七倉〜烏帽子岳〜野口五郎岳〜水晶岳〜赤牛岳



- GPS
- 31:15
- 距離
- 46.3km
- 登り
- 4,043m
- 下り
- 3,705m
コースタイム
- 山行
- 7:03
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 9:20
- 山行
- 14:27
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 15:06
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
4連休を避けて、行きたかった北アルプスへ。
初のテント泊ということもあり、気合を入れて望んだ。
まずは車を七倉に泊めて車中泊、高瀬ダムまでタクシーがあるようだが、初めて行く道なので歩いてみたいと思い、まずは高瀬ダムを目指して歩く。
ダムまでの道は、基本的には平坦でそれほどきつくなかった。
そしてここから烏帽子小屋まで、3大急登を登らねばならないと身構えて挑んだが、ゆっくり登っていけばそれほど苦ではなかった。
途中に目安の看板(烏帽子小屋まで12分割)があったのもモチベーションに繋がってよかった。
宿泊予定の烏帽子子屋には早い時間に到着したため、烏帽子岳にも足を伸ばした。
次の日は、一番期待していた稜線歩き。
晴れてくれたため、非常に景色が良く、楽しんで歩くことができた。
野口五郎岳辺りまでは体力的に余裕があったが、水晶小屋への上りに非常に体力を奪われた。
なんとか気合を入れて水晶岳までたどりつき、素晴らしい眺望を堪能したあと、赤牛岳へ歩みを進める。
水晶岳から見ると、赤牛岳へ続く道については、そこまできつくなさそうだと思わされるが、歩いてみるとこれが本当にきつい。
消耗しているのもあったのかもしれないが、岩場が連続してスピードが出せないことや、幾度も上り下りを繰り返す道にどんどん体力と気力を奪われていく。
そこから続く読売新道、これもまたきつい。
とにかく長い、ここにも目安の看板(8分割)があったが次の看板に全然たどり着かない。
下ったと思ったら上り、下ったと思ったら上りで、なかなか標高が下がらない。
また、道が狭く、圧迫感があり、気力がゴリゴリ削られていくようだった。
下りだからと甘く見ていたが、今回の登山で一番きつかったかもしれない。
3日目は、黒部ダム経由で扇沢まで降りることにした。
もともとは、平ノ渡場から七倉岳を経由して、歩いて七倉まで下ってくる予定だったが、2日目の消耗具合を考え、高低差の少ないルートを選択した。
これは本当に正解だったと思う。
消耗しきっていたため、普段だったらスピードが出せるはずの道が全然別物に感じた。
奥黒部ヒュッテから平ノ渡場までは、高低差こそあまりないものの、はしごがとにかく多い、1段1段踏みしめながら足に疲労が溜まっていくのを感じていた。
平ノ渡場まで到着し、このときは、「やっと終わったー、なんとか登り切ることができたなー」と考えながら船に乗っていたが、降りたあとがまたなかなか長かった。
とにかくたどり着かねばと思いながら歩いていたためあまり印象が残っていないが、こちらもはしごが多く、消耗しきった身体にはこたえたような記憶がぼんやりと残っている。
そのまま3時間ほど歩き、なんとか黒部ダムへ辿り着く。
もはや観光をする気力もなく、何枚か写真を撮り、早速黒部ダム駅へ向かい、バスを利用して麓に到着、その後タクシーに乗り、無事自分の車までたどり着くことができた。
全体的に見ると、非常に反省点の多い登山だったと思っている。
特に2日目の行程は流石に無理があった。
以前、別の日帰り登山の際に、テント等を積み込んだザックを背負って試しに登ってみて、こんなものかと思っていたが、それを3日連続でこなすというのは、全く別物だと感じた。
今一度、今回の行程を思い返して反省し、次のテント泊登山をする際に活かすことにしたい。
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