14:15
宿泊地
2日目
山行
11:48
休憩
0:46
合計
12:34
3:58
4:02
172
6:54
6:55
22
天井沢出合
7:17
7:26
156
10:02
10:14
155
12:49
12:59
181
16:00
16:10
0
北鎌平
16:00
今回6回目の北鎌じゃ。合戦小屋のスイカは500円で昨年より大きい。これから夏本番でマスク登山は厳しそうです。それでは、貧乏沢コースのポイントだけ説明します。基本的に、沢に下りるのは1回か2回です。側道の方が脚の負担が少ないです。確か、横滝以降は1回しか沢に下りていません。結構、草が生えていて、下が見えないため、転びます。7転び8起き。今回の収穫は、竹藪攻撃のポイントが見えたこと。このポイントが分れば、天井沢出合の入り口付近に出ます。これは、何度も行って竹藪になれるしかないかな。貧乏沢はほんと脚に来ます。その後、北鎌沢の上りがまっているのじゃ。私は水は500ミリペットボトル3本。貧乏沢は1本満タンで下り、北鎌沢出合で再度1本満タンにして上がり、2400メートル付近で2本満タン。実は、貧乏沢の竹藪で倒木にザックが引っかかり、ペットボトル1本消失。まあ、アミノバイタルゴールド2本、チューブのカロリーメート2本、高タンパクのチョコ−バー2本あるので、たぶん大丈夫かな。北鎌は持久力勝負なので、筋肉が力尽きるとゲームオーバー。北鎌沢は水量豊富なので、かなり上まで水があるはずと考え、水が滴り落ちる黄土色 斜面を余裕で通過したが、その後、全く水なし。2300mを超えても、水の気配なし。これは、ひょっとして。その時、水はペットボトル4分の1しかない。因みに、水はポカリを入れてあります。もう駄目だと諦めかけていたとき、水のしたたる光景が顔前に。2400m付近。命の水です。思わず天を仰ぐ。これは貴重な情報です。北鎌のコル直下100mに水あり。今月一杯はこの水が使えます。心配な人は黄土色の斜面で汲んで下さい。分岐は基本右で、逆さ木が現れた後、右で次、左、その後(多分30m位)、草付きの岩を右手から取り付いて登って行きます。これを最後は左に遡上して上がって行くとコルに出ます。6回目にして、ほぼ確信を持って行けたあ。その後も、険しい上りは続きます。天狗の腰掛けまでは、上り一辺倒。その後、下って、登って、滑りやすい斜面を杉?の枝を掴みながら登ると、独標様のお出まし。独標は、前回通り、逆コの字を通過後、手を離すと確実に成仏する側道を行かず、上を見上げると、ホールドが豊富な斜面があります。それを、登って行くと、小さなトンネルに出ます。トンネルは潜らずとも行けますが、私は潜って行きます。すると、大きな○の岩が2つ出現。それが独標です。そこから、見る槍様は絶景だあ。後はひたすら、尾根を歩くのみ。極力、巻いてはいけません。恐らく、唯一巻くのは、p13付近の1カ所位(ザレ場を右に少し下り、すぐに尾根に戻る)だと思います。巻くと、体力が奪われます。その内、慣れてきて、切れ落ちた尾根も普通に歩けます。そして、体力が尽きる頃に、北鎌平到着。ここも、左端を登って行き、確か、槍様の裾に小さなチムニーがあり、そのまま行けば、錆びた柄杓(実工って書いてあったような)が出ます。それを、更に岩を掴んで登って行くと、左方向にやや傾斜したチムニーが出現。これは、私の場合、そのまま行けないので、右に少し行って、掴み易い岩を登ると、そのチムニーに合流するので、後は、頑張って登ると、祠の気配が。何とか、生きて祠に再会。今年も、残念ながら誰にも会いませんでした。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2021年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
中房温泉
コース状況/
危険箇所等
バリエーションルートのため、一定の危険あり
その他周辺情報 大天井ヒュッテの夕飯は揚げたての豚カツ。弁当も美味しい。
槍ヶ岳山荘は飯がまずい。ので、いつも朝食しか食べないが、朝食も松屋の勝ち。とにかく、トイレが臭い。従業員はきびきびとよく働いているので、不満はないが。
第一ベンチ
2021年07月18日 08:06撮影 by  SOV39, Sony
1
7/18 8:06
第一ベンチ
燕山荘から槍ヶ岳方面
2021年07月18日 12:14撮影 by  SOV39, Sony
2
7/18 12:14
燕山荘から槍ヶ岳方面
貧乏沢入り口
2021年07月19日 03:59撮影 by  SOV39, Sony
1
7/19 3:59
貧乏沢入り口
横滝
2021年07月19日 05:29撮影 by  SOV39, Sony
1
7/19 5:29
横滝
横滝付近から貧乏沢を見上げる
2021年07月19日 05:30撮影 by  SOV39, Sony
1
7/19 5:30
横滝付近から貧乏沢を見上げる
横滝
2021年07月19日 05:45撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 5:45
横滝
お助けロープ
2021年07月19日 06:25撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 6:25
お助けロープ
天井沢出合
2021年07月19日 06:54撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 6:54
天井沢出合
貧乏沢入り口付近ピンクテープ有
2021年07月19日 06:55撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 6:55
貧乏沢入り口付近ピンクテープ有
天井沢上流
2021年07月19日 06:55撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 6:55
天井沢上流
北鎌沢入り口 水量豊富
2021年07月19日 07:20撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 7:20
北鎌沢入り口 水量豊富
天井沢
2021年07月19日 07:20撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 7:20
天井沢
右俣付近
2021年07月19日 07:42撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 7:42
右俣付近
東鎌尾根
2021年07月19日 08:05撮影 by  SOV39, Sony
7/19 8:05
東鎌尾根
北鎌沢を見上げる、まだまだ
2021年07月19日 08:05撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 8:05
北鎌沢を見上げる、まだまだ
東鎌尾根
2021年07月19日 08:38撮影 by  SOV39, Sony
7/19 8:38
東鎌尾根
北鎌沢はつらい上りの連続
2021年07月19日 08:53撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 8:53
北鎌沢はつらい上りの連続
命の水
2021年07月19日 09:37撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 9:37
命の水
北鎌のコル直下から東鎌尾根
2021年07月19日 09:47撮影 by  SOV39, Sony
7/19 9:47
北鎌のコル直下から東鎌尾根
もうすぐ北鎌のコル
2021年07月19日 09:47撮影 by  SOV39, Sony
7/19 9:47
もうすぐ北鎌のコル
北鎌のコル入り口
2021年07月19日 10:03撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 10:03
北鎌のコル入り口
貧乏沢方面
2021年07月19日 10:35撮影 by  SOV39, Sony
7/19 10:35
貧乏沢方面
大天井岳方面、遠い、でもここから来たのだ。
2021年07月19日 10:36撮影 by  SOV39, Sony
7/19 10:36
大天井岳方面、遠い、でもここから来たのだ。
独標様お出まし
2021年07月19日 11:03撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 11:03
独標様お出まし
衝突岩
2021年07月19日 12:05撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 12:05
衝突岩
ここから直登します。
2021年07月19日 12:20撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 12:20
ここから直登します。
独標直登ポイント
2021年07月19日 12:21撮影 by  SOV39, Sony
7/19 12:21
独標直登ポイント
独標頂上から槍様
2021年07月19日 12:49撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 12:49
独標頂上から槍様
北鎌尾振り返る
2021年07月19日 13:35撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 13:35
北鎌尾振り返る
北鎌尾根
2021年07月19日 13:36撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 13:36
北鎌尾根
P13付近から槍ヶ岳
2021年07月19日 14:45撮影 by  SOV39, Sony
1
7/19 14:45
P13付近から槍ヶ岳
P13付近から北鎌尾根
2021年07月19日 14:45撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 14:45
P13付近から北鎌尾根
P14から槍様
2021年07月19日 15:20撮影 by  SOV39, Sony
3
7/19 15:20
P14から槍様
北鎌平から槍様
2021年07月19日 16:15撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 16:15
北鎌平から槍様
頂上到着
2021年07月19日 17:01撮影 by  SOV39, Sony
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7/19 17:01
頂上到着
日の出
2021年07月20日 04:37撮影 by  SOV39, Sony
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7/20 4:37
日の出
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ(1) 予備電池(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書(1) 雨具(1) 防寒着(1) スパッツ(1) 手袋(1) ストック(1) ビニール袋(1) 替え衣類(1) 入浴道具(1) ザックカバー(1) 日焼け止め(1) 非常食(1)

感想

北鎌は天気が重要だと思います。今回も天気は晴れ時々曇りで絶好でした。もう雪渓はコース上にありません。それと、貧乏沢から一気に行く場合、荷物を極力軽くしないと、バテます。その意味で、水は最小限にしたいところ。夏は、水分が失われるのが早いので、特にピーカンはやばいです。雨の日も問題外ですが。梅雨開けは、水が豊富なので、北鎌のコルの直下(2400m付近)まで水がありました。独標は直登がお勧めです。休憩場所も結構あるので、当方のルートだとゆっくり上れます。疲れて来ると、巻きたい衝動に駆られますが、尾根伝いが基本で、省エネです。疲れた脚にP14が現れると、愕然としますが、これは北鎌平ではありません。北鎌平では、最後の上りに備えて、十分休憩した方が良いでしょう。後は、ゆっくり、焦らず、グリップを確認しながら登れば大丈夫。このルートは大変疲れますが、生きている実感が感じられる貴重なルートです。登る度に味わいがあります。

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槍ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

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