笠ヶ岳・弓折岳・鏡平(笠新道はきつかった!でも雷鳥に癒された)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,380m
- 下り
- 2,380m
コースタイム
8月18日
05:50 穂高温泉駐車場スタート
06:15 林道ゲート
07:00 笠新道登山口
09:30 標高1920m地点(杓子平までの中間点)
12:50 杓子平 13:15
14:55 抜戸分岐
15:45 抜戸岩
16:25 笠ヶ岳山荘
8月19日
06:20 山荘
06:35 笠ヶ岳山頂 06:50
07:00 山荘 07:15
07:50 抜戸岩
08:30 抜戸分岐
09:20 秩父平 09:35
10:35 大ノマ岳
11:50 弓折岳 12:00
12:10 弓折分岐 12:25
13:00 鏡平 13:40
14:30 シシウドヶ原
15:30 チボ岩
15:36 水場
15:46 秩父沢木橋
16:35 小池新道登山口
16:55 わさび平小屋 17:05
17:12 笠新道登山口
17:57 林道ゲート・下山届
18:15 新穂高温泉駐車場
天候 | 8月18日 晴れ 微風 8月19日 晴れ 微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高ロープウェイ駅手前のトンネル途中、左側に深山荘入口の看板あり、そこを左折、しばらく下って深山荘の吊り橋を左に見て通過、その先突き当たりが登山者用無料駐車場です。奥の方に近道があるので奥から駐車スペースが埋まっていく感じです。私は土曜の19:30着でしたが奥から三段目のスペースに駐車できました一段目、二段目は既に満車状態。三・四段目に若干の空きスペースが残っていました。下山時は1から4段目までほぼ満車状態でした。暗くなって下山してくる方が結構いらっしゃるので夜になって空きスペースができる感じです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
左俣谷林道のゲートに登下山ポストあり、ペン・用紙が用意されています。 林道をわさび平方面に約一時間歩くと途中左側に笠新道登山口があります。 笠新道は岩ゴロの急登で樹林帯をジグザグに高度を上げていきます。かなりきついです。 杓子平からは、お花畑のカールを徐々に高度を上げて行きます。抜戸岳に近くなると急登になります。 稜線に出ると笠ヶ岳山荘テン場下まで小さなUP/DOWNを繰り返し進みます。 テン場下から笠ヶ岳山荘まではガレ場を登ります。ここも結構きついです。 小屋から山頂までは、ゆっくり歩いても登り20分・下り15分位です。 笠ヶ岳から秩父平迄の稜線歩きは天候次第ですが抜群の展望の中、気持ちよく進むことが出来ます。 大ノマ付近に躓いたり転んだりしたらアウトと思われる所が2箇所ほどあったと記憶しています。直面すれば誰でも注意深く進むとは思いますが。 弓折分岐からシシウドヶ原までの下りは歩きやすいと思います。途中の鏡平は雰囲気がいいのでユックリしたいところです。 ここから先、小池新道登山口までガレガレ箇所が多く出現しますが急ではありません。 登山口から新穂高温泉まで約1時間強の林道歩きとなりますが一般車両は通りませんので埃もたたず安心して歩けます。水場沢山あります。(私は作業時間外に歩きましたが、時間帯によっては工事車両の通行があるようです。) 下山後の温泉は駐車場近くの深山荘さんで源泉かけ流しの檜風呂で汗を流し(吊橋から見えてしまうと評判の露天風呂を強く勧められましたが)飛騨牛の朴葉焼きや山菜とビールを頂き疲れを癒し一泊して帰りました。 |
写真
感想
以前から登ってみたかった笠ヶ岳、行ってきました。最高の山行でした。
前日早めに駐車場に入り車中泊して早めにスタートするつもりでしたが、大声で長電話する声や、駐車スペースを探す車のライトの光で眠るどころではありません。
歩いていける深山荘さんに空部屋を尋ねたところ案の定土曜で満室。結局朝方ウトウトしたくらいの睡眠不足状態。おまけに今回カメラ2台、ポカリ2L、水2L、コンロ、雨具、着替、行動食沢山、計15Kgを背負って、かの有名な笠新道に臨みました。
笠新道、噂にたがわずガレガレ急登の連続で杓子平に着く頃にはもうヘロヘロでした。
登る人、下りてくる人、皆さんきついきついと言いながらも、笑顔で挨拶します。これは救われます、元気づけられます。杓子平手前ですれ違いのベテラン山女子さんから雷鳥情報を頂きました。この方曰く「この山が一番面倒くさい、この山に登れれば北アルプスのどんな山にでも登れるよ」と。そんなもんかなと思いつつ、雷鳥情報に御礼し、お気を付けて〜。
杓子平でランチ中、下山してきた山女子さん「ねぇ、こっちでいいの?」と後ろから声が、振り返るとあらぬ方向に立ってます。どうやらお花摘み場所に入ってしまったようです。この方入口に枝で×をして降りていきました。分かっていらっしゃる。
抜戸岳に向かうお花畑前方に男性二人がずっと同じ場所に立っています。あっ雷鳥だな、きっと。その場所に着くと雷鳥ファミリーの子供達がお母さんの心配をよそに楽しげに遊んでいました。こんな場面はめったに見られません。3名で大撮影会です。心癒されたひと時でした。
稜線に出るとガスで展望はなく黙々と小屋を目指しあるきます。ここ一番で使うつもりだったアミノゼリーは既に2個使い果しヘロヘロ。やはりあの急登を15kgは重かった。予定時刻を遥かにオーバーしていたため念のため小屋に現在地と到着予定時刻を連絡し予約電話を入れました。小屋で受付を済ませ外で夕景の撮影。市川からいらした男性と写真談義・山談義楽しかったです。
夕食時は四国からいらした男性、槍〜双六〜笠をテントで回って来たそうです。この方との山談義も楽しかったです。
翌朝はピーカン。最高の山日和。朝の美しい景色、沢山咲いてるお花を撮りながらユックリユックリ歩きます。身も心も浄化されていくそんな感じです。
秩父岩を通過するころにはもう笠ヶ岳とはお別れです。笠ヶ岳、存在感・実力を持ちながらも自己主張はしない。登ってみて初めて本当の良さがわかる、そんな山だと思います。いい山です。こういうお山大好きです。ありがとう。また来ます。必ず!!
秩父平で笠ヶ岳山荘に向かわれるご夫婦と少しお話をしたあと秩父平下のカールを下ります。このカールもお花が沢山咲いていて振り返ると写真でしか見たことがないスイスの光景が思い浮かびます。
大ノマ岳を通過し大ノマ乗越で小休止。乗越?かつてはシシウドヶ原に通ずる道があったそうで確かに遥か下のほうにそれらしき痕跡が見られました。ここから弓折岳への登り返しも結構きつい。弓折岳山頂の近くには今迄見たことのない花が咲いていたのですが蜂の威嚇を受け写真を撮れず早々に退散。でも、ここから後は下るだけなので気分的にホッとしました。
弓折分岐では数名の方が槍穂高の絶景を目前に休憩されていましたが全員双六に向かいました。
さて次はかき氷と逆さ槍を見るために鏡平に向かいます。登って来る方たちは一様に分岐まであとどの位と訊いてきます。もう少しですよと返事すると皆さんアリガトウと元気づけられた様に登って行かれました。
鏡平山荘でカキ氷を頂きまったり。ここから池越しに見る槍・穂はとても素敵です。小屋もなかなか良さそうだったので泊まろうかとも思ったのですが温泉に入りたっかたので下山することにしました。
あとは暗くなる前に、ケガをしないようにスタコラ降りてきました。
深山荘さん、飛び込みの宿泊対応アリガトウございました。助かりました。
今回お会いした方、すれ違った方々、満足感・期待感からか皆さんとても良いお顔をされていたこと印象に残りました。訪れる人々を優しい気持ちにさせてくれる、笠ヶ岳ありがとう。
雷鳥の目の上の赤いラインが舞妓さんのようでキュートです
遥か彼方の山上で短い夏を今も楽しんでいるのですね
愛らしい姿に癒されました
北アルプス網羅は私の定年後の夢の1つです
(1度登ったら1夏、自宅に下りない)
思いを掻き立てられるような記録です
しかも憧れの笠ヶ岳。
「存在感・実力を持ちながらも自己主張をはしない」
なんとなくわかります。
周りの有名すぎる山に、決して負けないと
思います。
雷鳥の親子、癒されますね。
近寄ってくるって、たまりませんね。
oyabunさん今日は。
笠ヶ岳いいですね。
秋の帰国時の候補です。
静かに歩けそうですが、体力的には
結構きつそうですね。
oyabunさん こんばんは!!
そこ(笠ヶ岳、鏡平)ず〜〜と
一泊でなんとかならないか思っていましたが
早朝着くのも 降りてから帰るのもきつそうで
クリア谷から登ったらどうかななど考えながら
常に先延ばしにしてきました。
さすが 行動力のoyabunさん
でも やっぱり
コースタイム見るとやっぱりきつそうですし
ビールも我慢しているし、、
いつの日か 参考にさせていただくかな、、、
とにかく いい天気よかったですね!!
自宅で素敵な山行をツマミ?にして
mermaidさん こんばんは
雷鳥ファミリーに和ませて貰いました。
お母さんが心配そうに見守る中、子供たちは
お花をついばんだり、小さな崖を登ろうとして失敗
でんぐり返しになったり、楽しそうに遊んでいました。
こうした経験を積んで雪が降るころには立派な成鳥に
なっているんでしょうね。
mermaidさんも残り少ない夏を存分に楽しんで下さいネ
旅先によってはもう秋めいているところもあるかもですね
また美しい記録、拝見させて下さい。
では
komakiさん こんばんは
スミマセン
レコ、サボっていたわけではありませんので
笠ヶ岳、確かにあまり人気はありませんよね
でも、素晴らしい山でした。
私のレコではお花の写真あまりUPしてませんが
登山口から下山するまでもう
お花好きのkomakiさんにとってはタマラナイお山ではないでしょうか
是非いちど訪れてみてください
お花も、雷鳥も、西から見る槍・穂も最高でした
またkomakiさんのレコにおじゃましますので宜しくです
kurikuri8さん こんばんは
せっかくの帰国ですのでお山の選択はどうぞじっくり時間をかけて
笠ヶ岳も候補に入っている様ですが天候が良ければ素晴らしい山行が出来ると思います。
kurikuri8さんなら体力的に全然問題はないかと思います
日程的に余裕があればもう一捻りして縦走するのもアリかもですね
秋に帰国の際は素晴らしい山行が出来るといいねですね。
ではまた素敵なレコお待ちしております。
boroPさん こんばんは
笠ヶ岳、本当に素晴らしいお山なのですがイマイチ人気がないのは東京・横浜からですと前日の車中泊、山頂泊して翌日下山後、そのまま車の運転は厳しいものがありますものネ
私も今回は夏休みを利用しての山行でした。
でした。
後ほどboroPさんのレコにお邪魔しますので、よろしくです
お久しぶりです(・・レポ確認するのが遅れました)
穂高からのスケールの大きな山姿を見るにつれ、いつかは新穂高拠点で行きたいな、と思います。露店風呂も寄ってみたいですし。
雷鳥の親子、かわいいですね。
今年の夏は前穂、奥穂、北穂に行ってました。
長くてタフなルートもいろいろありましたが、昨夏ご一緒した八ヶ岳東面の経験も活きたと思います。
9月の3連休も両方とも北ア方面に行く計画を立ててます。10月は八ヶ岳かな。またお会いしたいですね。
hatsuさん 本当にお久しぶりです。
笠ヶ岳、良かったですよ
登ってみればその良さが身体全体で感じ取れます
ところでhatsuさん、この夏は穂高のほとんどを歩かれたようですね。
遂に北アル中毒
私もテン泊山行の可能性を探るため重めのザックを背負って笠新道を歩いてみました。
そして出た結論は ユックリ歩けば何とか行けそう
でも、シンドいし〜
こんな感じでマダ踏ん切りが付きません
是非どこかでまたお会いしましょう
私、F.B.休止中のためメッセージをご確認くださいませ
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