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Yamareco

記録ID: 344292
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

光岳・聖岳(易老岳・茶臼岳・上河内岳)周回

2013年09月12日(木) 〜 2013年09月14日(土)
 - 拍手
GPS
47:53
距離
33.3km
登り
3,627m
下り
3,625m

コースタイム

1日目(9月12日木曜)
林道赤石線ゲート前8:30-910易老渡(クルマ)
易老渡926-1144三角点(2254.1m)-1201易老岳-1333静高平1345-1400光小屋(幕営)
歩行時間:5時間30分

幕営後軽装にて
光小屋-イザルヶ岳 往復15分
光小屋-光岳山頂 往復16分

2日目(9月13日金曜)
光小屋550-707易老岳-804希望峰-821仁田池-835茶臼岳902-907茶臼小屋分岐-1000上河内岳の肩-1008上河内岳1033-1038上河内岳の肩-1102南岳-1151聖平小屋(幕営)
歩行時間:6時間

幕営後軽装にて
聖平小屋1250-1305薊畑(あざみばた)-1336小聖岳-1424聖岳1447-1520小聖岳-1620聖平小屋
歩行時間:3時間20分

3日目(9月14日土曜)
聖平小屋553-611薊畑625-造林小屋跡810-817西沢渡-855便ヶ島-921易老渡
歩行時間:3時間30分
天候 9月12日:晴れのち曇り
9月13日:晴れのち曇り
9月14日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
易老渡へのアクセスは以下の地図を参考にしました.
http://www.tohyamago.com/map/img/2013-04-map-A.pdf
国道152号上島トンネル北側の脇道から入ります.
さらに北側の「下栗入口の看板」からも行けます(下栗の里の民家脇を降下していきます)
工事中通行不可の時間帯等があるので,看板を確認のこと.
下栗の里からほぼ片側1車線で,落石があちこちにあるので要注意.

林道赤石線について,以下の指導が飯田市からあった.
・ゲート以降,易老渡・便ヶ島方面は17時から8時半まで施錠.
・易老渡・便ヶ島出発は遅くとも16時まで.
・降雨時には全面通行止になる可能性あり.

自分が通行したときには,8時30分ぴったりに警備員によって解錠されました.
(地元タクシーは6時台でも通行可能らしい?)
ゲート・易老渡間の危険箇所では警備員の常駐がありました.
コース状況/
危険箇所等
■道の状況
登山道で危険箇所は特になし.
西沢渡-便ヶ島間の遊歩道は崩落箇所多く歩行に注意.

■登山口
易老渡:駐車場(無料,20台程度?)ポスト,簡易トイレ
便ヶ島:駐車場(無料,50台)ポスト,トイレ,水場

■温泉・食料
国道152号の便ヶ島方面分岐から南へ15分程度,道の駅遠山郷のかぐらの湯:600円
(露天風呂・内湯・サウナ・ボディソープとシャンプー設置)
土産物コーナーに日本百名山バッジ「光岳」(500円)あり.
道の駅遠山郷の至近にスーパー「ヨシマルヤストアー」あり.
左が国道152号線(手前が飯田側),右側の側道が林道赤石線.
2013年09月14日 10:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 10:48
左が国道152号線(手前が飯田側),右側の側道が林道赤石線.
ゲートで警備員から渡された案内.
2013年09月15日 09:54撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 9:54
ゲートで警備員から渡された案内.
易老渡.
ポストと登山者ノート,奥にあるボックスが簡易トイレ.
2013年09月12日 09:23撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 9:23
易老渡.
ポストと登山者ノート,奥にあるボックスが簡易トイレ.
易老岳までの登りは眺望ほぼゼロ.
易老岳山頂も視界ゼロで,標識がなければ山頂だと分からないです.
2013年09月15日 09:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 9:34
易老岳までの登りは眺望ほぼゼロ.
易老岳山頂も視界ゼロで,標識がなければ山頂だと分からないです.
シダと立ち枯れのある場所.ここで初めて北西方向に展望が開けます.
2013年09月12日 12:27撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 12:27
シダと立ち枯れのある場所.ここで初めて北西方向に展望が開けます.
静高平.ゴーロの谷筋を登ると一気に視界が広がります.
2013年09月12日 13:34撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 13:34
静高平.ゴーロの谷筋を登ると一気に視界が広がります.
静高平の水場.この水場は「山と高原地図」に「枯れていることが多い」とありますが,この日は豊富に出ていました.光小屋設置の水すくいで一服.鮮烈です.
2013年09月15日 09:35撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 9:35
静高平の水場.この水場は「山と高原地図」に「枯れていることが多い」とありますが,この日は豊富に出ていました.光小屋設置の水すくいで一服.鮮烈です.
静高平でやっと拝めた光岳.
2013年09月12日 13:49撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 13:49
静高平でやっと拝めた光岳.
イザルヶ岳への分岐から少し登った所にある木道です.光小屋が見えます.
2013年09月12日 13:55撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 13:55
イザルヶ岳への分岐から少し登った所にある木道です.光小屋が見えます.
光岳頂上付近.木に邪魔されて展望があまりないです.
2013年09月12日 14:48撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 14:48
光岳頂上付近.木に邪魔されて展望があまりないです.
光岳頂上(標高2591m).
2013年09月15日 09:36撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/15 9:36
光岳頂上(標高2591m).
光岳頂上から少し西に歩いた所にある展望所.深田久弥「日本百名山」に記述のあるとおり,男性が座っている脇に御料局三角点がありました.このあたりはかつて皇室の御料林だった訳ですね.
2013年09月12日 15:00撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/12 15:00
光岳頂上から少し西に歩いた所にある展望所.深田久弥「日本百名山」に記述のあるとおり,男性が座っている脇に御料局三角点がありました.このあたりはかつて皇室の御料林だった訳ですね.
光小屋から見たイザルヶ岳.ライチョウの生息南限が北上した可能性がある(H25年9月7日の静岡新聞報道)とのことですが,私が行ったときも見かけませんでした.
2013年09月12日 15:16撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 15:16
光小屋から見たイザルヶ岳.ライチョウの生息南限が北上した可能性がある(H25年9月7日の静岡新聞報道)とのことですが,私が行ったときも見かけませんでした.
イザルヶ岳の奥に見える富士山.何とか見えました.今回南アルプスに来た目的の一つ.
2013年09月12日 17:35撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 17:35
イザルヶ岳の奥に見える富士山.何とか見えました.今回南アルプスに来た目的の一つ.
光小屋からの南東方向.落日の雲海に沈む信濃俣,大根沢山の尾根が見事です.
2013年09月12日 17:38撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 17:38
光小屋からの南東方向.落日の雲海に沈む信濃俣,大根沢山の尾根が見事です.
光小屋のテント場.幕営料400円.小石が取り除かれており,快適でした.
トイレも,洋式のバイオトイレであり清潔でした.
2013年09月12日 17:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 17:39
光小屋のテント場.幕営料400円.小石が取り除かれており,快適でした.
トイレも,洋式のバイオトイレであり清潔でした.
飛行機と飛行機雲.この地域は旅客機の通路なのか,日中はひっきりなしにエンジン音が聞こえていました.
2013年09月12日 17:45撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/12 17:45
飛行機と飛行機雲.この地域は旅客機の通路なのか,日中はひっきりなしにエンジン音が聞こえていました.
(右から)雲がかかった光岳と池口岳.
2013年09月13日 07:30撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 7:30
(右から)雲がかかった光岳と池口岳.
希望峰山頂.
2013年09月13日 08:04撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 8:04
希望峰山頂.
希望峰の北側稜線.木が少なくなり展望が一気に開けました.奥から上河内岳,茶臼岳です.
2013年09月13日 08:07撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 8:07
希望峰の北側稜線.木が少なくなり展望が一気に開けました.奥から上河内岳,茶臼岳です.
仁田池.
2013年09月13日 08:21撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 8:21
仁田池.
茶臼岳山頂.これから向かう上河内岳と聖岳がどーんと見えました.
2013年09月13日 08:39撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 8:39
茶臼岳山頂.これから向かう上河内岳と聖岳がどーんと見えました.
(右から)上河内岳,聖岳,兎岳.聖岳の右隣にある台形の山が赤石岳.赤石岳の右隣が悪沢岳です.
2013年09月13日 08:43撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 8:43
(右から)上河内岳,聖岳,兎岳.聖岳の右隣にある台形の山が赤石岳.赤石岳の右隣が悪沢岳です.
イザルヶ岳では居なかったけれども茶臼岳山頂で見かけました.生息域南限のライチョウ.いつまでもこの山域で生息していって欲しいものです.
2013年09月13日 08:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 8:51
イザルヶ岳では居なかったけれども茶臼岳山頂で見かけました.生息域南限のライチョウ.いつまでもこの山域で生息していって欲しいものです.
中央の尾根が薊畑から便ヶ島へ伸びる尾根.
2013年09月13日 08:56撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 8:56
中央の尾根が薊畑から便ヶ島へ伸びる尾根.
聖岳アップ.これから行く稜線が見えます.子聖,前聖,奥聖と聖岳全容がよく見えました.
2013年09月13日 08:56撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 8:56
聖岳アップ.これから行く稜線が見えます.子聖,前聖,奥聖と聖岳全容がよく見えました.
先に続く稜線と上河内岳.奥に聖岳も.
2013年09月13日 09:02撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 9:02
先に続く稜線と上河内岳.奥に聖岳も.
茶臼岳と上河内岳の間のハイマツ帯で見かけたライチョウ.小型でした.
2013年09月13日 09:14撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 9:14
茶臼岳と上河内岳の間のハイマツ帯で見かけたライチョウ.小型でした.
名無しの平原から見た上河内岳です.
2013年09月13日 09:22撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 9:22
名無しの平原から見た上河内岳です.
写真中央の鞍部に赤い屋根の聖平小屋があります.
2013年09月13日 09:57撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 9:57
写真中央の鞍部に赤い屋根の聖平小屋があります.
上河内岳山頂.ガスが出始めていて展望が悪くなり始めました.
2013年09月13日 10:08撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 10:08
上河内岳山頂.ガスが出始めていて展望が悪くなり始めました.
ガスに邪魔されながらも,赤石岳と悪沢岳が見えました.
2013年09月13日 10:08撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 10:08
ガスに邪魔されながらも,赤石岳と悪沢岳が見えました.
聖岳北西壁の大崩壊地域が見えます.
2013年09月13日 10:13撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 10:13
聖岳北西壁の大崩壊地域が見えます.
木道を少し歩くと聖平小屋です.
2013年09月15日 09:50撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 9:50
木道を少し歩くと聖平小屋です.
聖平小屋のテント場です.
2013年09月13日 11:51撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 11:51
聖平小屋のテント場です.
テント受付後に振舞われたセルフ式フルーツポンチ.恥と思いながらも山盛りにさせていただきました.ほど良い甘さで疲れが飛びました.
2013年09月13日 11:56撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 11:56
テント受付後に振舞われたセルフ式フルーツポンチ.恥と思いながらも山盛りにさせていただきました.ほど良い甘さで疲れが飛びました.
聖平小屋入口です.入口に蛇口(南アルプスの天然水)が設けられています.快適です.
2013年09月13日 12:02撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 12:02
聖平小屋入口です.入口に蛇口(南アルプスの天然水)が設けられています.快適です.
小聖岳山頂.ガッスガスでした.
2013年09月15日 09:50撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 9:50
小聖岳山頂.ガッスガスでした.
聖岳側面の崩壊しつつある岩肌です.
2013年09月13日 13:50撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 13:50
聖岳側面の崩壊しつつある岩肌です.
子聖付近から眺めた前聖山頂方向.
2013年09月13日 14:13撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 14:13
子聖付近から眺めた前聖山頂方向.
前聖山頂.残念ながらガス.
2013年09月13日 14:24撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 14:24
前聖山頂.残念ながらガス.
悔しいので頂上の標識のドアップ.この南アルプスタイプの標識で横書きは珍しい?
2013年09月13日 14:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 14:25
悔しいので頂上の標識のドアップ.この南アルプスタイプの標識で横書きは珍しい?
ガスに埋もれる赤石岳.
2013年09月13日 14:27撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/13 14:27
ガスに埋もれる赤石岳.
聖平小屋のテント場.右奥に洋式・和式トイレがあります.豊富な水を生かしてか,何と水洗トイレでした.
2013年09月13日 18:32撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/13 18:32
聖平小屋のテント場.右奥に洋式・和式トイレがあります.豊富な水を生かしてか,何と水洗トイレでした.
聖平小屋からの夜明け(東方向).朝日が出るまでは天の川がはっきり見えていました.山小屋の人によると,7月にはV字の中央から日が昇るとのことです.
2013年09月14日 05:14撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 5:14
聖平小屋からの夜明け(東方向).朝日が出るまでは天の川がはっきり見えていました.山小屋の人によると,7月にはV字の中央から日が昇るとのことです.
聖平小屋近くの縦走路から見た前聖岳.
2013年09月14日 06:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 6:11
聖平小屋近くの縦走路から見た前聖岳.
薊畑から見た,右から池口岳,加加森山,光岳,易老岳,茶臼岳.今回の縦走路の半分が俯瞰できます.
2013年09月14日 06:13撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 6:13
薊畑から見た,右から池口岳,加加森山,光岳,易老岳,茶臼岳.今回の縦走路の半分が俯瞰できます.
右から池口岳,加加森山,光岳のスリーショットです.
2013年09月14日 06:22撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 6:22
右から池口岳,加加森山,光岳のスリーショットです.
薊畑から見た上河内岳.
2013年09月14日 06:25撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 6:25
薊畑から見た上河内岳.
造林小屋跡.
2013年09月14日 08:10撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 8:10
造林小屋跡.
西沢に掛かっている荷重150kgのロープウェイ.
2013年09月15日 09:52撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/15 9:52
西沢に掛かっている荷重150kgのロープウェイ.
便ヶ島の聖岳登山口.
2013年09月14日 08:55撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
9/14 8:55
便ヶ島の聖岳登山口.
便ヶ島駐車場.
2013年09月14日 08:56撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 8:56
便ヶ島駐車場.
立ち寄り湯の「道の駅遠山郷 かぐらの湯」.
2013年09月14日 11:11撮影 by  DMC-GX1, Panasonic
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9/14 11:11
立ち寄り湯の「道の駅遠山郷 かぐらの湯」.

装備

個人装備
ヘッドランプ
予備電池
1/25,000地形図
ガイド地図
コンパス
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
モンベル・レインダンサー
防寒着
ユニクロ・ダウンジャケット
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
入浴道具
シュラフ
イスカ・アルファライト600
シュラフカバー
モンベル・ブリーズドライテックスリーピングバッグカバー
ザックカバー
モンベル
クマよけ鈴
エバニュー
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
共同装備
テント
1
プロモンテ・VL-22
テントマット
ツェルト
ランタン・マントル
コンロ
1
MLV・アルコールストーブ
ガスカートリッジ
コンロ台
コッヘル(鍋)
エバニュー・チタンウルトラライトクッカー
ローソク
ファーストエイドキット
医薬品
ラジオ
トランシーバ(使用帯)
カメラ
1
DMC-GX1
ビデオカメラ
ポリタンク
1
プラティパス・ホーサー2L
天気図用紙

感想

深田久弥「日本百名山」を読んで以来,名前に強い憧れを抱いていて,ついに山行を思い立った光岳・聖岳.他の日本アルプスにはない魅力を沢山感じました.

・縦走路が森林限界付近なので,ハイマツなどの高山植物帯とダケカンバなどの亜高山林帯がめまぐるしく切り替わる.
・世界最南端のハイマツ(光岳周辺)観察.
・世界最南端のライチョウ(茶臼岳山頂付近)観察.

南アルプス南部の2500m〜3000m級高山である光岳〜聖岳は,ただその山の名前に惹きつけられるだけでなく,ハイマツとライチョウの生息南限として,地球温暖化の影響を調べる上でも貴重な山域であることが分かり,意義深かったです.

天候に恵まれた茶臼岳・上河内岳からの眺めは単純に素晴らしく,でっかい聖岳とその奥の赤石岳,悪沢岳の南アルプス主峰を目の当たりにできました.

光・聖周回では,聖から光に向かうのと,光から聖に向かうコースのどちらかがありますが,どちらにしても,林道赤石線が落石や浸水などの危険を伴う道路であり,通行可能期間(今年は平成25年9月23日まで,[1])でしか回れないため,わりと貴重なコースだと思います.

トイレについては,光小屋・聖平小屋ともに最新のバイオトイレで洋式便座,紙つきでした.小屋の管理人のみならず,使用者も含めて皆が気を配らないと維持できない清潔さだと思います.この綺麗さが維持されるよう願って止みません.

長野県飯田市の遠山郷・下栗の里は通称「日本のチロル」[2]といわれているらしく,遠山川沿い山の斜面に家が点在しています.
よくこんなところに人が住んでいるなあというその絶景と,ひなたぼっこしていたおばあちゃんとの対比に感動を覚えずにはいられませんでした.

以下は今回試みた単独マイカー登山の反省点.
・前日は早く出発する.
・途中のSA,PAで2,3時間位は仮眠を取る.
・郊外から登山口に向かう前に必ずガソリン満タンにする.
・常温保存可能な飲み物と食べ物をクルマに用意しておく.

[1] http://www.city.iida.lg.jp/iidasypher/www/info/detail.jsp?id=10438
[2] http://tohyamago.com/kankou/simoguri/

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