奥穂高から西穂高へ ついにジャンダルムへ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 2,132m
- 下り
- 1,499m
コースタイム
6:40河童橋-8:10-30岳沢小屋-10:15-30紀美子平-11:40-50奥穂高岳-12:10穂高岳山荘
8月26日
5:00穂高岳山荘-5:40-50奥穂高岳-6:40-50ジャンダルム-7:40天狗のコル-8:00天狗岳-(昼ごはん)-10:00西穂高岳-10:30独標-11:00-20西穂山荘-12:00西穂高口(ロープウェイ)
天候 | 8月25日 雨 8月26日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな駐車場(平湯温泉)-上高地 片道1130円 新穂高ロープウェイ-平湯温泉-870円 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
1/25,000地形図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
手袋
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
時計
日焼け止め
非常食
|
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共同装備 |
テント
テントマット
コンロ
ガスカートリッジ
コンロ台
コッヘル(鍋)
カメラ
ビデオカメラ
|
感想
8月25日
上高地からあいにくの雨。雨具に身を包み河童橋を渡り明神方向へ進み岳沢登山道へ
今回は重太郎新道をあがり初の奥穂から西穂への縦走だったのでいつもよりかなり軽量化したテント泊装備で挑んだ。水を含め11kg〜12kgもないぐらいか。
岳沢小屋までの道は鬱蒼とした樹林帯。斜度もきつくなく雨以外は快適な登山がつづく。
岳沢小屋で水を補給しいざ重太郎新道へ。斜度が一気にきつくなりつらい登りが続く。ハシゴが多く下りの事故が多いのも納得がいきました。登るにつれ段々と雨と風が横殴りになり心が折れそうになりながらなんとか紀美子平についた。前穂高の往復も考えていたが視界ゼロなのであきらめ吊尾根へ。
吊尾根は登りが緩くなるので非常に快適。長い鎖に見かけたらもうすぐ奥穂。
ただ奥穂高岳でも雨は止まず靴も服も濡れだして寒く逃げるように穂高岳山荘へ。
日曜日ということで穂高岳山荘はいつもより人が少なくテント場にも余裕がありました。
8月26日
朝起きると最高の天気。わくわくが止まらない。
快晴の奥穂高岳で記念撮影を済ましたあといざ西穂高へ
10分もしないうちにいきなり馬の背!
さすがこの縦走路はいきなりチャレンジしてくるなぁ。高所恐怖症の人には大変なルートだなと思いつつしっかり3点支持しながらクリア。
とにかくこのルートは普通のルートなら鎖がついているようなところに鎖がついていません。裏を返せば普段から鎖に頼らず登ることを心がけてる人は問題がないルート。
次の有名ポイントはロバの耳のトラバース。高度感はあるがホールドがしっかりしているので不思議と怖さはない。それよりもなんでもないところでホールドが崩れたりするのでしっかりと確認しながら上り下りしないと事故の元に。
ロバの耳をクリアすると目の前にはジャンダルムが。
ジャンダルムは奥穂側からの直登ルートと西穂側に巻いて登るコースがあるらしいが直登ルートはどこから登るのか調べてなかったため(×印の左隣かららしい)セオリー通り西穂側からいくことに。『ジャン』とかかれた場所を左のほうに巻くと登りやすかった。それ以外も自由にいろんなところから登れるがガレガレでした。
ジャンダルムへの登りは思った以上にあっさりしたもので5分とかかりませんでした。
そして無事登頂。うれしくて思わず万歳してしまいました。するとロバの耳あたりの人もこっちむいて万歳してくれました。景色も360度広がって槍、穂高、笠が一望できました。山やっててよかった。
記念撮影を終えて出発。
ガレ場の下りがつづき先行者も見えないのでときおり○印を見失いそうなりました。
V字に開いた岩の間などは浮石もおおくザレており落石も非常に多そうで危険なところが続く。
天狗のコルから天狗の頭へはほぼ垂直の壁。クライムダウンは大変そうでした。とにかくホールドと足場を意識しながら登りました。
天狗の頭から間ノ岳の逆層スラブは雨の日は絶対に下りたくないと思わせるぐらい長い。鎖が長いので登りと下り待ちに。迷惑をかけないようにここは鎖を使い懸垂下降みたいにそそくさと下りました。それにしてもすごい地形でした。
下ったあとはすぐ登り。このルートはその繰り返し。しかも登りはほぼ垂直。手を使うことが多いルートなのでグローブはすぐに悪くなりました。使い捨て感覚でホームセンターの皮手袋で十分です。
西穂高だけへの登りは浮石が多く落石に注意しながら登りました。西穂高についたら急に名残惜しい気持ちに…
西穂高岳からはただひたすら下りました。
今回初めて奥穂高岳から西穂高岳へ縦走しましたがとても楽しく達成感の得れるルートでした。すでにもう一度行きたいです。
体力的には一日で槍ヶ岳から穂高岳山荘まで縦走できる人なら余裕だと思います。高度感や技術的な難易度は大キレットが問題なく縦走できる人ならこのルートも大丈夫だと思います。
かといって浮石やザレた感じが非常に多いなと感じたルートだったので緊張感は常にありました。山小屋も途中にないので水を補給できませんし完全に自己責任ですが。
あと、雨の日なら個人的には絶対行きません。
そしてこのルートの欠点はほかのスリルを売りにした一般縦走路が楽しさが半減することですね。
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